2020/01/05 00:10
「歌と氣に合するの道」一月稽古初め 指導者育成集中稽古 1/3.2020 文 助教 中島小雪
「歌と氣に合するの道」
指導者育成集中稽古
午前の部 11:00~12:30
令和二年、新年早々の指導者育成集中稽古です。
昨年末から引き続きお正月も私達の師範である寺崎先生ご指導のもと、
合氣道のお稽古をさせて頂ける事を大変、嬉しく感謝の氣持ちで一杯です。
そして、新年早々にもかかわらず本日、三名の体験の女性の方々が来られました。
三名とも歌うことが大好きなシンガーでお一人は既にメジャーデビューを果たされており、
お二人はメジャーデビューを夢見て日々歌のレッスンに励まれておられます。
〈歌と合氣道〉
何ら関係のない事のように思われますが、
私達が日々、お稽古していることは氣を出すこと=心身統一体が根底にあります。
それは合氣道という武道だけに縛られず、私達の生活そのものに深く関係があります。
何事をするにも氣が出ていなければ何も出来ません。
歌うことも氣が出ていなければなりません。
その為には、まず〝心が身体を動かす〞という氣の原理を学び、心身統一体を会得しなければなりません。
一見難しそうに聞こえますが、ごく当たり前のことをするだけです。
地球上表面において重力があります。
物を落とせば下に落ちる。私達人間の身体も物体ですので、重みは常に下にあります。
ごく当たり前すぎて普段は意識などしていませんが、
心に影響を受けたとき、身体に影響を受けたときに意識は知らず知らずのうちに上に上がってしまっています。
身体や心の状態を表す言葉で腹が立つことを「頭にくる」や緊張することを「あがる」などと言います。
その他、意識が上にあがっている状態とは、「驚いた時」「怒っているとき」「悲しんでいるとき」など。
私達は日常において、何度となく無意識に意識があがっています。
その反対が「落ち着き」です。
氣を出す=心身統一体を会得すれば、
どんな状況下においても自分の心を自由に扱うことが出来き、いつでも落ち着くことが出来るようになります。
体験の方にはまず、「心が身体を動かす」という氣の原理を正しい立ち姿から体験してもらいます。
今日来られた三名の方々は、歌う時の姿勢が重要です。
寺崎先生から、正しい立ち姿を学び、氣が出ている状態というのは、この様な状態だということを体験されました。
正しい立ち姿は少々、前から押されてもびくともしない姿勢です。
決して力で保つのではなく、リラックスすればこんなにも強い姿勢になる。
寺崎先生から「力は抜いた時の方が強いんだよ」
「だから、もし立って歌う時はね、正しい立ち姿でリラックスして歌うとより声も良く出ると思うよ。」
「私は歌のことは全然分からないけど、正しい姿勢と氣が出る姿勢なら教えることが出来るよ」のお言葉に全員頷かれておられました。
そして、入門を決められ次の一般の集中稽古からお稽古に来られます。
一年前に私達二人と寺崎先生の三名で始めたこの教室も、今日から九名になりました。
私が最年長(>_<)で十九才から◯◯才までの女性ばかりです。
キャーって賑やかな教室になりますが今年も宜しくお願いいたします🙇
ねっ😘❗寺崎先生
合氣道琴心館寺崎道場
助教 中島小雪