2025-08-22 03:12:00

" 潜在意識は諸刃の剣 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

立秋【りっしゅう】末候

 

七十二候

第三十九候 【蒙霧升降】ふかききりまとう

「蒙霧升降」は8月17日~8月22日ころ。

 

深い霧がまとわりつくように立ち込める

季節の情景を表しており、

暑さの中にひそむ秋の氣配を繊細に

感じさせてくれる言葉です。

 

しかし、

まだまだ涼しい風は吹きそうもないですね。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 せんざいいしき は もろは の つるぎ 』

 

 

 

夏恒例の夏期集中稽古は

8月1日〜8月17日まで主に東京で今年も行いました。

 

 

その期間、私は東京に出張し、

私が東京、神奈川のお弟子さん方に

直接指導させていただいています。

 

 

各道場、教室の稽古には

その場を主宰するそれぞれの指導者が

稽古終わりに少し話します。

 

 

 

今日は、その話の一部を紹介して、

読者の皆さまと内容を共有したいと思います。

 

 

 

 

恵比寿教室を主宰する

中島小雪 師範部長から人生に通じる

 

「心の在り方」と「潜在意識」について、

彼女が読んだ本に感銘を受けた話を

ご紹介します。

 

 

 

"「腕一本」を犠牲にした父の願い… 潜在意識の怖い真実 " 

 

 

 

​私たちは、

物事にはすべて

 

「プラス」と「マイナス」、

「光」と「影」の

両面があることを知っています。

 

 

 

 

たとえば、

車は便利な移動手段ですが、

使い方を誤れば凶器にもなります。

 

 

水は生命の源ですが、

ひとたび暴れればすべてを押し流す

災害となります。

 

 

 

​この理は、

私たちの心、

特に「潜在意識」にも当てはまります。

 

 

 

ある本に、こんな実話が書かれていました。

 

 

 

ある家庭の娘さんが、

原因不明の難病に苦しんでいました。

 

医者からも「治療法はない」と告げられ、

家族は絶望の淵にいました。

 

 

​そんな状況で、

娘さんの父親は毎日こう唱え続けたそうです。

 

 

 

「私の腕の1本や2本、なくなってもかまいません。何としても、娘の病を完治させてほしい」

 

 

 

 

" 叶えられた願いと、その代償 " 

 

 

 

数ヵ月後、奇跡が起きました。

 

娘さんの病状は驚くほど回復し、

医師からも「再発の心配はない」と

告げられるまでに回復したのです。

 

 

一家は喜びでいっぱいでした。

 

 

しかし、

その帰り道、一家は交通事故に遭います。

 

奥さんと娘さんは無事でしたが、

父親は片腕を失う大怪我を負いました。

 

 

 

​「腕の1本や2本、なくなってもかまいません。何としても、娘の病を完治させてほしい」

 

 

 

​この父親の願いは、

まさしく " そのまま " の形で叶えられたのです。

 

 

 

 

" 潜在意識に善悪の判断はない " 

 

 

 

​潜在意識は、

「良いこと」「悪いこと」も、

区別なく受け入れてしまいます。

 

 

 

 

これは、

潜在意識に善悪の判断がないからです。

 

 

 

 

​先の父親は、娘の回復という

「プラス」を強く願う一方で、

 

「腕を失ってもいい」という

「マイナス」も同時に意識に入れていました。

 

 

 

潜在意識は、

その両方を受け入れ

 

結果として娘さんの回復と、

父親の腕を失うという悲劇を

同時に実現させてしまったのです。

 

 

 

この話は、

潜在意識がどれほど " 強力 " であり、

 

また使い方を誤ればどれほど危険な

「諸刃の剣」になりうるかを教えてくれます。

 

 

 

 

" 潜在意識を「プラス」に活かすには "

 

 

 

私たちは、

この強力な力を使いこなす必要があります。

 

 

不幸な結果を招かないためには、

どうすればいいのでしょうか。

 

 

 

それは、潜在意識に

一切のマイナスを入れない努力

することです。

 

 

 

潜在意識は、言わば「心の倉庫」です。

 

 

 

この倉庫に、日頃から

「感謝」「希望」「成功」といった

 

プラスの材料だけを意識して貯めていくのです。

 

 

 

そうすれば、

いざという時にこの倉庫から出てくるものは、

 

すべてプラスの事柄だけになります。

 

 

 

 

​口で言うのは簡単ですが、

これは日々の修練が必要ですね。

 

 

 

