2019/12/13 08:17
「念をおこす」木曜日 十二月指導者育成集中稽古 第一日 12/12.2019 文 助教 中島小雪
日々の稽古
「念をおこす」
十二月 一回目の指導者育成集中稽古です。
本日、一名体験の方が来られました。
私達と同じく助教の<よーちゃん>と同じ職場の20代の女性で仮名Aさんです。
この時間は合氣道の指導者を育成する為の稽古ではありますが、
この日時しか都合がつかず、寺崎先生にお願いして稽古の冒頭に氣の原理、統一体、合氣道と日常生活のお話、
一般会員の皆さんが初回、必ず体験する、
正しい立ち姿、折れ曲がらない腕を通じて、
「心が身体を動かす」という氣の原理を実践されました。
幼い頃から歌手になりメジャーデビューするのが夢で、現在も仕事の傍ら、ボイストレーニングなどに励んでおられるそうです。
先日、職場でよーちゃんが「臍下の一点から声を出すと聴いてる人の心に届くよ」、
「そのためには正しい姿勢が重要だよ」と教えてあげたそうです。
それをぜひ一度でも体験してみたいと思われたそうです。
合氣道指導者育成集中稽古と銘打つと、
なんだか激しい稽古なのかな?
投げて投げられ?
もちろん、そういう稽古もありですが、
今まで身体だけを我が力と思い、ついつい心を忘れてしまっている
元々、私達人間には身体も心も備わっていて、その全てが自分である。
それなら、その全てを同時に使わなくてはいけない。
心と身体を同時に使うから持っている100%の力を発揮する事が出来ると
今日、寺崎先生から再度、私達も習いました。
やはり合氣道の稽古とは
『一から習い十を知り、また一に戻る繰り返し』なんだ。
「夢はあきらめちゃ駄目だよ、強く心に念じたことは必ず実現するから」
「心が身体を動かすんだよ」
歌い手としてのメジャーデビューとはそう簡単なものではないはず。
そんなの夢見る人、はいて捨てるほどいる。
幼い頃からの夢。
その実現にもう既に二十代という彼女に焦りがあったのかも知れません。
シンガーソングライターとしてメジャーデビューなら年齢など関係ない!
聴く人の心に届けば結果は後でついてくるよ❗
日常から氣を出す姿勢で、これを実行して、
合氣道の稽古を通じて、統一体が潜在意識に刷り込まれるまで
一つやってみたら?
と、満面の笑顔の寺崎先生の問いかけに、
「はい❗ありがとうございます」
「本日から宜しくお願いいたします」
特別に13日金曜日の指導者育成集中稽古の参加も許可され、
一般会員として、私達に新しい仲間が誕生しました❗
常に心と身体を一つにして、
心身一如で道場での稽古に励み、
それを日常に活かして夢の実現に向け
私達も、ともに稽古を続けていきます❗
とても深い稽古でした。
今日のお稽古内容
立ち姿の統一体
静坐の統一体
臍下の一点から声を出す
胸突き反対転換小手下ろし
胸突き小手おろし 投げ放し
胸突き呼吸投げ 導き返し
合氣道琴心館寺崎道場
助教 中島小雪
2019/12/10 16:00
「人に教えることが出来て初めて理解したと言える」指導者育成特別稽古 三日目 12/10.2019 文 一ノ瀬尚
日々の稽古
「人に教えることが出来て初めて理解したと言える」
十二月 三回目の指導者育成特別稽古です。
合氣道を学ぶ目的って何でしょう⁉️
合氣道を学び、これを自身の門人に教えていく立場の指導者を目指す人なら、即答出来て当たり前。
出来なかったら人を教えることは出来ないよね❗
一般会員のみなさんは、即答出来ますか?
合氣道をしてみよう!
合氣道を学んでみよう!
合氣道ってどんなことするんだろう?
YouTubeで見るようなカッコいい技が出来るといいな!
