2019/08/30 08:13
「全て自分に帰ってきます」水曜日 上沢教室 少年部 8/28 2019 文 師範 寺崎秀行
日々の稽古
水曜日 上沢教室 少年部
17:45〜18:45
八月最終水曜日。
早いものでもう九月です。
暑かった夏もいつしか朝夕は涼しくなり、
子どもたちは楽しかった夏休みも終わり、
二学期の始まりです。
本日もたくさんの子ども達が元氣に稽古に来ていました!
お盆休み前に
一日一つでも何か善いことをしよう❗
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんのお手伝いをしよう❗
困っている人を助けよう❗
ごみ拾いをしよう❗
地域のため、地球のためになることをしよう❗
そして、それを「出来たことノート」に書いてお盆明けの合氣道のお稽古の時に、先生に見せてくださいね😉
という宿題を出しました。
上沢教室のみならず、私が指導してる全教室で同様の宿題を出しておきました。
提出率は約六割でした。
すっかり、忘れてしまっている子どももいたようです。
提出されたノートをじっくり読ませてもらい感じたことは、
書き方も内容もやはり人それぞれです。
なかには、二週間以上の宿題期間中に善いことを出来たのは三日間だけといった子どももいましたが、
嘘を書かずに本当の事を正直に書ける、
とても素晴らしい事だと思います!
なかには、「先生、夏休みの宿題で終わらずに、これからも続けてもいいですか?」って私に聞いてくる子どももいました。
もちろん続けてもらいたいです。
毎日、善いことをしてノートに書いているうちに、
それが習慣になり何か善いこと、人、地域、地球のためになることを探すようになり、
やがては善因善果に繋がり、自分に帰ってきます。
善いことも悪いことも巡り巡って、全て自分に帰ってきます。
周囲にプラスの氣を振りまけばプラスが、
マイナスの氣を振りまけばマイナスが、
やがては自分に帰ってきます。
人の見ざるところ、聞かざるところに徳を積むことが大切です。
やがては自分に帰ってきます。
今日の稽古内容
胸突き回転投げ
胸突き前方投げ
胸突き回転投げ
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行
2019/08/30 06:51
「何回も何回も正しく稽古を積み重ねる」水曜日 上沢教室 大人クラス 8/28 2019 文 助教 石井ひろ子
上沢教室
今日は、 2級の昇級審査を受けられる方を対象とした
一人技と組み技のお稽古でした。
本日の稽古
(一人技)
下方手首交差技
相手に両手を持たせた状態から、手首交差をする。
腕の力で動かそうとすると相手の力とぶつかってしまい、動かす事ができない。
指先からのびのびと氣を出して、臍下の一点から手を動かす。
上方手首交差技
相手に両手を持たせた状態で、両手を顔の前で上方で交差させる。
この時、両手の指先の位置は目の高さ辺りで止まるが、
氣は遥か宇宙まで指先から出ている。
顔の前で静止した両手の人差し指がそれぞれ前後に交差する。
その手の甲側を前から押させて、臍下の一点から前へ歩けるかテストする。
その時、手の甲で押したり腕の力で押したりすると、
相手に止められ前に歩くことが出来ない。
相手を氣にせず臍下の一点から前に進むと、楽に歩ける。
後ろ手首取り前進技
(組技)
後ろ手首取り呼吸投げ(前方投げ)
合氣体操の最後にいつも、
2級一人技の後ろ手首取り前進技をします。
この技も体のすべての部分の重みを、その最下部に置き、
上半身の重みは臍下の一点に、重心をしっかり置いて、
上半身の力を完全に抜いて動かないと、ぐらついてしまいます。
まず、足を肩幅に広げて、統一体で立ちます。
上半身の力を完全に抜き、
掌を前に向け、
体の側面よりやや前に、
その重みを最下部に置いた状態で立ちます。
臍下の一点を保持したまま、
左足を右足前方に交差した形で移動させ、
それと同時に指先から氣を出して両手首を軽く握り、顔の前まで上げる。
次に臍下の一点を前に突きだす。
腰を深く曲げ、
両腕を一氣にばさっと、手首を柔らかく前方に振りだす。
この時、両腕と背中と頭はほぼ同じ高さになるように位置する。
膝は柔らかくしておく。
テストは前から、両手首を持って肩側に向かって押す。
次に後ろから腰の辺りをじわーっと前に押す。
テストされたとき、強い力で押された私は、
情けないことにぐらついてしまいました。
改めて、
お稽古不足と
臍下の一点!