合氣道では、相手の攻撃とぶつからずに

「氣」の流れで受け流し導きます。

 

 

 

 

これは、

相手の「マイナス」のエネルギーを

まともに受けず、

 

自分の「プラス」の力で

調和させることと同じです。

 

 

 

心の修練も同様です。

 

 

 

 

日々の生活の中で、

ネガティブな言葉や思考が

頭に浮かびそうになったら、

 

そのまま放置しないで、

その瞬間にそれを「プラスに変える」

 

稽古をし続けなければなりません。

 

 

 

「~になるかもしれない」といった

漠然とした不安ではなく、

 

「~になる」と断定的な

プラスの言葉を自分に語りかける。

 

 

 

「~が足りない」と不足を嘆くのではなく、

 

「~があって幸せだ」

感謝の言葉を口にする。

 

 

 

そうした小さな積み重ねが、

心の倉庫を満たし、

 

やがてみなさんの人生を

大きく変える力となります。

 

 

私は常にこの恵比寿道場 道場長として、

日々の稽古を通して、

 

技を磨くだけでなく、

心の在り方についても指導しています。

 

 

 

​潜在意識の力を正しく理解し、正しく使う。

 

 

 

これこそが、

幸福な人生を築くための第一歩です。

 

 

 

​今日の稽古に参加した皆さんの

「心の倉庫」には、どんな材料が入っていますか?

 

 

 

 

恵比寿教室を主宰する中島小雪 師範部長の

魂からの語りでした。

 

 

 

 

「なるほど」、「そうか」と氣づかれたなら

是非、参考にして今日からでも実践しましょう。

 

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-08-21 03:09:00

" 夏の東京、合氣道と江戸の坂道 「中坂」編 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

立秋【りっしゅう】末候

 

七十二候

第三十九候 【蒙霧升降】ふかききりまとう

「蒙霧升降」は8月17日~8月22日ころ。

 

深い霧がまとわりつくように立ち込める

季節の情景を表しており、

暑さの中にひそむ秋の氣配を繊細に

感じさせてくれる言葉です。

 

しかし、

まだまだ涼しい風は吹きそうもないですね。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 なつ の とうきょう、あいきどう と えど の さかみち 「なかざか」へん  』

 

 

 

 

​8月1日から17日まで、

東京で令和7年の夏期集中稽古と

指導者育成練成稽古の指導にあたっていました。

 

 

毎年この時期は、

東京、神奈川在住の熱心なお弟子さんたちと

 

向き合い、語り、

共に汗を流す私にとって非常に大切な時間です。

 

 

 

この東京出張には、

もう一つ心に決めている目的があります。

 

 

 

それは、江戸時代から続く

歴史ある「坂道」を巡ることです。

 

 

合氣道の稽古は、

自身の臍下の一点に中心軸を定め、

心と身体と天地が一体となることを目指します。

 

 

 

それは

口で言うのは簡単なことなのですが、

 

それを動きの中でも崩さず、

心と身体と天地が一体となることを

 

維持し続けるのは、

一朝一夕にはいかないものです。

 

 

元々、

人間は天地大自然の一部なのですから、

本来は一体となっているはず、

 

しかし、心の乱れや身体の力みにより、

天地大自然と一体ではなくなってしまうのです。

 

 

 

従って、道場以外の日常生活においても

それを維持し続ける稽古をしなければ、

その目的は達成できません。

 

 

 

 

それはまるで、

古くから続くこの江戸の坂道のように、

 

一歩一歩、ゆっくりと

その土地の歴史や文化を感じながら

進む旅に似ているように感じます。

 

 

 

" 中坂:九段坂と冬青木坂のあいだに "

 

 

 

 

​今回の江戸坂道巡りで最初に訪れたのが、

千代田区九段北にある「中坂」でした。

 

 

 

「中坂」

九段下駅から靖国通り(九段坂)と平行に

 

目白通りから早稲田通りに突き当たる坂道で、

暁星学園、九段高校の方向に上る急勾配の坂です。

 

 

 

 

​九段坂と冬青木坂(もちのきざか)という

二つの坂のちょうど中間にあることから、

その名がついたと言われています。

 

 

 

分かりやすい

単純な命名はとてもシンプルですね。

 

 

 

江戸時代、

九段坂は道幅も細かったため、

 

重い荷物を運ぶ大八車 (だいはちぐるま)や、

*大八車とは、江戸時代に広く使われた荷車で、人力で引く二輪車のこと*

 

 

