" 80年目に問う 「過ちを繰り返さない」という主語は? "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
大暑【たいしょ】末候
七十二候
第三十六候 大雨時行【たいうときどきにふる】
「大暑」は末候へと移りました。
「大雨時行」は8月2日~8月6日ころにあたり、
積乱雲が発達し、時に激しい雨が降ることを表しています。
局地的な大雨や雷雨が起こりやすい時期ですね。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 はちじゅう ねん め に と う「あやまち を くりかえ さ ない」という しゅご は? 』
"「過ちは繰り返しませぬから」の主語がない "
80年目の8月6日
80年前の今日、1945年8月6日、
広島に原子爆弾が投下されました。
そしてその3日後、8月9日には長崎にも。
たった80年前に、
この日本で実際に起こった事実です。
広島の平和記念公園にある
原爆死没者慰霊碑には、
「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」 と
刻まれています。
この言葉に触れるたび、
私はいつも考えさせられます。
「過ちを繰り返さない」という
主語は、一体誰なのだろうか、と。
この文章だけを読むと、
日本が原爆を投下したかのように
私には聞こえてしまうのです。
しかし、
原爆を投下したのはアメリカです。
それは歴史の厳然たる事実であり、
誰もが知っていることです。
「過ちは繰り返しません」ではなくて、
「過ちは繰り返させません」
であるべきだ。
私は日本人のひとりとして、そう思うのです。
" 早期終戦という「大義」"
アメリカは、
日本を早期に降伏させるために
原爆投下は必要だったと
今も主張しています。
先日もトランプ大統領が同様の発言をしました。
しかし、
いくら戦争を終わらせるためとはいえ、
一般市民を巻き込む " 非人道的な行為 " は
決して許されることではありません。
さらに、
広島と長崎に投下された原爆は、
それぞれ種類の違うものでした。
その背景には、
その威力や人体への影響を実験し、
比較したかったという
目的があったと言われています。
平和への誓いを新たにする今日、
私たちはこの事実から目を背けてはなりません。
この「過ち」を
「繰り返させない」 ために、
私たち一人ひとりが、
歴史を正しく知り、伝え、
平和を築く努力を続けていくことが
何よりも大切だと思うのです。
すべての原爆犠牲者のご冥福を祈り、
「黙祷」。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 脚下照顧 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
大暑【たいしょ】末候
七十二候
第三十六候 大雨時行【たいうときどきにふる】
「大暑」は末候へと移りました。
「大雨時行」は8月2日~8月6日ころにあたり、
積乱雲が発達し、時に激しい雨が降ることを表しています。
局地的な大雨や雷雨が起こりやすい時期ですね。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 きゃっ か しょう こ 』
一つ前のこのエントリーの通り、
なんとか予約時刻の " のぞみ " に駆け込んだ。
新大阪から東京まで、
のぞみ約2時間25分、ひかり約3時間、
こだまでも約4時間で到着する。
さらにリニア中央新幹線は、
新幹線では世界でもっとも速いスピードで
東京・大阪間を結ぶと言われている。
その速さはなんと時速500km。
品川ー名古屋を40分、
品川ー新大阪間を67分で結ぶ未来も
そう遠くないと聞きます。
今現在でも神戸から日帰りで
東京出稽古も可能です。
実際に何度もそれを行ったこともある。
近い将来、
それがますます現実化していくのだろう。
" 技術は進歩したが、人の心はどうだろうか?"
移動にかかる時間は、どんどん短くなっている。
これは紛れもなく、
技術の進歩がもたらした「便利」です。
しかし、
その一方で、ふと考えてしまいます。
「本当に私たちの時間は豊かになっているのだろうか」
昭和に生まれた私などは、
昔よりなぜか時間が少なくなったように
感じることがあります。
物質的には豊かになったはずなのに、
昔より心のゆとりや楽しみが
少なくなったように思えてなりません。
" 窓の外に広がる、未来への問い "
毎回、新幹線の窓から
流れていく景色を眺めていると、
" ある場所 " で目に留まる光景があります。
それは、
畑や田んぼだったであろう場所を
辺り一面埋め尽くす、
黒い " 太陽光パネル " の群れです。
便利さや効率を追い求めた結果、
私たちはどこへ向かおうとしているのでしょうか。
「道」を歩む者として、
私はいつも足元を見つめ直すことを大切にしています。
目の前の「道」を急ぐあまり、
足元がおろそかになっていないか。
太陽光パネルに代表される
持続可能性(SDGs)への取り組みも、
大切なことだと理解しています。
しかし、
「太陽光パネルは大した電力しか生まない」と
信頼できる、
資源エネルギーの専門家から事あるごとに学んでいます。
それに加えて、
そのパネルの寿命が尽きたとき、
その廃棄は誰が責任を持って行うのか。
豊かな実りをもたらすはずの
土地が失われ、
食料自給率が問われる時代に、
私たちはこのままでよいのだろうか。
畑や田んぼだったであろう地を
黒いパネルで辺り一面覆い尽くし、
それでいて「米がない」とか、
「米が高い」だとか…
一体どうなっているのでしょうか?
