2020/02/09 23:54

「基本を、正しく何回も繰り返す」 剣・杖 特別稽古二回目 新長田総合庁舎 生活創造センター スタジオ 2/8.2019

「基本を、正しく何回も繰り返す」 剣・杖、特別稽古2回目    新長田総合庁舎生活創造センタースタジオA・B   2/8.2019  9:30~12:00

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日々の稽古

 

 

「基本を、正しく何回も繰り返す」

 

剣・杖 特別稽古2回目

新長田総合庁舎

生活創造センター

スタジオA・B  9:30~12:00

 

 

 

剣・杖を持つのが初めての会員さんがおりましたので、再度基本から学びました。

 

 

 

 

剣技では、剣の持ち方、正眼の構え、上段の構え、剣技1の号令1まで。

 

 

 

 

杖技では、杖の持ち方、構え方、杖技1の号令1までをご指導いただきました。

 

 

 

 

何故、剣技や杖技を学ぶのか?

 

 

 

 

それは、日常で氣を途切れさせないためと、

日常において、ものを持ったときに、そこにまで、氣を通わせる事を身につけるためです。

 

 

 

それを剣・杖を使って学びます。

 

 

 

 

剣は木刀です。

 

 

 

 

「きがたな」を氣型と、とらえます。

 

 

 

 

剣は、最も氣が出やすい形状です。

 

 

 

 

稽古内容

 

 

統一体での剣の持ち方

 

 

まず、統一体で立つ。

左手で剣の刃の部分に触れないように、剣を持つ。

 

 

 

 

この時、剣が床とほぼ平行になるように位置する。

 

 

 

 

次に、右手で柄の部分を持ち、右足を軽く前に出すと同時に、剣を正眼に構える。

 

 

 

 

剣先の延長線上が相手の眉間を差す高さにする。

 

 

 

 

統一体で構えると切っ先がピタリと、静止する。

 

 

 

 

構えたとき、剣先が揺れた分だけ、氣の緩みとみる。

 

 

 

 

正眼に構えたら、統一体が崩れていないか?氣のテストをします。

 

 

 

テストする人が、その剣を押しても、引いても、統一体が崩れない。

 

 

 

次に、剣をそうっと抜き、再び戻す。

 

 

 

 

ここでも、戻したとき剣先が揺れない。

揺れた分だけ統一体が崩れている。

 

 

 

 

統一体で構えると切っ先がピタリと、静止する。

 

 

 

 

次に上段に構える。

 

 

 

 

上半身の力を抜き、重みを肘に置いて、柄を握った手は拳一つあけて、額辺りに来るくらいの高さにする。

 

 

 

 

氣を出し「イチッ!」号令が先行し、前傾姿勢で剣を振り下ろす。

 

 

 

 

仙骨を立て、腕が伸びすぎないようにする。

へっぴり腰では統一体が崩れている。

 

 

 

 

この時、左手の小指と薬指で、剣の柄の先を握ることが大事。

 

 

 

 

あとの指は添えるだけで、強く握らない。

 

 

 

 

上段に構えた剣を上から下に振り下ろすとき、一旦剣を握る左手をゆるめ、下で再び持つ。

 

 

 

 

そうすると、力を抜いて剣の重みで振り下ろすことができる。

 

 

 

 

二人組になり、「イチッ!」の状態の剣先を、他の一人が軽く持ち、押す、引く。

 

 

 

 

統一体が崩れると、入り込まれる。

常に、臍下の一点に心を静め、氣を出す。

 

 

 

 

統一体での杖の持ち方

 

 

左手の、掌側を前に向けて杖を持ち、脇に挟む形で、統一体で立つ。

 

 

 

 

左足を前に出しながら、上方にあった杖の先を左足の少し前の床に立てる。

 

 

 

 

音はたてない。

 

 

 

 

左手を持ちやすい位置に変え、杖の、もう片方を右手で持ち、構えの姿勢になる。

 

 

 

 

杖の場合は、右手の小指と薬指で杖の端を持つ。あとの指は、杖を支えているだけである。

 

 

 

 

ここで、再び二人組になり、統一体で持てているかを確かめる。

構えた杖を押しても引いてもびくともしない。

 

 

 

 

押されたり、引っ張られて、姿勢が崩れたりするようでは、統一体ができていない。

 

 

 

 

常に号令が先行する。

 

 

 

 

「いちっ!」で左足を前に大きく出しながら、杖をねじり込むように回しながら前に、臍下の一点から突いていく。

 

 

 

 

右手の示指は左の手のひらの中に捻り入っていく。

臍が前を向く位、腰を捻り、氣を前に出す。

 

 

小指と薬指は臍下の一点と繋がっているので、その状態で左手を放し、右手だけで持っても杖先が揺れない。

 

 

 

 

右方向に移動し、杖を頭上に構える。

 

 

 

 

杖の構えは、膝を柔らかく、前方が低くなるようにする。

 

 

 

 

このときの型の原理、また何故、右方向に移動するのかを、前に剣を構えた人の動きを交えて教示していただきました。

 

 

 

 

親切でご丁寧なご指導、ありがとうございました🙇

感謝します。

 

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場 

助教  石井ひろ子