2020/01/05 11:26
「色に染まる」一般集中稽古 1月初回 1/3.2020 文 助教 一ノ瀬 尚
日々の稽古
「色に染まる」
一般集中稽古 1月初回 14:00~16:00
午前の指導者育成集中稽古で新たに3名が寺崎道場末席に加わりました。
丁度一年前に、私と小雪さんと寺崎先生の三人で立ち上げた教室も、よーちゃんも加わり、昨年12月には6人になり、今日から9人になりました。
女子ばかりのとても明るい合氣道道場です。
今日の集中稽古 午後の部は、昨年末に入門した、歌い手としてメジャーデビューを夢見るMちゃん、Kちゃん、
そしてこの教室では最年長、でもとても美人でエキゾチックな小雪さんと私の4名の寺崎先生ご指導によるお稽古です。
まず、初心者のための統一体の稽古です。
今日の稽古内容
立ち姿の統一体
折れ曲がらない腕
持ち上がらない腕
静坐の統一体
呼吸法
天地投げ楷書~草書
呼吸動作
MちゃんとKちゃんが交互に前に呼ばれて、
寺崎先生から氣が出ている心と身体の状態と氣が出ていない状態の説明を交えて体験しました。
私と小雪さんは寺崎道場 助教という立場で、指導者を目指してます。
初心者の人にどの様にして対応し、氣の原理を理解させ実行してもらう為のとても重要な私達にとっても貴重な稽古です。
特に私は寺崎先生ご不在時には師範代のお稽古を任されている立場です。
実際に自分でどの様にして伝えれば良いかを考えながら稽古を重ねています。
まずはとにかく、師匠の真似をする事が最大重要❗
師匠の全てを受け入れ、頭を空っぽにする事です。
空っぽにするから新たな事が入ってきます。
自分の知識や考えを残しているとそれが邪魔をして頭に入らなくなる。
やがて自分の進歩にも影響する。
進歩しない指導者につく弟子も当然進歩しない。
『人を教えることが出来る人が一番、技、人格ともに進歩するのが、氣の修行の最大の特徴』と寺崎先生から教えられています。
自分が理解し、技を覚えることは簡単な事だけど、それを何もわからない人達に教えるって本当に簡単な事ではありません。
でも、継続してるうちに出来るようになってくる人が出てくる。
師範代としての稽古の時に指導者としてやっているうちに1つ発見した事があります。
それは『色に染まる』ということ。
寺崎先生から全てを学びたい。
例えば呼吸動作という技。
寺崎先生の相手に争ったり力を入れさせない、あの柔らかく氣で覆い尽くされる感覚に憧れて、必死に練習しました。
でも寺崎先生のようには出来ない。
しかし、先日、私が書いた日々の稽古でもあるように「合氣道の根底にある呼吸法、手当てを稽古しないものが呼吸動作は会得出来ない」と寺崎先生からずっと教えられてきた。
だから私は実行しています。
呼吸法、手当ては力を入れては出来ません。
とにかく、抜く!
指先から強い氣を出す。
相手の身体にその指先が浸透していく!
やがて相手の身体を指先が通り抜けていく感触。
するとどうでしょう?
寺崎先生の言う通り、かなり呼吸動作が分かってきましたよ❗
寺崎先生以外なら簡単に投げれるようになってきました。
もちろん私とお稽古した人だけですよ😃
「みんな、やろうとしないだけ。素直に聞かないだけ」って寺崎先生いつも仰ってるけど、その通りですよね。
何でしないんだろうね?
あと、両手取り天地投げ草書
あの技も素敵❗憧れる💖
「尚、本氣で両手を取りに来い!」
取りに行った瞬間、投げられる!
ちょーカッコいい!
私もあんな風にやってみたい。
「本氣で取りに来るから分かるんだよ。本氣で取りに来ない人には分からないし、会得出来ないよ。何でもそうだよ。」
私のそういう思いや立ち居振舞いがこの教室の色を染める。
今日の寺崎先生からの教え
「この教室は他の教室より呼吸動作、天地投げ草書はレベルがツーランク位、上だよ」
「その調子でやるんだよ!そしたら新しい門人も含めて皆、とても上達するよ!」
「新人さんも、尚と小雪についていったら大丈夫だよ。」
『技の進歩が君達が成りたい夢の実現だよ』
歌手として有名になりたい!
歌い手として人に感動を与えるようになりたい!
全国ドームツアーで客席を満員にしたい!
その根底にあるものが氣の原理、心身統一体です。
私も皆の夢の実現に少しでも役に立てるよう、まずは自分が進歩する事。
そして一生、寺崎先生についていく事。
keep! aikido terasakidojo
合氣道琴心館寺崎道場
助教 一ノ瀬 尚