"「道」を急ぐことと、「道」を歩むこと "
現代社会も、この新幹線同様、
まるで一本の速い「のぞみ」号に乗っているようです。
誰もが速さを求め、目的地へ急ぐ。
しかし、速さだけがすべてではない。
そう私は思うのです。
「一歩一歩、地に足をつけ、足元を確かめながら進む」
そうした心のあり方が、
何よりも大切なのではないでしょうか。
さはさりながら、
現代社会は便利さやスピードを
追い求める現代であることは周知の事実です。
だからこそ、
私たちは一度立ち止まり、
「本当に大切なものは何か」、
「未来に何を残したいのか」を
自らに問いかけるべきではないでしょうか。
今回の東京、神奈川での集中稽古もまた、
その問いへの答えを探すための、
私たちの一歩となるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 新幹線を遅らせてでも観たかった、真打ちの「氣」"
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
今週もよろしくお願いします。
本日は、二十四節氣
大暑【たいしょ】末候
七十二候
第三十六候 大雨時行【たいうときどきにふる】
「大暑」は末候へと移りました。
「大雨時行」は8月2日~8月6日ころにあたり、積乱雲が発達し、時に激しい雨が降ることを表しています。
局地的な大雨や雷雨が起こりやすい時期ですね。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 しんかんせん を おくらせ て でも み た かった、しんうち の " き " 』
" 真打ちの迫真の「氣」を稽古に "
毎年7月の終わりから
8月の初めにかけての1週間、
神戸・新開地の喜楽館では
「納涼ウィーク」と銘打って、
少しゾッとする怪談噺で
暑さを吹き飛ばしてくれます。
私が特に " 楽しみ " にしていたのが、
納涼ウィークの終盤である8月1日でした。
ご本人がモデルになった、今話題の映画
「事故物件ゾク 恐い間取り」が現在上映中の
私の大好きな「事故物件住みます芸人」の
松原タニシさんが、
その日は喜楽館で
仲入り前に怪談を披露してくれるのです。
しかし、
この日は東京での出稽古のために
神戸を出発する日でした。
なんとか仲入りまでなら
新幹線の時間に間に合うのですが、
せっかく慌ただしい時間を割いて
喜楽館まで来たのだから、
やはり「真打ち」の芸も観たい。
そう思い、
新幹線の予約を遅らせて最後まで観ることにしました。
この日の真打ちの演目は、
それほど怖くない怪談噺でしたが、
さすが!真打ち!
その迫真の演技に引き込まれ、ただただ圧倒されました。
最前列で観ることができたおかげで、
その「氣迫」を肌で感じることができました。
私は定期的に寄席に行きます。
その理由は
" 合氣道の稽古に通じる学びがそこにあるから " です。
開演前の前座いわゆる " 開口0番 " から " 真打ち " まで、
8人の噺家さんが舞台に上がりますが、
やはり後になるほど、
その表情、話し方、
立ち居振る舞いすべてが格段に違います。
一流の噺家さんから発せられる
「氣」を肌で感じ、それを稽古に活かす。
これが私の寄席に行く目的です。
真打ちの芸を堪能した後は、
猛ダッシュで新開地駅へ。
JRに乗り換え、なんとか予約を遅らせた
新幹線に飛び乗ることができました。
東京に着くのは大幅に遅れてしまいましたが、
延着も快く了承してくれた
東京のお弟子さんにも感謝しかありません。
この日、
真打ちから学んだ迫真の「氣」を心に、
それを全身全霊で
東京、神奈川のお弟子さん方に届けたい。
お盆明けまで続く出稽古、「魂」で臨みたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
"「移動」の哲学 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
大暑【たいしょ】次候
七十二候
第三十五候 土潤溽暑【つちうるおうてむしあつし】
「大暑」は次候へと移りました。
「土潤溽暑」は7月28日~8月1日ころにあたり、土が湿気を帯びて蒸し暑くなる頃を指します。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 " いどう " の てつがく 』
" 自分が活きる場所へ「移動」する "
本日からお盆明けまで、
恒例の夏期集中練成稽古と指導者育成練成稽古のため、
東京へ向かいます。
私が年に1、2回東京へ行くのは、
お弟子さんの指導が第一の目的です。
でも、それだけではありません。
私の生活拠点は神戸ですが、
日本の中心地である
