2025-05-19 03:13:00

" 一つの道を極めれば、必ずや光は見えてくる "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏 ( りっか ) 末候

 

七十二候

第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

 

「立夏」は次候から末候へと移りました。

5月15日~20日ころにあたります。

 

「竹笋生」はタケノコが地上に顔を出す頃。

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

『 ひとつ の みち を きわめ れ ば、かならず や ひかり は みえ て くる 』

 

 

 

 

" 一つの真理を深く掴めば、おのずと万象に通じる " 

 

 

 

 

私は、合氣道師範として、

 

多くのお弟子さんたちを見守る中で、

この言葉の重みを何度も感じてきたものです。

 

 

 

 

今日、語るのは、

一人の不器用な弟子の話です。

 

 

 

彼女は、技の飲み込みが人より遅く、

いつも焦燥感を抱えていました。

 

 

 

「先生、私は皆のように上手く動けません。やはり、この道は私には向いていないのでしょうか…」と、

 

当時は何度も不安を口にしていました。

 

 

 

 

しかし、

私は彼女の稽古への

真摯な眼差しを見逃しはしませんでした。

 

 

 

 

派手な動きは不得手かもしれませんが、

基本動作の一つ一つを、

 

誰よりも丁寧に、

そして深く掘り下げようとしていました。

 

 

 

" 受け身の際の身体の使い方 " 

 

" 体捌きの際の重心の移動 " 

 

" 呼吸法の際の臍下の一点への意識の集中 " 

 

 

 

 

それらは、

単なる反復練習ではなく、

 

相手の氣、その流れを、

全身で感じ取ろうとする、

 

真剣な探求だったのです。

 

 

そして、

それを日常生活に活かすことを

彼女は怠りませんでした。

 

 

 

 

「焦ることはない」と

私は彼女に、事あるごとに言いました。

 

 

 

 

「君のその地道な努力こそが、

何よりも貴重です。

技の表面をなぞるのではなく、

その奥にある理合いを、

心身で理解しようとしている。

それは、いずれ偉大な力となるはず。」

 

 

 

 

彼女は、私の言葉を信じ、

ひたすらに基本動作を繰り返しました。

 

 

 

最初は戸惑っていたようでしたが、

日を追うごとに、

彼女の動きには

微かな変化が表れ始めました。

 

 

 

 

相手のほんの僅かな

" 氣の変化 " を感じ取り、それに自然に対応する。

 

力任せではない、" 理にかなった動き " 。

 

 

 

それは、

まさに合氣道の真髄に触れ始めた証でした。

 

 

 

 

「先生、最近、少しだけ相手の動きがわかるような氣がします…」

 

 

 

 

彼女の言葉に、

私は深い喜びを感じました。

 

 

 

 

才能の有無ではない。

 

 

 

" 愚直なまでの継続こそが、真の洞察力を生むのです " 

 

 

 

 

一つの基本を、

諦めずに磨き続けた彼女の努力が、

入門から四年近く経った頃に、

ようやく光を見せ始めたのです。

 

 

 

 

そして今や、

その日本女子は

三十人以上のお弟子さんを指導する

合氣道師範へと成長しました。

 

 

 

 

合氣道の道は、

一朝一夕に極められるものではないのです。

 

 

 

 

しかし、

一つの技、

一つの動きに深く向き合い、

 

 

その奥にある

「目には見えない理合い」を

体得しようと " 必死で努力 " すれば、

 

 

おのずと他の動き、

さらには武道の奥深さ全体が

見えてくるように思うのです。

 

 

 

 

弟子諸君!

その地道な歩みを、決して止めるな。

 

 

 

君たちが今、

懸命に磨いている " その一点 " こそが、

 

やがて光となり、

君たちの未来を照らしてくれると

私は心から信じています。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-05-16 03:50:00

" 【驚愕の真実】 教えなければ人間は〇〇と同じ!?"

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏 ( りっか ) 末候

 

七十二候

第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

 

「立夏」は次候から末候へと移りました。

5月15日~20日ころにあたります。

 

「竹笋生」はタケノコが地上に顔を出す頃。

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

『 【きょうがく の しんじつ】おし え なけれ ば にんげん は 〇〇 と おな じ!?  』

 

 

 

 

" 眠れる才能を開花させる唯一の方法 "

 

 

 

 

「人間は万物の霊長である」

 

 

確かに、

人間は他の動物には真似できない

思考力や創造性を持ち、

 

文明を築き上げてきました。

 

 

 

 

しかし、

ちょっと考えてみてください。

 

 

 

もし、

生まれたばかりの赤ちゃんを

誰一人として教えることなく、

 

ただ放置したらどうなるでしょうか?

