" 合氣道に学ぶ、受け入れる力 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
立夏 ( りっか ) 初候
七十二候
蛙始鳴 ( かわずはじめてなく )
二十四節氣は「穀雨」から「立夏」へと移りました。5月5日~9日ころにあたります。
「蛙始鳴」は春の暖かさを感じて、
繁殖期を迎えた蛙が活発に鳴き始める
様子を表しており、夏の訪れを告げる
風物詩とされています。
今日のお題
『あいきどう に まな ぶ、うけいれ る ちから』
趣味、スポーツ、習い事、部活動、
サークル等、何をするにも
私たちの日常生活に活かせなかったら、
いくらやっても意味が無い。
そのように私は常日頃、思っています。
それは武道も例外ではありません。
今日は、
合氣道の精神から、
私たちが日常生活で活かせる
大切な学びを探っていきたいと思います。
「受け入れる力」 とは?
合氣道と聞くと、
華麗な技や相手を制する動きを
思い浮かべる方もいるかもしれません。
もちろん、
それも合氣道の重要な側面ですが、
その奥底には、もっと深く、
私たち自身の生き方にも繋がる
「哲学」が流れています。
合氣道の創始者である植芝盛平翁は、
「合氣道は愛と和合」と説かれました。
これは単に
人と仲良くすることだけを
意味するのではなく、
相手の力や考えを
無理に否定したり、
ぶつけ合ったりするのではなく、
まずは " それを受け入れ " 、
その人の力や思いを導いて
「調和を生み出す」という考え方です。
これは、
私たちが普段の生活で直面する
様々な「違い」に対する姿勢と、
深く共鳴するのではないでしょうか。
私たちは、
「自分と違う意見」、「違う価値観」、
「違う行動様式」を持つ人々と日々接しています。
そんな時、
つい自分の考えを主張したり、
相手を否定したりしてしまうことも
あるかもしれません。
しかし、
合氣道の「受け入れる」という精神は、
そうした状況に新たな光を当ててくれます。
相手の意見を
頭ごなしに否定するのではなく、
一旦、
「そういう考え方もあるんだな」と、
まずは受け止めてみる。
相手の行動に
反発するのではなく、
「なぜそうするのだろう?」と、
その背景に思いを馳せてみる。
この「受け入れる」
という姿勢を持つことで、
私たちは無用な衝突を避け、
より冷静に
状況を把握することができます。
そして、
相手の思いや考え、
すなわち相手の " 氣 " を
真正面から受け入れ、
その " 氣 " の方向に自らが向いてみる。
そうすることで、
初めてその人の思いや考えや力を
理解できるのです。
そして、
自らが正しいと思う方向に
相手を導いていく。
より良い建設的な解決策を
見出すことができるのです。
それは、
まるで激しく流れてくる川の水を
無理に流れを止めようとするのではなく、
その流れに一旦は乗ることで、
よりスムーズに進むことができるのです。
そして、
その流れに逆らうことなく、
この天地大自然に添った、
" 正しい流れの方向 " に
相手を連れていってあげることなのです。
合氣道では、
相手の攻撃を受け流し、
その力を
" 自分の力に変える " という動きがあります。
これは、
私たちが直面する困難や課題に対しても
示唆を与えてくれます。
問題に正面からぶつかるだけでなく、
時には受け止め、
そのエネルギーを
別の方向へ転換することで、
新たな可能性が開けることがあるのです。
「受け入れる力」とは、
決して自分の意見を
曲げることや、
相手に迎合することでは
ありません。
そのような
弱々しいものではないのです。
それは、
相手を理解しようと努め、
多様な価値観が存在することを認め、
その違いを尊重する
「心の広さ」と「強い心」なのです。
この「受け入れる力」を身につけることは、
人間関係を円滑にするだけでなく、
