2026-07-28 03:17:00

" 満ちてゆく美。小望月と門人たち "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

大暑【たいしょ】次候

 

七十二候

第三十五候  土潤溽暑【つちうるおうてむしあつし】

七月二十八日~八月一日ごろ。

熱気を帯びた土が湿り、蒸し暑くなるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​みちて ゆく び。こもちづき と もんじん たち 』

 

 

 

 

​今朝も午前三時に起床して

このブログを執筆しています。

 

 

部屋の窓から

ふと、西寄りの夜空を見上げると、

 

明日の満月を静かに待つ、

丸みを帯びた月が浮かんでいます。

 

 

陰暦の十四夜。

 

 

満月になる前夜の月を、

古くから

「小望月(こもちづき)」と呼びます。

 

 

 

あと少しで、

完全な円になる。

 

 

ほんのわずかに

欠けているその姿。

 

 

もちろん、

真ん丸に完成された

 

満月の美しさは

言うまでもありません。

 

 

 

 

ですが、

未完成な小望月には、

 

これから満ちていくという、

未来への豊かな余白があります。

 

 

 

 

古くから日本の人々は、

そんな「未完成の美しさ」

深く愛でてきました。

 

 

 

 

​日々の稽古で、

熱心に汗を流す

お弟子さんたちの姿を見ていると、

 

私は時折、

この「小望月のようだ」と

感じることがあります。

 

 

 

夜空に浮かぶ月のように、

合氣道の技もまた、

美しい円を描くものです。

 

 

 

​高段者がおりなす

その完全な円のように、

 

淀みなく滑らかな動きで

技を極めることは、

まだまだ、難しいかもしれません。

 

 

 

さはさりながら、

不器用ながらも

真摯に道と向き合う姿。

 

 

 

その純粋な心で、

合氣の理(ことわり)を掴もうと

稽古を重ねる、その真っ直ぐな瞳。

 

 

 

完全ではないからこそ、

放つことのできる輝きが

 

未完成な彼らの姿には、

確かに宿っているのです。

 

 

 

 

 

​私たちは日常の中で、

つい完璧なものを求めて

焦ってしまうことがあります。

 

 

完成されていない今の自分を、

もどかしく思うこともあります。

 

 

 

 

​ですが、

未完成であるということは、

 

これからさらに成長できる、

無限の可能性を

秘めているということです。

 

 

 

 

少しばかりの短期間、

目に見える形だけをなぞって

すぐに去ってゆく者とは違い、

 

​時間をかけ、じっくりと

ご自身と向き合い続けるその歩みには、

 

揺るがない、

確かな重みと深みがあります。

 

 

 

満ちていく途中の

今だけの美しさを、

 

あなた自身の「小望月」の姿を

 

確かな誇りとして

胸に抱いて共に歩もう!

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場は

短期間で学ぶところではございませぬ。

 

私たちが大切にしているのは

完璧な結果を急ぐのではなく、

 

未完成な今の自分を慈しみながら、

日々、氣を出し、

成長の過程を道友ともに探究していくことです。

 

 

日々の稽古を通じた

自然な氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

焦らずに、

ご自身の歩みを進めるためのヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟 

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-07-27 03:38:00

" 【スイカの日】 心潤す夏の記憶 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

今週もよろしくお願いします。

 

 

本日は二十四節氣

大暑【たいしょ】初候

 

七十二候

第三十四候  桐始結花【きりはじめてはなをむすぶ】

七月二十二日~二十七日ごろ

桐の木が卵形の実を結び始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​【すいか の ひ】 こころ うるおす なつ の きおく 』

 

 

 

 

 

​世の中には、

毎日のように様々な記念日が

存在するようです。

 

 

夏の風物詩とも言える

あの果物にも、

 

専用の記念日が

しっかりと設けられています。

 

 

 

​今日、

7月27日は「スイカの日」です。

 

 

 

七月二十七日で、

「夏(七)の綱(二七)」と読み解くそうです。

 

 

 

 

果皮に走る独特の縞模様を

立派な綱に見立て、

 

