2019/09/13 16:40
「合氣道の関節技は健康法です」火曜日 神戸常盤アリーナ 合氣道講座 9/10.2019 文 師範 寺崎秀行
「合氣道の関節技は健康法です」
日々の稽古
神戸常盤アリーナ 合氣道講座
10:30~12:00
合氣道講座 第二期 九月二週目のお稽古です。
今日は久しぶりにMさんもお稽古に来られました。
お元氣そうで何よりです!
前回から入門されました、受講生Kさんは何から何まで初めてのことばかりですので、
基本の合氣体操、健康体操を少しずつ基礎から皆で学んでいきます。
合氣道は「一から習い十を知り、また一に戻る」稽古を繰り返します。
本日は三級昇級に向けたお稽古で、
三教を稽古しました。
まず、三教の手の握り方から締める方向を何度も繰り返し稽古しました。
緩みを充分にとることが重要です。
しっかりと緩みをとらないと、いくら絞り上げても三教は効きません。
フワッと相手の手を握り氣で締め上げねばなりません。
ここでもやはり、力を入れてはダメなのですね😅
実際に「力を抜きなさい」といっても、
なかなか抜けません。
口で言うのは簡単ですが、そう簡単に出来るものではありませんよね。
「全身の力を完全に抜く」
永遠のテーマですよね😃
三教は関節技ですので、多少痛いです。
特に筋が強ばっていると痛いです。
子どもや女性は比較的柔らかい方が多いですが、
中高年の男性は固い方が多く、皆さん非常に痛がられます。
合氣道の関節技は順です。
則ち、曲がる方向に曲げるので安全ですし、ゆっくりと少しずつ筋を伸ばしてあげると、
後でスッキリし、肩凝りや首の凝りも解消され健康法になります。
但し、正しく行わなければなりません。
しっかり稽古しましょう!
今日の稽古内容
一人技
二教技
小手下ろし技
三教~固めるまで
立ち姿で両手を二人に下に引っ張らせ歩く
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行
2019/09/13 07:35
「強い力には力で対抗せず、むしろ力を抜く」水曜日 上沢教室 大人クラス 9/11.2019 文 助教 石井ひろ子
「強い力には力で対抗せず、むしろ力を抜く」
日々の稽古
上沢教室大人クラス
19:00~20:30
今日は、
3級の審査を目前に控えた方を対象とした
一人技と組技の確認と
胸つき小手下ろしの楷書、行書と
短刀取り胸つき小手下ろし
最後に呼吸法でした。
胸つき小手下ろしの楷書。
相手が
正面から拳で突いてくる。
氣の動いた瞬間に転換します。
相手の「突こう」という氣が動いて相手の拳が向かってきます。
心が身体を動かします。
氣が動いた時に転換するから、慌てず相手の腕を取ることが出来ます。
日常でも同じです。
時間に余裕を持って出発すれば、慌てずに行動出来ますし、時間にも遅れません。
転換し相手と背中合わせになり、顔は完全に反対を向く。
相手の氣の流れを尊重し、
突いてきた拳を突かせきり、
肘辺りから、掌を沿わせて
突いてきた腕の手首を
小指と薬指で、軽く持つ。
自分の太ももに
相手の腕をサッと下ろし、
顔を進行方向にしっかり向けて
自分が中心となり、円を描くように臍下の一点から前進する。
遠心力の作用で、
相手は自分より
少し遅れて付いてくるため、
自分が方向転換すると
その反動で
くるっと自分の正面に体が向く。
そこで小手下ろし。
小手下ろしで被せた手を
そのままの形で、肘に移動し、
相手の体をうつ伏せにして、
肩固め (二教) を極める。
相手の腕を取って円を描くように歩くとき、
力で引っ張ろうとすると相手の力とぶつかってしまいます。
相手が力を入れてくれば、
反対に自分は力を抜きます。
すると相手も力を抜いてくれます。
人間は無意識のうちに力には力で対抗しようとするものです。
「自分が力を抜けば相手も自然と力を抜く」
人間関係も同じです。
「争わずして勝つ」最上の勝ち方、
「争わざるの理」を合氣道の技を通じて学んでいきます。
行書、草書に慣れてくると、
楷書を忘れがちになります。
あくまでも、技の基本は楷書です。
習字でも楷書ー行事ー草書と習うように、
合氣道も「一から習い十を知り、また一に戻る」稽古を繰り返します。
今月から子ども合氣道の教室を持たせていただき、
お弟子さんを指導するときにも
とても大切な楷書です。
しっかり楷書を学びましょう!
