2019/09/13 07:35

「強い力には力で対抗せず、むしろ力を抜く」水曜日 上沢教室 大人クラス 9/11.2019 文 助教 石井ひろ子

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「強い力には力で対抗せず、むしろ力を抜く」

 

日々の稽古

上沢教室大人クラス

19:00~20:30

 

 

 

今日は、

 

 

 

3級の審査を目前に控えた方を対象とした

 

 

 

一人技と組技の確認と

 

 

 

胸つき小手下ろしの楷書、行書と

 

 

 

短刀取り胸つき小手下ろし

 

 

 

最後に呼吸法でした。

 

 

 

胸つき小手下ろしの楷書。

 

 

 

相手が

 

 

 

正面から拳で突いてくる。

 

 

 

氣の動いた瞬間に転換します。

 

 

 

相手の「突こう」という氣が動いて相手の拳が向かってきます。

 

 

 

心が身体を動かします。

 

 

 

氣が動いた時に転換するから、慌てず相手の腕を取ることが出来ます。

 

 

 

日常でも同じです。

 

 

 

時間に余裕を持って出発すれば、慌てずに行動出来ますし、時間にも遅れません。

 

 

 

転換し相手と背中合わせになり、顔は完全に反対を向く。

 

 

 

相手の氣の流れを尊重し、

 

 

 

突いてきた拳を突かせきり、

 

 

 

肘辺りから、掌を沿わせて

 

 

 

突いてきた腕の手首を

 

 

 

小指と薬指で、軽く持つ。

 

 

 

自分の太ももに

 

 

 

相手の腕をサッと下ろし、

 

 

 

顔を進行方向にしっかり向けて

 

 

 

自分が中心となり、円を描くように臍下の一点から前進する。

 

 

 

遠心力の作用で、

 

 

 

相手は自分より

 

 

 

少し遅れて付いてくるため、

 

 

 

自分が方向転換すると

 

 

 

その反動で

 

 

 

くるっと自分の正面に体が向く。

 

 

 

そこで小手下ろし。

 

 

 

小手下ろしで被せた手を

 

 

 

そのままの形で、肘に移動し、

 

 

 

相手の体をうつ伏せにして、

 

 

 

肩固め (二教) を極める。

 

 

 

相手の腕を取って円を描くように歩くとき、

 

 

 

力で引っ張ろうとすると相手の力とぶつかってしまいます。

 

 

 

相手が力を入れてくれば、

 

 

 

反対に自分は力を抜きます。

 

 

 

すると相手も力を抜いてくれます。

 

 

 

人間は無意識のうちに力には力で対抗しようとするものです。

 

 

 

「自分が力を抜けば相手も自然と力を抜く」

 

 

 

人間関係も同じです。

 

 

 

「争わずして勝つ」最上の勝ち方、

 

 

 

「争わざるの理」を合氣道の技を通じて学んでいきます。

 

 

 

行書、草書に慣れてくると、

 

 

 

楷書を忘れがちになります。

 

 

 

あくまでも、技の基本は楷書です。

 

 

 

習字でも楷書ー行事ー草書と習うように、

 

 

 

合氣道も「一から習い十を知り、また一に戻る」稽古を繰り返します。

 

 

 

今月から子ども合氣道の教室を持たせていただき、

 

 

 

お弟子さんを指導するときにも

 

 

 

とても大切な楷書です。

 

 

 

しっかり楷書を学びましょう!

 

 

 

合氣道琴心館 寺崎道場

助教 石井ひろ子