2026-09-30 03:39:00

" 飛雲閣の水鏡に揺れる曼珠沙華 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は二十四節氣

秋分【しゅうぶん】次候

 

七十二候

第四十七候 蟄虫培戸【むしかくれてとをふさぐ】

九月二十八日~十月二日ごろ。

虫たちが土の中に隠れて冬ごもりを始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​​​ひうんかくの みずかがみ に ゆれる まんじゅしゃげ 』

 

 

 

​天に向かって咲き誇る

あでやかな紅(くれない)の花。

 

​

六ひらの花びらを反り返らせ、

細くしなやかな蕊(しべ)が

弧を描くように空へと伸びております。

 

 

​秋のお彼岸の頃に咲くことから

「彼岸花」。

 

 

または、

天上に咲く美しき赤い花という意味で

「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれます。

 

 

​

昔から、

毒があるから口にしてはいけないと

子どもたちに

言い含められてきた花ですが、

 

飢饉の折には球根を幾度も水にさらし、

毒を抜いて

人々の命を繋ぐ糧としたのだそうです。

 

 

 

いざという時の

大切な花でもあったと言われています。

 

 

​

危険をはらみながらも、

人々を救う優しさを深く秘めている、

そんな命の奥深さを感じさせます。

 

 

​

 

ご先祖さまの永代経で

京都の西本願寺を参拝した時のこと。

 

 

境内の東南隅には、

「飛雲閣(ひうんかく)」という

国宝の建築があります。  

 

 

​

普段は固く門が閉ざされ、

その全容を垣間見ることすら

叶いませんが、

 

特別拝観の折にだけ、

その奥へと足を踏み入れることが

許されます。  

 

 

 

​名勝「滴翠園(てきすいえん)」の池に建つ、

三層柿葺(こけらぶき)の楼閣建築。  

 

​

 

非対称の精緻な造りは、

まるで宙(そら)をたなびく雲のように

幻想的で優美な佇まいです。

 

 

​

波一つない静寂の水面に、

飛雲閣の幽玄(ゆうげん)なる影が

しめやかに映し出されておりました。

 

 

 

​その水際のほとりに

いく輪かの彼岸花が咲いていました。

 

​

静けさに包まれた滴翠園の

凛とした水鏡の景色。

 

 

そこに寄り添うように咲く

燃えるような曼珠沙華の朱色。  

 

 

 

​静と動、

光と影。

互いの美しさを引き立て合うような

見事な調和の景色に、

思わず息を呑みました。

 

 

 

​異なるものが寄り添い

ひとつの美しい景色を織りなす。

 

 

 

私たちの日常や人間関係もまた、

かようにありたいものですね。

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場は

単に身体の動かし方を覚えるためだけの

場所ではございません。

 

私たちが大切にしているのは、

自らと異なるものとも争わず

あるがままを受け入れて美しい調和を生み出す

生き方を共に探究していくことです。

 

 

日々の生活に活きる氣づきを

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互いを尊重し、活かし合う

豊かな人間関係を築くヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

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兵庫県合氣道連盟 

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-09-29 03:41:00

" 江戸の坂道巡り「まぼろし坂」と臍下の一点 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は二十四節氣

秋分【しゅうぶん】次候

 

七十二候

第四十七候 蟄虫培戸【むしかくれてとをふさぐ】

九月二十八日~十月二日ごろ。

虫たちが土の中に隠れて冬ごもりを始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​​​えど の さかみち めぐり「まぼろしざか」と せいか の いってん 』

 

 

 

 

毎年恒例となりました

夏の東京出張でのこと。

 

 

今年も稽古の合間に、

「江戸の坂道巡り同好会」の

活動をしてまいりました。

 

 

前回の

江戸時代から続く由緒ある東京の坂巡りの

エントリーは コチラ から。

 

​

 

今回も港区生まれ、

港区育ちの生粋の江戸女子であり、

 

麻布台教室を主宰するお弟子さんの

つぶらやひとみさんの案内で

 

​「東京に数ある坂道の中でも、

勾配はトップクラスの坂へまいりましょう」

 

​

そう言われて連れて行かれたのが、

知る人ぞ知る激坂の

「まぼろし坂」でした。

 

 

 

​最大勾配は

約29パーセントもある急坂です。

 

 

 

​この坂は、

「品川区北品川」と「港区高輪4丁目」の

区の境界に位置しており、

五反田駅と品川駅の中間くらいにあります。

 

 

 

名の由来には諸説あるようですが、

江戸時代の古地図には載っていない細道で

 