夏の果物を代表する横綱である、

という敬意も込められているのだとか。

 

 

 

なんとも粋な由来ですね。

 

 

 

それにしても、

しっかりと冷やしたスイカを

切り分けた時のあの鮮やかな色彩。

 

 

 

乾いた喉を潤してくれる

みずみずしくて優しい甘さは、

 

厳しい暑さを乗り切るために、

欠かすことのできない自然の恵みですね。

 

 

 

 

 

今から遡ること

50年以上前の昭和の時代。

 

​白のランニングシャツに

半ズボン姿で、

 

母が大きく切ってくれたスイカを

両手でしっかりと抱え込み、

 

軒下に腰掛けて

夢中になってかぶりついていた。

 

 

​真っ白なシャツの胸元を

ぽたぽたと垂れる赤い汁で

お構いなしに汚しながら。

 

少々、お行儀は悪いのですが、

ぷっ、ぷっと、外へ向かって

 

どこまで種が飛ぶかと、

夢中になって頬張ったものです。

 

 

あの日の光景は、

まぎれもなく古き良き私の少年時代。

 

 

どんなに時が流れても、

決して色褪せることのない。

 

 

まばゆいばかりの

昭和の夏そのものであり、

 

​大人になった今でも、

目を閉じれば鮮やかに蘇る、

懐かしい私の記憶です。

 

 

 

 

 

連日、厳しい暑さが続いています。

 

効率よく水分や栄養を摂る方法は、

現代にはたくさんあります。

 

 

さはさりながら、

季節の果物を味わい

古い記憶に浸るひととき。

 

 

それもまた、

自分の心を潤す

大切な栄養となるように思います。

 

 

 

​この夏、

たまには童心に帰り、

 

冷たいひとくちの幸福を

深く味わってみてはいかがですか。

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場の稽古は

単に技だけをなぞることではありません。

 

私たちが大切にしているのは、

季節の恵みをありがたくいただき

 

日常のささやかな喜びを慈しむ

あり方をともに探究していくことです。

 

 

日々の生活を心豊かに過ごす氣づきを、

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

自然体で健やかに生きるヒントが

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟 

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-07-24 03:33:00

" 「予がつく言葉」 事前の備えは心のゆとりを生む "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

大暑【たいしょ】初候

 

七十二候

第三十四候  桐始結花【きりはじめてはなをむすぶ】

七月二十二日~二十七日ごろ

桐の木が卵形の実を結び始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​「よ が つく ことば」じぜん の そなえ は こころ の ゆとり を うむ 』

 

 

 

 

予習、予測、予想、予備、予定など。

 

 

私たちの日常には、

「予」がつく言葉が数多く存在します。

 

 

 

 

「予」音読みでは「よ」。

 

 

 

訓読みだと、

「あらかじ(め)」、「かね(て)」。

 

 

 

 

この「予」という文字には、

「あらかじめ」という意味が

含まれているのです。

 

 

 

物事を滞りなく

スムーズに進めるためには、

 

この「あらかじめ」の行動が、

非常に重要になってきます。

 

 

 

 

たとえば、

私の日々の務めにおいても同じです。

 

 

 

合氣道の師範として

お弟子さんたちの前に立ち、

 

その日の稽古を導くとき、

​稽古が始まる前には

必ず頭の中で様々な準備を行います。

 

 

 

「今日はあの方とあの方が来られるから、

この技を中心に行おう」と、予定を立てる。

 

 

 

「もし入門間もない方が参加されたら、

この技をこのように紐解いて伝えよう」と、

予測をする。

 

 

 

 

そして、

状況が変わった時のために

 

別の対応を

予備として持っておくのです。

 

 

 

これらを怠ってしまうと

どうなるでしょうか。

 

 

 

 

思いがけない出来事が起きた時、

心から余裕が失われ

焦りが生まれます。

 

 

 

 

そして、その焦りは

さらなるつまずきを呼ぶ原因にも

なってしまいます。

 

 

 

あらかじめ準備をしておくこと。

 

 

 

 

それは、

単に作業の効率を良くするため

だけのものではありません。

 

