2025-08-26 03:33:00

" 合氣道と江戸の坂道巡り、麻布七不思議 ! 「狸坂」編 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

処暑【しょしょ】初候

 

七十二候

第四十候 綿柎開(わたのはなしべひらく)

「綿柎開」は8月23日~8月27日頃。

 

二十四節氣は「立秋」から「処暑」に移りました。

綿を包むガクが開き始め、白い綿が顔を出す頃。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

 

『 あいきどう と えど の さか みち めぐ り、あざぶ なな ふしぎ !「たぬきざか」へん 』

 

 

 

 

​この夏は、

8月1日から17日まで東京に出張していました。

 

連日、厳しい暑さが続きましたが、

充実した稽古の日々を過ごすことができました。

 

 

 

前半は

主に若手の一般のお弟子さんたちと

集中稽古に励み、

 

後半は

指導者育成のための練成稽古が主となりました。

 

 

 

 

神戸に戻った今も、

東京での熱氣が残っているようです。

 

 

 

​

さて、

もう何度もこのブログで書いている通り、

 

東京出張には、

もう一つの目的があります。

 

 

 

それは、

かねてから興味を抱いていた、

由緒ある江戸の坂道巡りです。

 

 

 

 

(過去の坂巡りのエントリーはこの記事の最後にリンクを貼ってますので、宜しければ、ご覧ください。)

 

 

 

 

 

稽古の合間のわずかな時間を使い、

歴史と趣のある坂道をいくつか歩いてきました。

 

 

 

今回は、

その中から特に印象に残った

「麻布七不思議」の一つに関連する

 

「狸坂」について

ご紹介したいと思います。

 

 

 

​

 

" 狸坂:麻布に残る狸の伝説 "

 

 

 

​

ある日の午前集中稽古が終わった直後に、

つぶらやひとみ という女子が

 

「師範、今日の夜間の指導者練成稽古の前に坂巡りなさいますか?」と、

聞いてきたので、

 

「もちろん」と私が答えると、

 

「では、麻布の狸に化かされに行きますか」と

言うので、

 

面白そうだから、

「じゃ、案内してよ」

 

「御意」

ということで、

 

 

夜間稽古の約2時間前に

麻布十番で待ち合わせることになった。

 

 

 

以前、このブログで記したとおり、

「江戸の坂道巡り同好会」が発足した。

 

 

とはいえ、

未だ部員は私とつぶらや ひとみの

2名だけである。

 

 

今流行の呼び方をすると、

「江戸の坂道歩き界隈」だとか…

 

 

 

 

 

その日、

私たちが訪れたのは、

麻布二丁目と三丁目の間にある「狸坂」。

 

 

 

この坂は、

急な坂道として知られ、

 

 

近くには

「狐坂」もあり、

 

かつては狸と狐が互いを化かし合っていた

という伝説が残っています。

 

 

 

​「狸坂」という名前の由来は、

この辺りに古くから狸が出没し、

 

人々を化かして

困らせていたからだそうです。

 

 

つぶらや ひとみが言うには

『麻布区史』にも

その記述が残されているとのこと。

 

 

また、

「麻布七不思議」の

一つにも関連した坂である。

 

 

 

​

特に興味深いのが、

狸の悪戯を伝えるこんな話です。

 

 

 

昔、このあたりは

木々がうっそうと茂る

 

寂しい場所で、

なんと、捨て子が多くいたらしい。

 

 

 

ある晩、

坂を通った人が赤ん坊の泣き声を聞き、

 

哀れに思って

抱き上げて家に帰ろうとしました。

 

 

 

しかし、

何度歩いても

元の場所に戻ってきてしまいます。

 

 

 

そのうち、

抱いている赤ん坊がどんどん重くなり、

 

不思議に思ってよく見ると、

なんと " 石の地蔵 " だったというのです。

 

 

 

 

「狸坂」の狸は、

石のお地蔵様を集める

 

変わった習性が

あったと伝えられているのです。

 

 

 

​

また、

麻布にはもう一つ、

 

この後に訪れた

「狸穴坂 (まみあなざか) 」という坂があり、

 

その周辺には

雌狸が住む大きな穴があったと言われています。

 

 

 

「狸坂」の近くにも、

大きな榎の木の根元に

 

狸の親子が住んでいたという

話が残っており、

 

この一帯に多くの狸が

生息していたことは確かなようです。

 

 

 

​

 

" 狸坂に感じた合氣道とのつながり "

 

 

 

 

​歴史ある坂道を歩いていると、

ただの道ではない、

 

そこに暮らした人々の息吹や、

語り継がれてきた物語を感じます。

 

 

 

道場での稽古もまた同じで、

先人たちが築き上げてきた歴史の上に、

 

今の我々が立っているのだと

改めて実感しています。

 

 

 

​この麻布の「狸坂」のように、

一見ただの坂道でも、

 

そこに秘められた

物語や教訓があります。

 

 

 

合氣道においても、

基本の技の一つ一つに、

先人の知恵や工夫が詰まっています。

 

 

 

表面的な部分だけでなく、

その奥に隠された真意を

 

探求することが、

稽古の本質に通じると感じました。

 

 

 

​東京出張での稽古と坂道巡り。

 

 

 

二つの目的を通して、

見えないものの中に真実を見出す、

 

そんな大切な学びを得ることができた

今年の東京出張となりました。

 

 

しかし、

「麻布七不思議」、興味深いですね。

 

 

 

 

私たちの江戸の坂道巡りは

まだまだ続きます。

 

 

 

過去の坂巡りのエントリーはコチラから

↓↓↓

雁木坂

中坂

檜坂

冬青木坂

七面坂

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