私たち自身の「心の平穏」にも繋がります。
他者との違いに苛立つのではなく、
それを受け入れ、
共に生きていく道を探る。
そこに、
より豊かな人間関係と、
より成熟した社会が
築かれるのではないでしょうか。
合氣道の奥深い精神から学ぶ
「受け入れる力」。
それは、
私たちがより穏やかに、
そして力強く生きていくための、
大切な道しるべとなるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 麻布台「雁木坂」で感じる江戸の残り香 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は二十四節氣
立夏 ( りっか ) 初候
七十二候
蛙始鳴 ( かわずはじめてなく )
二十四節氣は「穀雨」から「立夏」へと移りました。
5月5日~9日ころにあたります。
「蛙始鳴」は春の暖かさを感じて、
繁殖期を迎えた蛙が活発に鳴き始める様子を表しており、
夏の訪れを告げる風物詩とされています。
今日のお題
『あざぶだい「がんぎざか」で かんじ る えど の のこり が』
「先生、また " お江戸の坂 " を巡りましょう」
春の合氣道集中稽古に
東京から参加している
日本女子からの呼びかけだ。
この度、合氣道寺崎道場に
「お江戸の坂巡り同好会」( 仮 ) が発足した。
今のところ、メンバーは
私とその日本女子の二名である😅
東京には江戸時代から続く
由緒ある坂が多数存在している。
近年、
目覚ましい発展を遂げる
東京・港区の麻布台エリア。
高層ビルが林立する麻布台1丁目。
この場所に、
ひっそりと佇む石畳の坂道
「雁木坂(がんぎざか)」は、
まるで時代に取り残されたかのような
静けさに包まれていました。
前回の東京出張の際に、
そのお弟子さんに案内していただき、
この坂道を訪れた時の情景は、
今も鮮明に私の記憶に残っています。
再開発の波を乗り越えた、江戸の面影
バブル期以降、
東京の街並みは大きく変貌を遂げました。
多くの古い建物や道が
姿を消していく中で、
「雁木坂がこうして残っているのは、まさに奇跡ですよ」
生粋の江戸娘の
お弟子さんの言葉が印象的だった。
麻布台ヒルズのすぐそばにありながら、
一歩足を踏み入れると、
そこは喧騒とは無縁の、
静寂とした空氣が流れていました。
石畳を踏みしめながら
坂道を上ると、
ビルに挟まれながらも
両脇には緑が茂り、
まるで都心にいることを
忘れてしまうほど…
お弟子さんと二人、
当時の江戸の風景を想像しながら
ゆっくりと歩いた道のりは、
心安らぐひとときでした。
消えゆく記憶の中で輝く、東京の坂道
江戸時代から続く
東京の坂道の多くは、
都市開発の波に
飲み込まれてしまいました。
かつては生活道路として、
人々の暮らしに寄り添っていた坂道も、
今ではその数を減らし、
その存在すら
忘れ去られようとしています。
そんな中で、
「雁木坂」のように
昔の姿を残している坂道は、
" 歴史の生き証人 " と言えるでしょう。
石畳の一つひとつに、
江戸の人々の
息遣いが感じられるような氣がします。
東京は坂道の宝庫?知られざる魅力
東京には、
「雁木坂」以外にも
個性豊かな坂道が数多く存在します。
都市開発などで
数多くの坂が消滅したとはいえ、
今なお、
700を超える坂道が、
都内の様々な場所に
点在していると言われています。
それぞれに異なる表情を持ち、
坂の上からの眺め、
坂道沿いの風景、
そして坂にまつわる物語は、
東京という街の奥深さを物語っています。
当時の人々は、
どんな思いで
この坂を歩いていたのだろう?
合氣道の稽古の合間に、
そのような江戸時代から続く
坂道を巡ってみるのも、
自分の「感性を磨く」良い稽古になる。
数ある東京の名坂を巡ってみたい。
残り少ない人生で、
あと、どれくらいの坂を歩けるだろうか?
