2020/06/27 13:10

「形ないものを見る」名谷南会館 親子合氣道教室 令和2年6月26日

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日々のお稽古

「形のないものを見る」

 

令和2年6月26日 金曜日

神戸市須磨区 名谷南会館2F和室

氣と呼吸法教室 13:45~15:00

親子合氣道教室 16:45~17:45

 

本日の親子合氣道教室も熱心な親子のお弟子さんが、お稽古に来られました。

 

まだ未就学児の子どもでも、氣を出すことにより持てる力を存分に発揮出来るようになります。

 

氣を出すには?

氣が出る姿勢が大変重要です。

 

前の呼吸法教室に引き続き、親子合氣道教室でも姿勢が大切です。

 

姿勢が乱れていては、氣を出すことは出来ません。

 

姿勢の乱れは、心の乱れであり、

心の乱れは、姿勢の乱れです。

 

今日は、あぐら姿の正しい姿勢になり、前から肩辺りをじわりと押してもらいます。

 

あぐら姿で重要なことは、両膝の先端を結んだ中心の床辺りに、全身の重みが掛かるように座ります。

 

この全身の重みが掛かるところが、あぐら姿の臍下の一点です。

 

重みが下にあるので、自然と上半身に余計な力がかかりません。

 

これが「力を抜く」であり、

決して「力が抜ける」ではありません。

 

力は抜かねばなりません。

 

相手の手が肩に触れたとき、そっと相手の肘から手首の中間辺りに手を下から添えます。

 

相手が押してきたとき、決してその力と争わず、添えた手を通して相手の力を相手に返していきます。

 

下から添えた手で相手の力を止めようなどと一瞬でも思うと、たちまち相手の力を受けひっくり返されてしまいます。

 

相手に好きなだけ押させて相手の力を受けない

 

これが「争わざるの理」です。

 

ここでも姿勢が重要です。

 

下から添えた手の肘辺りに腕の重みを置きます。

 

そうすることで、上半身に余計な力がかからなくなり盤石の姿勢ができあがります。

 

小さい子どもには、少しずつ押してやり出来たときには、思いっきり褒めてあげましょう!

 

そうすることで、自分に少しずつ自信が持てるようになります。

 

姿勢という形あるものと、

一方で心という形ないもの

その両方が同じ方向を向き、同時に使えてこそ持てる力を存分に発揮することが出来ます。

 

難しく聞こえるかも知れませんが、決して難しいことではありません。

 

本来、心と身体は一つのものです。

 

自分自身に、どこまでが身体で、どこまでが心か?という区別はないのですから。

 

心身一如は誰にでも出きるものです。

 

 

合氣道琴心館寺崎道場

師範 寺崎秀行