2026-05-13 03:13:00

" 友の進歩は自分の進歩。これぞ私たちが目指す「ぼくらの合氣道」の姿 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏【りっか】次候

 

七十二候

第二十候  蚯蚓出【みみずいずる】

5月10日~14日ごろ。

冬眠していたミミズが土の中から出てくるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​とも の しんぽ は じぶん の しんぽ。これぞ わたしたち が めざす「ぼくら の あいきどう」の すがた 』

 

 

 

 

火曜日の午前は、

中高齢の皆様に向けた合氣道講座です。

 

道場には、

ゆったりとした呼吸とともに、

穏やかで和やかな氣が満ちています。

 

 

 

しかし、

昨日(5月12日) 昼から入れ替わりで、

 

合氣道琴心館寺崎道場

春の恒例「指導者育成練成稽古」が始まると、

 

同じ道場でありながら

場の氣は一転します。

 

 

静寂の中に

研ぎ澄まされた集中力と、

 

凛とした

心地よい緊張感が張り詰めるのです。

 

 

 

本日は、

あるお二人の女性のお話です。

(ご本人たちからは、快く承諾を得ております)

 

 

 

​お二人は大の親友であり、

互いを高め合う

良きライバルでもあります。

 

 

 

お二人は、

慶應義塾大学の

文学部で親交を深めました。

 

 

一人は、

東京都港区で生まれ育った

〈円谷ひとみ(つぶらやひとみ)〉という女性。

 

彼女は既に麻布台教室を主宰し、

指導にあたっています。

 

 

 

もう一人は、

宮城県で東日本大震災で被災し、

 

ご家族で東京へ

移り住んできた女性〈Mさん〉。

 

 

 

​友人を追いかけるように

2年遅れで入門してきた〈Mさん〉もまた、

 

真剣に指導者を目指し

同じ道場で稽古しています。

 

 

 

ちょうど一年前の

この指導者育成練成稽古でのこと。

 

 

 

 

〈Mさん〉が、

見事に上達した友人

〈円谷ひとみ〉の姿を素直に認め、

 

心から絶賛して

こう表現しました。

 

 

 

​「ひとみちゃんの技はまるで、生きた花のようだね」

「立てば芍薬、座れば牡丹、投げる姿は百合の花だよ」

 

 ※2025年4月30日の記事をよろしければ参照してください。エントリーはコチラ

 

 

 

さらに彼女は

私にこう語ったのです。

 

「友の進歩は、自分の進歩となりますから」と。

 

 

他者の成長を妬むことなく、

自らの喜びとして受け入れることができる。

 

 

その清らかな心根と

豊かな感性に、

私は深く感銘を受けたのです。

 

 

 

あれから、ちょうど一年。

 

 

 

 

昨日の稽古で〈Мさん〉が見せた姿に、

私は静かな感動を覚えました。

 

 

 

氣の出し方、

技の正確さ、

そして立ち居振る舞い。

 

 

 

すべてが一変し、

目覚ましい進化を遂げていたのです。

 

 

 

 

​昨年までの

心身の力みは消え去り、

 

常に正しいリラックスを心がけ、

臍下の一点に心を鎮める。

 

 

 

その日々の

たゆまぬ積み重ねが、

〈Мさん〉に見事な花を開かせたのでしょう。

 

 

 

一方、

一年前に讃えられた〈円谷ひとみ〉もまた、

 

より一層の落ち着きを放ち、

さらなる技の深みを増していました。

 

 

 

 

​友の進歩を

心から祝福し、受け入れる。

 

 

 

 

お二人の関係性は、

まさに合氣道の理合いそのものです。

 

 

 

 

​生まれ育った環境も

歩んできた道も異なるお二人が、

 

同じ大学で出逢い、

同じ道場で互いの氣を尊重し合い、

高め合っていく。

 

 

 

そこには、

嫉妬や妬みといった

「負の力み」は微塵もありません。

 

 

 

ただ深い呼吸とともに、

己の中心と静かに向き合う。

 

 

 

そして、

友をそのまま柔らかく受け入れる。

 

 

 

 

その和合の姿勢が

美しい立ち居振る舞いとなり、

確かな技の深みとなって現れているのです。

 

 

 

 

​一年前に、友を心から絶賛し、

「立てば芍薬…」と讃えた彼女。

 

 