九段下から
靖國神社の第一鳥居に向かう「九段坂」。
その靖國神社の裏手と
法政大学の間にある「富士見坂」。
飯田橋駅出口すぐの「神楽坂」。
麻布十番の「鳥居坂」。
元麻布の「暗闇坂」。
三田の「幽霊坂」。
南品川の「幽霊坂」。
赤坂から乃木坂駅に向かう「乃木坂」。
赤坂から六本木、
東京ミッドタウン周辺の
「檜坂」や「寄席坂」
坂の名前を確認し、
想いを込めて巡った坂は
ざっと思い返しても、このくらいだろうか…
江戸の坂道巡り。
まだまだ、あるから楽しさは尽きない。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" それは本当に人間の心を癒すのか? "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は二十四節氣
立夏 ( りっか ) 初候
七十二候
蛙始鳴 ( かわずはじめてなく )
二十四節氣は「穀雨」から「立夏」へと移りました。
5月5日~9日ころにあたります。
「蛙始鳴」は春の暖かさを感じて、
繁殖期を迎えた蛙が活発に鳴き始める様子を表しており、
夏の訪れを告げる風物詩とされています。
今日のお題
『それは ほんとう に にんげん の こころ を いやす のか?』
人の隣に寄り添う " AIペットロボット "
近年、テクノロジーの進化とともに、
私たちの生活に新たな仲間が登場したらしい。
それは、
愛らしい姿で人間を癒してくれる
「AIペットロボット」というものだ。
犬や猫のような
愛らしさはもちろん、
「世話の手間がかからない」
というメリットから、
その人氣は日に日に高まっているとのこと。
飼い主に褒められたことや、
叱られたことなどの、
経験や体験を人工知能が記憶して学習する。
そして、
その先の行動を決定していく。
そのAIペットロボに、
人間はまるで本物のペットのような
感情を抱くらしい…
話したり、触れ合ったり、
長期的なコミュニケーションを取ることで
絆が深まるのだそう。
でも、
本当にロボットで
人の心は癒されるのだろうか?
近年、目覚ましい成長を遂げる
ロボティクスと
AIペットロボット市場。
世界各国では
個性豊かなAIペットロボットが登場し、
多くのメディアでも取り上げられている。
その人氣の背景には、
以下のような要因が考えられる。
* 住宅事情やアレルギー体質など、
様々な理由で
本物のペットを飼えない人々にとって、
AIペットロボットは
手軽に触れ合える癒しの存在。
* 会話機能や見守り機能を搭載した
AIペットロボットは、
高齢者や一人暮らしの方の
心の支えとなり、孤独感を軽減し、
生活に安心感を提供する。
* 高度なセンサーやAI技術が搭載された
AIペットロボットは、
テクノロジー好きの
人々にとっても魅力的な存在。
今やSNS上でも、
AIペットロボットとの生活を楽しむ
人々の投稿が増えており、
その人氣ぶりが伺えます。
高齢者の認知機能とQOLの向上
QOLとは、
Quality of life(クオリティ オブ ライフ)
「生命の質」「生活の質」「人生の質」
介護施設などで行われた研究では、
AIペットロボットとの触れ合いが
高齢者の認知機能の維持や向上、
そして生活の質の向上に
繋がる可能性が示唆されている。
ロボットに話しかけたり、
世話をしたりする中で、
コミュニケーションが生まれ、
意欲が刺激されると考えられる。
また、一人暮らしの高齢者を
対象とした研究では、
AIペットロボットが
話し相手になったり、触れ合うことで
安心感を与える。
それにより、
孤独感を軽減する効果が
報告されているとのことだ。
AIペットロボットの
可愛らしい動きや声に触れることで、
リラックス効果が得られるという
研究結果もあるらしい。
もちろん、
AIペットロボットが
本物の動物と同じように
感情的な繋がりを
提供できるわけではないのかもしれない。
しかし、
特定の状況下や
特定のニーズを持つ人々にとっては、
" 心の支え " となる
可能性があるとも言えなくはない。
この先、
AIペットロボットは
どこまで進化するのだろうか?
