2019/07/23 15:11
「不思議な光景」月曜日 鈴蘭台教室 師範代稽古 7/22 2019
鈴蘭台教室 少年部・親子合氣道 18:00~19:00
本日は、助教辻本による師範代稽古でした。
本日の稽古内容、
・肩取り一教(入身)
・呼吸法
鈴蘭台教室では、私の妻、3人の子ども達も一緒に合氣道させていただいています。
寺崎師範ご不在でしたが、だらけてしまうことなく、
師範代稽古させていただく私が、伝える事を真剣に聴いて稽古していました。
親子で氣を出して合氣道。
嬉しく、楽しく、幸せな時間でした。
そんな余韻に浸っている私に長女が一言。
「楽しかったけど、やっぱり寺崎先生がええな!」
重々わかっています。私もです!
大人の部 19:00~20:30
少年部、親子合氣道に引き続き、
助教辻本による師範代稽古でした。
本日の稽古内容、
・肩取り一教(入身)
・呼吸法
寺崎師範に教わっていることを脳裏に思い浮かべながら、
一つひとつ確認しながら、実演して、
皆さんにお伝えして、全体で稽古していただく。
入門してまだ日が浅い門人もおられますので、
相手の肩(肩の部分の道着)の取り方、
肩取りさせた相手の手の下ろし方、
足さばきの仕方、
と技に必要な形をまずお伝えしては、
実践していただく。
その都度、少し距離を取って門人の動き全体を確認していた時、
私の目の前に不思議な光景が広がりました。
肩取り一教の投げの稽古をしている門人が、
私自身に見えたのです。
『辻本さん、手元に目線が行ってる。目線は相手の顔を通り抜けるんやで!』
『辻本さん、取らせた相手の手を下に落としてから手を掴むんや』
『辻本さん、前足はしっかり後ろ足に引きつける。足先はまっすぐ!前に氣を出す!』
『辻本さん、相手の肩を支点に大きく腕を振り上げて、臍下の一点から前に大きく一歩踏み出す!』
『辻本さん、出す足反対や~』
『辻本さん、相手を導く方向が違うんや。一教やけど二教を効かせながら相手の顔に向かって導く!』
『辻本さん、手の力で相手を抑えると立たれるで。臍下の一点で抑える』
『辻本さん、相手を前に倒す時、相手を氣にしない。一氣に前に歩く!』
『辻本さん、相手を前に倒す時すでに手が緩んでる。それでは最後、手首をきめられないよ』
『辻本さん!仙骨立てて、最後は跪坐!』
そして、その私に指導して下さっている寺崎師範も見えたのです。
関東の門人の集中稽古に行っておられるので、もちろん寺崎師範は鈴蘭台にはおられません。
おいおい。
つじもん、大丈夫か!?
と思われるでしょうか。
上手く言葉で説明できないのですが、
確かに寺崎師範にワンポイントの指導をいただく私が稽古しているように見えたのです。
自分が稽古する姿を客観的に見るためには、画像や動画になるのでしょう。
しかし、そうではないです。
時間にしてどれくらいだったのかはわかりませんが、
「あ~っ!なるほど!確かに先生の教えてくれた通りにできてないわ~辻本!」
と何度も
自分が自分を客観的に見ている不思議な感覚になりました。
そして、もの凄く勉強になりました。
師範代稽古をさせていただくようになって初めての感覚。
寺崎師範や門人に伝えたいけどお伝えできるだろうか。
今月も師範代稽古をさせていただき、ありがとうございました。
寺崎道場助教 辻本友樹