2026-04-23 03:15:00

" 〜春の巣立鳥のように〜 共に成長する合氣道指導者育成の道 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

穀雨【こくう】初候

 

七十二候

第十六候 葭始生【あしはじめてしょうず】

4月20日~24日ごろ。

暖かくなり水辺の葭が芽吹き始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 〜はる の すだちどり の ように〜 ともに せいちょうする あいきどう しどうしゃ いくせい の みち 』

 

 

 

 

春も深まり、

初夏を迎えるころ

 

雛が大きく育って

巣を離れると、

「巣立鳥(すだちどり)」と呼ばれます。

 

 

​

 

まだ羽も生えそろわぬ

か弱き雛鳥たちであっても

命の歩みは、確かなものです。

 

​

 

 

ヒバリの子であれば、

卵からかえって、わずか十日あまり。

 

 

ツバメの子であっても

二十日ほどが過ぎれば、

いよいよ、巣立ちのときを迎えます。

 

 

 

 

​とはいえ、

巣の外へ出たからといって

 

ただちに、あの広い空を

自由に舞うことができるわけでは

ないそうです。

 

 

 

​

ヒバリの若鳥などは

巣を離れてみても、

 

羽ばたきは覚束(おぼつか)なく

よちよちと、

地面を歩き回るばかりです。

 

 

​

 

親鳥たちもまた、

我が子のそんな姿を

 

決して急かすことなく

少し離れたところから

あたたかく見守っております。

 

 

 

 

​そして、

折に触れては

そっと、

命の糧を分け与えるのです。

 

 

 

​

ツバメの若鳥に至っては、

せっかく飛び立ったというのに

 

慣れ親しんだ古巣へ

舞い戻ってくることさえ

あるそうです。

​

 

 

そのようにして

未熟な巣立鳥たちは、

 

いろんな経験を

幾度も繰り返しながら、

 

​少しずつ

自らの羽に力を蓄え、

成長を重ねて

 

やがて、

頼もしい一人前の鳥へと

育っていくのですね。

 

 

 

 

 

​さて、

来たる五月には

ゴールデンウィーク期間中を含め、

 

合氣道寺崎道場恒例の

指導者育成練成稽古を

十五日間にわたり行います。

 

 

​

すでに

たくさんのお弟子さんを持ち

 

立派な指導者となっている

弟子もいれば、

 

 

まだまだ、

指導歴一年未満の

若葉マークの指導者もおります。

 

 

​そして、

これから指導者を目指そうとする

弟子たちも参加いたします。

 

 

 

 

​彼らは皆、

私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場の目的である

 

「人や社会のために役立つ」という、

尊い志を持った弟子たちです。

 

 

​

​

道の途上で

時に迷い、

立ち止まることもあるでしょう。

 

 

​そのような時も、

決して急かすことなく

 

​親鳥が

雛の羽ばたきを待つように、

 

私は静かに

その歩みを見守ります。

 

 

 

 

​弟子たち同士もまた

共に道を歩む道友として、

 

​互いの今の姿を

大切に尊重し合いながら、

 

​同じ場に集い

ともに氣を合わせることで、

 

​それぞれが

自らのペースで、

確かな成長を遂げていくのです。

 

 

 

 

​巣立鳥と同じように、

​彼らもまた

道場や日常生活での

たくさんの尊い経験を経て、

 

​やがて立派な指導者として、

「天地の大道」を歩んでいくのですね。

 

 

 

​

 

このような

素晴らしい

弟子たちをたくさん持てたこと。

 

​

そして

私自身もまた

 

彼らとともに

投げて、投げられ、

 

​一緒に汗を流しながら

同じ道を歩めることに

心からの感謝を抱いております。

 

 

 

 

​これは

指導者や指導者を目指す者だけでは

ありません。

 

 

​日々、道場に通う

一般のお弟子さんたちも含めて、

 

​合氣道琴心館寺崎道場に集う

すべての仲間が、

 

私にとって、

かけがえのない存在です。

 

 

​

 

合氣道という「道」で結ばれた

この尊いご縁を

何よりも大切にしながら、

 

​これからも

こ素晴らしいお弟子さん方と共に

 

この道を

歩んでまいりまする。

 

 

 

​――――――――――――――――――――――――

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技のみを極めることではありません。

 

​日々の生活に活きる健やかな心身を養い、

​社会や周囲の人々の喜びに繋がる生き方を

ともに探究していくことです。

 

 

​自然の理(ことわり)や、

日々の稽古を通じた氣づきを、

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

​より豊かな生き方、

良好な対人関係の築き方など

現代の暮らしに活かすヒントが

ここにあるかもしれません。

 

​ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-04-22 03:34:00

" 専門外の学びから氣を読む〜資源エネルギー勉強会と藤の花〜 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

穀雨【こくう】初候

 

七十二候

第十六候 葭始生【あしはじめてしょうず】

4月20日~24日ごろ。

暖かくなり水辺の葭が芽吹き始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 せんもんがい の まなび から き を よむ。しげんえねるぎー べんきょうかい と ふじ の はな 』

 

 

 

 

先週末は二日間にわたり、

京都にて

勉強会に参加してまいりました。

 

 

​今回は【資源エネルギー】について、

深く学んでまいりました。

 

 

 

​

えっ、

「合氣道と何の関係があるの」と、

疑問に思われる方も

少なくないかもしれません。

 

 

​

 

しかし、

これだけ世界の国々が

 

資源を巡って、

対立する世の中であります。

 

 

​

 

 

合氣道の師範が

ただ、道場で技だけを

 

指導していれば良いという時代では

もはやなくなっていると、

私は考えております。

 

 