また、お祭りの山車は、

より道幅も広いこの「中坂」

利用していたと言われています。

 

 

 

そのため、当時は

九段坂よりも重要な交通路として、

多くの人々で賑わっていたそうです。

 

 

 

 

​現代では交通量の多い靖国通り沿いの

九段坂のほうが人通りも多いですが、

 

現在の「中坂」を歩いていると、

当時の活氣や人々の息遣いが

感じられるようでした。

 

 

 

また坂の中程には

ビルとビルの間の奥静かな場所に

築土神社がありました。

 

 

これは車で通り過ぎては、

なかなか見つけられそうになかった

神社でしたね。

 

 

 

 

" 坂道巡りで得た氣づき "

 

 

 

 

​合氣道の稽古で大切なのは、

力で相手を制することではなく、

相手の氣の動きに合わせ導くことです。

 

 

 

それは坂道を歩くことも同じです。

 

 

 

ただひたすらに昇り降りするのではなく、

坂の勾配や道の曲がりに身を任せ、

 

ゆったりとした氣持ちで歩くことで

新たな景色が見えてきたりしますね。

 

 

 

改めて「道」の奥深さを感じました。

 

 

合氣道も、人生も、

そして坂道も、一歩一歩、

心を込めて歩んでいきたいと思います。

 

 

 

私の江戸の坂道巡りは、まだまだ続きます。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-08-20 03:13:00

" 懇親会までの道すがら、必然の出会いと深い氣づき "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

立秋【りっしゅう】末候

 

七十二候

第三十九候 【蒙霧升降】ふかききりまとう

「蒙霧升降」は8月17日~8月22日ころ。

 

深い霧がまとわりつくように立ち込める

季節の情景を表しており、

暑さの中にひそむ秋の氣配を繊細に

感じさせてくれる言葉です。

 

しかし、

まだまだ涼しい風は吹きそうもないですね。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 こんしんかい まで の みち すがら、ひつぜん の  であ い と ふか い きづ き 』

 

 

 

世間では

お盆休みを目前に控えたある日、

 

東京での

指導者育成練成稽古を終えたその夜は、

指導者だけでの懇親会。

 

集合場所は

赤坂見附 (あかさかみつけ) 駅前のビッグカメラ。

 

 

 

 

" 国会議事堂から赤坂見附へ、歴史を歩く" 

 

 

 

懇親会までにはまだ時間がありました。

 

 

私はあえて、

集合場所から少し離れた

 

東京メトロ丸ノ内線の

国会議事堂前駅で降りることにしました。

 

 

 

そこから赤坂見附までなら

歩いて10分もかからないほどの距離ですが、

 

江戸時代から続く

由緒ある坂道が点在する

 

この界隈を

少しでも巡りたかったからです。

 

 

 

しかし、

どこへ行こうか迷っているうちに、

 

時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 

 

 

結局、

たどり着けたのはたった一つの坂道だけ。

 

 

 

何とも情けない限りだな…

 

 

いや、そんなことはない!

 

 

一つでもその坂を歩くことができたから、

善しとしよう!

 

 

 

でも、この世は不思議です。

 

 

 

 

結果、それが

その後の予想もしなかった

人と巡り会えたのです。

 

 

 

 

「もうこんな時間だ!」

 

 

 

​私は足早に赤坂見附を目指しました。

 

 

 

 

 

" 日枝神社で、まさかの出会い " 

 

 

 

​日枝神社 (ひえじんじゃ) の鳥居を

通り過ぎたあたりで、

 

ふと見覚えのある人が

歩いてくるのに氣が付きました。

 

 

 

その方は、

関西限定のある民放番組に

いつも出演されている、

 

ある分野ではとても有名な専門家です。

 

 

 

私は普段

ほとんどテレビを見ませんが、

 

この方が出演しているその番組だけは

欠かさず見るようにしています。

 

 

YouTubeチャンネル登録者数

130万人を超える

 

その分野に精通していらっしゃる方です。

 

 

 

「似てるだけかな…いや、ご本人だ!」

 

 

 

思い切って

すれ違いざまに

 

「あ、〇〇さん!」と声をかけると、

快く振り返ってくださいました。

 

 

「いつも番組見てますよ!」と伝えると、

 

「あ、ありがとうございます」と

笑顔で返してくれました。

 

 

 

 

短い時間でしたが、その優しい笑顔に、

私は胸がいっぱいになりました。

 

 

 

 

" 専門家の多さと、日本の課題の多さ "

 

 

 

 

​日枝神社から

赤坂見附のビッグカメラまで歩く数分間、

私は考え込んでいました。

 

 

 

 

私ごときが

僭越過ぎる言い方ですが、

 

 

 

〇〇さんのような

優秀で誠実で、国益のためなら

 

テレビであろうと「本心」

ありのままに語ってくださる

 

信頼できる専門家が

この国にはまだまだ多く存在します。

 

 

 

 

にもかかわらず、

なぜこれほどまでに

多くの問題が山積しているのでしょうか?