などと動機は人様々ですね。
人は色々なんで。
でも学ぶ目的は、ただ一つです。
それは「心身を統一し、天地と一体となることが我が修行の眼目である」と
藤平光一先生は説かれておられます。
合氣道琴心館 館長 琴地先生から日々の稽古で熱心に学ばれ、それを体得され、まだまだご自身も修行中である、
私達の師範
合氣道琴心館寺崎道場 寺崎先生の潜在意識には深く刻まれている、
合氣道を学ぶ目的です。
寺崎先生のもとで指導者を目指す私達も、それを深く潜在意識に刻まないといけない。
私の潜在意識にはもう既に深く入っています。
一度、聞いたら、学んだら、
私は絶対に忘れない❗
それが、指導者としての当たり前の
立ち居振舞いだから。
先生への感謝だから。
もしかしたら、今日習ったことが二度と習えないかも知れないから。
合氣道を通じて、天地と一体にならなければいけない。
天地と一体になるための方法として、
藤平光一先生が一生涯をおかけになられ確立されたのが、
「心身統一の四大原則」
一、臍下の一点に心を静め統一する
ニ、全身の力を完全に抜く
三、身体の全ての部分の重みをその最下部におく
四、氣を出す
これを一つでも実行すれば心身統一体になることが出来る。
一つ出来ていなければ全てが出来ていない。
ただ、身体だけを動かし技を覚えても、
ただ、身体だけを動かし剣技、杖技を覚えても
そんなの何にもならない❗
常に心と身体を一つにして、
心身一如で道場での稽古に励み、
それを日常に活かすことが大切なことであると、
今日もお稽古の最初に寺崎先生が教えて下さいました。
自分では理解し分かっているつもりでも、
これを人に教えることが出来て本当に分かったということ。
人に教えるって簡単なことではないけれど、
人に正しく教えてあげた分、自分が上達する。
全ては自分に返ってくる❗
これが天地の法則だよね。
生きている限り、少しでも世のため、人のため、
自己の人生に対する責務を果たして参ります❗
今日のお稽古内容
第七体技 胸突きと蹴り
胸突き呼吸投げ 導き返し
胸突き反対転換 一教
胸突き呼吸投げ 前方投げ
蹴り 呼吸投げ 入身
蹴り 呼吸投げ 足取り
胸突き小手おろし 投げ放し
合氣道琴心館寺崎道場
助教 一ノ瀬 尚
2019/12/10 06:12
「呼吸法は深い❗」金曜日 名谷南会館 氣と呼吸法教室 親子合氣道 12/7. 2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「呼吸法は深い‼️」
金曜日 名谷南会館
氣と呼吸法教室
13:45~15:00
本日の稽古内容
寺崎師範の講話
呼吸法40分
本日の稽古の冒頭に、
寺崎師範が、 なぜ藤平光一先生の合氣道に魅せられ、
この道を突き進んでいるかを、始めにお話しして下さいました。
できることはできるができないことはできない。
わかることは分かるが分からないことはわからない。
という明確な理論がそこにはありました。
天地の法則、氣の原理とは
誰でもがイエス、誰でもがノーと言えること。
例えば、 地球には重力があり、
この地球上に住んでいる限り、物体の重みは下にあり、物を落とせば、下に落ちる。
このことは日本でもアメリカでも 同じ。
私達、人間も皆、この天地に生かされており、
天地の一部であり、天地と一体になってます。
私達、人間の心と身体も本来、一如です。
これが心身統一です。
そのやり方、それを教えているのが、
心身統一の四大原則 です。
合氣道を何年やってもこれを学ぶことにつきます。
心身統一の4大原則は
四つの項目からできています。
1、臍下の一点に心を静め統一する。
2、全身の力を完全に抜く。
3、体のすべての部分の重みをその最下部におく。
4、氣を出す。
この中の一つできたら全部できています。
一つできなかったら全部できていない。ということになります。
例えば、山を登る時に4つのルートがあり、どの道から登っても 頂上に着きます。
これと同じです。
