2025-07-11 03:23:00

" 無意識の力 ! 「氣」を高める人付き合い "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

 

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。

「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

今年はもう既に猛暑ですが、

暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、

夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 むいしき の ちから ! 「き」を たか め る  ひと づ き あ い 』

 

 

 

 

 

" あなたのエネルギー「氣」を変える!「ミラーニューロンの法則」"

 

 

 

 

合氣道道場に通う私たちは、

日々の稽古を通じて心身を鍛え、

 

自身のエネルギー、

いわゆる「氣」を高めることを目指しています。

 

 

 

そして、そのエネルギー「氣」は、

実は私たちの身近な人間関係からも

大きな影響を受けていることをご存知でしょうか?

 

 

 

この「良いエネルギー」

「氣」を高めるために欠かせないのが、

 

「エネルギーが上がる人との出会い」

増やすことです。

 

 

 

言い換えると、

「プラスの氣が出ている人との出会い」

重要であるということです。

 

 

 

 

 

今日はその根拠となる脳の仕組みと、

日々の生活で実践できることについて

みなさんと一緒に考えましょう。

 

 

 

 

 

" 無意識の共鳴!「ミラーニューロンの法則」とは?"

 

 

 

 

みなさんは

「ミラーニューロンの法則」という

言葉を聞いたことがありますか?

 

 

 

これは、イタリアの科学者

ジャコモ・リッツォラッティらによって

発見された「脳神経細胞」に関する理論です。

 

 

 

 

この「ミラーニューロン」は、

 

他者の行動を見たときに、

まるで自分自身が

同じ行動をしているかのように感じる

 

「共感能力」を司っていると考えられています。

 

 

鏡のように反応することから

「ミラー(鏡)」と名付けられたそうです。

 

 

 

 

 

私たちが、

" 良くも悪くも " 周囲の人の影響を

受けやすいのは、

まさにこの細胞があるからなのです。

 

 

 

人間は無意識のうちに、

周りの人の真似をする性質を持っています。

 

 

その結果、

 

相手の体験談を、

まるで自分が体験したかのように

語ることさえあるのです。

 

 

 

私にもまさに

それと同じ体験をしたことがあります。

 

 

 

少し前のこのブログのエントリーでも

触れましたが、

 

私は50歳で合氣道と出会い、

マイナスだらけの自分の心を

プラスの心に変えたい。

 

その一心で稽古を続けました。

 

 

私の師匠である琴地 茂 先生の元で

指導者になるための猛特訓を

自分なりに始めました。

 

 

 

毎日、毎日、

本部道場に通い

1週間の稽古時間は50時間でした。

 

 

 

もしかしたら、

家族と過ごす時間より

琴地先生に教わる時間の方が

長かったかもしれません。

 

 

 

ある日、

家族からは

「顔も話し方も琴地先生に似てきたで」と

言われ「えっ!」と思いました。

 

 

そればかりか、

兵庫県立大学 合氣道部で

琴地先生から指導を受け、

 

社会人になって

私が主宰する合氣道琴心館寺崎道場に

通っていた女子からも

 

「琴地師範のご親戚ですか?」

「声も顔も琴地師範そのものですよ」と

言われた経験があります。

 

 

どうやら彼女は

私が琴地先生の親戚だと

本氣で思っていたらしいのです。

 

 

 

人間って不思議なものですね。

 

 

 

本氣で

「ものにしたい」と思って

取り組めば似てくるものなのですね。

 

 

 

 

 

 

" 周りの「氣」があなたに影響する "

 

 

 

 

この「ミラーニューロンの法則」は、

私たちの「潜在意識」に大きな影響を与えます。

 

 

 

ネガティブな言葉を

発する人と一緒にいると、

 

その言葉が「無意識」のうちに

あなたの「潜在意識」に刷り込まれてしまいます。

 

 

 

 

一方で、

「氣が出ている人」と接していれば、

 

彼らの考え方や行動様式、

話し方までが潜在意識に蓄積され、

 

あなた自身のものとなるのです。

 

 

 

 

「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、

 

「友人5人の平均年収が自分の年収になる」

と言われたりしますね。

 

 

 

 

これは、

経済的な側面だけでなく、

 

私たちの「エネルギー」、「氣」にも

そのまま当てはまります。

 

 

 

もし、

あなたが年収を上げたいと思うなら、

年収が高い人と

積極的に交流することが有効であるように、

 

 

自身に「良いエネルギー」、

「プラスの氣」を取り入れたいと

願うのであれば、

 