 

今、見事な大輪の花を咲かせた彼女自身へ、

 

 

今度は私から、

敬意を込めてその言葉を捧げたいと思います。

 

 

 

 

「立てば芍薬、座れば牡丹、投げる姿は百合の花」

 

 

 

現代は、

何かと他者と比べ、

 

争い合うことで

心をすり減らしやすい時代です。

 

 

 

 

しかし、

相手を無理に

自分の思い通りにしようとしたり、

 

他者の成功を妬んだりして、

自らの心を閉ざす必要はありません。

 

 

 

まずは、

ご自身の肩の力を抜き、

 

その抜いた力を

臍下の一点に収め、

正しいリラックスを心がけましょう。

 

 

 

ゆったりとした呼吸で、

自分の内側を静かに見つめる。

 

 

 

すると、

他者の良いところや、

 

その人の歩みを、

素直に尊ぶことができる

「しなやかな心のゆとり」が生まれます。

 

 

 

​対立や争いを手放し、

「友の喜びは自分の喜び」

柔らかく調和していく。

 

 

 

この姿勢は、

道場の中だけのものではありません。

 

 

 

ご家庭や職場など

日々の人間関係の結び目を解きほぐし、

 

心豊かに生きていくための

万人に通じる

大切な道標となるのではないでしょうか。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技の形を極めることではありません。

 

 

​日々の生活において

何事も柔らかく受け入れられる、

「しなやかな心のゆとり」を育むことです。

 

​まずは自分自身が、

和合の心を「率先躬行」すること。

 

 

その正しくリラックスした温かな姿勢が、

ご縁のある

「周囲の人の心に灯火を灯す」ことに繋がり、

 

社会全体の喜びに結びついていくと

信じております。

 

 

​友の進歩を喜べる清らかな心や、

道場での美しい氣づきといった自然の理を

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

​人と比べず、

心穏やかに生きるためのヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-05-12 03:46:00

" 自然と調和しあらゆる命を尊重する生き方〜地球は人間だけのものではない〜 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏【りっか】次候

 

七十二候

第二十候  蚯蚓出【みみずいずる】

5月10日~14日ごろ。

冬眠していたミミズが土の中から出てくるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 しぜん と ちょうわ し あらゆる いのち を そんちょう する いきかた 〜ちきゅう は にんげん だけ の  もの では ない〜 』

 

 

 

 

暦の上では

「蚯蚓出」を迎えています。

 

地中からひょっこりと

ミミズが姿を現すころです。

 

 

 

さんさんと降り注ぐ

太陽の光や澄み切った空氣、

 

そして天地大自然からの

恵みの雨があったとしても、

 

作物を健やかに育むためには、

その土台となる

ふくよかな大地が欠かせません。

 

 

 

地を這うミミズは

土を食(は)んで細かく砕き、

 

作物が根を張りやすい

柔らかな土壌を作り出してくれます。

 

 

 

決して

目立つことはありませんが、

 

豊かな実りを支えてくれる

尊い働き手なのですね。

 

 

 

この地球という星に生きる

すべての命には、

必ず何らかの存在する意味があります。

 

 

 

私たち人間を含め、

生きとし生けるものは皆同じです。

 

 

 

 

​これからの季節は

道場にも蚊や小さな虫たちが

入り込んでくるようになります。

 

 

 

その時、

手のひらでパチンと

当たり前のように

命を奪う光景を目にすると、

 

私は何とも言えない

違和感を覚えるのです。

 

 

 

​確かに

羽音に氣を取られたり、

 

刺されれば

不快に感じたりすることもあるでしょう。

 

 

 

 

さはさりながら、

 

この虫たちもまた

今この時代をともに生きる

存在に変わりはありません。

 

 

人間側の都合で

「害虫」と呼んでいる虫たちも、

 

この地球や

壮大な宇宙の営みから見れば、

決して欠かすことのできない存在なのです。

 

 

 

その虫たちが

具体的にどのような役割があるのか?と

 

問われれば、

私にもよく分かりません。

 

 

 

それでも

必ず意味があるからこそ、

そこに存在しているはずです。

 

 

 

地球は決して、

人間だけのものではありません。

 

 

 

​常に臍下の一点に心を静め、

他者と争わず

 

すべてと和合する道を歩む

合氣道を学ぶ者として、

 

