" 楽しく愉快に「やり抜く力」が才能を育む "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
寒露【かんろ】次候
七十二候
第五十候 菊花開(きくのはなひらく)
10月13日~10月17日頃。
菊の花が咲き始める頃。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 たのしく ゆかい に「やりぬく ちから」が さいのう を はぐくむ 』
道場に通う回数が不安定な人、
来る日もあれば、
来ない日もある人。
忘れた頃にやってきて、
続くのかなと思っていたら
それっきりで、
また忘れた頃にやってくる人。
そのような人々が、
最も成長しないのは
言うまでもない事実です。
「才能がない人」とも言えます。
でも、彼らは、
生まれつき「才能がない」
わけではないのです。
「やり抜く力」が
欠けているために、
持っているはずの可能性を
開花させることが
できないでいる人です。
合氣道に限らず、
どんな道においても、
成長の鍵を握るのは「継続」です。
一回の稽古で
得られるものはわずかなものです。
しかし、
その小さな積み重ねが、
やがて大きな力となります。
技の習得には
反復が不可欠であり、
身体に染み込ませるには、
地道な努力を続けるしかありません。
「今日は氣分が乗らない」
「忙しいからまた今度」
といった理由で
稽古を休むことは、
その都度、
成長の機会を
自ら手放しているのと同じであり、
まさしく、
「愚の骨頂」であります。
才能がないと嘆く前に、
まずは「やり抜く」と決めて、
「楽しく愉快」に
道場に足を運び続けること。
それが、
自分の中に眠る
才能を目覚めさせる
第一歩なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" そのひらめき、メモしとこ ! "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
寒露【かんろ】次候
七十二候
第五十候 菊花開(きくのはなひらく)
10月13日~10月17日頃。
菊の花が咲き始める頃。
今週もよろしくお願いします。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 そのひらめき、メモしとこ! 』
"「あっ!」と思った「ひらめき」を大切にする習慣 "
道を歩いている時、
お風呂に入っている時、
あるいは、
ぼーっと空を眺めている時。
ふと、「あっ!」と
何かが " ひらめく" 瞬間って
誰にでもありますね。
でも、
その " ひらめき " を
「いいこと思いついたな」で
終わらせていないでしょうか?
残念ながら、人間の脳は
あっという間に
その貴重なアイデアを
忘れてしまいます。
私も恥ずかしながら、
これまでに
どれだけの一瞬の
" ひらめき " を
ドブに捨ててきたかわかりません。
しかし、
ある日氣づきました。
一瞬の " ひらめき " は、
実は自分の人生を
より良くする
大切なヒントを
秘めているかもしれない、
ということ。
一見、
くだらないと思えるような
思いつきの中にも、
実は私たちの心を揺さぶる何か、
問題解決の糸口、
新しい挑戦へのきっかけが
隠されていることがあります。
これらを見過ごさずに
メモする習慣を身につけることで
私の人生は
少しずつ変わり始めました。
" 今すぐできる!ひらめきを逃さないための習慣 "
メモを取ることは
とても簡単で誰にでもできることです。
高価なノートも、
特別なツールも必要ありません。
私が実践しているのは、以下の方法です。
" スマホのメモアプリを活用する "
Google KeepやLINEのKeepメモは、
すぐに起動できて便利です。
音声入力を使えば、
歩きながらでもメモできます。
メモする段階では、
そのアイデアが役に立つか? とか考えず、
まずは
「この中に大切なヒントがあるかもしれない」と信じて、
ひたすら
記録することに集中しましょう。
" ひらめき " を
メモする習慣を続けると、
アイデアがどんどん湧いてきます。
メモすることで脳が活性化され、
" ひらめく " ための
アンテナが磨かれます。
" 自己理解が深まる "
メモを見返すと、
自分が何に興味があり、
何を大切にしているのかが
見えてきます。
" 行動のきっかけが生まれる "
メモしたアイデアを
行動に移すことで、
新しい経験や
人や場所や物との出会いが生まれます。
私の Google pixel には、
そんな自分の人生のヒントが
