2020/02/07 20:10
「氣を出し懐に飛び込む稽古方法」二月集中稽古 2/7.2020
日々の稽古
「氣を出し懐に飛び込む稽古方法」
寺崎先生ご指導による、二月集中稽古
令和二年二月七日 午後の部
金曜日16:00-19:00
午前中の集中稽古は心身統一と呼吸法のお稽古でした。
午後の部は短刀取りのお稽古です。
短刀取り横面打ち四方投げ
投げが左半身で立つ時。
受けは右手に短刀を持って振りかぶり、
右足を一歩踏み込みながら、 投げの横面を斬りに行きます。
投げは右足を一歩踏み込み受けの懐に真っ直ぐに入り身で飛び込みます。
左手は小指側を外にして、 顔の外側を護ります。
投げはそのまま右足を軸に体を左に転回させながら、 左足を後方に踏み、右足を引きつけます。
この時、左手で受けの右腕を導いて、両手で受けの短刀を持った右手首を持ちます。
しっかり臍下の一点を定めて統一体でなければなりません。
投げは受けの右手を導いた勢いを止めることなく、 徒手の横面打ち四方投げの要領で受けの右手を振り上げます。
と同時に左足を、受けの両足の中間につま先を踏み、腰を回転させて、 右手で短刀を取りながら受けを四方投げで投げます。
徒手の横面打ち四方投げでは、三級審査基準。
投げは後進技の要領で後方に下がります。転換の入身又は、転換の転換となります。
しかし受けが短刀、剣を持って斬りかかってきた時、後方に下がると、 投げは受けに斬られてしまいます。
受けは投げの左横面を斬ってくるのであるから、投げは右足をまっすぐ入身で踏み込めば、
受けの懐に飛び込むことになります。
さらに投げは左手で小指側を外にして左横面を護っているので、 受けの右腕の内側にあたり、 受けは投げを斬ることは出来ません。
投げが受けを四方投げで投げる時、左手で短刀を取ろうとすると、もし手が滑ると短ふ刀の刃で左手の指を切ってしまいます。
投げは受けの右手首を持っていた右手を滑らせて、親指を短刀の柄の先端にあて、
小指側を短刀の峰の部分にあてて、 これをおろせば短刀を取ることが出来ます。
この入身を徒手の横面打ち四方投げで行うと、横面打ち四方投げ 入身の入身になります。
徒手との大きな違いは、
横面を斬りにきた受けの腕を振りかぶる時、
短刀取りの時は後方の手、もし投げが左半身なら左手で導くことになり、
徒手の時は前方の手、投げが左半身なら右手で導きます。
今日の集中稽古は私を含め三名以外の八名は、短刀取りが初めてでしたので、少し難しかったようです。
何度も稽古を重ねて覚えていきましょう❗
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
助教 一ノ瀬 尚