より多様な外見や性格を持つ
AIペットロボットが登場し、
ユーザーは自分のライフスタイルや
好みに合ったパートナーを
選べるようになるのかもしれない。
将来的には、
AIペットロボットが
単なる「ロボット」という枠を超え、
人間の生活において
" より重要な役割を担う " ように
なるのかもしれない。
さて、どうなるのやら…
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 国の成長を期する日に考えること "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣 穀雨 (こくう) ・末候
七十二候
牡丹華 ぼたんはなさく
第十八候
「穀雨」は末候へと移りました。
「牡丹華」は4月30日~5月4日頃に相当します。
この候は、まさに牡丹の花が咲き始める頃です。
今日のお題
『 くに の せいちょう を きす る ひ に かんがえ る こと 』
今年のゴールデンウィークは
飛び石連休ですね。
ここからが後半の4連休です。
出かける予定がある人も多いことでしょう。
でも、その前に、
連休後半の初日、5月3日は「憲法記念日」です。
少し、「日本の最高法規」である
「憲法」について考えてみましょう?
先日、ある定食屋さんで
日替わりランチを注文しました。
その日のメニューは
豚の生姜焼き定食でした。
注文の際に、「ご飯大盛りできますか?」と
尋ねたところ、
前までは無料だったが、
最近の物価高と米価格の高騰で、
ご飯大盛り代110円かかると言われました。
それは、無理もないことです。
快く大盛り代を支払って、
美味しくお昼ご飯をいただきました。
「は?それが憲法と何の関係があるの?」
そう思われた読者の皆さんも多いはずですね。
それが大いに関係があるのです。
「日本国憲法」は、
私たちの国のあり方の根本を定める
大切なルールです。
そして、
憲法のもとには様々な法律があり、
私たちの社会や暮らしを形作っています。
『 あなたはこの問題、どう考えますか?
日本の「財政法第4条」改正案が問う、私たちの未来 』
突然ですが、
「財政法第4条」という法律をご存知でしょうか?
もしかしたら、
初めて耳にする方も多いかもしれません。
しかし今、
この法律の改正案が、
日本のこれからを考える上で、
非常に重要な
問題提起を私たちに突きつけています。
この法律、
第二次世界大戦後の占領期、
まもなく作られたものなのですが、
その内容と、
現代の日本の状況との間に
大きなギャップが生まれているのです。
それは一体、どういうことでしょうか?
『 戦後、占領期に生まれた法律が、今の日本にそぐわない?』
「財政法第4条」は、簡単に言うと、
国が「建設国債」という
特定の目的以外で
借金(国債発行)をすることを
原則として禁止しています。
つまり、後に残るもの、
たとえば、
道路の建設であるとか、
新たに橋を建設するとか。
それ以外は国債は発行できない。
敗戦以降、二度と戦争をできない国にするため。
簡単に言えば、そういうことです。
これは、「戦時国債」というもので、
今、戦争状態にある
ロシアもウクライナも
この「戦時国債」を発行しなければ、
戦争はできないのです。
日本も戦争中は、
無制限な国債発行をして、戦争をしました。
それは敗戦以降、
「二度と日本が戦争をする力を持たないように」という
強い意志のもとで、その憲法は作られました。
平和な日本を作るための、
いわば強力な「縛り」だったわけですね。
しかし、時代は変わりました。
今や、日本の安全保障を取り巻く環境も、
かつてとは比較にならないほど
変化し脅威が増しています。
日本が向き合うべき、抱える多くの「内憂外患」。
そんな中で、
「橋や道路の建設」のためなら
借金してもいいけれど、
たとえば、
「国家防衛」のためには借金がしにくい、
という現在の法律の規定が、
現実と合わないのではないか?
という声が上がっているのです。
実際、
自衛隊の船をつくる費用が
「建設国債」で賄われている
という事例があるらしいのです。
もし、それが事実であるなら、
法律の建前と実際の運用に
ねじれが生じているようにも見えます。
『 問われているのは、
戦後日本のかたちそのもの 』
この「財政法第4条」の
改正案をめぐる議論は、
単に憲法の条文を変えるか、
という話だけに留まりません。
これは、
私たちがこの80年以上築き上げてきた、
「敗戦後の日本」のあり方を根本から
問い直そうとする、動きなのかもしれません。
戦後の平和国家としての
歩みを守りつつ、
変化する世界情勢の中で
日本の安全保障や
未来の子ども達をどう護っていくのか。
そのためには、
経済的な基盤である財政のルールを、
現代に合わせて
見直す必要があるのではないでしょうか?