合氣道琴心館 寺崎道場
助教 石井ひろ子
2019/09/12 20:11
「プラスの氣とマイナスの氣どちらを選びますか?」 月曜日 鈴蘭台教室 子ども親子・大人合氣道 9/9.2019 文 師範 寺崎秀行
「プラスの氣とマイナスの氣どちらを選びますか?」
月曜日 鈴蘭台教室
少年部 親子合氣道 18:00~19:00
今日も残暑厳しい九月の月曜日ですが、
子どもたちは元氣にお稽古に来ていました。
受身の稽古時、道場半周を左半身で半周を右半身で行っていますが、
今日の受身はいつもの倍です。
「今日の前受身は左半身で一周、右半身で一周しましょう」
数名の子どもからは「え~」「片方一周?」とマイナスの言葉が。
一人の女子が「やったー❗受身大好き💕」とプラスの言葉を発しました。
すると道場全体がプラスの氣で充満しました。
もしこの時、全ての子どもたちがマイナスの言葉を発していれば、
間違いなく道場全体はマイナスの重苦しい空氣が流れていたことでしょう。
プラスの氣もマイナスの氣もどちらも正しい。
物体に光を当てれば明るい箇所と暗い箇所が出来ます。
明と暗どちらも正しく、光を当てる角度を変えれば明と暗も変わってきます。
人間の考えも同じで、ある人にとっては正しいこともある人にとっては正しくない。
絶対に正しいなんてことは何一つありません。
でも南へ行きたかったら南へ歩かねばなりません。
南へ行きたいのに北に歩いていては、いつまでたっても南にたどり着けません。
明るく生き生きした人生を歩みたければプラスに生きればいい。
暗くジメジメした人生を歩みたければマイナスに生きればいい。
どちらを選ぶのかは本人次第なのです。
私たちが日々、稽古している合氣道はプラスの氣を学ぶところです。
もし、マイナスの氣を学びたければ、
合氣道琴心館寺崎道場で学ぶ必要はありません!
合氣道琴心館寺崎道場では稽古中にマイナスの言動があれば、必ずプラスの言葉で言い直してもらってます。
潜在意識にマイナスの事柄を入れないためです。
潜在意識は心の倉庫と呼ばれています。
ここにマイナスの事柄を溜め込んでいると、言動全てがマイナスになり、
マイナスがマイナスを呼び周囲もマイナスの氣の人が寄ってきます。
逆にプラスの氣はプラスを呼び周囲もプラスになります。
この女子の一言で道場全体がプラスになり、
他の子どもたちもニコニコしながら、受身で道場一周していました。
「嫌な時ほど楽しいな!好きだ!と言いなさい」
「嫌だなと思う人でも一つくらいは良いところがあります」
「その良いところだけみてお友達になりなさい」
「そうすれば、その人は自分の悪いところは出さずに良いところだけで仲良くなってくれる」
好きか嫌いか迷ったら、
まず「好きだと言いなさい」
すると本当に好きになり、苦手な科目も好きになり得意な科目になってくる。
とても素直な子どもたちは
「うんうん」頷いてニコニコして
「道場一周の受身は楽しい~」
「受身大好き」
と言って直ぐに実践していました。
見習わなくてはならない大人も多いはずですね❗
本日の稽古内容
胸突き呼吸投げ前方投げ
胡座の統一
大人の部 19:00~20:30
今日は片手取り一教入身を稽古しました。
前回と同様ですが、
大切なことは、始めから終わりまで氣を切らないことです。
皆さんの一教を見ていると、途中で必ずと言っていいほど一教の手が緩みます。
一度緩んでしまえば、相手を制すことは困難になります。
日常生活も全くもって同じです。
いかなるときでも氣を切ってはいけません!
氣は引っ込めてはいけません。
一度引っ込めてしまっては、なかなか氣は出せません。
氣が抜けた時が事件や事故、身体不調、諸々の災難に悩まされます!