あなた自身のエネルギー、

「氣」を高めてくれるような、

 

高いエネルギー、「氣」を持った人と

積極的に交流するようにすることです。

 

 

 

 

「氣の鍛錬」は道場だけではなく、

むしろ道場を一歩出た社会において、

 

この「ミラーニューロンの法則」を

意識することで、

 

より質の高い「氣」に囲まれ、

あなた自身の成長を

加速させることができるのでありまする。

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

 

2025-07-10 03:12:00

" 逆境こそ「ここからが出発点」 だ "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

 

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。

「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

今年はもう既に猛暑ですが、

暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、

夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ぎゃっきょう こそ「ここ から が しゅっぱつてん」 だ 』

 

 

 

 

 

誰の人生にも必ず訪れる「悪い時期」というもの。

 

それをどう捉えるか?

 

 

 

 

誰もが順風満帆な

人生を送りたいと願うものです。

 

 

 

しかし、

現実には困難や挫折、予期せぬ出来事が

私たちの前に立ちはだかることがあります。

 

 

 

 

仕事がうまくいかない、

人間関係に悩む、

体調を崩すなど…。

 

 

まさに

「八方塞がり」と感じるような状況に

陥ることもあります。

 

 

 

そんな時、

人はつい「悲観的」になり、

「自暴自棄」になってしまいがちです。

 

 

 

 

しかし、

合氣道の稽古を通して私が深く学んだのは、

 

" 逆境こそが新たな成長の出発点となる " 

ということです。

 

 

 

 

 

" 逆境を「転機」と捉える心の合氣道 " 

 

 

 

 

合氣道の技は一つに、

相手の氣を察知し、その氣を尊重して

自らの有利な状況を作り出すことにあります。

 

 

 

これは、

人生における「困難」も同じです。

 

 

 

 

降りかかってきた問題を

受け入れ、受け止め、

 

ただ打ちひしがれるのではなく、

その状況を冷静に「心を静めて」分析し、

 

 

いかに「転機」へと転じさせるかを

考えることが重要なのです。

 

 

 

 

 * 感情に流されない「心の中心」を持つ

 

 困難な状況に直面すると、

不安や焦り、怒りといった

感情に支配されやすくなります。

 

しかし、

感情に流されるままでは、

冷静な判断はできません。

 

 

合氣道や呼吸法の稽古で

「臍下の一点に心を静める」

いわゆる「心の中心」を意識するように、

 

困難な時こそ、

自分の「心の中心」に立ち返り、

感情の波に飲まれないように努めましょう。

 

 

 

 

 * 視点を変える「受身」の精神

 

 合氣道には「受身」という稽古があります。

 

これは、相手に投げられても、

自分の身を守り、

「次の動きへと繋げるため」

大切な訓練です。

 

 

人生の悪い時期もまた、

ある意味で大きな「受身」なのです。

 

 

この経験から何を学び、

次の一歩にどう活かすかを考えることで、

 

自らを成長させる「機会」とすることができるのです。

 

 

 

 

 * 「ここからが出発点」と頭を切り換える

 

そして、

最も大切なのは

「ここからが出発点」と強く心に刻むことです。

 

 

たとえ今がどん底だと感じても、

それは終わりではなく、

 

新しい始まりのための

「準備期間」だと捉え直すのです。

 

 

この視点の「転換」こそが、

私たちを「自暴自棄」から救い出し、

 

前向きな行動へと駆り立てる

原動力となります。

 

 

 

 

 

" 稽古は人生、人生は稽古 " 

 

 

 

 

道場での稽古は、まさに人生そのものです。

 

 

うまくいかない技に何度も挑戦し、

時には失敗を繰り返します。

 

 

それでも諦めずに稽古を続けることで、

やがてできるようになる喜びを知ります。

 

 

 

このプロセスは、

人生の困難を乗り越える「過程」

何ら変わりありません。

 

 

 

 

決して自暴自棄にならず、

「今が一番底だ。あとは上がるだけだ」

という強い氣持ちを持つこと。

 

 

 

そして、

その状況から何を学び、

どう行動するかを考え続けること。

 

 

 

 

 

 

そう言う私にも

「悪い時期」が30代〜40代あたりまでありました。

 

何をしてもうまくいかない。

人は皆、離れていきました。

 

 

 

「この世に神も仏もない」

「人に心なんてものはない」…。

 

 

そんなふうにずっと考えていました。

10年間もの間です。

 