 

 

 

個々の専門分野で

素晴らしい知識や技術を持つ人々がいても、

 

それぞれの知識や知恵が

バラバラに存在しているだけでは、

 

社会全体を

より良くしていく力にはならないと思うのです。

 

 

 

合氣道でも同じです。

 

 

 

 

個々の技がいくら優れていても、

それらを統合し、

 

全体の流れの中で

生かすことができなければ、

その真価は発揮できません。

 

 

 

" 心・技・体・氣 "

一つの「道」として統合することで、

はじめて真価を発揮するのです。

 

 

 

 

 

" 道は一つに通ず " 

 

 

 

 

​専門家と日本社会の課題、

そして合氣道。

 

 

 

一見、

関係のないように見えるこれらが、

 

この大都会で

一瞬の人との出会いを通じて、

 

私の中で不思議と繋がりました。

 

 

 

 

優れた個々の力が連携し、

一つの目的に向かって統合されること。

 

 

 

社会を良くしていく、

これからの日本を

もっともっと良くしていくためには、

 

この「統合の力」

不可欠なのではないでしょうか。

 

 

 

 

それは、

まさに合氣道琴心館寺崎道場が

目指すところでもあります。

 

 

 

 

 

​稽古で培った知恵や精神を、

日常生活や社会のあらゆる場面で

生かしていくこと。

 

 

 

 

一歩一歩、

その道を歩むことが、

 

私たち一人ひとりに

課された使命なのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-08-19 03:27:00

" たかが隣人、されど他生の縁 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

立秋【りっしゅう】末候

 

七十二候

第三十九候 【蒙霧升降】ふかききりまとう

「蒙霧升降」は8月17日~8月22日ころ。

 

深い霧がまとわりつくように立ち込める

季節の情景を表しており、

暑さの中にひそむ秋の氣配を繊細に

感じさせてくれる言葉です。

 

しかし、

まだまだ涼しい風は吹きそうもないですね。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 たかが りんじん、されど たしょう の えん  』

 

 

 

「袖すり合うも他生の縁」

 

 

 

 

私はこの " ことわざ " が大好きです。

 

 

特に「多少」ではなく

「他生」であるところに、深い意味を感じます。

 

 

 

仏教でいう「他生」とは、

現在から見た「過去」「未来」のこと。

 

 

 

道を歩いていて

袖が触れ合うような些細な出来事も、

 

実は「過去」から決まっていた

「縁」なのだと教えてくれます。

 

 

 

 

​今年の夏、8/1~8/17まで

私は合氣道の集中稽古のため、

 

前半の約1週間を

神戸と東京を新幹線で何度も往復しました。

 

 

 

夏休みやお盆期間だったこともあり、

車内は常にほぼ満席で、

隣には必ず誰かが座っていました。

 

 

 

新大阪ー東京間は年中混んでいます。

 

時折、隣に誰もいないこともありますが、

新幹線では在来線よりも長い時間、

隣人と席を共にすることになります。

 

 

 

 

少し前のこのエントリーでも書いた通り、

​様々な隣人がいる中で、

 

ある日、

妙に心が落ち着く女性が隣に座っていました。

 

 

 

別に会話を交わしたわけではありません。

 

 

 

 

新幹線ひかりが

東京駅を発車してしばらくすると、

その女性はテーブルにお弁当を置き、

 

静かに両手を合わせて

「いただきます」とつぶやきました。

 

 

​私も食事の前に同じことをします。

 

 

 

これはごく当たり前のことだと思っています。

 

 

 

しかし、

スマホを見ながら食事をし、

 

食材や作ってくれた人への感謝を

忘れている人があまりにも多い現代において、

 

その女性のその当たり前の仕草は、

私の心をホッと和ませてくれました。

 

 

 

 

​こんなにも心が安らぐ隣人は初めてでした。

 

 

 

 

言葉を交わさなくても、

その存在から感じられる静けさ丁寧さ

 

佇まい

どこか特別なものを感じました。

 

