" 三寒四温 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣
立春 (りっしゅん) 初候
七十二候
東風解凍 はるかぜこおりをとく
第一候
二十四節氣では「大寒」から「立春」へと移り、2月8日頃までは立春の初候にあたります。
東風とは春風のこと。
東風解凍とは、あたたかな春風が吹きはじめ、川や湖の氷がゆっくりと解けるころのことです。
今日のお題
『さんかんしおん』
二十四節氣は、
太陽と地球の位置関係によって
定められているのですね。
現在の暦だと、
一年は365日、うるう年が366日。
地球が太陽の周りを
一周する長さとは
少しずれがあるために、
年によって日付が動く。
そのため、
立春の日付が2月3日か4日の
どちらかになることが多いそうです。
きのう2月2日は立春の前日であり、
節分でした。
今年もたくさんの子どもたちが
参加して
合氣道寺崎道場の
毎年の恒例行事である、
節分の豆まきを
子どもたちと楽しく行いました。
昨年に引き続き、
今年も子どもたちを
楽しませるために、
大切な休日を使ってまで
赤鬼に扮して走り回ってくださった
〇〇君のお父さんには
心より感謝しています。
魂からありがとうございました。
まだまだ、
この世の中
捨てたものじゃないですね。
さて、旧暦では
立春を一年のはじまりと
していたことから、
節分は
現在でいう大晦日のような扱いで、
盛大にお祝いされてきました。
節分に豆をまいたり
鬼を退治したりするのは、
季節の変わりめに
悪いものが入ってきやすい、
そのように考えられていたため、
邪氣を祓い、
無事に新年を迎えることを祈念して、
節分の行事を行ってきたのですね。
今日のお題である
「三寒四温」とは、
冬に寒い日が三日くらい続くと
その後に、
四日ほど暖かい日がつづくことです。
寒暖が冬から初春にかけて
繰り返され、
少しづつ氣候が春めいてきます。
本来、
三寒四温という言葉は
冬に使われる季語ですが、
私達、人間の心も
似ているようにも思うのです。
自分にとって
良い日もあれば、
悪い日もあって。
願い通りになる日もあれば、
願い通りにならない日もある。
決して、
おもしろくない日
ばかりではないが、
人生は
自分の思い通りに
ならないことの方が圧倒的に多い。
毎朝、
決まった道路に落ちている
タバコの吸い殻拾いをする中に、
一本の桜の木がある。
枝の蕾をそっと触ってみた。
まだまだ、
その蕾は固く閉ざされたままだ。
寒い日も暑い日も
雨の日も雪の日も
台風の強風にも耐えてきた蕾。
そして、
やがて柔らかくなった蕾は
きれいな桜の花を咲かせて、
私達を楽しませてくれる。
それを見ていると、
万物の霊長たる、人間が
桜の蕾に負けるわけにはいかない。
そう思う。
子どもたちのために
大切な休日にも関わらず、
赤鬼に扮してくれた、
〇〇君のお父さんの志と
桜の蕾に触れ、
それに恥ずかしくないよう
自分の心を育てなければならない。
季節の変わりめ、
また新たな一年の始まりに
そう思うのでありまする。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" うつわ "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節気
大寒 (だいかん) 末候
七十二候
鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく
第七十二候
にわとりが春の訪れを感じて卵を産むころです。
1月30日~2月2日頃までは大寒の末候にあたり、一年でもっとも寒さが厳しいころです。冬の最後の節季。大寒の最後の日は節分ですね。
今日のお題
『うつわ』
わが家のベランダは西に向いている。
そのため、
午前中はほとんど日が差さない。
一方で
午後から夕方にかけて
太陽の光の恩恵を受ける。
" 西日が強く差す "
ベランダなので、
生き物や植物が育たない。
ゆいいつ、
縁紅弁慶 (フチベニベンケイ)
という和名や
花月 (かげつ)という名の植物。
いわゆる
金のなる木、成金草と呼ばれる
植物だけが何とか育つ。
この植物に限らず、
植木鉢の大きさによって
大きくも育つし、
小さくも育つものだ。
大きく立派に
育てようと思えば、
大きな鉢に変えなければ、
大きくは育たない。
これと同様に
人間もその人の
" 器 " の大きさで
物事を考えたり、行動するものだ。
何かことがうまく運ばないとき、
人間関係がうまくいかないとき、
そのようなときは、
私はいつもベランダに出て
この植物をじっと眺める。
その植物を
今以上に大きく
育てようと思えば、
植木鉢の大きさを変えるしかない。
そしていつも、
「そうか」と改めて氣づくのだ。
ことがうまく運ばないことも
人間関係で悩むことも、
" すべては自分の責任だ "
自分の " うつわ " が小さいから
起きている現象なのだ。
それに氣がつけば、
自分の " うつわ " を
大きくすることだけを考え、
実践すれば良いだけのこと。
500mlのマグカップで
500ml以上のコーヒーは
飲むことができないのだ。
自分の周りに
愚痴や人の陰口ばかり言う人が
集まってくるとすれば、
それは自分の " うつわ " が
それだけのものだからだ。
それが嫌なら
自分の " うつわ " の大きさと
入れる内容を良いものに
変えるよう努力すれば、