 

 

 

 

言葉を覚えることもなく、

道具を使うことも知らず、

社会のルールも理解できない。

 

 

 

おそらく、

その子は「人間らしい」生活を

送ることはできないでしょう。

 

 

それは、

まるで「野獣」と

同じような状態かもしれません。

 

 

 

 

天才の陰に必ず存在する「教え」という光。

 

 

 

 

歴史に名を残す偉人たち、

たとえば、哲学者や科学者、芸術家。

 

 

 

彼らは皆、

生まれながらにして

特別な「才能」を持っていたのでしょうか?

 

 

 

いいえ、決して、そんなことはありません。

 

 

 

 

彼らもまた、

 

幼い頃には親や師、

先輩といった存在から様々な教えを受け、

導かれてきました。

 

 

 

 

その教えがあったからこそ、

彼らは自身の「才能」を開花させ、

 

偉業を成し遂げることができたのです。

 

 

 

 

もし、

その導きがなければ、

 

せっかくの「才能」も土の中で

眠ったままだったかもしれません。

 

 

 

 

 

教えること、それは未来を創る尊い使命。

 

 

 

 

 

「教えずしては、何ものも生まれてはこないのである。」

 

 

 

 

 

この松下幸之助さんの言葉は、

" 教育の根幹 " を突いていると思うのです。

 

 

 

 

新しい「知識」、「技術」、

そして「人間としての生き方」

 

 

 

 

それらは全て、

誰か、から、誰かへと

 

伝えられていくことで、

初めて形を成し、発展していきます。

 

 

 

 

" 教える " ことは、

単なる知識の伝達ではありません。

 

 

 

それは、

後輩に対する先輩の、

子どもに対する大人の、

 

人間としての大切な使命なのです。

 

 

 

 

私たちは、

この大切な務めを、

お互いに真摯な態度で、

 

そして、

深い愛情と熱意をもって

果たしているでしょうか?

 

 

 

 

 

未来への投資:教える情熱と学ぶ謙虚さ。

 

 

 

 

 

" もっと教えることに情熱を持ちたい。" 

 

" 自分の持つ知識や経験を、出し惜しみなく次世代に伝えたい。" 

 

 

 

そして、

" 教えられることに、もっと謙虚でありたい。"

 

" 師の言葉に耳を傾け、

真摯に学び、自身の成長の糧としたい。"

 

 

 

「教える情熱と学ぶ謙虚さ。」

 

 

この両輪があってこそ、

個人も社会も発展していくことが

できるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

眠れる才能を開花させる鍵は「教えの中にある。

 

 

 

 

人間は素晴らしい

可能性を秘めて生まれてきます。

 

 

 

しかし、

その可能性を開花させるためには、

 

周囲からの温かい「教え」が不可欠です。

 

 

 

 

もし、

あなたが

先輩、指導する立場であるならば、

 

後輩、弟子の成長を真剣に願い、

情熱を持って教えてあげてください。

 

 

もし、

あなたが

後輩、弟子の立場であるならば、

 

先輩、師匠の知識や経験に耳を傾け、

謙虚な姿勢で学んでください。

 

 

 

 

「教え」という名の

光を灯し続けることこそが、

 

私たち人間がより良く生きるため、

 

 

そして、日本の未来を

創造していくための

 

唯一の方法なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-05-15 03:47:00

" 「心の貯金」を始めよう。未来を拓く知恵の積み立て "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏 ( りっか ) 末候

 

七十二候

第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

 

「立夏」は次候から末候へと移りました。

5月15日~20日ころにあたります。

 

「竹笋生」はタケノコが地上に顔を出す頃。

 

 

 

 

 

 今日のお題

 

 

 

 

 

『 こころ の ちょきん を はじめ よう。みらい を ひら く ちえ の つみたて 』

 

 

 

 

" 良質な書籍 " に触れ、

" ためになる話 " に耳を傾け、

 

心の引き出しを豊かにする。

 

 

 

 

" 蓄えた知恵 " が

いつ、どんな場面で

 

活きるかは予測できません。

 

 

 

 

しかし、

それはきっと

 

「自分の力」になる時が来ます。

 

 

 

 

目先の必要に

駆られて得るだけの知識、

 

いわゆる「パン学問」。

 

 

 

目先の必要のためにのみ得る知識を

ドイツ人は「パン学問」と

呼んだそうです。

 

 

「パンが手に入ればもう役に立たない」

ということ。

 

 

 

それは、

目的が達成されれば

その価値を失ってしまうということです。

 

 

 

 

だからこそ、

私たちは

 

どんな状況にも対応できる

普遍的な知識を、

 

日頃から意識して

蓄えていきたいものです。

 

 

 

 

 

そのために今日からできること。

 

 

* 良書を読むこと。

深い洞察や普遍的な真理が

詰まった本は、心の栄養となります。

 

 

 * 有益な話を聞くこと

経験豊かな人や知見のある人の言葉は、

新たな発見をもたらします。

 

