" お陰様という小さな心の破片 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣
啓蟄 ( けいちつ ) 次候
七十二候
桃始笑 ももはじめてわらう
第八候
「啓蟄」は初候から次候へと移り、
「桃始笑」は3月10日~14日くらいにあたります。
桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。
昔は花が咲くことを「笑う」とか「笑む」といっていたそうです。
「桃始笑」という言葉を見るだけで、優しい笑顔になりますね。
花も人も笑うと、その周囲までもが明るくプラスの氣で満たされますね。
今日のお題
『 おかげさま と いう ちいさ な こころ の はへん 』
小さな幸せに氣づく心が幸福への扉を開く。
日々の生活の中で、
私たちは様々な出来事に遭遇します。
その中には、
「おかげさまで」や「感謝」といった
小さな心の破片が散りばめられています。
その小さな破片を掴まえて、
素直に
「おかげさまで」、「ありがとう」と思える人と、
何事も「損得」や「好き嫌い」の感情で
判断し、恨みや愚痴ばかりを
口にしてしまう人とでは、
長い目で見た場合、幸福度に大きな開きが
生まれてくると思うのです。
人生は、楽しいことばかりじゃない。
ときには、
つらいことや大変なこともある。
そんなとき、
感謝する氣持ちを持つのは難しいかもしれない。
でも、
ピンチの中にこそ、
成長のチャンスが隠れているのです。
" つらいときこそ「ありがとう」"
楽しいことや嬉しいことなら、誰でも感謝できる。
でも、
つらいことがあったときに
「ありがとう」って思うのは、
なかなかできないこと。
しかし、
「この出来事には何か意味があるはず」って、
無理にでも
感謝する氣持ちを持つようにしてみよう。
そうすると、
不思議と早く問題が解決する。
" 世の中はそういうふうにできている " と思うのです。
毎日、小さなことでも
「嬉しいな」「楽しいな」って
感じる心を大切にしよう。
それが、
毎日を幸福に過ごすための第一歩だと思う。
感謝の氣持ちを持つと、心にも余裕ができる。
* つらいときこそ、成長のチャンス。
* 小さな幸せを見つけると、毎日がもっと楽しくなる。
* 感謝の氣持ちは、心に余裕がうまれて、人間関係も良くなる。
何事にも「感謝とおかげさまで」。
ありとあらゆる世の中の出来事に
散りばめられた、
その心の破片を見落とさず、掴むことができれば、
毎日はもっと楽しく
有意義な人生になると思うのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 子どもの目の前でそれをする "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣
啓蟄 ( けいちつ ) 次候
七十二候
桃始笑 ももはじめてわらう
第八候
「啓蟄」は初候から次候へと移り、
「桃始笑」は3月10日~14日くらいにあたります。
桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。
昔は花が咲くことを「笑う」とか「笑む」といっていたそうです。
「桃始笑」という言葉を見るだけで、優しい笑顔になりますね。
花も人も笑うと、その周囲までもが明るくプラスの氣で満たされますね。
今日のお題
『 こども の め の まえ で それ を する 』
たとえば、
野球、サーフィン、スキー、スノーボード、釣り...
これらのスポーツやレジャーに
共通することは何でしょう?
それは、
「用具を使うスポーツ、レジャー」である
ということです。
他にもいろいろあるでしょうが、
これらのスポーツやレジャーを
たのしむ上で、
用具は身体の一部と言っても
過言ではありませんね。
用具の扱いに習熟することで、
パフォーマンスが大きく左右されます。
そして、
用具を丁寧に扱い、
メンテナンスを怠らないことは、
スポーツやレジャーを楽しむ上で
非常に重要な要素です。
しかし、
それ以上に、用具の手入れは
子どもの「情操教育」に
大きな影響を与えるということを
考えたことがあるでしょうか?