​他なる命を尊重し、

共に在るということを

 

私たちは決して、

忘れてはなりませぬ。

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技を極めることではありません。

 

 

日常のあらゆる場面において

心を静かに保ち、

 

等しき命や周囲の人々と共に歩む

和合の生き方を探究していくことです。

 

 

自ら率先躬行して

万物への敬意を払い、

周囲の人の心に温かな灯火を灯すような

振る舞いを心がける。

 

 

自然の理(ことわり)や

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

より健やかな生き方、

良好な対人関係の築き方など

 

現代の暮らしに活かすヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-05-11 03:12:00

" 見えない糸に導かれて〜全国から集うかけがえのないご縁〜 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 今週もよろしくお願いします。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏【りっか】次候

 

七十二候

第二十候  蚯蚓出【みみずいずる】

5月10日~14日ごろ。

冬眠していたミミズが土の中から出てくるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 みえない いと に みちびかれて 〜 ぜんこく から つどう かけがえのない ごえん 〜 』

 

 

 

 

先月二十九日、

無事に合氣道演武大会を

終えることができました。

 

 

​その後、

一日だけ休養日をいただき

 

それからはまた、

休みなく合氣道指導の毎日です。

 

 

私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場

 

春の恒例行事である

指導者育成練成稽古。

 

 

 

​五月十七日まで続く

この集中稽古は、

 

月曜日から日曜日まで、

一般の通常の稽古と

同時進行で行っております。

 

 

午前と午後に

指導者育成練成稽古をして、

夜は一般の通常稽古というように

 

​一般の稽古も休むことなく

通常通りに会員の皆様と

道場で共に稽古を重ねております。

 

 

 

 

​連日の指導となりますゆえ、

たしかに身体は

疲労を感じることもございます。

 

 

 

 

​しかし、

心はいつも晴れやかなのです。

 

 

 

​人間は

忙しく活動し、

氣を出しているほうが、

 

かえって

臍下の一点から

新たな豊かな氣が満ちてまいります。

 

 

​まことに

不思議なものでございますね。

 

 

 

 

今年もこの指導者育成練成稽古に

​集まってくれたのは、

 

東京や神奈川で

指導にあたるお弟子さん方

 

そして、

指導者を目指す若き日本女子たちです。

 

 

 

彼女らは故郷を遠く離れ

東京の大学で学び、仕事に就いた、

東北から九州出身の若者たちです。

 

 

 

そして

日々、神戸の道場に通ってくださる

 

一般のお弟子さん方にしても、

そのご出身は本当に様々です。

 

 

 

​同じ兵庫県内であっても、

北部の山あいの地方から

この神戸へ出てこられた方。

 

​遠く沖縄で生まれ育ち、

ご縁あって神戸で仕事をされている方。

 

​ご両親のお仕事の関係で、

ここ神戸の地へ引っ越してこられた方など。

 

 

 

​それぞれに

全く異なる背景を持った、

多様な人生が交差しています。

 

 

 

 

​よくよく考えてみますと、

これは途方もない奇跡ではないでしょうか。

 

 

 

 

​地球という

この広大な星に私たちは生まれ、

 

何十億という人々が暮らす中で

同じ時代を生きるということ。

 

 

 

​さらには、

数ある国や地域の中から

この同じ街にたどり着くということ。

 

 

 

 

​歩んできた道も、

見てきた景色も違う者同士が

 

ふとした見えない糸に導かれ、

同じ一つの道場の扉を開く。

 

 

 

 

​そして

今日も同じ畳の上で、

 

技を通して

呼吸を合わせているのです。

 

 

 

それぞれの場所で

日々の仕事や生活に向き合いながらも、

 

道着に着替えれば

いつでも一つに繋がることができる。

 

 

 

 

​もし、

ほんの少しでも

 

人生の歯車が違っていれば、

決してすれ違うことさえなかったであろう

かけがえのない道友たち。

 

 

 

 

​人間の浅はかな知恵や計算では

到底計り知れない、

 

大いなる天地大自然の

采配を感じずにはいられませぬ。

 

 

 

 

​まさに、

人智を超えた人と人との結びつき。

 

 

 

​この世の中に

偶然などというものは存在しない、

すべてが「必然」

 

 

 

 

出逢うべくして出逢った奇跡に、

ただただ、深く感謝するばかりです。

 