 

 

 

自分自身の心に、

「ゆとり」という

 

安全な余白を作るための

大切な習慣なのです。

 

 

 

 

​事前の備えが

しっかりとあれば、

 

少々のトラブルが起きても

動じることなく、

心静かに対応することができます。

 

 

 

 

心に波を立てず、

落ち着いた自然体で

その場に臨むことができるのです。

 

 

 

​何か新しいことを始める時や

大切な日を迎える前には、

 

この「予」がつく言葉たちを、

少しだけでも意識してみましょう。

 

 

 

そのほんのひと手間が

結果的に自分自身を助け、

心の平穏を守ってくれるはずですよ。

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場は

単に技だけを教わる場ではありません。

 

私たちが大切にしているのは、

事前の備えによって心に豊かな余白を持ち、

 

周囲と調和する生き方を

ともに探究していくことです。

 

 

日々を心穏やかに

過ごすための氣づきを、

 

この道場長ブログ

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自然体で健やかな生き方のヒントが、

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟 

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-07-23 03:21:00

" 天地大自然にはリズムがある。涼風をまとって味わう日本の夏 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

大暑【たいしょ】初候

 

七十二候

第三十四候  桐始結花【きりはじめてはなをむすぶ】

七月二十二日~二十七日ごろ

桐の木が卵形の実を結び始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 てんちだいしぜん には りずむ が ある。りょうふう を まとって あじわう にほん の なつ 』

 

 

 

 

​二十四節氣

暦の上では、「大暑」に入りました。

 

一年の中で、

最も暑さが厳しくなる時期です。

 

 

 

​天地にはリズムがあります。

 

 

 

季節は確実に巡り、

この厳しい暑さもまた、

 

自然が織りなす

大切なリズムの一部です。

 

 

 

​日本の夏には、

古くから愛されてきた風情があります。

 

 

 

軒下で涼やかに鳴る

風鈴の音。

 

 

夕暮れ時の打ち水や、

縁側での夕涼み。

 

 

夜空を彩る大輪の花火や、

活氣あふれる夏祭り。

 

 

鮮やかに咲く

朝顔の瑞々しい姿など。

 

 

 

 

数え上げれば

きりがないほど、

素晴らしい情緒にあふれています。

 

 

 

 

​その風情を

大いに楽しむ上で、

 

何よりも大切なのは

「暑さ対策」ですね。

 

 

 

 

​実は、

二年ほど前に

 

友人から

「空調服ベスト」をいただきました。

 

 

 

昨年の同時期あたりに、

このブログでも触れたことがありますが、

 

私はあの空調服の

ファンが回る独特の音が少し苦手で、

昨年は一、二度着ただけでした。

 

 

昨年も過酷な夏でしたが、

今年も変わらず

危険な暑さが続いています。

 

 

 

​私は、

この先もまだまだ二十年。

 

 

道場で

お弟子さんたちの前に立ち、

 

合氣道を通じて、

皆様とともに

 

人間として

進歩、向上し続けたいという

強い思いがございます。

 

 

 

 

そのためには、

何より足腰の健やかさが欠かせません。

 

 

 

​週に三、四回は

ウォーキングを続けていますが、

 

この猛暑の中を歩くのは、

本当に骨が折れます。

 

 

 

​そこで、

六月ごろから

 

友人から譲っていただいた

空調服ベストを着て、

ウォーキングに出かけてみました。

 

 

 

すると、

あまりの涼しさに

深く感動してしまったのです。

 

 

 

 

​空調服ベストは

色々なタイプがありますが、

 

一般的には

腰のあたりに付いた小型のファンが、

外氣を勢いよく取り込みます。

 

 

 

その風が、

服と身体の間を駆け抜け、

 

汗を素早く

蒸発させる構造になっています。

 

 

 

氣化熱を利用して、

身体を冷やしてくれるのです。

 

 

 

​特に、襟元から

首筋へと抜けていく風の心地よさ。

 

 

 

常に誰かが、

お腹や背中から顔に向けて

 

うちわで、ずっと

あおいでくれているような感覚なのです。

 

 

 

それも、もの凄い風量で!

