2025-10-17 03:31:00

" 子に教えよ、「人に迷惑をかけない」よりも「人の役に立つ」人間になれ "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

寒露【かんろ】次候

 

七十二候

第五十候 菊花開(きくのはなひらく)

10月13日~10月17日頃。

菊の花が咲き始める頃。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​こ に おしえ よ、" ひと に めいわく を かけ な い " より も " ひと の やく に たつ " にんげん に なれ 』

 

 

"「人に迷惑をかけない」から「人に役立つ」という視点 "

 

 

子育てや教育、

人材育成の一環として

 

子どもに

「人に迷惑をかけない人になりなさい」と

 

教育する

親や先生が多いです。

 

 

しかし、私は

「人に役立つ人になりなさい」と、

 

教育するほうが

より積極的で建設的であると

常々、思います。

 

 

 

" ノウハウのその先へ。本質的な価値を教える重要性 "

 

 

 

現代は、

子育てや人材育成に

関する本や情報が溢れています。

 

 

脳科学に基づいた

能力開発法

 

「脳を発達させるにはこういう運動がいい」とか、

 

効率的な学習法など、

いわゆる「ノウハウ」

 

焦点を当てた

情報が主流のように思います。

 

 

 

もちろん、

これらは役立つ情報ですが、

 

そればかりに

目を向けていては、

 

本当に大切なことを

見落としてしまうかもしれません。

 

 

 

​人の成長において、

もっとも重要なのは、

 

社会の中でどのように振る舞い、

他者と関わっていくかという、

 

人間としての

根本的なあり方を

学ぶことではないでしょうか。

 

 

これは、

単なる知識や技術を

教えることとは異なります。

 

 

 

"「守り」から「攻め」へ

個人の可能性を

最大限に引き出すために "

 

 

 

「人に迷惑をかけない」

という考え方は、

 

どちらかというと

「守り」の姿勢です。

 

 

これは、

リスクを回避し、

問題を起こさないようにする、

 

という

消極的な目標になりがちです。

 

 

 

一方で、

「人に役立つ」という考え方は、

積極的で「攻め」の姿勢です。

 

 

 

 

これは、

自らの能力や個性を活かして、

 

社会や他者に貢献するという、

積極的で創造的な目標です。

 

 

 

この視点を持つことで、

個人の可能性は

さらに大きく広がり、

 

社会全体もより豊かに

なってくるのではないでしょうか。

 

 

 

合氣道の目的は、

和の精神を通じて、

 

他者と調和し、

より良い社会を

築くことに貢献することにあります。

 

 

 

これはまさに

「人に役立つ」という

考え方と通じるものです。

 

 

 

技の形だけを真似ても、

心が伴わなければ、

その技は生きません。

 

 

 

​私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場では

 

稽古で大切にしているのは、

技の奥にある「心」を磨くこと。

 

 

 

相手と向き合い、

自分自身と向き合う中で、

 

人間として

一番大切なことを学んでいきます。

 

 

 

" 教育の羅針盤を再考する "

 

 

 

「人に迷惑をかけない」

そんな、単にトラブルを起こさないように

するのではなく、

 

 

それぞれの持つ力を

最大限に引き出し、

 

社会に貢献できる

人材を育てることこそ、

本来目指すべき姿ではないでしょうか。

 

 

 

​人生においても

困難を避けるのではなく、

 

その困難を乗り越えることで、

人は成長します。

 

 

稽古を通じて、

他者や社会に貢献できる

 

「役に立つ人」になることを目指し、

この先も、

ともに精進してまいりましょう。

 

 

 

 

最後に、

子どもに

人として一番大切なことを

教えるのが親の務めなのです。

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-10-16 03:14:00

" 合氣道の精神に出会う場所 「鳥居坂」 編 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

寒露【かんろ】次候

 

七十二候

第五十候 菊花開(きくのはなひらく)

10月13日~10月17日頃。

菊の花が咲き始める頃。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​あいきどう の せいしん に であう ばしょ 「とりいざか」 へん 』

 

 

 

今夏の東京出張では、

夏期集中稽古の拠点となった

 

麻布台教室へ向かう道中、

港区麻布十番から

 

この「鳥居坂」

ほぼ、毎日のように歩きました。

 

 

「鳥居坂」は、

東京都港区六本木5丁目に位置し、

 

港区六本木5丁目11番と

5丁目12番の間を通る、

歴史と文化が息づく坂です。

 

 

麻布十番から

六本木方面へと続く

 

「江戸の難所」とも

言われるほどの急勾配の坂道で、

 

その周辺には

シンガポール大使館、

フィリピン大使館、

 

東洋英和女学院、

国際文化会館、

日本基督教団鳥居坂教会、

 

などの

歴史的な施設が点在しています。

 

 

 

鳥居坂」は、

江戸時代から

 

明治以降の近代的な

文化施設や教育機関が立ち並ぶ

場所へと変遷し、

 

現在もなお

港区を代表する

歴史的な坂として知られています。

 

 

" 「鳥居坂」の由来 "

 

 

 