 

 

 

50歳で合氣道に出会い、

「心が身体を動かす」ということを学びました。

 

 

 

「心が身体を動かす」のですから、

 

それはその当時、

心がそんなふうに考えていれば、

それはそうなりますよね。

 

 

 

良いように事が運ぶわけがなかったのです。

 

 

全ては自分の心の持ちよう次第だったのです。

 

 

 

毎日、毎日、

合氣道がそれを私に教えてくれました。

 

 

 

 

 

悪い時期というものは、

 

私たちを強くし、

より深く成長させるための貴重な

「稽古」の機会です。

 

 

 

合氣道を通じて

培われる「精神力」「心構え」が、

 

みなさんの人生における

「困難を乗り越える」

一助となることを心から願っています。

 

合掌。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-07-09 03:28:00

" 朝の氣づき。私たちは繋がっている "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。

「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

今年はもう既に猛暑ですが、

暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、

夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 あさ の きづ き。わたし たち は つながって いる 』

 

 

 

 

 

" 私たちは一人では生きられない " 

 

 

 

 

 

朝ぼらけに

ふと、こんな思いが胸をよぎりました。

 

 

 

「自分は一体どうやって生きているのだろう?」

 

 

 

日々、

自分のことは自分でこなし、

 

仕事も「世のため人のため」に役立つよう

一生懸命働いています。

 

 

 

そんな毎日の中で、

まるで自分ひとりで生きているかのように

錯覚してしまう時があります。

 

 

 

 

 

しかし、

今日の合氣道の稽古で

これから身につける

 

この道衣も、袴も、帯も、

これらはすべて私が作ったものでしょうか?

 

 

いいえ、決してそうではありません。

 

 

 

 

私たちが

普段何氣なく身につけている服も、

履いている靴も、

 

口にする食事も、

そして住んでいる家も、

 

すべては数え切れないほど

多くの人々の力が結集して成り立っています。

 

 

 

 

農家の方々が育てた作物があり、

それを加工する人がいて、

運ぶ人がいる。

 

 

服を作る人がいて、

それを販売する人がいる。

 

 

インフラを整備し、

社会を機能させている多くの人々が存在します。

 

 

 

 

私たちは、

まさに「繋がっている」のですね。

 

 

 

 

 

合氣道の稽古を通じて、

私たちは

常に相手との「繋がり」を意識します。

 

 

一人では技は成り立たないし、完結しません。

 

 

 

相手との呼吸、間合い、

そして心の通い合いがあって初めて技は活きます。

 

 

 

 

これは、

私たちの日常生活にも

通じるのではないでしょうか。

 

 

 

 

私たちは、

大勢の人々との関わり合いなくしては

生きていけません。

 

 

 

 

見知らぬ誰かの

労働の上に成り立っている生活があり、

支え合ってこそ社会は機能します。

 

 

 

 

この事実に

改めて氣づかされる時、

 

「感謝の念」とともに、

自分もまた誰かの「役に立ちたい」

という氣持ちが湧き上がってきます。

 

 

 

 

合氣道道場は、

人と人が触れ合い、

互いに学び、支え合う場です。

 

 

 

合氣道を通して、

私たちは「他者への敬意」

「感謝の氣持ち」を育みます。

 

 

 

 

そして、

その繋がりの中でこそ、

 

真に豊かでより良い人生を

送ることができるのでありまする。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-07-08 03:39:00

" 「平和ボケ」は危機管理の敵? "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。

「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

 

今年はもう既に猛暑ですが、

暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、

夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の道場長の一日一心

『 「へいわ ボケ」は ききかんり の てき? 』

 

 

 

 

" 危機管理能力の欠如に思う

〜「まさか」を「もしも」に変える視点〜 "

 

 

 

 

合氣道の指導にあたる中で、

 

お弟子さんたちの成長を日々

僅かながらも感じると同時に、

氣になっていることがあります。

 

 

 

それは、

「危機管理能力の低さ」です。

 

 

 

 

これは、

稽古への取り組み方や

健康管理、

 

さらには日々の生活全般にも通じる、

非常に重要なテーマだと感じています。

 

 

 

 

" 危機管理能力が低い人 " の特徴の一つに、

スケジュール管理の悪さがあります。

 

 

 

前もって計画を立てることが苦手で、

重要な業務や準備を

後回しにする傾向が見られます。

 

 

たとえば、

稽古に必要な準備を怠ったり、

体調管理を疎かにしたり。

 

 