「情操教育」とは、
物事に感動したり、
相手を思いやる氣持ちなど、
豊かな感受性や
自分で考えるために必要である、
道徳的な意識や価値観を
養うことを目的とした教育のことです。
子どもの目の前で用具を手入れすること。
「道具を大切にしなさい」
言葉でそう教えることは簡単なことです。
しかし、
子どもの心に響くのは、
「親が実際に用具を手入れする姿を見せることです。」
たとえば、
野球のグローブを丁寧に磨いたり、
スキー板のエッジを研いだり、
ワックスをかけたりする姿を
子どもに見せる。
わが家でも、
子どもたちがまだ小さかった頃、
サーフィンをするために、よく海へ連れていきました。
海から上がれば、
シャワーでボードの塩分を流し、
きれいに拭いてボードケースに入れる。
炎天下に放置しない。
「サーフボードはとても傷つきやすいものだからだ、こうして大切に扱うんだよ」
「こうやって道具を大事にするんだよ」
言葉で説明するだけでなく、
実際にやってみせることで、
子どもは道具への愛着や
感謝の氣持ちを自然と育みます。
手入れを通して育む、3つの大切な心。
①「物を大切にする心」
用具を丁寧に扱うことで、
物を大切にする心が育まれます。
これは、スポーツ用具に限らず、
日々の生活においても重要な姿勢です。
②「感謝の心」
用具の手入れを通して、
道具への感謝の氣持ちが生まれます。
道具があるからこそスポーツを楽しめる。
その感謝の氣持ちは、周りの人々への感謝へと繋がります。
③「集中力と丁寧さ」
用具の手入れは、
集中力と丁寧さを養います。
一つ一つの作業に集中して取り組むことで、
子どもは丁寧に行うことの大切さを学びます。
また、
用具の手入れは、
親子のコミュニケーションを深める
絶好の機会です。
「ここはどうすればいいの?」
「もっとこうすると、よくなるよ」
会話をしながら
一緒に手入れをすることで、親子の絆が深まります。
用具の手入れは、
単なるメンテナンスだけではなく、
子どもの心を育む、最高の「情操教育」です。
親は子どもの目の前で、
愛情を込めて用具を手入れする姿を
見せてあげてください。
きっと、
子どもたちの心に響く、
大切な教育となるはずです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 人からの提案は喜んで受け取る "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣
啓蟄 ( けいちつ ) 初候
七十二候
蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく
第七候
「雨水」から「啓蟄」へと移り、
「蟄虫啓戸」は3月5日~9日くらいにあたります。
「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味から、
啓蟄とは、冬ごもりしていた虫などが地上に這い出てくるころをいいます。
ひと雨ごとに暖かくなっていく時期です。
今日のお題
『 ひと から の ていあん は よろこん で うけとる 』
人の提案を喜ぶ。
弟子の提案を喜ぶ。
道場生が積極的に
稽古に取り組む道場を作るには、
指導者は道場生からの、
また道場生は指導者からの
提案を喜んで受け入れることが大切です。
たとえそれが、
すぐに実践できない提案であったとしても、
その意欲や熱意を評価し、受け入れる。
つまり、
指導者も道場生も積極的に提案できる
雰囲氣を作ることが重要だと思うのです。
その団体、組織の繁栄を心から願う
お弟子さんの提案に対して、
「それはダメだ」と否定したり、
何度も否定したりするようなことがあれば、
その弟子は
「提案しても無駄だ」と感じ、
指示されたことしか
やらなくなってしまうでしょう。
また、その反対もある。
道場生のなかには
自分で自ら進歩、成長を止めている者もいる。
それに一切、氣づいていない者。
いくら言っても、
まるで「のれんに腕押し」では
その道場生に対して、
指導者は何も言わなくなる。
それでは、
道場全体の進歩や向上は望めません。
やがてそのような団体は
衰退していくことは明らかだ。
それがその組織、団体にとって
プラスであるのか?
マイナスであるのか?
その組織、団体のトップは考える必要がある。
時に、指導者は
思い切った大胆な改革が
必要となるときもあるだろう。
ポイントとして、
指導者はお弟子さんの提案を
積極的に聞き、評価する姿勢を示す
「心の器」がなくてはならない。
一方で、お弟子さんは
指導者の提案に対して、
素直な心で聞く「心の器」が必要だ。
たとえ、その提案が実現しなくても、
提案したこと自体を
認め、感謝し、褒める「心の器」。
中には、
経験、知識の大きな違いから
「とんでもない提案」を聞くこともある。
そのような提案であっても
頭ごなしに否定するだけではなく、
その提案にまずは、感謝して、
建設的な意見交換を心がける。
指導者は否定的な意見を言う場合でも、
改善点や代替案を提示する。
指導者も道場生も
お互いの提案を積極的に取り入れることで、
新しい稽古方法やイベント、
さらには、
地域への合氣道の普及活動などが生まれ、
道場全体の活性化につながる。
指導者のみならず、
道場生一人一人が、
道場の運営に参加しているという
意識を持たせることで、
より主体的に稽古に
取り組めるようになるのではないか。
それが道場全体の成長に
つながるのではないだろうか?
指導者は道場生からの
道場生は指導者からの
提案に対して、
常に聞く耳を持ち、
それを積極的に受け入れ、
共に成長していく
道場を目指すべきではないのか。
これは何も
合氣道道場に限ったことではない。
稽古を「仕事」に、
団体、組織は「会社」に置き換えることができる。
指導者を「経営者、社長、上司、先輩」に置き換える。
道場生や弟子を「従業員や部下」に
置き換えて、考えることもできるだろう。
あらゆる
企業、会社、組織、団体も
すべては地域、社会、人のためにある。
だからこそ、
各々分野は違うが、
それが「世のため」、「人のため」になるのだと思う。
そうであるなら、
人はそれぞれの立場を乗り越えて、
可能な限り" 私心を捨て " 、
地域、社会に貢献するべきではないのか?