を思い知った
今日のお稽古でした。
合氣道琴心館寺崎道場
助教 石井ひろ子
2019/08/29 08:41
「臍下の一点と共に動く」火曜日 神戸常盤アリーナ 合氣道講座 8/27 2019 文 助教 石井ひろ子
「臍下の一点と共に動く」
日々の稽古
神戸常盤アリーナ 合氣道講座
10:30~12:00
当館夏休み明けの、
6週間ぶりのお稽古です。
受講生は老若男女ですが、
皆さん、笑顔の出席でした。
ヤル気満々、氣が出ています。
今日は3級昇級審査を控えた生徒さんを対象に、
前半は、
統一体中級の項目を繰り返し練習しました。
本日の稽古内容
胡座姿の統一
手首を前に出した統一
前方にかがんでの統一
後方に反っての統一
肩取り二教 入身
胡座姿での
臍下の一点の位置は、
両膝の先端を結んだ線の真ん中の
さらに下の床面です。
二人組でテストする人が、
前方に位置させた足側の膝を
両手で上方に持ち上げます。
このとき、臍下の一点が
上がってしまっていると、
上げられた方向に、
簡単に転がってしまいます。
心身統一の四大原則の
三、「身体の全ての部分の重みをその最下部に置く」
これを実践すれば少々、持ち上げられた位では転ぶようなことはありませんが、
これが、なかなか難易度が高く、
特に初心者には簡単にできるものではありません。
統一体の姿勢での氣のテストというのは、
持ち上げたり、転ばしたり、曲げたり、倒したりするのが目的ではありません。
「心が身体を動かす」氣の原理を体得してもらうためのものです。
身体は目に見えますが、心は見えません。
しかし、心の状態は身体に現れます。
身体を押したり、上げたりすることによって心の状態がわかります。
心が落ち着いている時は、身体もリラックスしているので、自然と身体の重みは下にあります。
これは、地球の表面において重力があるからです。
これを天地=自然の法則といいます。
人間の身体も物体ですので、重みは下にあるのが当たり前ですが、
緊張したり、怒ったり、悲しんだり、驚いたりしたときは臍下の一点が定まらず、無意識のうちに意識が上に上がります。
緊張することを上がる、
腹が立つことを頭に来る、
といった表現もここから、きているのではないでしょうか?
初心者には少しずつ、優しく教えてやり、
心が落ち着いている状態、身体の重みが下にある状態というのはどの様な感じなのか?を
体得してもらいます。
初心者は、テストする人が押したり、上げたりする力を受けずに、逃がすことを覚えることも大切です。
持ち上げられた力を、
臍下の一点とともに
両膝も一緒に上がると考えると、
ある程度、磐石になり倒れません。
まず初心者は、この力を逃がす、力の方向を変えることである程度のドシッとした姿勢になります。
あとは、稽古を重ねて身体の重みを下に置くことで磐石な統一体が養われます。
次に、
後方から腰の辺りを
前に向かって押されます。
このときも、
臍下の一点が
上がってしまっていると
簡単に前方に転がってしまいます。
臍下の一点に心をしずめ、
全身の力を完全に抜き、
重みを最下部に置く。
そうすると、
後ろから押されても
びくともしない、
磐石な状態を保つことができます。
心が身体を動かす。
生きていくうちには、
つらい事や悲しい事があり、
この心の波を
なくす事はできません。
しかし、
零にはならないが、
1/2.1/2と無限に静める事ができます。
「零に向かって無限に静めていき、止まることなき所、之を統一」という、
と、藤平光一先生のご著書にあります。
統一体・氣の原理は、
この心の落ち着きを養うための、
ひとつの方法だと思います。
合氣道琴心館寺崎道場
助教 石井ひろ子
2019/08/27 07:20
「最短距離だから先に突ける」 月曜日 鈴蘭台教室 子ども親子・大人合氣道 8/26 2019 文 師範 寺崎秀行
「最短距離だから先に突ける」
月曜日 鈴蘭台教室
少年部 親子合氣道 18:00~19:00
夏休みも終わり、
子どもたちは二学期が始まります。
今日も鈴蘭台教室の子どもたちは、元氣にお稽古に来ていました。
元氣な子どもたちに接することで、指導者の私達も元氣をもらいプラスになれます。
子どもも大人も元氣が一番です。
九月は八級、九級昇級審査を行いますので、しっかりと練習しましょう!
八級昇級審査基準の技の一つで、
肩取り一教を練習しました。
足さばきは後進技を使い、肩を掴みに来る相手の手をとるという、手足を同時に使わなくてはなりません。
これが、なかなかやってみると簡単ではなく、反対の手を出したり、後進技が出来なかったりと、
うまく出来ない子どもが多いのですが、
鈴蘭台教室の八級昇級を目指す子どもたちは、難なく行えてます。
何度も練習しているからこそ出来ることです。
指導者は子どもでも大人でもお弟子さんの進歩、成長ほど嬉しいものはありません!
