2019/08/04 08:28

「弛むことなく稽古の中で」八月集中稽古 一日目 8/2 2019 文 道場長 寺崎秀行

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八月集中稽古 一日目 9:45~11:30



 

稽古内容


 

合氣体操


 

転換運動


 

氣のテスト


 

折れ曲がらない腕


 

持ち上がらない腕


 

一教技


 

正面打ち一教 入身・転換


 

正面打ち呼吸投げ 前方投げ




 

一教運動(技)


 

左半身、右半身、各々 「イチ」の号令で臍下の一点が前へ出ながら、


 

両腕から、のびのびと氣を出しながら、


 

腰から目の高さ辺りまで両手を開いたまま振り上げ、同時に腰も前方へつきだします。


 

両手を振り上げたとき、外側の指先、小指側に感覚が強くなければなりません。


 

二の腕辺りに感覚が残っているようなら、氣が滞っている証拠です。


 

「氣を出す」ということは、腕を伸ばして指先や、二の腕に力を入れることではありません。


 

完全に力を抜いた状態が、氣が出でいる状態です。


 

その状態で静止し、前方から手を押し返されても、後ろへ動いてはいけません。


 

臍下の一点に心を静め、両腕の力を抜いて振り上げれば、


 

押し返されたり、腕を曲げられたり、



 

後ろから押されても、前方へよろめくことはありません。


 

「ニイ」の号令で、腰を後ろへ引きながら、


 

両手の氣を出したまま、打ち下ろして腰のところに戻します。


 

この時、軽く小指を握りしめるように拳を握ります。


 

腕を下ろすときも両肩を中心とし、


 

両手をそれぞれ半径とした円を描き、遠心力を働かせながら、打ち下ろします。


 

この運動は、相手が真っ直ぐに自分の正面へ打ち込んでくるとき、


 

間髪を入れず、相手の腕とぶつからずに相手が打ち込んできた方向に返して押さえ倒す


 

「正面打ち一教」の基本となる動きです。


 

日々の稽古の合氣体操で行う「一教技」もやはり、正しく行うことが大切です❗


 

正しい努力は、正しい結果をもたらしますが、


 

間違った努力は、間違った結果をもたらします。


 

怠ることのないよう、一回、一回正しく稽古しましょう❗


 

その一回が数ヵ月先、数年後に成果として現れます。



 

合氣道琴心館寺崎道場 
道場長 寺崎秀行