 

 

 

​この尊いご縁を大切にし、

皆様と心豊かな時間を紡いでまいります。

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技の形をなぞることではございません。

 

人智を超えた出逢いの奇跡に深く感謝し、

日々の生活の中で

内なる氣を整え、

自然体で在ることをはかること。

 

 

そして、

道場で結ばれた和合の精神を自ら体現し、

 

周囲の人々の心に

温かな灯火を灯すような生き方を

ともに探究していくことでございます。

 

 

見えないご縁が織りなす自然の理や、

日々の稽古を通じた氣づきを

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

より健やかな生き方、

良好な対人関係の築き方など

 

現代の暮らしに活かすヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-05-08 03:14:00

" 【啐啄同時】反復稽古が引き出す弟子の成長と、指導者冥利に尽きる喜び "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏【りっか】初候

 

七十二候

第十九候  蛙始鳴【かわずはじめてなく】

5月5日~9日ごろ。

冬眠から目覚めた蛙が元氣に鳴き始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 【そったくどうじ】はんぷくけいこ が ひきだす でし の せいちょう と、しどうしゃ みょうり に つきる よろこび 』

 

 

 

 

 

昨日のブログでも少し触れました、

(※一つ前のエントリーはコチラから)

 

4月29日に開催された

兵庫県合氣道連盟

合氣道演武大会のことです。

 

 

​この大会に向けて

3月からの2ヶ月間、

 

​演武する技を繰り返し、繰り返し、

お稽古いたしました。

 

 

 

​同じことを反復して練習する。

 

 

これにより、

子どもから大人までお弟子さんの技は、

驚くほど大きく進歩したのです。

 

 

そして、

技だけではありません。

 

​礼の仕方。

真っ直ぐな姿勢。

 

道場での立ち居振る舞いや、

美しい所作。

 

 

​これらも

見違えるほど向上いたしました。

 

 

 

 

​一つの動作を丁寧に繰り返すこと。

 

 

 

​それは心と身体を一つに結び、

自己と静かに向き合う

尊い時間でもあるのです。

 

 

 

 

​現代の慌ただしい日常生活では、

つい結果ばかりを求めてしまいがちです。

 

 

 

​しかし、

同じことを淡々と繰り返す

 

その過程にこそ

本当に大切なものが宿ります。

 

 

 

 

​焦らず、

一つひとつの動作を味わうように生きる。

 

 

 

 

​そのていねいな

積み重ねの先に、

確かな変化が見えてまいります。

 

 

 

昨年まで

できなかったことができるようになる。

 

 

 

 

​人が進歩向上するとは

まさに、こういうことなのでしょう。

 

 

 

 

私自身も

今回の演武大会におきまして、

 

指導部演武という

大役がございました。

 

 

回を重ねるうちに

次第と臍下の一点に心が静まり、

 

​落ち着いて

演武ができるようになりました。

 

 

 

​これは、ほんの僅かであっても

少しは成長した

ということなのでしょう。

 

 

 

その事実は素直に認めつつ、

でも、それ以上に

 

​やはり、

お弟子さんの成長のほうが

比べものにならないほど嬉しいのです。

 

 

 

 

演武大会が、

無事に終わった後のことです。

 

 

 

 

​​私が合氣道琴心館(きんしんかん)の

門を叩いた時には

​すでに、ご自身の道場を主宰され、

 

長年にわたり立派に後進を

導いてこられた、

 

​兵庫県合氣道連盟の

大変尊敬申し上げる大先輩の先生から

お声がけをいただきました。

 

 

 

「寺崎先生、ちょっとこれ見てくれへん。

率直にどう思う?」

 

 

 

​見せてくださったのは、

その先生の道場の中学生のお弟子さんが

演武している動画でした。

 

 

 

 

​私は動画を拝見し、

率直にこうお答えいたしました。

 

 

 

​「一つの技の後に道着を触る癖が

あるようですが、中学生らしい伸び伸びと

溌剌とした演武ですね」

 

 

 

すると、大先輩は

とても嬉しそうに目を細められました。

 

 

 

​「そうやろ、この子な、よう練習した子やねん」

 

 

 

そのお言葉を伺い、

私は深く共感いたしました。

 

 

 

僭越ですが、

やはり指導者というものは皆、同じなのだと。

 

 

 

 

 

