2019/12/09 08:21
「基本をしっかり身につける」 日曜日 第一回 剣技・杖技講習会 新長田総合庁舎生活創造センター 12/1.2019 文 助教 石井ひろ子
日々の稽古
「基本をしっかり身につける」
第一回 剣技・杖技講習会
新長田総合庁舎生活創造センター
スタジオB
9:30~12:00
一般会員向けの第一回剣技・杖技講習会です。
第一回目の講習会は病欠、日曜日ということで都合がつかないなど、
少人数での稽古になりました。
剣技1の1~3、杖技1の1をご指導いただきました。
新しい施設で気持ちいいですが、備え付けの敷物がヨガマットで、組技の稽古には不向きなようです。
稽古内容
統一体での剣の持ち方
上半身の力を抜いてリラックスした状態、統一体で立ち、剣を正眼に構える。
もう一人が、その剣をそうっと抜き、再び戻す。
戻したとき、剣先が揺れない。
揺れた分だけ統一体が崩れている。
剣技1
左手で、剣の刃の部分に手を触れぬように、
床とほぼ平行になるように剣を持ち、
浅く礼をする。
右足を軽く出しながら、正眼に構える。
統一体で構えると切先がピタリと、静止する。
次に上段に構える。
上半身の力を抜き、重みを肘に置いて、
柄を握った手は額辺りに来るくらいの高さにする。
氣を出し「イチッ!」号令が先行し、前傾姿勢で剣を振り下ろす。
仙骨を立て、腕が伸びすぎないようにする。
へっぴり腰では統一体が崩れている。
この時、左手の小指と薬指で、剣の柄の先を握ることが大事。
あとの指は添えるだけで、強く握らない。
上段に構えた剣を上から下に振り下ろすとき、
一旦剣を握る左手をゆるめ、下で再び持つ。
そうすると、力を抜いて剣の重みで振り下ろすことができる。
振り下ろすときも、方向を変えるときも、
剣を強く握らず、ふわーっと持ち、手首を柔らかく使う。
常に、臍下の一点に心を静め、氣を出す。
「ニィッ!」号令が先行し、体が伸び上がると同時に、前に氣を出し峰を左にして突く。
手首を柔らかく使う。
「サンッ!」で、剣先を置いたまま、体の方向を変え、1と同様に振り下ろす。
二人組になり、「ニィッ!」の状態の剣先を、他の一人が軽く持つ。
その場所から、剣先が動かないようにしておく。
剣を構えている人は、自分の右手の甲を額に近づけるようにして、頭上で剣を振りおろす。
最短距離で剣の向きを変える。
統一体での杖の持ち方
左手で杖を持つ。
手のひら側を前に向けて持ち、杖を脇に挟む形で、統一体で立つ。
浅く礼をする。
左足を前に出しながら、上方にあった杖の先を左足の少し前の床に立てる。
音はたてない。
左手を持ちやすい位置に変え、杖の、もう片方を右手で持ち、突きの構えの姿勢になる。
ここで、再び二人組になり、統一体で持てているかを確かめる。
杖の場合は、右手の小指と薬指で杖の端を持つ。
あとの指は、杖を支えているだけである。
テストする人が、構えた杖を押しても引いてもびくともしない。
押されたり、引っ張られて、姿勢が崩れたりするようでは、統一体ができていない。
常に号令 (念) が先行する。
「いちっ!」で左足を前に大きく出しながら、杖を回しながら前に突いていく。
右手の示指は左の手のひらの中に捻り入っていく。
突いたらすぐに右方向に移動し、杖を頭上に構える。
前方が低くなるようにする。
このときの型の原理を、前に剣を構えた人の動きを交えて教示していただきました。
基本をしっかり身に付けましょう❗
親切でご丁寧なご指導、ありがとうございました🙇
感謝します。
第ニ回 剣技・杖技講習会は2020年2月に行います。
合氣道 琴心館 寺崎道場
助教 石井ひろ子