東京のエネルギー (氣) を肌で感じ、
自分自身のエネルギー (氣) を
活性化させたいという思いがあるからです。
"「動く」ことで得られる新しい力 "
「一ヶ所に留まらず、動く」ことの重要性は、
稽古だけでなく
人生においても同じだと、私は考えています。
場所を移動すれば、
いつもの生活圏では得られない
情報や出会いが必ず生まれます。
神戸にいながらにして、
合氣道の技を磨くことはできます。
しかし、
日本の政治の中心地として知られる、
東京都千代田区の永田町。
そこには国会議事堂や首相官邸、
各政党の本部などが集積し、
霞が関と共に首都機能の中枢を担っています。
その日本の政治や経済の中心地である
永田町を闊歩する人々の熱氣や、
渋谷、六本木など時代の最先端を行く
コンテンツの刺激を直接感じることは、
難しいでしょう。
東京には、
日本の未来を形作るエネルギー (氣) が
凝縮されています。
その最先端の空氣に触れることは、
自分の思考をアップデートし、
合氣道の稽古への
新たな視点を毎回もたらせてくれます。
" 自分のパワースポットを見つける "
住まいが地方や郊外にあっても、
時代の流れから
取り残されるわけではありません。
しかし、
「いつもの場所」だけにいると、
新しいエネルギー (氣) は
得にくいのも事実だと思います。
だからこそ、
私は定期的に「都会」へ
足を運ぶことをお勧めします。
自分の心が満たされ、
エネルギー (氣) をもらえる
都会の「特別な場所」、
パワースポットを見つけることで、
落ち込んだりして滞っていた「氣」も
前向きな氣持ちを
取り戻すことができるはずです。
神戸は海も山も近く、
近隣の大阪や京都に比べれば
夏も多少は涼しいです。
食べ物もおいしい、
とても暮らしやすい場所です。
しかし、
そこから一歩踏み出し、
新しい場所に「移動」することで、
私は常に新鮮な氣持ちでいられます。
私が必要としている場所、
また、
私を必要と待ってくれている弟子がいる場所、
そして自分が最も輝ける場所、東京へ。
今週もありがとうございました。
良い週末を。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" いざ東京 ! 氣の満ちる地へ "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
大暑【たいしょ】次候
七十二候
第三十五候 土潤溽暑【つちうるおうてむしあつし】
「大暑」は次候へと移りました。
「土潤溽暑」は7月28日~8月1日ころにあたり、土が湿気を帯びて蒸し暑くなる頃を指します。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 いざ とうきょう ! き の みち る ち へ 』
昨日、
兵庫キャナルタウン合氣道教室での
稽古を無事に終え、
道場は盆明けまで夏休みに入りました。
しかし、私に休みはありません。
明日8月1日からは、
恒例の東京、神奈川での出稽古が始まります。
夏期集中練成稽古と指導者育成練成稽古の
指導にあたるために東京入りします。
今日はその準備に充てる日。
昨日の兵庫キャナルタウン合氣道教室での
稽古を終えたその瞬間から、
私の心はすでに
東京、神奈川の弟子たちへと完全に切り替わっています。
あらゆるものが東京を中心に動いている。
政治も経済も、国のあらゆる中枢機能が東京に集中している。
日本の全ての中心が首都東京にあります。
そこはまさに「エネルギーの高い場所」。
その高いエネルギーに満ち溢れた道場では、
感じる「氣」もまた格別です。
私は東京に限らず、
稽古中は「持てるもの全てを出し切ります」。
絞りつくします。
この東京での出稽古も、
私は「全身全霊」を注ぎ込みます。
まさに、これこそが
いつも稽古で行う合氣体操の
「前後技」であり、「八方技」なのです。
これを単に道場だけの練習と捉えずに、
日常生活に取り入れるのです。
向いた方向に100%氣を出す。
心機一転。
決して心を後 ( 過去 ) に残さない。
東京、神奈川のお弟子さんたちと共に、
その特別な「氣」の中で
稽古ができることに「感謝」し、
今から胸が高鳴っています。
合氣道を通して、技だけでなく、
「心のあり方」を伝えていきたい。
場所は変われど、
その根本は決して揺るぎません。
「一期一会」の出会いを大切にし、
一瞬一瞬に全力を尽くす。
これこそが、
私が目指す「道」の姿でありまする。
東京での出稽古、
どんな「氣」を感じられるか、
そしてどんな稽古になるか、
今から非常に楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