​「鳥居坂」の " 鳥居 "

何を指すのか、

二つの説があるそうです。

 

 

 

​一つは、

江戸時代にこの坂の東側にあった

 

大名・鳥居家の屋敷に

由来するという説。

 

 

 

もう一つは、

かつて近くにあった

 

麻布氷川神社の

鳥居にちなむという説です。

 

 

 

​どちらの説が正しいか、

歴史家たちの間でも

意見が分かれているそうですが、

 

私は

どちらの説も

とても興味深いと感じています。

 

 

 

合氣道でも、

一つの技には複数の解釈や

ルーツが存在することがあります。

 

 

それは流派や、

師範、指導者により異なります。

 

 

 

 

したがって、

大切なのは、

 

指導者が

その技をどう受け継ぎ、

 

どう自分のものにして、

どうお弟子さんに教えるか、

 

ということである、と私は思います。

 

 

 

 

「鳥居坂」もまた、

その名の由来を探るという行為自体が、

 

歴史の奥深さや、

物事を多角的に捉えることの

 

重要性を

教えてくれているように思います。

 

 

 

​麻布十番から六本木方面へと続く、

長く急なこの坂道を登るたびに、

 

私はこれを修行の一環と捉え、

一歩一歩、着実に

 

急な坂を前にしても、

焦らず、怯まず、

 

重力に逆らわず、

一歩ずつ進むこと。

 

 

 

これは、

日々の稽古において

 

基礎を疎かにせず、

地道に技を磨くことと似ています。

 

 

 

​傾斜のある道でも、

身体の軸をぶらさずに進むこと。

 

 

これは、

合氣道の技をかける上で

 

最も重要な要素の一つである

「重心の安定」を体現しています。

 

 

 

​灼熱の太陽が照りつける中、

苦しい坂道でも、

 

心と身体と天地が一体となり

前に進む意識を持つこと。

 

 

これは、

合氣道琴心館寺崎道場の理念である

「心身統一」に他なりません。

 

 

 

​今夏、私は

この歴史ある「鳥居坂」を登りながら、

 

「謙虚さ」、と

「絶え間ない努力の重要性」

教わりました。

 

 

次の東京出張も、

この「鳥居坂」を越えた先にある

 

麻布台道場で、

皆さんとともに

 

合氣道の精神を探求できることを

楽しみにしています。

 

 

 

 

そして、

私たちの

江戸時代から続く由緒ある坂道巡りは

まだまだ続きます。

 

 

 

過去の坂巡りのエントリーはコチラから

↓↓↓

雁木坂

中坂

檜坂

狸坂

冬青木坂

七面坂

二合半坂

狸穴坂

乃木坂

大黒坂

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-10-15 03:02:00

" 楽しく愉快に「やり抜く力」が才能を育む "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

寒露【かんろ】次候

 

七十二候

第五十候 菊花開(きくのはなひらく)

10月13日~10月17日頃。

菊の花が咲き始める頃。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​たのしく ゆかい に「やりぬく ちから」が さいのう を はぐくむ 』

 

 

 

 

 

道場に通う回数が不安定な人、

来る日もあれば、

来ない日もある人。

 

忘れた頃にやってきて、

続くのかなと思っていたら

 

それっきりで、

また忘れた頃にやってくる人。

 

 

 

そのような人々が、

最も成長しないのは

言うまでもない事実です。

 

 

 

「才能がない人」とも言えます。

 

 

 

でも、彼らは、

生まれつき「才能がない」

わけではないのです。

 

 

 

 

「やり抜く力」が

欠けているために、

 

持っているはずの可能性を

開花させることが

できないでいる人です。

 

 

 

合氣道に限らず、

どんな道においても、

 

成長の鍵を握るのは「継続」です。

 

 

 

​一回の稽古で

得られるものはわずかなものです。

 

 

 

しかし、

その小さな積み重ねが、

やがて大きな力となります。

 

 

 

技の習得には

反復が不可欠であり、

 

身体に染み込ませるには、

地道な努力を続けるしかありません。

 

 

 

​「今日は氣分が乗らない」

「忙しいからまた今度」

 

といった理由で

稽古を休むことは、

 

 

その都度、

成長の機会を

自ら手放しているのと同じであり、

 

まさしく、

「愚の骨頂」であります。

 

 

 

才能がないと嘆く前に、

まずは「やり抜く」と決めて、

 

「楽しく愉快」

道場に足を運び続けること。

 

 

 

それが、

自分の中に眠る

 

才能を目覚めさせる

第一歩なのです。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-10-14 03:53:00

" そのひらめき、メモしとこ ! "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

寒露【かんろ】次候

 

七十二候

第五十候 菊花開(きくのはなひらく)

10月13日~10月17日頃。

菊の花が咲き始める頃。

 

 

 

​今週もよろしくお願いします。

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​そのひらめき、メモしとこ! 』

 

 

 

 

 

 

"「あっ!」と思った「ひらめき」を大切にする習慣 "

 

 

 

道を歩いている時、

お風呂に入っている時、

 

あるいは、

ぼーっと空を眺めている時。

 

 

ふと、「あっ!」と

何かが " ひらめく" 瞬間って

誰にでもありますね。

 

 

でも、

その " ひらめき "

 

「いいこと思いついたな」で

終わらせていないでしょうか?