 

 

 

木陰を吹き抜ける涼風を、

常にまとって歩いているかのような、

驚きの体験でした。

 

 

 

 

​もちろん、

私と同様に

ファンが回る音が

苦手な方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

エレベーターの中や

狭い空間などでは、

 

風量を弱にしたり、

電源をオフにしたりと

 

周囲への配慮を

忘れずに使うことが大切ですね。

 

 

 

 

​今では

ウォーキングの時だけでなく、

 

外出する際には、

必ずこの空調服ベストを

着用するようになりました。

 

 

 

 

​天地のリズムに逆らわず、

科学進歩の便利な道具の力も

賢く借りる。

 

 

 

しっかりと

暑さ対策をしてこそ、

心にゆとりが生まれます。

 

 

 

日本の夏ならではの情緒を

心ゆくまで味わいましょう。

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

 

天地のリズムと調和しながら

心身を健やかに保ち、

 

日々の生活を深く味わう

あり方をともに探究していくことです。

 

 

自然と共生する日常の氣づきを、

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天地のリズムと

調和する生き方のヒントが、

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道場長 拝

2026-07-22 03:45:00

" なぜ土用の丑の日に鰻? 由来と東西の蒲焼きの違い "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

大暑【たいしょ】初候

 

七十二候

第三十四候  桐始結花【きりはじめてはなをむすぶ】

七月二十二日~二十七日ごろ

桐の木が卵形の実を結び始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 なぜ どようのうしのひ に うなぎ? ゆらい と とうざい の かばやき の ちがい 』

 

 

 

 

​本日から、

いよいよ「大暑(たいしょ)」を迎えます。

 

1年のなかで、

最も暑さが厳しく感じられる時期です。

 

 

​そして、

次の「立秋」までは、

「夏の土用」と呼ばれる期間にあたります。

 

 

 

​この土用に

入ってから巡ってくる丑の日。

 

 

それが、

おなじみの「土用の丑の日」です。

 

 

 

暑さに負けないよう、

精をつけるために

 

「鰻」をいただく

習慣が定着しています。

 

 

 

そもそも、

なぜこの日に「鰻」なのでしょうか。

 

 

 

 

 

諸説ありますが、

 

江戸時代、

蘭学者の平賀源内が

夏場に客足が落ちて悩む鰻屋のために、

 

「本日、土用の丑の日」という張り紙を

店先に掲げるよう助言したところ

 

その鰻屋に行列ができた、

ことが始まりと言われています。

 

 

 

​昔から

「丑の日に『う』のつくものを食べると夏負けしない」という

言い伝えがあったため、

 

これが人々の心を捉え、

今日まで続く風習となったそうです。

 

 

 

 

​そして、

この鰻の蒲焼き。

 

 

関東と関西で、

調理法に違いがあるそうです。

 

 

 

​武士の文化が根付く

江戸(関東)では、

 

「腹を割る」ことが

切腹を連想させるため、

背中から開くのが作法となりました。

 

 

さらに、

一度蒸して余分な脂を落とし、

ふっくらと柔らかく焼き上げます。

 

 

 

 

一方で、

商人の文化が栄えた関西では、

 

「お互いに腹を割って話す」ことが好まれ、

お腹から開くのが一般的です。

 

 

蒸す工程は省き、

そのまま火を通して

香ばしくパリッとした食感に仕上げます。

 

 

 

 

​同じ鰻でも、

その土地の歴史や氣質によって、

 

さばき方や味わいが異なるのは、

なんとも興味深いものです。

 

 

 

 

​暑さが、ますます

厳しくなるこの時期。

 

 

 

先人たちの知恵を

有難くいただきながら、

 

心身ともに健やかに

日々を過ごしていきたいものです。

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

 

古くから伝わる季節の知恵を

暮らしに取り入れ、

 

自然の巡りとともに心豊かに生きるあり方を

「探究」していくことです。

 

 

日々の生活に活きる

ささやかな氣づきを、

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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道場長 拝