1と 4は心の法則。
2と3は身体の法則です。
藤平光一先生はこの四つの道、入って行き方を考えてくださいました。
心が病んでいる時は体の法則から入ればいい。
体が疲れている時は心の法則から入ればいいのです。
元々、人間は天地と一体になっています。
天地に生かされています。
天地の法則から外れて、自分で生きているという考えでいると、
どこがで、歯車が合わなくなり、体に不調が出てきたりします。
統一体は誰でもできます。
苦手と思う時は、ただただ稽古不足です。
呼吸法は投げない合氣道と位置づけることができます。
呼吸法を続けていると 自分の心を放っとくことができるようになります。
1時間、呼吸法した後は心の状態が前と後では全然変わっています。
やればやるだけ力がつきます。
毎日することが大切です。
寺崎師範はこのように、お話して下さいました。
このあと、呼吸法の具体的なやり方を丁寧に教えていただき、実践し、教室を終えました。
親子クラス 16:30~17:30
稽古内容
片手交差取り小手下ろし
坐技半立ち胸突き小手下ろし~二教で固める~
片手取り四方投げ
杖をつかって、前受け身の練習、氣を出す練習
今年もインフルエンザが流行る時期になりました。
氣を出して、自分はインフルエンザにもかからない❗️と強く思うことが大事。
心が身体を動かす‼️事を
説かれて、今日のお稽古を終えました。
元氣で来週もお会いしましょう❗
合氣道 琴心館 寺崎道場
助教 石井ひろ子
2019/12/09 15:14
「理にかなった動き」水曜日 上沢教室 少年部・大人合氣道 12/4.2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「理にかなった動き」
水曜日 上沢教室
少年部 17:45~18:45
今日も元氣にたくさんの子どもたちが来ていました。
道場は活氣に充ち溢れています。
今日は、前回り受け身と後ろ回り受け身を、
寺崎師範が子どもたちの前で模範演技をされました。
決して転がるのではなく、
あくまでも受け身であり、
前回り受け身の場合、
おしりを上げていくと、仕方なく回ってしまう、
ということを、
実演を交えながらこどもたちにわかりやすく、説明されました。
後ろ回り受け身は、
まず、一番に足先が床に着きます。
次に肩の所に置いた手が着きます。
正しく綺麗なお手本を見ていると、潜在意識に入り、
いつかそのようにできるようになります。
続ける事が大切です。
本日の稽古
前回り受け身
後ろ回り受け身
前膝行、後ろ膝行
組技
胸突き一教
片手交差取り小手下ろし
呼吸動作
大人クラス 19:00~20:30
はじめに呼吸法がいかに大切であるかを、説かれました。
人の生命力が本体であり、心と体は着物である。
弱い心や体なら強い心や体に着替えればよい。
呼吸法でそれが可能になる。
毎日正しい呼吸法をして、真の落ち着きを身につけましょう。
組技の稽古は、
正面打ち呼吸投げの楷書です。
丁寧に一つ一つ実演しながら、教えていただきました。
技を区切って、何回も繰り返し稽古しました。
受けは、
折れない腕で、しなるように腕の重みだけで、投げの額めがけて打っていく。
投げは、
受けとの間合いをとり、相手の全体が見えるようにする。
手に執着しない。
受けが右手で打ってくる場合、
投げは右半身で構える。
先に氣を出し、相手を飲み込む。
余裕をもって、相手の氣が動いたときを逃さず、出発を早くする。
投げは、左足を出して相手の背中に回り、両手をあげるが、肩を上げない。
臍下の一点があがってしまうからである。
投げは、
右腕で、肘に重みをおき、
天から物が落ちてくる如く、相手の肩の辺りから腕をおとす。
相手の腕は通過点と考えて自分の腕の重みで落とす。
左手は肩にかけ、両手を同時に真下に落とし、
右足を大きく後ろに引き、相手を引き寄せる。
下げて上げて呼吸投げ。
人間は下げられたら上がろうとする、習性を利用する。
投げの右手が上がり、受けはその指先を見る。