 

 

残念ながら、人間の脳は

あっという間に

 

その貴重なアイデアを

忘れてしまいます。

 

 

 

私も恥ずかしながら、

これまでに

 

どれだけの一瞬の

" ひらめき "

ドブに捨ててきたかわかりません。

 

 

しかし、

ある日氣づきました。

 

 

 

​一瞬の " ひらめき " は、

実は自分の人生を

 

より良くする

大切なヒントを

 

秘めているかもしれない、

ということ。

 

 

 

 

​一見、

くだらないと思えるような

思いつきの中にも、

 

実は私たちの心を揺さぶる何か、

問題解決の糸口、

 

新しい挑戦へのきっかけが

隠されていることがあります。

 

 

 

 

​これらを見過ごさずに

メモする習慣を身につけることで

 

私の人生は

少しずつ変わり始めました。

 

 

 

 

" 今すぐできる!ひらめきを逃さないための習慣 "

 

 

 

​メモを取ることは

とても簡単で誰にでもできることです。

 

 

高価なノートも、

特別なツールも必要ありません。

 

 

私が実践しているのは、以下の方法です。

 

 

" スマホのメモアプリを活用する "

 

 

Google KeepやLINEのKeepメモは、

すぐに起動できて便利です。

 

音声入力を使えば、

歩きながらでもメモできます。

 

 

メモする段階では、

そのアイデアが役に立つか? とか考えず、

 

まずは

「この中に大切なヒントがあるかもしれない」と信じて、

 

ひたすら

記録することに集中しましょう。

 

 

 

​" ひらめき "

メモする習慣を続けると、

アイデアがどんどん湧いてきます。

 

 

メモすることで脳が活性化され、

" ひらめく " ための

アンテナが磨かれます。

 

 

 

" 自己理解が深まる "

 

 

 

メモを見返すと、

自分が何に興味があり、

 

何を大切にしているのかが

見えてきます。

 

 

 

​" 行動のきっかけが生まれる "

 

 

メモしたアイデアを

行動に移すことで、

 

新しい経験や

人や場所や物との出会いが生まれます。

 

 

​私の Google pixel には、

そんな自分の人生のヒントが

たくさん詰まっています。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-10-10 03:33:00

" 水のように、心もしなやかに "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

寒露【かんろ】初候

 

七十二候

第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)

10月8日~10月12日頃。

北国からガンが群れをなして日本へ渡ってくる頃。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​みず の よう に、こころ も しなやか に 』

 

 

 

私たちは普段、

物事の形にとらわれがちです。

 

 

 

たとえば、

水は丸い器に入れれば丸くなり、

四角い器に入れれば四角くなります。

 

 

しかし、

これはあくまで

 

器の形であって、

水そのものに丸や四角の形が

あるわけではありませんね。

 

 

 

にもかかわらず、

 

私たちは

その形にばかり氣を取られ、

 

その本質を

見失ってしまいがちです。

 

 

 

 

"「良い」「悪い」にとらわれる心 "

 

 

 

 

​私たちは物事を

「善い」「悪い」と判断し、

 

「好き」「嫌い」で分け、

 

「ある」「ない」で決めつけます。

 

 

 

そして、

そうした自分の考えに縛られ、

その見方に固執してしまいます。

 

 

 

 

その結果、

 

私たちは外の出来事、

外的要因に振り回され、

 

苦しみや悲しみを

味わうことに

なるのではないでしょうか。 ​

 

 

 

 

これは、

合氣道の稽古でも同じです。

 

 

 

この技は、

「これはこうすべきだ」

 

「こんな動きは良くない」と

頭で考え、

自分の型にはめようとします。

 

 

 

しかし、

それでは相手の動きに

 

臨機応変に

対応することはできません。

 

 

 

 

" 変化を恐れず、本質に立ち返る "  ​

 

 

 

 

合氣道では、

相手の動きをありのままに受け入れ、

 

それに合わせて自分の動きを

変化させることが大切です。

 

 

 

相手の力と

ぶつかり合うのではなく、

 

相手の「氣を尊重して」

技をかける。

 

 

 

 

これは、

水の性質に

よく似ているように思うのです。

 

 

 

 

どんな器にも馴染むように、

どんな相手の動きにも対応する。

 

 

 

 

そうすることで、

私たちは本当の意味での

 

心と身体の自由を

手に入れることができるのです。

 

 

 

​自分の勝手な

見方や判断を手放し、

 

外の出来事の

「ありのままの姿」を受け入れる。

 

 

 

 

そして、

自分の内なる本質、

 

「軸」を忘れず、

いつも「中心」に立ち返る。

 

 

 

そうすれば、

 

私たちは何ものにも

邪魔されることなく、

 

水のように

自由に悠々と

 

生きることが

できるのではないでしょうか。

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