まるで幻のように現れることから、

その名がついたらしいです。

 

 

 

​さて、このまぼろし坂。

 

見上げると、

まるで壁のような急勾配です。

 

 

​目の前にそびえる急坂を前にすると

人はつい前のめりになり、

 

無意識のうちに、

肩や足に力が入ってしまいます。

 

 

 

​しかし、

そのような時こそ、

合氣道琴心館寺崎道場での稽古が

活きてまいります。

 

 

 

​首や肩、上半身の力をすーっと抜き、

「正しいリラックス」を心がけます。

 

いわゆる、「統一体」です。

 

 

 

そして、

「臍下の一点(せいかのいってん)」に、

静かに心を静めます。

 

 

 

​深くゆったりとした呼吸とともに

傾斜と争うことなく、

和合するように歩みを進めれば

 

どれほどの急坂であっても

息を乱すことなく、

自然体で登り切ることができます。

 

 

​

 

私たちの日常にも

仕事や家事に追われたり、

 

複雑な人間関係に

心を悩ませることがあります。

 

 

時として人生に

このような「急坂」が

突如として立ちはだかることがございます。

 

 

 

心身を緊張や力みで強張らせて

​力ずくで無理に越えようとせず、

まずは自分自身の中心を保つこと。

 

 

それが、

人生という険しい道を

穏やかに歩むための

確かな一歩となるのでしょう。

 

 

 

私たちの

「江戸時代から続く由緒ある東京の坂道巡り」は

まだまだ続きます。

 

過去の坂巡りのエントリーはコチラから

↓↓↓

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五味坂 軽子坂 根津裏門坂 権現坂 大炊介坂

​モチ坂

​

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

​

合氣道琴心館寺崎道場は

単に技だけを習得する場ではございませぬ。

 

私たちが大切にしているのは、

人や環境と争うことなく歩むことで

まずは自らの内側を健やかに保ち、

 

その穏やかな氣が

自然と周囲の人々の心にも

温かな灯火を灯すような生き方を

共に探究していくことです。

 

 

自然の理や日々の稽古を通じた氣づきを

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合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-09-28 03:02:00

" ただ、円かに "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

今週もよろしくお願いします。

 

本日は二十四節氣

秋分【しゅうぶん】次候

 

七十二候

第四十七候 蟄虫培戸【むしかくれてとをふさぐ】

九月二十八日~十月二日ごろ。

虫たちが土の中に隠れて冬ごもりを始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​​​ただ、まどか に 』

 

 

 

 

秋のお彼岸も明けました。

ご先祖様に静かに手を合わせ、

心を通わせる大切な期間でございました。

 

​

この時期のお供え物といえば、

「おはぎ」ですね。

 

 

​春は咲き誇る

牡丹に見立てて「ぼたもち」。

 

秋は風に揺れる

萩に見立てて「おはぎ」。

 

 

同じ和菓子でも

季節の花で呼び名が変わる、

日本独特の美しい風情ですね。

 

 

 

​また、

収穫されたばかりの秋の小豆は

柔らかいので「つぶあん」に。

 

ひと冬を越して、少し硬くなった

春の小豆は「こしあん」に。

 

 

 

​自然の恵みを無駄なく、

そして最も美味しくいただくための

昔の人の豊かな知恵が隠されております。

 

 

 

 

​さて、

昨日27日(日)は「中秋の名月」でした。

 

 

​

私の住む神戸の街は

あいにくの雨模様でしたが、

 

先週の金曜日に

美しい月を見ることができました。

 

 

​満月の2日前に雲の切れ間から時折、

そっと顔を出してくれた

98.1%のほぼ真っ丸な長月の月。

 

 

 

​その見事な姿を

私の愛用するGoogle Pixelが

とてもきれいに写し撮ってくれました。

 

 

 

今朝、

このブログを執筆しております時間も

外は雨模様でございます。

 

 

 

 

​月も太陽も

分厚い雲に隠れて見えない日もあれば、

 

こうして美しい姿を

見せてくれる日もあります。

 

 

 

​

しかし、

鉛色の空の向こう側では、

 

いつでもそこにあり、

決して変わらぬ光を放ち続けてくれます。

 

 

​

 

私たちの心の中にも

どんな出来事があっても変わらない、

 

月や太陽のようにまどかな光が

常に存在していたいものです。

 

 

​雨風に一喜一憂することなく、

凛として、

その光を放ち続けたいものです。

 

 