周りも変わっていく。
今の仕事は嫌だ、
こんな仕事がしたい。
今の給料は安すぎるから、
せめてこれくらいはもらいたい。
こんな洋服着てみたい。
こんな車がほしい。
こんな家がほしい。
そういうことが
実現しない原因は
全部それが今の " 自分のうつわ "
であるからだ。
仮に一時期は
実現できたとしても、
いつかは自分にしっぺ返しがくる。
人に何か頼まれても嫌だと断る。
それを重荷と考える。
それが " 自分の小さなうつわ " だ。
何事も自分の責任。
何があっても他人のせいにせず、
自分の " うつわ " の小ささを
顧みて反省する。
頼まれごとは
絶対に無理なことでない限り、
氣持ちよく引き受ける。
人の役に立つことなら、
自らすすんで重荷を背負う。
それを喜びとする。
それを怠らず実践し続ける。
そういう人は人に頼りにされる。
周りから頼りにされる
ということは
" うつわ " が大きい人間である証だ。
今日も
その " うつわ " を
もっと大きく育てよう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 小さなことでも人の役に立っている "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節気
大寒 (だいかん) 末候
七十二候
鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく
第七十二候
にわとりが春の訪れを感じて卵を産むころです。1月30日~2月2日頃までは大寒の末候にあたり、一年でもっとも寒さが厳しいころです。冬の最後の節季。大寒の最後の日は節分ですね。
今日のお題
『ちいさな こと でも ひと の やく に たって いる』
" 人の役に立つ人間になろう "
" 人の役に立つことをしよう "
日々の合氣道の稽古のなかで
とくに子どもたちには、
そういう話をよくします。
合氣道寺崎道場に通う
とても純粋で
素直な子どもたちは、
私の話を真剣に聞いて、
何度もうなずいてくれます。
とはいえ、
子どもたちにとって
人の役に立つことって、
" 何をすれば良いのかな? "
そのように思う
子どもたちも
多いのではないでしょうか。
" 人のため、世の中のため "
になることって、
何か大きなことを
しなければならない。
そのように考える
大人も少なくないかもしれません。
でも、
私たちの日々の生活の中で
ちょっとしたことを
するだけで、
人に役立つことができるのです。
実際に、
きのう私がしたことをお話します。
きのうは水曜日で
兵庫キャナルタウン合氣道道場で
お稽古がある日です。
自宅から道場に
歩いて向かっている途中、
道路に釘が一本落ちていたので、
拾いました。
その道路は
よちよち歩きの幼児や
自転車もよく通ります。
また、
兵庫キャナルタウン合氣道道場に
自転車で通う
子どもたちも少なくありません。
運悪く、その釘で
自転車のタイヤがパンクする
危険性もあります。
幼児が転んで大きなけがに
つながる可能性もあります。
道路に釘が落ちていても、
なんの役にも立たないので
それを拾う。
たった、
これだけのことでも
人の役にも
地域の役にも立つのです。
ほんの少しの " 勇氣 " をだして、
今日も人の役に立つことを
一つでもしてみよう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝
" 人生そのものが合氣道 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節気
大寒 (だいかん) 次候
七十二候
水沢腹堅 みずさわあつくかたし
第七十一候
1月25日~29日頃までは大寒の次候にあたり、川に流れる水が凍ってしまうほど寒く、一年で一番冷える時期です。
今日のお題
『じんせい そのもの が あいきどう』
昨年12月に
X (旧ツイッター) の
フォロワーさんが主宰する
経営者向けの講習会の案内が
タイムラインに流れてきた。
それを主宰する
企業の実態等も
よくわからないのだが、
過去の投稿を見る限り、
信頼できる
企業であるようだった。
参加費は決して安価ではない。
どうしようか?
かなり迷ったが…
その講習会が開催される
1月19日(日曜日)は
第3日曜日にあたり、
キャナルタウン合氣道教室の稽古は
お休みの日だったこともあり、
「これは天地に導かれたな」と思い、
自分の直感を信じて
全ては天地大自然に任せて
その講習会に申し込んだ。
300人収容可能な
大阪なんばにある会場は
ほぼ満席状態だった。
3時間にわたり、
私にとって大変有意義な
講習会でした。
たくさんの学びの中に
こういう話があった。
" 売上を倍にするとか、
利益を出すことより、
よき伝統を受け継ぎ
「革新」を
続けていくことで
百年企業への道が開けていく "
革新とは
旧来の制度、組織や
方法、習慣などを
改めて新しくする、
ということを意味する。
今回参加した講習会は
あくまで
中小企業の経営者向けだ。
合氣道の道場を主宰する
あなたには関係のない
ことなのでは?
そう捉える人もいることだろう。
しかし、
私の場合はそうではない。
私は
合氣道寺崎道場を主宰する
合氣道専門家です。
これを職業としているので、
僭越ながらプロです。
でも
その意味合いが
私の場合は少し異なります。
何が異なるのか?
