2019/12/28 07:43
「力を抜く」火曜日 神戸常盤アリーナ 公認合氣道講座 12/17.2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「力を抜く」
神戸常盤アリーナ
公認合氣道10:30~12:00
今日はお一人お休みでした。
この教室は、皆さん、笑顔が多く、
いつも和氣藹々、和やかな空氣がながれています。
ルチーンワークのあと、今日の最初の組技は、
羽交締め呼吸投げです。
ここでは初めての技です。
投げの後ろ手の両腕を、受けは自分の両腕でぎゅっと締めます。
投げは動けません。
両腕を羽交締めにされた投げは、
膝を伸ばしたまま、身体を前屈し、頭を下げていきます。
前屈する時、膝を曲げると、相手は背中に乗ってきてしまい、腕を抜くことができません。
力を抜き、 頭を自分の臍の方に出来るだけ丸めていき、
釘抜きの要領で相手の腕の間から、するりと腕を抜きます。
この時、力を入れて抜こうとすると、
相手の力とぶつかってしまい、抜くことができません。
腕の力を完全に抜き、その重みで抜いていきます。
その後は、 抜いた腕の方向に相手の背中側に回り、呼吸投げをします。
受けは後ろ受け身です。
この技も、力を抜くことが、何より大切です。
次に静坐の統一
統一体・氣のテストで、今日は横からも腕を押します。
横から押される力をまともに受けると、簡単に転がってしまいます。
臍下の一点に心をしずめ、
全身の力を完全に抜き、
横から押される力を全部臍下の一点に収めていく。
そうすると、横から押されてもびくともしない、磐石な状態を保つことができます。
心が体を動かします。
「零に向かって無限に静めていき、止まることなき所、之を統一」という、
と、藤平光一先生のご著書にあります。
本日の稽古
羽交締め呼吸投げ
静坐の統一(横から押す)
胸突き小手おろし
5~3級の組技
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
助教 石井ひろ子