2019/09/11 07:08
「子ども合氣道は楽しく正しく褒める」土曜日 上沢教室 子ども・親子クラス 大人の部 9/7.2019 文 師範 寺崎秀行
日々の稽古
「子ども合氣道は楽しく正しく褒める」
上沢教室 少年部・親子クラス
16:30~17:30
9月最初の土曜日お稽古です。
今日も一名の体験者があり、
たくさんの子どもたちが、元氣にお稽古に来ていました☺️
子ども.親子クラスでは、いかに楽しく正しく教えるか?
これが重要です。
受身はこうだ!
技はこうだ!
直ぐに出来る子どももいますが、
難しいことを言っても直ぐには出来ない子どもたちのほうが圧倒的に多いです。
また子どもたちの集中力も長くは続きません。
受身が少々出来ていなくても
「そう、それでいいよ」
「上手くなったね!」
褒めてあげると子どもは嬉しいものです。
このまま放っておけば怪我をしそうな受身をしているときは、正してやらねばなりませんが、
道場に一人でも上手に受身をとれる人がいれば、
それを見ていつかはきちんと出来るようになります。
技も同様です。
飽きてきたな、集中力が切れてきたな、
と思えば、すぐ違うことをして氣を向けさせなければなりません。
今日も胡座姿の統一で前から二人から三人の子どもたちに押させて見せて、
二人組でひっくり返ったり返されたりして、
みんな笑顔で楽しく稽古していました。
一人の中学生が「僕も先生の肩を思いっきり押してみたいな?」と言っていたので、
「いいよ、思いっきりおしてごらん」
中学生はニコニコしながら押してきました。
真っ赤な顔をして押してきますが、
統一体ですので、崩れません。
「おい、どうした?押してんのか?」
「はい!押してます」「うーん、動きません。岩みたいです」
そのあと、二人に押させて同じようにやると
「スゲー」と言っていました。
上半身の力を抜き、
胡座の両膝先端と両膝の先端を結んだ中心の床に
臍下の一点が定まり、
相手の肘辺りに置く手は力を入れず、
「さあ、おいで」 と
相手の全てを受け入れてあげれば、
いくら押されても微動だにしない。
「倒れないぞ」と力を入れると簡単に倒されてしまう。
君たちにも
いつか出来るようになるよ!
日々のお稽古で少しずつ
楽しみながら、
薄皮を剥いでいくように
正しい心と身体の使い方を学んでいきます。
本日のお稽古
正面打ち一教 入身
正面打ち小手おろし
胡座姿の統一
大人の部
17:30~19:30
「何か習いたいことありますか?」
すかさず、石井ひろ子助教「はい。横面打ち呼吸投げ素通りをお願いします」
初段の昇段に向け、かなり氣合いが入ってます。
この技は横面を打ってきた相手の腕を
足さばきは転換して折れない腕で制し、
もう片方の手を拳で握り相手の顎に当て身を寸止めし、打ってきた方向に投げます。
門人の皆さんを見てると、
転換して相手の腕を制し、当て身を寸止めの一連の動作を同時に行うとき、
そのどれかの動作に氣が抜けてます!
当て身に氣が出てなかったり、
転換時に後ろに氣があったり、
折れない腕が力が入っていたりしています。
いくら速く手足を動かそうとも臍下の一点が抜けてはいけません。
横面打ち呼吸投げ巻き込み では、
受けは巻き込まれて下に後ろ向きに落とされます。
特殊な後ろ受け身になります。
慣れるまでは、ゆっくりと投げ、受けを行わなければなりません。
本日の稽古内容
呼吸動作
横面打ち呼吸投げ巻き込み
横面打ち呼吸投げ素通り
省略の二教
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行