この問いに、
私たち一人ひとりが
向き合うことが今、求められています。
「自分の知ったことじゃない」などと、
他人任せにしてはいけないのです。
私たち日本国民が、
自分の頭で考えることか大切です。
政治の世界でも、
この問題について様々な意見があり、
活発な議論が行われているようです。
この難しい問題に、
どう折り合いをつけていくのか、
注目が必要です。
『 さあ、あなたはどう考えますか?』
「財政法第4条」の改正案は、
私たちの暮らしや
日本の未来に深く関わる問題です。
戦後の平和への誓いを
どう引き継ぎ、
同時に、
現代の課題にどう対応していくのか。
「憲法は変えるべきだ」という意見も、
「憲法は守らなければいけない」
「安易な借金には反対だ」という
意見もあるでしょう。
護憲派?
改憲派?
どちらの立場に立つにしても、
まずはこの問題を知り、
「自分ならどう考えるか」を
スタートさせることが大切だと思います。
ぜひこの機会に、
「財政法第4条」の改正案について
自分で調べ、自分の頭で考え、
周りの人や家族で話し合ってみてください。
お米や卵といった、
私たち日本国民になくてはならない
食料品やガソリンの高騰。
私たちの生活は日々、苦しいばかりです。
国会では
減税案が持ち上がっているようですが、
それも
一時的なものでは解決にはなりません。
以下は私の憶測ですが、
( でも本当は憶測ではありませぬ )
財務省官僚たちはこう言います。
「道路や橋を作ること以外、国債は発行できないんですよね?」
「国の借金ができないのなら財源確保できませんよね」
「だったら、財源を確保、維持するために増税やるしかないですよね」
そして、
私たち世論はこう言います。
テレビ、マスメディアでもこう言います。
「自民党も何やってんだよ」
「石破さんも総理なら何とかしろよ」
テレビやマスメディアでは
財務省や石破首相らを悪者扱いです。
でも、
よく考えてみてくださいね。
いくら、財務省を悪者にしても、
石破総理が情けない、などと
言っていても…
この「財政法4条」がある限り、
何も解決しないのです。
テレビでは報道されない、
この問題の根本はそこにあるのです!
「憲法9条」にしてもそうです。
また、折を見てこのブログでも
「憲法9条」に
触れていこうと思っていますが、
そもそも、「憲法」は
私たち日本国民が、
安全に、平和に、幸せに、
暮らすうえでのマニュアルにすぎず、
その時代や状況に応じて、
使い勝手が良いように
適材適所、変えていくべきものでは
ないのでしょうか?
「憲法9条」には、
われわれ日本国民を他国から護るための
条文が、一切書かれていないのです。
国や国民を護れなければ、
そもそも「憲法」も何もないでしょう。
戦後、占領期のどさくさ紛れに、
GHQ ( 連合国軍最高司令官総司令部 ) が
置いていった、
原文は英文で書かれた「 仮の憲法 」を
私たちは、
それにいつまで
縛られなければいけないのでしょうか?
「財政法4条」が変わらなければ、
消費税が20%や30%といった、
時代がやってくるかもしれません。
お昼のランチも
大盛り代が無料になるどころか、
今より多く支払わなければ、
お腹いっぱい食べられない時代が
すでにもう目の前にあるのです。
私たちの生活も、
この先の未来も、
私たち自身が考え、
選択していくことから始まるのですから。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 毎日が「上り坂 」か「下り坂 」の選択だ "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣 穀雨 (こくう) ・末候
七十二候
牡丹華 ぼたんはなさく
第十八候
「穀雨」は末候へと移りました。
「牡丹華」は4月30日~5月4日頃に相当します。
この候は、まさに牡丹の花が咲き始める頃です。
今日のお題
『 まいにち が「のぼり ざか」か「くだり ざか」の せんたく だ 』
今日の自分は「向上」しているのか?
それとも、「下降」しているのか?
停滞はない。
あるとすれば、それは「下降」です。
それが、万物流転の理 ( ことわり ) です。
毎日がそのどちらかの選択の連続です。
たとえば、合氣道なら、
「あれ、最近なんだか全然伸びてない氣がする…」
合氣道の稽古に励む皆さんなら、
一度や二度はそう感じたことが
あるのではないでしょうか?
