2019/12/09 15:14
「理にかなった動き」水曜日 上沢教室 少年部・大人合氣道 12/4.2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「理にかなった動き」
水曜日 上沢教室
少年部 17:45~18:45
今日も元氣にたくさんの子どもたちが来ていました。
道場は活氣に充ち溢れています。
今日は、前回り受け身と後ろ回り受け身を、
寺崎師範が子どもたちの前で模範演技をされました。
決して転がるのではなく、
あくまでも受け身であり、
前回り受け身の場合、
おしりを上げていくと、仕方なく回ってしまう、
ということを、
実演を交えながらこどもたちにわかりやすく、説明されました。
後ろ回り受け身は、
まず、一番に足先が床に着きます。
次に肩の所に置いた手が着きます。
正しく綺麗なお手本を見ていると、潜在意識に入り、
いつかそのようにできるようになります。
続ける事が大切です。
本日の稽古
前回り受け身
後ろ回り受け身
前膝行、後ろ膝行
組技
胸突き一教
片手交差取り小手下ろし
呼吸動作
大人クラス 19:00~20:30
はじめに呼吸法がいかに大切であるかを、説かれました。
人の生命力が本体であり、心と体は着物である。
弱い心や体なら強い心や体に着替えればよい。
呼吸法でそれが可能になる。
毎日正しい呼吸法をして、真の落ち着きを身につけましょう。
組技の稽古は、
正面打ち呼吸投げの楷書です。
丁寧に一つ一つ実演しながら、教えていただきました。
技を区切って、何回も繰り返し稽古しました。
受けは、
折れない腕で、しなるように腕の重みだけで、投げの額めがけて打っていく。
投げは、
受けとの間合いをとり、相手の全体が見えるようにする。
手に執着しない。
受けが右手で打ってくる場合、
投げは右半身で構える。
先に氣を出し、相手を飲み込む。
余裕をもって、相手の氣が動いたときを逃さず、出発を早くする。
投げは、左足を出して相手の背中に回り、両手をあげるが、肩を上げない。
臍下の一点があがってしまうからである。
投げは、
右腕で、肘に重みをおき、
天から物が落ちてくる如く、相手の肩の辺りから腕をおとす。
相手の腕は通過点と考えて自分の腕の重みで落とす。
左手は肩にかけ、両手を同時に真下に落とし、
右足を大きく後ろに引き、相手を引き寄せる。
下げて上げて呼吸投げ。
人間は下げられたら上がろうとする、習性を利用する。
投げの右手が上がり、受けはその指先を見る。
投げは、相手の顔の外側に手の平を返して、真下に落とす。
受けはスライディング。
合氣道の技の動きは、全て理にかなった動きです。
正しい稽古を繰り返し、正しく身に付けていきましょう。
合氣道 琴心館 寺崎道場
助教 石井ひろ子