​目の前のお弟子さんを

少しでもあらゆることにおいて、

進歩向上させてあげたい。

 

 

 

 

​この思い一心で

日々真剣に

向き合っている指導者ならば、

 

​誰もが皆、

自分自身の成長よりも

 

お弟子さんの成長が

何よりも嬉しいものなのです。

 

 

 

できなかったことが、

できるようになった瞬間の

晴れやかな表情。

 

 

 

​背筋がすっと伸び、

迷いなく動く姿。

 

 

その過程を

一番近くで、見守ることができる。

 

 

 

​これほどの喜びは

他にはございませぬ。

 

 

 

私がいかに未熟者であろうと

お弟子さんたちの日々の歩みが、

 

私の心に温かい感動を

もたらしてくださるのです。

 

 

 

 

​本当に喜ばしく、

ありがたいことでございます。

 

 

 

 

​​だからこそ、

​お弟子さんの皆さんご自身で

 

静かに自分の心に問いかけてみて

いただきたいのです。

 

 

 

 

この2ヶ月間で身につけたことを

今後、どうしていくか。

 

 

 

 

​それが何よりも大事なのです。

 

 

 

 

​演武大会が終わってからも

​歩みを止めず、道場に通い、

 

​変わらず、

いや、これまで以上に

 

氣を出し、

もっと成長しようと探究する者。

 

 

 

一方で、

せっかく身につけた

技や美しい所作も、

 

忘れ去ってしまったかのように

​ただ、流されるままに、

なぞるだけのお稽古をする者。

 

 

 

 

両者の間には、

この先の未来に

とても大きな差が生まれます。

 

 

 

ご自身の進歩を、

ここで止めてしまうのか。

 

 

 

 

​それとも、

今以上に高め深めていくのか。

 

 

 

 

​君は、どちらですか?

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技を極めることではありません。

 

日々の反復稽古で培った

感覚を日常のあらゆる場面に活かし、

 

現状に満足することなく、

自らをより高め深めようとする

姿勢を持ち続けることです。

 

 

そうした地道な歩みの中で

他者と敬い合い、

 

ともに進歩向上し合える

和合の道を探求していくことです。

 

 

自然の理(ことわり)や

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

より健やかな生き方、

良好な対人関係の築き方など

 

現代の暮らしに活かすヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

良い週末を。

 

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-05-07 03:19:00

" 【兵庫県合氣道連盟 演武大会】「紺屋の白袴」で駆け抜けた日々。伝統の復活と次なる始動 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏【りっか】初候

 

七十二候

第十九候  蛙始鳴【かわずはじめてなく】

5月5日~9日ごろ。

冬眠から目覚めた蛙が元氣に鳴き始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 【ひょうごけんあいきどうれんめい えんぶたいかい】「こうや の しろばかま」で かけぬけた ひび。でんとう の ふっかつ と つぎなる しどう 』

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークの連休中、

ブログの更新をお休みしておりました。

 

 

再開にあたり

書きたいことは山ほどございますが、

 

まずは4月29日に開催されました

「第27回兵庫県合氣道連盟 合氣道演武大会」のことについて、

お話ししたいと思います。

 

 

私にとって、

今年の演武大会は

 

準備期間から

大会が終わるまでの数カ月間、

 

とにかく頭を休みなく、

フル回転させた日々でございました。

 

 

 

 

​私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場からも

 

子どもたちから大人まで、

たくさんのお弟子さんたちが参加いたしました。

 

 

 

 

3月から2ヶ月間、

皆、この大会に向けて

真摯に稽古を重ねてまいりました。

 

 

​指導において

当道場を取り仕切る私のするべきことは、

 

各道場や教室の

誰と誰を組ませるか

どのような技を行うかを見極めることです。

 

 

その次に

身体にその技を染み込ませること。

 

ある程度

それができるようになれば、

技の終わりや受身の後の姿勢や静止。

 

そして、

礼などの立ち居振る舞い。

 

 

 

演武大会が数日後に迫るなか

突如として、

 

あらゆる理由で

出場できなくなる人も出てまいりました。

 

 

 

この空いた穴を誰が埋めるのか。

 

 

 

当日の体調不良等、

欠席者にはどう備えるのか。

 

 

 

大会が始まる数時間前まで、

考えを巡らせておりました。

 

 

 

 