投げは、相手の顔の外側に手の平を返して、真下に落とす。
受けはスライディング。
合氣道の技の動きは、全て理にかなった動きです。
正しい稽古を繰り返し、正しく身に付けていきましょう。
合氣道 琴心館 寺崎道場
助教 石井ひろ子
2019/12/09 08:21
「基本をしっかり身につける」 日曜日 第一回 剣技・杖技講習会 新長田総合庁舎生活創造センター 12/1.2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「基本をしっかり身につける」
第一回 剣技・杖技講習会
新長田総合庁舎生活創造センター
スタジオB
9:30~12:00
一般会員向けの第一回剣技・杖技講習会です。
第一回目の講習会は病欠、日曜日ということで都合がつかないなど、
少人数での稽古になりました。
剣技1の1~3、杖技1の1をご指導いただきました。
新しい施設で気持ちいいですが、備え付けの敷物がヨガマットで、組技の稽古には不向きなようです。
稽古内容
統一体での剣の持ち方
上半身の力を抜いてリラックスした状態、統一体で立ち、剣を正眼に構える。
もう一人が、その剣をそうっと抜き、再び戻す。
戻したとき、剣先が揺れない。
揺れた分だけ統一体が崩れている。
剣技1
左手で、剣の刃の部分に手を触れぬように、
床とほぼ平行になるように剣を持ち、
浅く礼をする。
右足を軽く出しながら、正眼に構える。
統一体で構えると切先がピタリと、静止する。
次に上段に構える。
上半身の力を抜き、重みを肘に置いて、
柄を握った手は額辺りに来るくらいの高さにする。
氣を出し「イチッ!」号令が先行し、前傾姿勢で剣を振り下ろす。
仙骨を立て、腕が伸びすぎないようにする。
へっぴり腰では統一体が崩れている。
この時、左手の小指と薬指で、剣の柄の先を握ることが大事。
あとの指は添えるだけで、強く握らない。
上段に構えた剣を上から下に振り下ろすとき、
一旦剣を握る左手をゆるめ、下で再び持つ。
そうすると、力を抜いて剣の重みで振り下ろすことができる。
振り下ろすときも、方向を変えるときも、
剣を強く握らず、ふわーっと持ち、手首を柔らかく使う。
常に、臍下の一点に心を静め、氣を出す。
「ニィッ!」号令が先行し、体が伸び上がると同時に、前に氣を出し峰を左にして突く。
手首を柔らかく使う。
「サンッ!」で、剣先を置いたまま、体の方向を変え、1と同様に振り下ろす。
二人組になり、「ニィッ!」の状態の剣先を、他の一人が軽く持つ。
その場所から、剣先が動かないようにしておく。
剣を構えている人は、自分の右手の甲を額に近づけるようにして、頭上で剣を振りおろす。
最短距離で剣の向きを変える。
統一体での杖の持ち方
左手で杖を持つ。
手のひら側を前に向けて持ち、杖を脇に挟む形で、統一体で立つ。
浅く礼をする。
左足を前に出しながら、上方にあった杖の先を左足の少し前の床に立てる。
音はたてない。
左手を持ちやすい位置に変え、杖の、もう片方を右手で持ち、突きの構えの姿勢になる。
ここで、再び二人組になり、統一体で持てているかを確かめる。
杖の場合は、右手の小指と薬指で杖の端を持つ。
あとの指は、杖を支えているだけである。
テストする人が、構えた杖を押しても引いてもびくともしない。
押されたり、引っ張られて、姿勢が崩れたりするようでは、統一体ができていない。
常に号令 (念) が先行する。
「いちっ!」で左足を前に大きく出しながら、杖を回しながら前に突いていく。
右手の示指は左の手のひらの中に捻り入っていく。
突いたらすぐに右方向に移動し、杖を頭上に構える。
前方が低くなるようにする。
このときの型の原理を、前に剣を構えた人の動きを交えて教示していただきました。
基本をしっかり身に付けましょう❗
親切でご丁寧なご指導、ありがとうございました🙇
感謝します。
第ニ回 剣技・杖技講習会は2020年2月に行います。
合氣道 琴心館 寺崎道場
助教 石井ひろ子