その結果、

怪我や病で稽古を休むことになってしまう

ケースが後を絶ちません。

 

 

 

これはまさに、

危機管理の三原則の一つといわれる

 

「未然防止」

おろそかになっている状態です。

 

 

 

それは、

突発的な事態に直面したときに

大きな問題となるのはもちろん、

 

日々の小さな不都合や怠りも

積み重なれば、

大きな停滞へとつながります。

 

 

 

 

 

 

" 平和ボケからの脱却を "

 

 

 

 

 

この " 危機管理能力の欠如 "

私たち個人の問題に留まらず、

 

わが国、日本全体にも

当てはまるように思うのです。

 

 

 

 

ロシアとウクライナ、

イスラエルとイランの戦争。

 

これらの紛争を

まるで「よその惑星の話」で

あるかのように、

 

「日本は平和だ」などと

未だに思っている人が多くいるのでは

ないでしょうか。

 

 

 

しかし、

これは決して他人事ではありません。

 

 

 

日本は

中国、ロシアという核保有国と

 

北朝鮮のような実質的に核を保有している

国々と海を挟んで隣接しています。

 

 

 

にもかかわらず、

「日本は平和だ」という

思いがあるのはなぜでしょうか?

 

 

 

 

一つの要因として考えられるのが、

日本の地理的特性だと思います。

 

 

 

日本は島国であり、陸続きの国境がありません。

 

 

 

他のアジアの国々や

中南米、ヨーロッパ、アフリカ、中東など、

 

 

その多くの国々が陸続きの国境を接し、

いつ隣国に " 侵略 " されるかわからない

という危機感を常に抱いています。

 

 

 

だからこそ、

" 自国は自国で守る " という意識、

 

すなわち「危機管理能力が高い」

言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

それに比べて、

私たちは " 海に守られている " という

安心感から、

 

有事への想像力が

働きにくいのかもしれません。

 

 

 

しかし、

これは非常に危険な考え方です。

 

 

 

 

「日本は平和だ」という認識は、

近い未来のわが国日本の姿を

見誤る可能性が大いにあります。

 

 

 

島国であるからこその " 安全神話 " は、

「危機管理能力の低下」を招く

一因となっているように思えてなりません。

 

 

 

 

 

"「もしも」の視点を持つ大切さ "

 

 

 

 

今年で「終戦80年」です。

たった80年前まで日本は一度たりとも、

領土を侵略されたことはなかった。

 

 

 

幕末から明治維新にかけて、

日本は " 欧米列強 " の脅威に直面していました。

 

 

他のアジアの国々が欧米の植民地となり、

このままでは日本も植民地化される

恐れがあるという危機感から、

 

明治政府は国の独立を保ち、

欧米諸国と対等な立場になることを

目指しました。

 

 

 

その目標を達成するための

国家的なスローガンとして掲げられたのが

「富国強兵(ふこくきょうへい)」です。

 

 

国を豊かにし、

強い軍隊を作り、兵力を増強しました。

 

 

 

それにより

日本は急速な近代化を推し進め、

国際社会での地位向上に大きく貢献しました。

 

 

 

 

しかし、

 

「負けた時にどうするか?」

 

それを考えてはいなかったのです。

 

 

 

 

 

終戦80年という節目の年に、

私たちは今一度、過去の歴史から

学び直し、

 

これからの日本を子々孫々に

どう引き継いでいくのか?

 

 

それを一人ひとりが

真剣に考えなくてはなりません。

 

 

 

 

 

合氣道の稽古では、

 

予期せぬ動きに対応する

受け身の技術や、

 

常に相手の動きを予測し、

状況判断をする力を養います。

 

 

 

これはまさに、

「もしも」の事態に備え、

 

「早期対応」し、

「再発防止」へと繋げる

危機管理の三原則に通じるものです。

 

 

 

 

 

私たちが日々の生活や、

そして国家レベルで、

 

この「もしも」の視点を持つこと。

 

 

 

それが、

本当の意味での「未然防止」

つながるのではないでしょうか。

 

 

 

 

合氣道の稽古を通じて、

心身を鍛えるだけでなく、

 

この「危機管理能力」を高めていくことこそが、

 

 

現代に生きる私たちにとって、

そして未来の日本にとって、

 

非常に大切なことではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-07-07 03:45:00

" 審査後が本番だ ! 君たちの真価はここから "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 今週もよろしくお願いいたします。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

[七月七日~十一日頃]

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

今年はもう既に猛暑ですが、暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の道場長の一日一心

『 しんさ ご が ほんばん だ ! きみ たち の しんか は ここ から 』

 

 

 

 

" 昇級審査、その先に問われる真の姿 " 

 

 

 

 

6月29日に実施しました

令和7年 前期 昇級審査の合格発表を

 

本日、合氣道琴心館寺崎道場サイトにて、

行います。

 

 

 ここ で発表しています。

 

 

 

先週の日曜日に行われた審査から、

あっという間に1週間が経ちましたね。

 

 

 

厳正な審査を経て、

合否の判断は審査日から

わずか2日後には決定していました。

 

 

 

では、

なぜ今日の発表になったのか?

