2020/01/21 20:14
「たまには騙されてみる?」日曜日 ヨークカルチャー加古川 子ども日曜合氣道 1/19.2020 文 助教 一ノ瀬尚
日々の稽古
「たまには騙されてみる?」
ヨークカルチャー加古川
子ども日曜合氣道 15:00~16:00
1月 2回目のお稽古です。
今日は1名お休みでした。
胴衣の乱れ、
帯がほどける、
お稽古前のマットの拭き掃除、
言葉使い ‥など‥など
手がかかる小学低学年の男子に、
「おい!◯◯◯こっちに来い!」と呼び寄せ、子どもと同じ目線になるように座り帯を直してあげる。
「帯はこうして結ぶんだよ。◯◯◯なら出来るようになるよ!」
「えっ!そんな技出来ない!」
「おい!◯◯◯出来ると言い直しなさい!」
「出来ます!」
「宜しい!」 と
子ども目線にたって何事もプラスの言葉を使われ、飽きずに何度も教えてあげなさい と
寺崎先生からいつも教わっています。
そして、子どもちにも、指導者を目指す私達にも、それを自ら率先して下さいます。
「手のかかる子どもは、ありがたい人だよ。あのような子どもを指導することで自分が学び、成長させてくれるんだよ」 と、
お稽古中に満面の笑顔で仰られました。
お稽古の終わりに、寺崎先生から 子ども達に 質問がありました 。
「もし先生の聞き間違いだったらごめんね 。」
「先週、男の子たち、稽古終わってから お着替えして、大声を出して走って帰りませんでしたか❓」
子ども達は少し不安げな表情で、「いいえ走ってません 。大声も出してません」と答えていました。
寺崎先生は 「そっか、先生の聞き間違いだった。」
「大声を出すと他の教室の迷惑だし、 走ると人とぶつかったら危ないので、静かに帰るようにしようね😃」
「 君たちならできるよね❗」 と、
プラスの言葉で締めくくられました。
本当に大声も出していないし走っていなかったら、
もっと自信に満ち溢れた表情で、「いいえ走ってません 。大声も出してません」 というはずです 。
先週、私は 助教として、この教室に入らせていただき、
確かに稽古終了後に、子ども達が大声を出して走っていく音を先生と聞いています 。
今日の稽古終了後 、
子ども達が教室を出て行き、 私たちは耳を澄まして、教室の外の音を聞いていました。
するとなんと❗
足音ひとつ立てずに、それはそれは静かに、子ども達は帰っていきました😆
「わかって騙されているなら、 腹も立たないね 」
「叱らずに、してはいけないことを 直すことができたね 。」と、
寺崎先生は満面の笑顔😉で仰られていました。
子どもたちを指導するのに、叱るばかりではなく、
叱らずにプラスの言葉で 指導する ということを 学びました。
今日の学びは とても勉強になりました。
このような学びはお金で買えない!
人生の貴重な学びです。
それを教えてくださる寺崎先生と、
今日この教室にいることが出来た周りの環境、天地に感謝いたします🙇
ありがとうございました。
本日のお稽古内容
両手取り呼吸投げ 白鳥の湖
楷書・草書
両手取り呼吸投げ 前方投げ
楷書
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
助教 一ノ瀬 尚