 

 * 自分以上の人と交わること。

異なる経験値や価値観、

崇高な考え方に触れることで、

自身の学びになり視野が広がります。

 

 

 * 時には黙想すること。

得た知識や経験を深く咀嚼し、

心の蔵にしっかりとしまい込みましょう。

 

 

 

 

" 良書 " を読み解き、

" 有益な話 " から学びを得て、

 

自分よりも " 見識のある人 " と交流し、

時には静かに " 内省 " することで、

 

" 心に響いた事柄 " を

心の奥深くに大切にしまいます。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-05-14 03:22:00

" 【断言】「続かない人」とは距離をおくべき "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏 ( りっか ) 次候

 

七十二候

第二十候 蚯蚓出 みみずいずる

 

「立夏」は次候へと移りました。

5月10日~14日ころにあたります。

 

「蚯蚓出」は春の暖かさを感じて、

冬眠していた蚯蚓(ミミズ)が地上に出てくる頃。

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

 

『 【だんげん】「つづ か ない ひと」とは きょり を おく べき 』

 

 

 

 

 

自分の成長を止める

「三日坊主」との致命的な距離感。

 

 

 

「また、どうせ無理…」

 

「こうこう、こうだから無理…」

 

「時間がないので出来ない…」

 

 

 

そんな言葉が

口癖の人が近くにいませんか?

 

 

 

もしいるなら、危険信号です。

 

 

 

 

なぜなら、

何をやっても長続きせず、

 

" できない理由 " ばかりを

探す人と深く関わることは、

 

自分が前に進むための

エネルギーを根こそぎ奪い取るから。

 

 

 

 

それはまるで

「地獄よりも恐ろしい」ことなのです。

 

 

 

 

 

自身の堕落、

 

無責任、無反省、

 

肥大化した自尊心、

 

思い上がり、自惚れ。

 

 

そして最も痛ましい

「志を忘れる」ということ。

 

 

 

 

 私は断言します。

 

 

 

一つのことを続けることが

出来ない人というのは、

 

何をしても「続かない人」です。

 

 

 

そういう人は、

知らず知らずのうちに

 

周りの人にも

それを感染させる " 負の力 " を持っています。

 

 

 

 

「三日坊主」は要注意人物。

 

 

 

 

「三日坊主」が近くにいるだけで、

周りに負のサイクルを生み出すからです。

 

 

 

 

 

" ありがたい " ことに、

私の人生においては、

 

このような人たちとは

" 自然と縁が切れていく " ように

感じています。

 

 

 

それはまるで、

大いなる天地大自然が

そう導いてくれているかのように。

 

 

 

 

もし、

自分が本氣で変わりたいと願うなら、

 

まずは、

周囲の人間関係を見つめ直すこと。

 

 

 

 

自己の成長を加速させるには、

 

" 夢に向かって着実に歩み続ける仲間 " を

 

選ぶことが不可欠です。

 

 

 

 

「続かない病」に感染する前に、勇氣ある決断を。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-05-13 03:16:00

" 人生も「経営」 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏 ( りっか ) 次候

 

七十二候

第二十候 蚯蚓出 みみずいずる

 

「立夏」は次候へと移りました。

5月10日~14日ころにあたります。

 

「蚯蚓出」は春の暖かさを感じて、

冬眠していた蚯蚓(ミミズ)が地上に出てくる頃。

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

『じんせい も「けいえい」 』

 

 

 

 

「経営」という言葉。

 

それは、

ビジネスの現場でよく使われますが、

 

そのルーツは

意外にも深いところにあります。

 

 

 

 

何かの著書で知ったのですが、

 

「経営」とは

もともと仏教用語で

 

「修行」を意味するのだとか。

 

 

 

 

「経」という字は、織物の縦糸を表し、

 

 

そこから転じて、

 

時代や場所が変わっても

揺るがない普遍の原理や道筋を

 

指すようになったそうです。

 

 

 

そして、

 

その変わらない教え、

変わらない道を

 

自ら「営み」、実践していくこと。

 

 

 

 

これこそが

 

「経営」という言葉が持つ

本来の意味なのかもしれません。

 

 

 

 

そうであるならば、

 

「経営」は決して会社やお店といった

ビジネスの世界だけの話ではありません。

 

 

 

 

 

私たちの

「人生」そのものが、

 

まさに「経営」と

言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

自分自身という存在を築き上げ、

磨いていくことも、また「経営」です。

 

 

 

 

私たちは皆、

" それぞれの人生 " という

 

航海の舵取りを任された

リーダーであり、「経営者」なのです。

 

 

 

 

いかに " 自分という船を育て "

" 人生という大海原 " を

 

どのように進んでいくのか。

 

 

 

それは、

時代を超えて、

 

 

今を生きる

すべての人に共通する

 

大切な問いかけなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