 

 

 

その理由はただ一つ、

受験者一人ひとりの「心の姿勢」

審査後まで見極めたかったからです。

 

 

 

 

 

" 審査後も変わらぬ熱意、真の成長を見せた門人たち " 

 

 

 

 

今回の昇級審査を経て、

多くの受験者が氣を緩め、稽古を休んでしまう中、

 

 

3名だけが、審査後も何ら変わることなく

 

道場に足を運び、

熱心に稽古に打ち込んでいました。

 

 

 

 

彼らこそ、

まさに今回の昇級審査で

最も大きく「成長」した門人たちであると

私は断言します。

 

 

 

 

「氣が出ている」、「心が強い」とは

まさに彼らのことを指すのです。

 

 

 

 

合否という表面的な部分だけでなく、

合氣道を「道」と捉え、

 

ひたむきに精進し続けるその「心」に、

 

私は魂から

「良くやった、おめでとう!」

伝えたい氣持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

この中学生、高校生の若き3名が示した

「心の姿勢」こそが、

 

真の「強」さであり、

合氣道琴心館寺崎道場が目指す

人間形成の姿なのです。

 

 

 

彼らの揺るぎない探求心は、

きっと今後の道場を牽引していく

大きな力となるでしょう。

 

 

 

 

審査日までは高い意欲を持って

道場に通い詰めていた受験生たちの多くが、

 

審査が終わった途端に

「氣」が抜けてしまったように感じられます。

 

 

 

これは

道場長として非常に残念でなりません。

 

 

 

 

いかなる理由であれ、

稽古を休むという選択は、

あなたの「氣が抜けている」証拠に

他なりません。

 

 

 

いいですか?

もう一度、言います。

 

 

「いかなる理由」があっても

稽古を休むという選択は、

あなたの「氣が抜けている」のです。

 

 

 

 

これは今回の受験生に限らず、

合氣道琴心館寺崎道場の

全門人に向けた厳しい問いかけなのです。

 

 

 

 

中には、次回の昇級を

見送らざるを得ないと判断した門人もいます。

 

 

 

それは、

単に技の習熟度だけでなく、

 

日々の稽古への向き合い方、

そして「心の姿勢」が大きく影響しています。

 

 

 

 

 

" 合格のその先に広がる「歴然とした差」"

 

 

 

 

たとえ同じ「合格」という結果を

手にしたところで、

その先に生まれる差は歴然です。

 

 

 

 

休まず稽古に通い、

昇級審査後も基準となる技を

 

" 一度でも多く反復した者 " と、

" そうでない者 " 。

 

 

 

 

この両者の間には、

今は目には見えなくても

この先、確かな「成長の差」が生まれます。

 

 

 

それは、

合氣道の技が上達するという

見た目だけの表面的な違いに留まりません。

 

 

 

日々の鍛錬を通じて培われる

「精神的な強さ」や、

 

困難に打ち勝つ「忍耐力」

 

そして明確な目標に向かって

「弛まず努力する」姿勢。

 

 

 

これらは、

合氣道が単なる武道ではなく、

「人」を育む「道」である所以であると

僭越ながら私は思います。

 

 

 

 

 

 

" 審査後こそ問われる「心の真価」"

 

 

 

 

昇級審査という区切りを迎え、

今この瞬間から、あなたの心の持ちようが

今後の成長を大きく左右します。

 

 

 

 

 

合氣道は、

一時的な成果を追い求めるものではありません。

 

 

 

日々の地道な稽古を通して、

心と身体を磨き続ける「道」なのです。

 

 

 

 

昇級審査は、

あくまでもあなたの成長を測る

「単なる通過点」に過ぎません。

 

 

 

真の成長は、

その後の「地道な積み重ね」

「自己修練」、「 内面的な向上」

よってこそ、揺るぎないものになるのです。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