それは
「合氣道とは生き方を学ぶもの」
という考え方です。
合氣道=人生そのものです。
合氣道の技は
道場で通用すれば
良いのではないのです。
日常において
発揮できなければ価値がない。
もちろん、
日常で人を投げたり
するのではありません。
その技を
日々、道場で鍛錬し、
その本質を理解し、
それを日常に活かすことなのです。
「日本人としてどう生きるのか」
それが私の考える合氣道です。
合氣道は日本発祥の武道です。
日本発祥の武道なら、
礼儀作法、立ち居振る舞い等
日本人として精神を
学ぶものであると考えます。
それと同時に
世の中は常に動いています。
昔も今も
一定で同じではありません。
昔は常識だったことが、
今では通用しないことも
多くあるのです。
過去の歴史を学び直し、
改めることは改める。
私は合氣道専門家ですが、
国家安全保障、危機管理、
テロ対策、自前資源、
北朝鮮による拉致事件、
領土問題などを勉強しています。
その内容は
テレビや新聞、ネットでは
絶対に入手不可能であり、
水面下での動きも含まれます。
それを
その道のスペシャリスト、
今もそれぞれの案件に
深く関わっている人から
直に学んでいます。
「そんなもの合氣道とは全く関係ないじゃないか」
そう言われたこともあります。
でも、そうでしょうか?
日本発祥の武道である
合氣道の専門家が
今現在の日本と世界情勢を
知らないでどうするのですか?
そういうことを
よく理解した上で、
これからの日本のこと、
世界のことを真剣に考え、
それを自分の中で
咀嚼して
私が主宰する
合氣道寺崎道場に集まる
子どもから大人、
特に
この先の日本を背負う
子ども達と共に考え、
指導することが最も重要なことです。
これが、
私のオリジナルの合氣道です。
繰り返しになりますが
先の講習会で学んだ、
" 売上を倍にするとか、
利益を出すことより、
よき伝統を受け継ぎ
「革新」を続けていくことで
百年企業への道が開けていく "
これを合氣道道場に
置き換えて考えます。
" 会員を増やすこと、
お弟子さんを増やすこと。
もちろん
それも大切なことですが、
それより
先人の方々から引き継いだ
良き伝統を後世に伝え、
変えるべきところは変え
世の中の流れに沿って
道場運営にあたること。
そして、
この日本発祥の
素晴らしい武道である
合氣道の
今後の益々の発展のために
尽力することが
私の責務であるということです。
企業経営者向け講習会も
私にとっての合氣道。
食事も合氣道。
人と話すことも合氣道。
映画鑑賞も合氣道。
音楽聴くのも合氣道。
風呂に入っても合氣道。
就寝も合氣道。
人生そのものが合氣道です。
これが
私流のオリジナル合氣道でありまする。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道寺崎道場
道場長 拝
" いつもありがとうございます "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節気
大寒 (だいかん) 次候
七十二候
水沢腹堅 みずさわあつくかたし
第七十一候
1月25日~29日頃までは大寒の次候にあたり、川に流れる水が凍ってしまうほど寒く、一年で一番冷える時期です。
今日のお題
『いつも ありがとう ございます』
マンションの共用部を
清掃してくれる人や、
ゴミ置き場を
清掃してくれる人たちがいる。
毎日、早朝から
寒い日も暑い日も雨の日でも、
そこに暮らす
私達住民のために
仕事をしてくれる人たち。
その人たちを見かけたら
私は必ず、
「いつもありがとうございます」と
感謝の氣持ちを伝えて
通り過ぎるようにしている。
すると、
一瞬「えっ?」と
驚くような表情を見せますが、
すぐに笑顔になり、
何とも穏やかな雰囲気になります。
その人の立場に立って
考えたら、
「いつもありがとうございます」
という言葉は
ごく自然に出てくるのです。
" それが仕事なんだから "
" それで給料もらってるんだから "
" して当たり前なんだ "
というように
思う人もいるのではないでしょうか。
それが彼らの仕事なのだから
当たり前のことだ。
それはその通りです。
給料をもらう以上
社員であれ、パートであれ、
それが職業なのだから
誰もがプロであるべきです。
プロである以上、
その道に精通し
人並み以上の
仕事ができなければ
価値はない。
でも、
人間の主体は「心」です。
心が身体を動かしているのです。
「いつもありがとうございます」
そう心から
感謝の言葉を伝えられて、
悪い氣がする人は
いないと思うのです。
彼らの立場に立って
物事を考えたら、
「よし!今日はいつもよりきれいにしてやるぞ」
というように
" やる氣 " を出して
仕事をしてくれる人も
増えるのではないでしょうか。
その結果、
私達が暮らす環境が
よりきれいに
より住みやすくなれば、
一番ありがたいのは
住民である私達なのです。
「おい!もっときれいに掃除するよう清掃員に言っておけ」
「こっちは高い共益費を払ってるんだから」
それをマンションの管理事務所や
管理人に言う前に、
ちょっと
心を静めて、考えてみては
どうかと思うのでありまする。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道寺崎道場
道場長 拝