その調子でこれからも稽古に励んで下さい。
今、出来ない子どもたちも稽古を重ねると必ず、出来るようになります。
今日の稽古内容
八級昇級審査基準
肩取り一教
正面打ち呼吸投げ
胸突き小手おろし
大人の部 19:00~20:30
いつも熱心にお稽古に来られる、お弟子さんKさんから「胸突き小手おろしを教えて下さい」と要望がありましたので、
大人四級審査基準 胸突き小手おろしを稽古しました。
まず、最初に相手が先に突いて来ても腰を少し回転させ最短距離で相手の脇腹に当て身を入れる事が可能です。
これは、最短距離で相手の脇腹を突くことが肝要です。
大きく腰を回転させたり、腕を高く上げたりしては相手に先に突かれてしまいます。
この原理・原則を説明と実践し、何度も反復練習しました。
ただ、これだけでは当て身は入れることは出来るが相手を制すことは出来ません。
相手を制す為には、胸突き小手おろしという合氣道の技が必要になります。
大人クラスではより詳細に各パーツに分けて腰の回転の位置、小手をとる手の位置、足の運びなどを
何度も練習します。
特に相手の打ってくる氣を尊重しなければなりません。
突かすだけ突かしきるから相手は遠心力の作用で、自分の方へ戻ってきます。
常に相手の氣を尊び、争わざるの理を実践しなければ相手は反発し、投げることも制すことも出来ません。
小手おろしも同様に相手の手を強く握ったり、強く押し下げようとしても、
相手は倒れません。
天地=自然の法則である
重力に逆らわず、身体の重みを下に置き、
相手の氣の流れる方向に撫で下ろすと
相手は痛みに耐えきれず倒れます。
力は抜いたほうが強い❗
これを潜在意識にしっかりと入れ、
楽しく真剣に愉快に稽古することが肝要です。
本日の稽古内容
胸突き小手おろし
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行
2019/08/26 07:12
「氣の動きを感じて動く!」土曜日 上沢教室 少年部親子 大人 8/24 2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「氣の動きを感じて動く!」
上沢教室 少年部親子クラス
16:30~17:30
本日の稽古
横面打ち小手下ろし
横面打ち小手下ろし円運動
呼吸動作
今日は三人組でAは臍下の一点に心を静め、
統一体で立ちます。
BとCはそれぞれAの片手首を両手しっかりと持ち下に押し下げます。
Aが臍下の一点を感じている時は、少々押し下げられてもぐらつかないが、
臍下の一点が抜けてしまっては途端にぐらつき前のめりに崩れます。
Aは持たせている両手を氣にせず臍下の一点から前に進むと、BとCはこれを止めることが出来ず引きずられていきます。
どの様な状況でも常に臍下の一点を保持し、リラックスして力を抜いた統一体が一番強いということを
合氣道では常に学びます。
これを日常、学校、勉強に活かさなくてはいけません。
兄弟でお稽古にかよっていた
Sくん兄弟。
お兄ちゃんが事情があり、
先月辞めました。
弟も一緒に辞めるのかなと
思っていた所、辞めずに
一人で通い続けています。
まだ小さい弟くんの
思いがけない根性に感動しました。
氣が出ているなあ❗️
大人クラス 17:30~19:30
本日の稽古
短刀取り胸つき小手下ろし
短刀取り逆手持ち横面打ち五教
呼吸動作
短刀取り逆手持ち横面打ち五教の技は
(受けが右手に短刀を持っている場合)
相手の
氣が動いたとき、
機を逃さず、
同時に
左半身の足を
クロスステップで
相手の
懐に向かって
踏み出す。
一教体操の要領でのびのびと指先から半円を描くように下から擦り上げながら、
肩を中心に、
指先から
氣を出して、
相手が
振りかざそうとする
腕を
折れない腕で
制する。
このとき、
踏み出すのが
瞬時遅れると、
受けが
逆手に持った
短刀で、
刺されてしまう。
相手の
氣が動くとき、
氣が入ってくる前に、
自分の強い氣で、
制する事が
重要と
教わりました。
自分では
早く動いた
つもりでも、
全然遅い‼️
と指摘して
いただきます。
いかに
神経を
研ぎ澄まして、
氣を感じる
感受性を高めていくか、
今後の課題です。
合氣道琴心館寺崎道場
助教 石井ひろ子