2019/09/05 16:22
「力を抜いたら納める場所があります」水曜日 上沢教室 少年部 大人の部 9/4.2019 文 師範 寺崎秀行
日々の稽古
「力を抜いたら納める場所があります」
水曜日 上沢教室 少年部
17:45〜18:45
九月最初の水曜日。
最高氣温三十度超えの残暑厳しい
九月のスタートですが、
本日もたくさんの子ども達が元氣に稽古に来ていました!
約一ヶ月ぶりに顔を見る子どももいました。
また今日から楽しくお稽古しましょう❗
合氣道のお稽古は先輩が後輩の面倒を見ます、
年上または、級が上級の人が下の子どもの面倒を見る。
二人組で稽古するときも、出来る人が技を教えてあげます。
人を教えることで上達し、教わることで感謝する。
中には自ら率先して入門間もない子どもや、下の子どもと二人組になり、
手の出し方や足の運び方などを丁寧に教えてあげる子どももいます。
合氣道を通じて人に親切にする和の心を学び、
これからの人生に活かして頂きたい!
子どもたちを見ていて、いつもそうあってほしいと願っています。
今日の稽古内容
両手取り天地投げ 入身
呼吸動作
呼吸法
大人の部
19:00~20:30
いざというとき、よし頑張るぞと力んでしまいがちです。
力むと身体に力が入り、硬くなって本来の能力を発揮出来なくなります。
力を抜いてリラックスしなければ、と思えば思うほど余計に力が入ってしまいがちです。
周りやその道の指導者も力を抜けとアドバイスをしてくれるが、
誰もどうすれば力を抜くことが出来るかを教えてはくれません。
その一方で、ここ一番という時にはがんばれ、
渾身の力をふりしぼれとも言います。
渾身の力ってどんな力なのでしょう?
なぜ?ここ一番という時に力が入ってしまうのか?
力を抜くことと力を入れることはどう違うのでしょう?
どうすれば、力を抜くことが出来るのでしょう?
小、中、高校と野球少年だった私も
指導者からは「力抜いていけ」とアドバイスはしてくれますが、
誰からもどうしたら力を抜くことが出来るかは教えてもらえませんでした。
指導者本人がどうしたら力を抜けるか知らないので、教えようもありませんよね。
縁あって藤平光一先生の流れを汲む
合氣道琴心館 館長 琴地茂先生に弟子入りし、
合氣道と出会い、稽古を重ね、力を抜く方法、氣の原理を教わり、今があります。
力を抜くにはその力を納める場所を知らねばなりません。
自分の帰る家を知らない子どもに家に帰りなさいと言っても帰ることが出来ません。
帰る場所、納める場所を教えてあげないと安心して力を抜くことは出来ない。
その場所こそが臍下の一点です。
臍から約10センチほど下の肉体的に力を入れようにも入らない場所です。
臍下の一点を動かさない様に意識し、そこを起点にして稽古を続けていると、
そのうちに、その身体の動かし方が潜在意識にしっかり入り、
いくら速く動こうとも身体がぶれずに安定して、本来の力を発揮することが出来るようになります。
まずは臍下の一点を意識してゆっくりと身体を動かすことからはじめて下さい。
但し、そう簡単に体得出来るものではありません。
一年や二年で会得出来るものでもありません。
永遠のテーマです。
何故なら、力を抜くことに100%はないから!
身体の力だけではなく、心の力も抜かねばなりません。
きりがないのです。
本日の稽古内容
横面打ち呼吸投げ切り返し
楷書、草書
肩取り二教
入身、転換
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行