​――――――――――――――――――

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が大切にしているのは、

自らの内にある円かな光を育て、

周囲の人々の心にも温かな灯火を灯す

生き方を共に探究していくことです。

 

 

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道場長 拝

2026-09-25 03:22:00

" 風が梢を揺らす、微かな衣擦れの音 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

秋分【しゅうぶん】初候

 

七十二候

第四十六候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

九月二十二日~二十七日ごろ。

夏の間に鳴り響いていた雷が静まるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​​かぜ が こずえ を ゆらす、かすかな きぬずれ の おと 』

 

 

 

秋分の初候、七十二候は

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)を

迎えています。

 

 

 

雷鳴が遠ざかり、

天地が穏やかな静謐(せいひつ)を

取り戻すこの時期。

 

 

 

轟音という

外側の喧騒(けんそう)が消え去ると、

 

それまでかき消されていた

ささやかな音が耳に届くようになります。

 

 

 

​風が梢(こずえ)を揺らす、

微(かす)かな衣擦れ(きぬずれ)の音。

 

 

 

草陰で鳴く虫たちの繊細な調べ。

 

 

 

 

真の静寂とは、

決して「無音」を意味するのではなく、

 

こうした

森羅万象の微細な息遣いを

 

ありのままに

感受できる状態を指すのでしょう。

 

 

​

私たちの心もまた

これと同じではないでしょうか。

 

 

 

日々のさまざまな出来事に

波立っていた心のざわめきが、

すーっと静まり返ったとき。

 

 

​

そこには

「明鏡止水(めいきょうしすい)」の如き、

 

曇りのない鏡面のような、

澄み切った水面(みなも)が表れます。

 

 

 

​波ひとつない

その清らかな心の水面にこそ、

 

本当に耳を傾けるべき

自らの内なる声が、

 

静かな波紋となって己の心の奥底へと、

真っ直ぐに響き渡るのですね。

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場は

ただ身体を動かし、

技を覚えるだけの場所ではございません。

 

私たちが大切にしているのは

心のざわめきを鎮め、

 

いついかなる時も明鏡止水の如く

澄み渡った心の平穏を共に探究していくことです。

 

 

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合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-09-24 03:21:00

" 光と影が釣り合う日。秋分のゴールデンアワーに心を整える "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

秋分【しゅうぶん】初候

 

第四十六候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

九月二十二日~二十七日ごろ。

夏の間に鳴り響いていた雷が静まるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​​ひかり と かげ が つりあう ひ。しゅうぶん の ごーるでんあわー に こころ を ととのえる 』

 

 

 

 

​昨日の午後は、

パソコンに向かっておりました。

 

​

毎月、私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場の

会員の皆様にお配りする会報誌

『ぼくらの合氣道』

10月号を執筆するためでございます。

 

 

​

今月は通常の道場生の皆様向けと、

新たに道場の仲間となってくれた

「コベカツクラブ」の道場生の皆様向けの

二通りの原稿を作成しておりました。

 

 

​

 

ふと、

外の景色に目をやりますと

すでに夕暮れ時。

 

 

​真西へと沈んでゆく太陽を

心静かに眺めることができました。

 

 

​

太陽が山の向こうに姿を隠したあとの

空が黄金色に染まるひととき。

 

 

 

その見事なサンセット、

ゴールデンアワーの情景には

深く心を打たれました。

 

 

 

 

​「秋分」という季節は、

昼と夜の長さがちょうど同じになる

 

いわば光と影が美しく釣り合う

穏やかな中心にあたる日です。

 

 

 

 

​真東から昇った太陽が、

空を真っ直ぐに渡り

ふたたび真西へと沈んでいく。

 

 

 

​

均等にバランスのとれたこの節目に

静かに夕日を拝むことは、

 

天地大自然の大きな調和を感じ取り、

自らの内側にあるバランスを

そっと取り戻す大切な時間となります。

 

 

 

 

​朝夕の空氣は

ぐっと涼しさを増してまいりました。

 

 

 

夏の間に泡立っていた心も

秋の風とともに、

すーっと静まっていくのを感じます。

 

 

​

 

​慌ただしく過ぎる

泡沫(うたかた)の日々に、

 

美しい夕暮れの空を見上げて、

深まりゆく季節を

味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場は

単に技だけをなぞる場ではありませぬ。

 

私たちが大切にしているのは、

光と影が美しく釣り合うような心の平穏を保ち、

天地大自然との調和を共に探究していくことです。

 

日々の生活に活きる氣づきを、

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