親子の合氣道

 

なぜ親子の合氣道 が 必要なのか?

 

子ども達に教育するというのは非常に難しいことであります。

特に 小学校 高学年 くらいになってくると 親や先生に反抗したり非常に難しい年頃だと思います。

そんな子どもたちを指導するのは非常に大変なことであり学校の先生方も頭を悩ます所でしょう 。

悪いことをした生徒に注意して殴られて、それがトラウマとなり、学校をしばらくの間休んでいる先生がいるという話も何度か聞いたことがあります。

 

合氣道の指導においても何が正しいことで何が間違いなのかを じっくりと子ども達に向き合って教えていかなければなりません。

 

例えば、新しく入門してきた子ども達には一番に靴の揃え方を教えています。

もちろん 最初からきちんとできている子どもたちもいますが、

出来ない子どもたちが圧倒的に多いことに合氣道の指導を始めて氣づきました。

せっかく 正しい礼儀作法などを子ども たちが学んだとしても家に帰って親が靴を揃えないのではどうしようもありません。

子ども達はそういうところをよく見ているものです。

お父さんお母さんがしないなら私も僕もしなくていいという風にもなりかねません。

子どもは親の鏡です。

 

合氣道の指導では「何事をするにも必ず心が落ち着いていなければならない」

「落ち着いていなければ 正しい判断ができない 」と教え、ではどうしたら落ち着けるのかということを技や動作の中で教え

「落ち着いているという事は一番強い状態で、落ち着いているという事は心と身体がこの様な状態の時なんだ」ということを理解させるように指導しています。

 

時々 大声で子どもを怒鳴りつけたり、手をあげたりする親を見ることがありますが、

もちろん親にしたら子どもに正しいしつけをするという意味でわが子の事を思って怒っているのでしょうが?

本当の子どもの心には届いていません。

子どもがまだ小さいうちは力関係上、子供を抑えることができるでしょうが、

中学生、高校生ぐらいになってくると反発して時には親に手をあげたりして 親の手に負えなくなるものです。

私自身も幼少期によく母親に叩かれました。 もちろん母も私のことを思ってしてくれたことでしょうが有難いなどとは一度も思ったことがありません。

叩かれたり怒鳴られたりしたことはいつまでたっても忘れるものではありません 。

特に 11歳12歳ぐらいまでは 子どもは常に母親に密接しています。

この頃までの子どもたちにとっての先生は学校の先生や習い事の先生ではなく お母さんお父さんです。

お父さんお母さんの言動、立ち居振る舞いひとつひとつが知らず知らずのうちに子どもの潜在意識に深く影響を与えます。

この頃までに正しいしつけをしておけば後はほっておいても立派な大人に成長していくものです。

 

お母さんお父さん方もたまには道場に来て子どもたちと一緒に楽しく稽古し、

日常事あるごとに家庭で楽しみながら修行していることにでもなれば、

子どもたちの心にお母さんお父さんに対する信頼感、愛情を覚えさせること計り知れないものがあると思います。

 

まずは月一回の稽古から始めてみませんか?

 

対象: 少年部に所属しているお子様とご家族(お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん ご兄弟姉妹)

(3歳以上で稽古の妨げにならないお子様、または面倒を見れる方がいる場合)

必ず親子またはご家族での参加に限ります。

 

お稽古日は通常の少年部の時間に行っております。