 

 

 

 

僭越ながら、不肖私はその道のプロです。

 

 

 

 

それは「氣」「氣配」を感じ取る

プロということです。

 

 

 

 

何も

「見えない」「聞こえない」

「匂わない」ところから

何かを「感じ取る」ということ。

 

 

 

 

私はそれを仕事としている合氣道師範です。

 

 

 

 

しかし、

なぜ、これほどまでに心が和んだのでしょうか。

 

 

こんな経験ははじめてです。

 

 

 

 

この一瞬の出会いには

どんな意味があったのでしょうか。

 

 

 

 

 

お天道さま、教えてください。

 

 

 

 

 

 

でも、

ただ、ひとつ確かなことは、

 

 

 

 

「袖すり合うも他生の縁」

 

 

 

このことわざ通り、

 

私たちは過去から、

そして未来へと続くどこかで、

深い「ご縁」のある人なのでしょう。

 

 

 

未来のどこかで

再びこの「縁」を結び直すのかもしれません。

 

 

 

 

 

もし " 輪廻転生 " が本当にあるのなら、

 

私たちは「過去」のどこかで

何らかの「縁」を結んでいたのかもしれません。

 

 

 

その女性は岐阜羽島駅で新幹線を降りました。

 

 

 

その後ろ姿は、夏らしい大小の花火模様が

散りばめられたワンピース姿でした。

 

 

 

私たちは

もう二度と会うことはないかもしれません。

 

 

 

 

しかし、

私は心の中で

 

「隣に乗ってくれてありがとう」

感謝の念を送りました。

 

 

 

この思いが、その女性に届いただろうか?

 

 

 

いや、きっと届いているだろう。

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

​最後までお読みいただき、ありがとうございました。

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-08-18 03:15:00

" 夏の集中稽古と終戦80年目の東京で感じたこと "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

今週もよろしくお願いします。

 

 

本日は、二十四節氣

立秋【りっしゅう】末候

 

七十二候

第三十九候 【蒙霧升降】ふかききりまとう

「蒙霧升降」は8月17日~8月22日ころ。

 

深い霧がまとわりつくように立ち込める

季節の情景を表しており、

暑さの中にひそむ秋の氣配を繊細に

感じさせてくれる言葉です。

 

しかし、

まだまだ涼しい風は吹きそうもないですね。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

 

『 なつ の しゅうちゅう けいこ と しゅうせん 80  ねん め の とうきょう で かんじ た こと 』

 

 

 

 

 

" 学びと感謝 " 

 

 

東京と神奈川での夏の集中稽古、

今年も無事に終えることができました。

 

 

今年は8月1日から17日までの長丁場、

指導者育成の練成稽古も含め、

 

大変充実した時間を過ごすことができました。

 

 

夏の集中稽古は、

東京、神奈川のお弟子さんに

私自身が直接指導する貴重な機会です。

 

 

 

日頃、

師範部長である日本女子の二名が

 

魂からの素晴らしい指導を

してくれているので、

 

私が改めて教えることは

ほとんどありません。

 

 

 

ただ、

技の技術的な奥深さや、

 

私自身の経験に基づいた

「心の置き所」について、

 

少しばかり話をさせてもらっています。

 

 

 

しかし、

毎回感じるのは、

 

私が皆から学ばせてもらうことのほうが

圧倒的に多いということです。

 

 

 

この集中稽古に

参加する若い弟子たちは、

 

物事の捉え方や考え方、

人としての生き方において、

 

非常に優れた感性を皆が持っています。

 

 

彼らの真摯な姿勢に触れるたび、

いつも私自身が襟を正される思いです。

 

 

 

 

​また、

今回の東京滞在は、

 

稽古以外にも

多くの収穫がありました。

 

 

 

 

特に印象深かったのが、

 

終戦から80年という節目の年に

訪れた「防衛省市ヶ谷地区」の見学です。

 

 

 

" 歴史の重み " に触れ、

" 平和 " について深く考えさせられる

貴重な時間でした。

 

 

 

 

また、

この市ヶ谷地区をはじめ、

 

訪れた様々な場所での

不思議な体験もいくつかありました。

 

 

その詳細は記憶が鮮明なうちに、

このブログでも

追って書いていきたいと思います。

 

 

 

 

​この夏、

集中稽古に参加してくれた

約40名のお弟子さんたち、

 

 

そして、東京・神奈川で

私と関わってくださったすべての人々に、

心から感謝を伝えたいと思います。

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