たくさん詰まっています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 水のように、心もしなやかに "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
寒露【かんろ】初候
七十二候
第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)
10月8日~10月12日頃。
北国からガンが群れをなして日本へ渡ってくる頃。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 みず の よう に、こころ も しなやか に 』
私たちは普段、
物事の形にとらわれがちです。
たとえば、
水は丸い器に入れれば丸くなり、
四角い器に入れれば四角くなります。
しかし、
これはあくまで
器の形であって、
水そのものに丸や四角の形が
あるわけではありませんね。
にもかかわらず、
私たちは
その形にばかり氣を取られ、
その本質を
見失ってしまいがちです。
"「良い」「悪い」にとらわれる心 "
私たちは物事を
「善い」「悪い」と判断し、
「好き」「嫌い」で分け、
「ある」「ない」で決めつけます。
そして、
そうした自分の考えに縛られ、
その見方に固執してしまいます。
その結果、
私たちは外の出来事、
外的要因に振り回され、
苦しみや悲しみを
味わうことに
なるのではないでしょうか。
これは、
合氣道の稽古でも同じです。
この技は、
「これはこうすべきだ」
「こんな動きは良くない」と
頭で考え、
自分の型にはめようとします。
しかし、
それでは相手の動きに
臨機応変に
対応することはできません。
" 変化を恐れず、本質に立ち返る "
合氣道では、
相手の動きをありのままに受け入れ、
それに合わせて自分の動きを
変化させることが大切です。
相手の力と
ぶつかり合うのではなく、
相手の「氣を尊重して」
技をかける。
これは、
水の性質に
よく似ているように思うのです。
どんな器にも馴染むように、
どんな相手の動きにも対応する。
そうすることで、
私たちは本当の意味での
心と身体の自由を
手に入れることができるのです。
自分の勝手な
見方や判断を手放し、
外の出来事の
「ありのままの姿」を受け入れる。
そして、
自分の内なる本質、
「軸」を忘れず、
いつも「中心」に立ち返る。
そうすれば、
私たちは何ものにも
邪魔されることなく、
水のように
自由に悠々と
生きることが
できるのではないでしょうか。
今週もありがとうございました。
良い週末を。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 温故知新 「大黒坂」 編 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
寒露【かんろ】初候
七十二候
第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)
10月8日~10月12日頃。
北国からガンが群れをなして日本へ渡ってくる頃。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 おん こ ち しん「だいこくざか」 へん 』
" 麻布の古道を辿り、心身を整える "
港区麻布台ヒルズにほど近い、
新たな時代を象徴する
高層ビル群の中に、
合氣道指導者であり声優でもある
" つぶらやひとみ " が主宰する
麻布台道場はあります。
ここはまさに
「温故知新」を体現する場所です。
現代のランドマークが
建ち並ぶ一方で、
一歩路地に入れば、
江戸の面影を色濃く残す坂道が
静かに存在しています。
道場までの道のりは、
私にとって日々の稽古と同じく、
大切な
「心と身体を整える時間」です。
今日は、東京出張の折、
道場へと向かういつもの道
「大黒坂」から始まる
坂道巡りについて
お話ししたいと思います。
「大黒坂」は、
江戸時代から続く由緒ある坂の一つ。
急な勾配が続く
この坂を登りきると、
自然と呼吸が整い、
心が研ぎ澄まされていくのを感じます。
坂の名の由来は、
かつてこの坂の近くに
大黒天を祀る
お堂があったからであると、
伝えられています。
歴史の重みを感じながら
歩を進めるうちに、
ふと、
合氣道の稽古に通じるものが
あることに氣づかされます。
合氣道は、
力で相手を制するのではなく、
相手の氣を導き、
自身の中心軸を保ちながら
技をかけますが、
その際に最も重要なのは
自分の姿勢なのです。
相手を投げる前に
まず、
「自分の姿勢が整っている」
ことが大前提になります。
「大黒坂」の急勾配を登る際、
無理に力んで登ろうとすると
かえって疲れてしまいます。