それが
私たち「人間の存在価値 」でありまする。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 未来は過去の延長線上にある "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣
啓蟄 ( けいちつ ) 初候
七十二候
蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく
第七候
「雨水」から「啓蟄」へと移り、
「蟄虫啓戸」は3月5日~9日くらいにあたります。
「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味から、
啓蟄とは、冬ごもりしていた虫などが地上に這い出てくるころをいいます。
ひと雨ごとに暖かくなっていく時期です。
今日のお題
『みらい は かこ の えんちょう せんじょう に ある』
私たちは皆、
未来に希望を抱き、幸せを願っています。
しかし、
その未来はどこから来るのでしょうか?
" 何人もその過去より他に、将来は生まれて来ない " のです。
つまり、
過去の積み重ねが現在の自分を形成し、
それが未来を創り出すということです。
それが分かれば、生き方が変わるはず。
過去を変えることはできなくても、
現在の行動を変えることはできます。
それによって、
自分の未来は
変わってくるのではないでしょうか。
倦まず弛まず、
自分自身を鍛え磨き抜くことで、
より良い未来を
切り拓くことができると思うのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 言葉の裏側を理解できるか "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣
啓蟄 ( けいちつ ) 初候
七十二候
蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく
第七候
「雨水」から「啓蟄」へと移り、
「蟄虫啓戸」は3月5日~9日くらいにあたります。
「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味から、
啓蟄とは、冬ごもりしていた虫などが地上に這い出てくるころをいいます。
ひと雨ごとに暖かくなっていく時期です。
今日のお題
『 ことば の うらがわ を りかい できる か 』
" コミュニケーションにおいて最も大切なことは、相手が語らない部分を聞くことである。 "
これは、
「マネジメントの父」と称され、
名だたる経営者から師と仰がれる
経営学者ピーター・ドラッカーの言葉です。
" 相手が言葉にしていない
氣持ちや意図を理解することこそが、
コミュニケーションの本質である。" と説いています。
しかし、
残念ながら、
相手の言葉を文字通りにしか
受け取れない人が少なからずいるのです。
「だって、そう言ったじゃないですか」
「それなら、そうと言ってくれなきゃ分かりません」などと言うような人。
そのような人は
心が幼稚であると言わざるを得ません。
言葉の裏側を読み解く力が
大人には必要だと思うのです。
" 相手が言葉にしていることは、考えていることの一部にすぎない。"
相手の本音を察して、
理解できるのが大人です。
大人のコミュニケーションでは、
言葉の表面的な意味だけでなく、
その裏側に隠された
感情や意図を
読み解く力が求められるのです。
" 相手がどのような状況に置かれているのか "
" どのような立場なのか "
それを考慮することで、
言葉の真意が見えてくることがあります。
また、
同じ言葉でも、
習慣や価値観が異なれば、
意味合いが変わることもあります。
これらの要素を総合的に判断し、
" 相手が本当に伝えたいことは何か "
それを推測することが、
大人のコミュニケーションにおける
重要なスキルではないでしょうか。
なぜ言葉の裏側を
聞き取れない人は心が幼稚なのか?
言葉の裏側を聞き取れない人は、
相手の氣持ちを想像する力や、
多角的に物事を捉える力が
不足しているように思うのです。
自己中心的な思考で
自分の考えや感情にばかり氣を取られ、
相手の立場に立って
物事を考えることができない人。
相手の微妙な感情の変化に
氣づくことができず、
共感力に欠けていて、感情が未熟な人。
また人間関係における
様々な経験が不足しており、
言葉の裏側にある複雑なニュアンスを
理解できない人。
これらの要因が重なることで、
相手の言葉を文字通りにしか受け取れず、
表面的なコミュニケーションに
終始してしまうのです。
では、
どのようにすれば
言葉の裏側を聞き取る力を
養うことができるのでしょうか。
まずは、
相手をよく観察することです。
私は常日頃から
相手の言動や立ち居振る舞い、
一挙手一投足に至るまで、
相手をよく観ています。
表情、声のトーン、仕草など、
言葉以外の情報にも注意を払うのです。
" 相手がどのような状況に
置かれているのか " 、
" どのような氣持ちなのか " を
相手の立場に立って想像してみる。
その想像力を高めるために
私が実践している一つの方法が、
読書や映画鑑賞、落語などです。
その物語を通して、
人間の感情や心理について学ぶことです。
それも一つの有効的な
『人間観察力の高め方』を養う場だと思います。
大人のコミュニケーションとは、
言葉のキャッチボールだけでなく、
心の交流です。
相手が語らない部分に耳を傾け、
相手の氣持ちに寄り添うこと。
それが、
人間関係をより深め、
" より良い人に出会うための鍵 " となるのでありまする。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