技をいくら繰り返しても、
体捌きがスムーズにならない。
受け身もなんだかぎこちないまま。
焦りや不安を
感じてしまうかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
私たちの人生も、
まるで合氣道の稽古のようなものです。
仕事、趣味、人間関係…
私たちは、
日々様々なことに取り組みますが、
" 上達しているのか "
" 下降しているのか " 、
" 向上しているのか " 、
" 低下しているのか " 、
という問いは、常に私たちの
生き方の大きな分岐点となります。
なぜなら、
万物は常に流転してやまないからです。
『 絶え間なく動き続ける世界 』
考えてみてください。
私たちの住む地球でさえ、
自転し、公転し、絶えず動き続けています。
川の流れは
一瞬たりとも同じ姿ではありません。
季節は巡り、
草木は芽吹き、
そして枯れていきます。
その中で、
" 人間だけがその場で立ち止まっている "
などということは、
絶対にありえないのです。
それは、
合氣道の稽古においても同じです。
現状維持に見える時期でも、
実際には微かに「前進している」か、
あるいは氣が付かないうちに
「後退している」か、どちらかなのです。
『 停滞期こそ「継続」の力が試される時 』
合氣道の稽古で、
なかなか上達を実感できない時期は
必ず誰にでも訪れます。
それは、
まるで暗いトンネルの中を
歩いているようで、
出口が見えず不安になるかもしれません。
しかし、
そんな時こそ、
基本に立ち返り、
一つ一つの技や姿勢を
丁寧に磨き続けることが大切です。
焦らず、諦めず、
弛まぬ努力を続けることで、
ある日突然、
視界が開けるような感覚、
「ああ、こういうことだったのか!」
という氣づきが訪れることがあります。
それは、
まるで長年土の中で
根を張り続けた植物が、
ある日、
力強く芽を出す瞬間に似ています。
自分では
停滞しているように思えた時期も、
実は、
" 成長のための準備期間 " だったのです。
『 " 現状維持 " という名の幻想 』
「今は特に変わりないから、現状維持でいいかな」
そう思う氣持ちもあるかもしれません。
しかし、
残念ながら、それは幻想に過ぎません。
なぜなら、
周りの環境や状況は
常に変化し続けているからです。
たとえば、
合氣道の稽古で、
周りの道友が新しい技を習得し、
どんどん成長していく中で、
自分だけが同じ所に留まっていたら
どうなるでしょうか?
相対的に見れば、
それは後退していると言わざるを得ません。
人生においても同じです。
時代の変化、社会の動き、
周囲の人々の成長…
常に変化する波の中で、
立ち止まることは、
押し流されることと同じなのです。
『 向上か、堕落か。毎日の選択 』
私たちは、
常に「上に進むか、下に落ちるか」の
二つの選択肢を与えられています。
それは、
大きな決断の時だけではありません。
日々の小さな選択の積み重ねが、
未来の自分を形作っていくのです。
今日の稽古で、
もう一回、基本技を丁寧に繰り返すのか、
それとも
「疲れたから」と手を抜いてしまうか。
仕事で新しい知識を学ぶ努力をするか、
それとも
現状維持に甘んじるか。
人間関係で、
相手を理解しようと歩み寄るか、
それとも
自分の殻に閉じこもってしまうか。
一つ一つの選択は
小さいかもしれませんが、
それが積み重なることで、
大きな差となって現れます。
『 合氣道の精神を人生の羅針盤に 』
合氣道の稽古を通して
私たちが学ぶことは、
単なる武道の技術だけではありません。
相手の氣を尊重し、
相手を導き、
自分と天地大自然が一体となる
合氣道の精神は、
時代や社会、人間関係などの
変化の波を上手に乗りこなし、
より良い方向へ
進むためのヒントを与えてくれます。
焦らず、力まず、
流れに身を任せながらも、
常に向上心を持って努力を続けること。
稽古で汗を流し、
技を磨く日々は、
まさに人生を切り開くための練習なのです。
さあ、
今日からまた一歩、
「上達への道」をともに歩み始めましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