しかし、
臍下の一点を意識し、
重みを最下部におき、
一歩一歩、
重力に逆らわず、
地に足をつけて進むことで、
無理なく登り切ることができます。
これは、
まさに合氣道でいう
「正中線」を保ち、
「統一体」で、
無理のない動きを
身につけることと似ています。
麻布十番にある「大黒坂」を越え、
麻布台の路地を進むと、
さらにいくつかの坂道が
私を迎えてくれます。
それぞれの江戸時代から続く
由緒ある坂には、
その土地の歴史や物語が宿っており、
坂道と合氣道が、
まるで二つの異なる
歴史の糸が紡がれながら、
一つの目的地へと
向かうようにも感じられます。
麻布十番「大黒坂」から
歩くこと約20分、
道場に到着すると、
すでに心は静かに整っています。
坂道で整えられた心と身体は、
東京タワーが間近に窓から望める
この最高の
ロケーションの道場の畳の上で、
ここに集うお弟子さん方と
呼吸を合わせる準備ができています。
" 温故知新 "
歴史ある
江戸の坂道巡りを通じて、
私たちは
ただ身体を鍛えるだけでなく、
過去と現在、
そして
自分自身と向き合う
貴重な時間を共に過ごしています。
これからも、
日々の稽古と向き合い、
歴史の重みを胸に、
未来へ続く道を歩んでまいりまする。
私たちの
江戸時代から続く由緒ある坂道巡りは
まだまだ続きます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 心を読み解く「間合い」"
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
寒露【かんろ】初候
七十二候
第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)
10月8日~10月12日頃。
北国からガンが群れをなして日本へ渡ってくる頃。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 こころ を よ み と く「ま あ い」 』
合氣道を稽古では、
「間合い」という言葉を
よく耳にします。
「間合い」とは、
単に相手との物理的な距離を
指すだけでなく、
心の距離、
呼吸のタイミング、
そして相手の動きや意図を
感じ取る能力(氣)、
これらすべてが含まれます。
今日は、
道場長としての私の視点から、
この奥深い
「間合い」についてお話しします。
"「遅れ」の正体 "
日々、
道場でお弟子さんたちの
動きを見ていると、
多くの人が
相手が動いてから
自分が動く傾向にあります。
これは、
たとえるなら、
目的地に向かう時に
ギリギリになってから
家を出るようなものです。
時間的な余裕がないため、
焦ってしまい、
結局遅れてしまう。
技も同じで、
相手の動きを見てから反応していては、
一歩遅れてしまいます。
結果として、
技をかけるのに無理が生じ、
つい、力に頼らざるを得なくなります。
合氣道では、
相手の力や氣に逆らわず、
それを活かすことが重要です。
そのためには、
この「遅れ」をなくす必要があります。
" 相手の「氣」を捉える "
では、
どうすればこの「遅れ」を
なくせるのでしょうか?
それは、
相手の「氣」が動いた瞬間に、
自分も動くことです。
相手の「氣」とは、
その人の意識や意図のこと。
相手が「動こう」と決めた
その一瞬、
まだ体が動き出す前、
その「氣配」を感じ取ることが重要です。
これは、
時間に余裕を持って
家を出るのと同じ感覚です。
目的地に遅れることなく、
心にもゆとりを持って
到着できますね。
合氣道も同様に、
相手の「氣」を捉えて
先んじて動くことで、
焦ることなく、スムーズに、
そしてゆとりを持って
技をかけることができます。
相手に遅れることなく、
自然と調和した動きが生まれます。
" 日常生活にも通じる「間合い」"
この「間合い」は、
稽古の中だけでなく、
私たちの
日常生活にも深く関わっています。
たとえば、
人と話すとき。
相手が言葉を発する前から、
その人の表情や声のトーンから、
次に何を言おうとしているのか、
どんな氣持ちでいるのかを
察しようとします。
これもまた、
無意識のうちに
相手の「氣」や「間合い」を
読み取っている行為です。
合氣道の稽古を通して
「間合い」を学び、
それが
日常生活での
人間関係を
円滑にする知恵へとつながるのです。
合氣道は、
まさに人生そのものである。
そう私は日々感じています。
道場に集う
みなさんも、
今日の稽古で、
いつもより少しでも
「間合い」を
意識してみてください。
何か新しい発見が
あるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