​2ヶ月間にも及ぶ稽古において、

出場するお弟子さん一人ひとりに

少しでも進歩、向上していただきたい。

 

 

 

その思いで臨んでおりましたが、

私自身も指導部演武という

とても重大な役割がございます。

 

 

 

​しかし、

「紺屋の白袴 (こうやのしろばかま)」とは

よく言ったもので、

 

 

自分自身の稽古をする時間など、

皆目見当たりませんでした。

 

 

 

​氣がかりは、

それだけではございませんでした。

 

 

 

先のコロナ禍によって、

5年もの間、

開催されなかったこの演武大会。

 

 

 

一昨年に一度復活したものの

昨年は諸事情により、

無念の延期となっておりました。

 

 

 

 

​このままでは、

兵庫県合氣道連盟の演武大会が、

永久になくなってしまうかもしれない。

 

 

 

そのような危機感すらありました。

 

 

 

 

​そこで、

兵庫県合氣道連盟に所属する

指導者たちが集い、

 

役員会議を開き

和合の精神をもって議論を重ねました。

 

 

 

 

会場確保から、

企画、進行、役割分担と、

あらゆることを進めていったのです。

 

 

 

 

 

​正直なところ、

大会終了時には

どっと、それまでの疲れが噴き出しました。

 

 

 

脳が「休ませてほしい」と、

訴えかけておりました。

 

 

 

 

2ヶ月間、いや、2年間、

フルに酷使した

頭を休めてあげようと思いました。

 

 

 

 

​しかし、演武大会終了後も

関東から8名のお弟子さんが、

 

寺崎道場恒例の

GW期間中を含め、2週間にわたる

指導者育成練成稽古に訪れておりました。

 

 

 

翌30日、

1日だけ完全な休日をお許しいただき、

 

近くのスーパー銭湯で、

岩盤浴と温泉に丸一日つかりました。

 

 

 

張り詰めた氣を解き放ち、

心身を深く休ませていただきました。

 

 

 

 

​僭越ではありますが、

私にとって

2年間にも及ぶ様々な思いが詰まった

 

第27回の兵庫県合氣道連盟

合氣道演武大会。

 

 

終わりはいたしましたが、

来年へ向けて、

反省点や課題は山積みです。

 

 

 

 

その鮮明な記憶が残っているうちに

それらをすべて漏れなく書き留めたのち、

 

私の頭の中から、

第27回大会のすべてのデータを、

静かに削除いたしました。

 

 

 

 

​過去への執着を手放し

臍下の一点に心を静め、

 

2年間の思いの全部を

静かに吐き出し、

 

今ここから、

また新たな呼吸を始めるためです。

 

 

 

すでに、

来年へ向けての歩みは始まっております。

 

 

 

 

​最後に、

 

 

早朝から会場に駆けつけ

設営作業を手伝ってくださった皆様、

 

当日、寒い中、

受付をしてくださった方々、

 

合氣道琴心館寺崎道場の

中学生以上のお弟子さんたち、

 

​そして、共に汗を流してくださった

親御さんたちへ。

 

 

 

​休日の貴重なお時間であったはずです。

 

 

それにも関わらず、

子どもたちを陰から見守るだけでなく、

 

率先して重い畳やテーブルを運び、

場を整えてくださるお姿がありました。

 

 

 

​皆様のその無償の支えと

温かなお力添えがなければ、

 

この大会が無事に

幕を開けることはございませんでした。

 

 

 

その美しい在り方に、

魂から深く感謝を申し上げます。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

​――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技の形を追うことではありません。

 

一度途絶えかけたものを

再び紡ぎ出すためには、

個人の力だけでは到底及びません。

 

 

​困難な壁に直面したときこそ、

「正しいリラックス」を保ち

他者と氣を合わせる。

 

 

​そして

ひとつの大きな事を成し終えたなら、

そこにとどまらず

執着を手放して心を静かに空にする。

 

 

​そうした淀みない氣の巡りこそが

日々の生活をより豊かにし、

 

次なる新たなスタートへの

原動力となるのだと、

今回の大会を経て改めて感じております。

 

 

 

​一つの終わりを、

次なる始まりへと結んでゆく。

 

 

そのような淀みなき生き方を、

皆様とともに探究していくことです。

 

 

 

​自然の理 (ことわり) や

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

健やかな日々を送るためのヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