2019/07/20 09:03
「余計な言葉はいらない」金曜日 学園都市カルチャーセンター 合氣道 師範代稽古 7/19 2019
金曜日 学園都市カルチャーセンター 合氣道 19:00~20:20
本日は、助教辻本による師範代稽古でした。
稽古の内容は、
・肩取り二教(入身)
・横面打ち四方投げ(入身・転換)
・横面打ち呼吸投げ(前方投げ)
・両手取り呼吸投げ(前方投げ)
・呼吸動作
師範代として、また、
今月からコープカルチャー神戸北のこども合氣道の講師をさせていただくようになり、
門人の前で技を実演、説明させていただく機会が増えると、
寺崎師範がどのように私たちに合氣道を指導してくださっているのかをより注意深く見聴きし、
日常でもその姿を頻繁に脳裏に思い浮かべるようになりました。
そうしていると「あっ!そうか!」と氣がつくことが出てきます。
こども達に合氣道の技を伝える時、師範から教わったことを私なりに懸命に伝えていました。
できていることも伝えますが、同時にできていない動きも全部伝えたくなる。
一生懸命伝えているつもりが、余計な言葉が多すぎて、
こども達からすれば結局何を言われているのかよくわからない。
私は、これを繰り返していました。
寺崎師範から何度も
「辻本さんが伝えたい6割ぐらいが伝われば充分というつもりで教えてあげなさい」
と指導していただいていました。
寺崎師範は個別に技を指導する時はワンポイントの指導をされている。
一度に私のように全部を何とかしなければとあれこれ言いません。
そのワンポイントをその子が修正できたら「そう!できてる!」と声をかけておられます。
今日の稽古では、こども達一人ひとりの技を受けて、
氣がついたことを意識して「一つだけ」各人に伝えるようにしました。
目線、足先の向き、体の向き、脇を開かない、力を抜くなど
一度に全て伝えるのではなく、一人に一つだけ。
皆、その後に私が伝えた一つのことを修正しようとしているのが良くわかりました。
「余計な言葉はいらない」
合氣道では、余計な力が心や体に入ると相手を導けず、技が上手くできません。
相手に伝える言葉も同じなのですね。
合氣道琴心館 寺崎道場 助教 辻本友樹