氣が出ている人には天地が守ってくれます。
天地に任せて悠々と生きていきましょう❗
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行
2019/09/11 15:17
「姉妹の努力とご両親への感謝を」日曜日 ヨークカルチャー加古川 日曜子ども合氣道 9/8.2019 文 師範 寺崎秀行
「姉妹の努力とご両親への感謝を」
ヨークカルチャー加古川
子ども日曜合氣道
15:00~16:00
本日は四級昇級審査を行いました。
二名が合格しました。
おめでとうございます🎉
少年部の昇級は十級から始まり六級までです。
それ以降は大人の審査基準になります。
本日、四級に昇級した二名は姉妹で長い年月をかけて十級から昇級されました。
小学生から習い始めた合氣道も姉は高校生で妹は中学生になりました。
中学生になると部活や塾などで合氣道を辞めていく子どもたちもいますが、
この姉妹は熱心に通い続けています。
「続ける」という本人たちの努力は大したものです。
それ以上に続けさせてくれるご両親に感謝しなければなりません。
本人は続けたいけれども色んな理由で辞めていった子どもたちも見てきました。
この姉妹の努力とご両親への感謝を
後に「合氣道を習ってて良かったな!」と思ってもらえますよう
私自身、氣を出して合氣道の指導にあたりたいものです。
本日のお稽古内容
肩取り一教
正面打ち呼吸投げ
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行
2019/09/11 07:08
「子ども合氣道は楽しく正しく褒める」土曜日 上沢教室 子ども・親子クラス 大人の部 9/7.2019 文 師範 寺崎秀行
日々の稽古
「子ども合氣道は楽しく正しく褒める」
上沢教室 少年部・親子クラス
16:30~17:30
9月最初の土曜日お稽古です。
今日も一名の体験者があり、
たくさんの子どもたちが、元氣にお稽古に来ていました☺️
子ども.親子クラスでは、いかに楽しく正しく教えるか?
これが重要です。
受身はこうだ!
技はこうだ!
直ぐに出来る子どももいますが、
難しいことを言っても直ぐには出来ない子どもたちのほうが圧倒的に多いです。
また子どもたちの集中力も長くは続きません。
受身が少々出来ていなくても
「そう、それでいいよ」
「上手くなったね!」
褒めてあげると子どもは嬉しいものです。
このまま放っておけば怪我をしそうな受身をしているときは、正してやらねばなりませんが、
道場に一人でも上手に受身をとれる人がいれば、
それを見ていつかはきちんと出来るようになります。
技も同様です。
飽きてきたな、集中力が切れてきたな、
と思えば、すぐ違うことをして氣を向けさせなければなりません。
今日も胡座姿の統一で前から二人から三人の子どもたちに押させて見せて、
二人組でひっくり返ったり返されたりして、
みんな笑顔で楽しく稽古していました。
一人の中学生が「僕も先生の肩を思いっきり押してみたいな?」と言っていたので、
「いいよ、思いっきりおしてごらん」
中学生はニコニコしながら押してきました。
真っ赤な顔をして押してきますが、
統一体ですので、崩れません。
「おい、どうした?押してんのか?」
「はい!押してます」「うーん、動きません。岩みたいです」
そのあと、二人に押させて同じようにやると
「スゲー」と言っていました。
上半身の力を抜き、
胡座の両膝先端と両膝の先端を結んだ中心の床に
臍下の一点が定まり、
相手の肘辺りに置く手は力を入れず、
「さあ、おいで」 と
相手の全てを受け入れてあげれば、
いくら押されても微動だにしない。
「倒れないぞ」と力を入れると簡単に倒されてしまう。
君たちにも
いつか出来るようになるよ!
日々のお稽古で少しずつ
楽しみながら、
薄皮を剥いでいくように
正しい心と身体の使い方を学んでいきます。
本日のお稽古
正面打ち一教 入身
正面打ち小手おろし
胡座姿の統一
大人の部
17:30~19:30
「何か習いたいことありますか?」
すかさず、石井ひろ子助教「はい。横面打ち呼吸投げ素通りをお願いします」
初段の昇段に向け、かなり氣合いが入ってます。
この技は横面を打ってきた相手の腕を
足さばきは転換して折れない腕で制し、
もう片方の手を拳で握り相手の顎に当て身を寸止めし、打ってきた方向に投げます。
門人の皆さんを見てると、
転換して相手の腕を制し、当て身を寸止めの一連の動作を同時に行うとき、
そのどれかの動作に氣が抜けてます!
当て身に氣が出てなかったり、
転換時に後ろに氣があったり、
折れない腕が力が入っていたりしています。
いくら速く手足を動かそうとも臍下の一点が抜けてはいけません。
横面打ち呼吸投げ巻き込み では、
受けは巻き込まれて下に後ろ向きに落とされます。
特殊な後ろ受け身になります。
慣れるまでは、ゆっくりと投げ、受けを行わなければなりません。
本日の稽古内容
呼吸動作
横面打ち呼吸投げ巻き込み
横面打ち呼吸投げ素通り
省略の二教
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行