2019/10/30 16:55
「生きるということは氣を出すこと」 月曜日 鈴蘭台教室 子ども親子・大人合氣道 10/28.2019 文 師範 寺崎秀行
「生きるということは氣を出すこと」
月曜日 鈴蘭台教室
少年部 親子合氣道 18:00~19:00
十月四週目の月曜日お稽古です。
爪先立ちを数秒するだけで正しい立ち姿の姿勢になります。
正しい姿勢とは
一番強く、瞬時に動け、磐石であり、楽であり、持続出来る姿勢で、
人間本来の素晴らしい力が発揮出来る姿勢であります。
両手首を各々持たせて下に引っ張られてもぐらつかず、潰されません。
両手首を持たせたまま二人を引きずって歩くことも出来ます。
この時、腕で引っ張らず臍下の一点から前に進まねばなりません。
同時に諦めてもだめです❗
何事も諦めず臍下の一点から行動出来るよう
子どものうちから姿勢を整えておくことが大切です。
技は前回に引き続き、
今日も有段者向けの難易度の高い技に挑戦しました😆
後ろ手首取り小手おろしの楷書、草書を稽古しました。
大人の部 19:00~20:30
今日は剣と杖の稽古です。
剣は正眼、上段の構えです。
どちらの構えも統一体でなければなりません。
剣を構えるときは、剣の先端まで氣が通っています。
剣を押したり引いたり下げられたり上げられたりして、ぐらついたり剣が上がったり下がったりするようでは統一体は崩れています。
剣、杖を持つときに大切なのは小指と薬指です。
剣なら左手の小指と薬指で、杖なら右手の小指と薬指です。
小指と薬指は臍下の一点に繋がっています。
これを日常に活かせば身体の使い方が上手くなり、他の部位への負担が軽減されます。
例えば、買い物などで物を持つとき
小指と薬指に引っ掛けるように持つと、楽に持て腰や腕に負担がかかりにくくなり、見た目もスマートです。
これは臍下の一点、即ち
身体全体で物を持っているからです。
親指や人差し指を握りしめて持ったり、腕で持っていると、とても重く背筋も曲がり腕、腰などに負担がかかり、肩こりや腰痛の原因にもなります。
杖は持ち方の基本から号令一まで繰り返し練習しました。
杖を頭の上に構え大きく円を描くように臍下の一点から突きます。
二人組で相手に杖の先端を両手で持たせ、号令一、二の杖の突き方を稽古します。
殆んどの人は腕や杖の中程辺りに意識があり、そこから突くから相手に止められます。
「杖の先端を活かします」
先端を意識し大きく円を描くように突くと相手は吹っ飛びます。
杖を持たせた人を相手にしてはいけません。
相手にするのは天地です。
人を相手にせず、天地を相手にする生き方を合氣道の稽古を通じて学ばねばいけない❗
冗談でも「時々は統一体をくずしてもいいよ」とか絶対に言ってはならない。
残念ながら時々、門人からこの言葉を聞くときがあります。
その門人が技も受身も上達しないのは当たり前ですよね❗
するわけありませんよ!
わかったならすぐ直せ!
「生きるということは氣を出すこと」と
藤平光一先生、琴地先生から習いました。
氣を出すこと=統一体です。
統一体でなければ、氣が出ませんから。
生きている間は統一体が当たり前なのです❗
剣、杖の基本をしっかり繰り返し稽古しましょう!
本日の稽古内容
剣の構え 正眼、上段
杖の構え 号令一
呼吸法
合氣道琴心館寺崎道場
師範 寺崎秀行