2020/06/11 18:30
「氣が通うということ」 水曜日 上沢教室 少年部・大人合氣道 令和2年6月10日
日々の稽古
「氣が通うということ」
水曜日 上沢教室
少年部17:45~18:45
大人の部19:00~20:30
少年部
コロナ禍による
緊急事態宣言も解除になり、少しずつ子どもたちも道場に復帰してきました。
手指の消毒、マスクの着用、換氣等、道場において出来る事を徹底し、稽古を継続しています。
近畿地方も梅雨に入り、蒸し暑い中でのマスク着用しての稽古は、指導者の私でさえエネルギーを消耗します。
また、熱中症のリスクも上がりますので、こまめな水分補給とマスクを外しての休息に特に氣を配らねばなりません。
今日は子どもたちに
「何故、挨拶をしなければならないのか?」という話をしました。
皆、「挨拶をしなさい」と親、学校の先生方から何度も聞いている。
だから、何となくしなければいけないことなのかな?
こう思っている子どもたちも多いでしょう。
大人でもけっこういるのではないでしょうか?
しなさい ではなく、
何故しなければならないのか? を教えてあげなければなりません。
意味が明確になれば、心から出来るようになります。
HOW TO SAY ではなく HOW TO DO を教え、学ぶ事が大切です。
挨拶をするということは、
〝あなたがそこに居ることを認めてますよ〞
「氣が通う」ということです。
ということは、挨拶をしないということは、
その人の存在を無視することになり、人間関係のもつれの原因になり、氣が通っていないことになります。
また、相手よりも先に挨拶することです。
相手に先に挨拶された後に、挨拶しても、それはただの返事にしかなりません。
インターネットで買い物出来るのも、宅配業者がトラックで自宅まで運んでくれる道路があるからです。
同じように、何事においても、氣が通わないと成功しません。
そして、もつ一つ、「氣が通う」ということは、心と身体が同じ方向を向いていることです。
そこで、立ち姿で前から押す、立ち姿の統一の稽古をして心と身体が同じ方向を向いている状態と、そうでない状態との違いを確認しました。
心と身体が同じ方向を向いている。すなわち、心身一如の状態では少々、子どもたちの肩辺りを押しても盤石でよろめきません。
反対に顔だけ違う方向を向いたとき、同じように押したら簡単に後方によろめきます。
安定した身体の状態が安定した心の状態であり、不安定な身体の状態が不安定な心の状態であります。
挨拶をするときには、相手よりも先に、相手の方に心と身体を向け元氣良くしましょう!
以前にも数回、同じように稽古の中で指導してますが、ややもすると忘れがちになります。
「人を教えるとは忍耐だ」と
師匠である琴心館館長 琴地先生は事ある毎に教えてくださいました。
子どもたちの潜在意識にしっかりと入るまで、根氣よく何度も同じことを続けることだと思います。
本日のお稽古内容
立ち姿の統一
胸突き回転投げ
両手取り天地投げ
相半身片手取り四方投げ
呼吸法
大人の部
本日のお稽古内容
一人技
二教技、三教技、小手おろし技、前進後進技
組技
肩取り二教 入身
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行