 

 

​もちろん、

これは私個人の考えにすぎません。

 

 

 

 

​ですが、

このような時代だからこそ

 

専門分野以外のことも、

積極的に学ぶことが大切なのです。

 

 

 

 

​広い視野を持つことによって

何もかもが繋がってきて、

 

本当の意味での

「相手の氣」を読み取ることができると、

 

私は、

身をもって実感しております。

 

 

​

 

こうした感覚は、

ただ言葉を聞くだけでは、

 

到底、

理解できるものではありませぬ。

 

 

あらゆる事象を、

肌で感じ取ることが必要なのです。

 

 

 

 

​

さて、

勉強会の合間に、

 

宇治にある

「平等院」を参拝いたしました。

 

 

 

 

​ここは、

「藤の花」の名所として知られております。

 

 

 

​桜が散ると、

藤の季節がやってまいります。

 

 

 

​藤の花は、

藤棚や盆栽に美しく仕立てられ、

垂れ下がるように咲き誇ります。

 

 

 

 

​その垂れ下がった花が

まるでお辞儀をして

客を迎えているように見えるため、

 

「歓迎」という

花言葉がつけられております。

 

 

 

​

 

この美しく垂れ下がった姿から

私はふと、

ある合氣道の技が頭に浮かびました。

 

 

 

​合氣道には

まさにお辞儀をして

相手を導く技があるのです。

 

 

​

 

たとえば、

「両肩取り前方投げ(お辞儀)」という技。

 

 

 

相手に

両肩をしっかりと持たせます。

 

​そして

相手の向いている方向に

 

自らがすっと転換し

一氣に深く、お辞儀をして投げるのです。

 

 

​

 

臍下の一点に心をしずめ、

頭を深く下げて、礼をするだけ。

 

 

 

​それだけで、

相手はふわりと宙に浮くのです。

 

 

 

​この技を学ぶことで

相手と決して争わずとも、

 

自由自在に

お互いを活かし合う

関係性を築けることを実感できます。

 

 

 

 

​「礼」や、「お辞儀」という

日常の所作ひとつが、

そのまま技として活きてくるのです。

 

 

 

 

​

専門外の学びも、

一見無関係に思える花々の姿も、

 

すべては、

私たちの生き方へと繋がっております。

 

 

​

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

 

ただ道場のなかで、

技の形を極めることではありません。

 

 

​合氣道以外の学びにも、

素直な心で耳を傾け、

自分自身の視野を広げ続けること。

 

 

​そして、

藤の花が優しく頭を垂れるように、

 

相手を柔らかく迎え入れる姿勢を

日々の生活のなかで、

実践していくことであります。

 

 

​自らが深く頭を下げる

そのゆったりとした心の余裕が

 

対立を生まずに

お互いを活かし合う関係性を

育んでいくと信じております。

 

 

 

​自然の理(ことわり)や

日々の学びを通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

​争いの絶えない現代において

相手の氣を読み、

 

自由自在に相手を正しい方向へと

導くためのヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

​ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-04-21 03:04:00

" 命にかかわる日常の「隙」をなくす。心と身体の調和をはかる一挙手一投足 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

穀雨【こくう】初候

 

七十二候

第十六候 葭始生【あしはじめてしょうず】

4月20日~24日ごろ。

暖かくなり水辺の葭が芽吹き始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 いのち に かかわる にちじょう の「すき」を なくす。こころ と からだ の ちょうわ を はかる いっきょしゅいっとうそく 』

 

 

 

 

 

道場では

姿勢にしても技にしても、

 

何事においても

基本を身につけなければならないと、

 

お弟子さんたちへ

日々、繰り返し指導しております。

 

 

 

 

​稽古に励む

お弟子さんを拝見しておりますと、

 

ふと、

氣にかかることがございます。

 

 

 

それは

「無駄な動き」が多いことです。

 

 

 

 

技だけでなく、

何氣ない所作にも

必要以上の動作が見え隠れする。

 

 

 

 

" それは心身が隙だらけの状態なのであります "

 

 

 

​

道場での稽古中であれば、

たとえ隙だらけでも

 

命にかかわるようなことは

ないかもしれません。

 

 

 

 

しかし、

私たちの真の「本番」は日常なのです。

 

 

 

​

学校での学びや

友との触れ合い、

 

職場での責務、

そしてご縁のある方々とのお付き合い。

 

 

 

 

そうした

日々の営みのなかで

 

ふと生じた隙は、

時に取り返しのつかない事態を

招くかもしれません。

 

 

 

 

​

だからこそ、

日常生活において

 

どれだけ

隙のない姿勢であらゆる事に当たるか。

 

 

 

 

それは

身体のありようも

心の在り方も同じです。

 

 

 

 

大きな事案でも

ささいな出来事でもです。

 

 

 

 

これは道場に通う人に限らず

誰であれ、

 

私たちの暮らしにおいても同じことで

ありましょう。

 

 

​

 

隙がないということは、

決して身構えて

 

身体をガチガチに

固めることではありません。

 

 

 

 

一切の力みを手放し、

「正しいリラックス」を心がけるのです。

​

 

 

 

ゆったりとした

呼吸とともに、

「臍下の一点」に静かに心を鎮める。

 

 

 

 

そうすることで

自然と無駄のない動きが生まれます。

 

 

 

いかなる事態にも

自由自在に対応できる、

それこそが真に隙のない自然体なのです。

 

 

 

相手と争わず

自然と和合する精神も、

 

こうした隙のない

自然体から育まれていくのです。

 

 

 

 

私たちは道場で

日々、それを学んでいるのです。

 

 

 

それを日常生活で

活かすことに

大きな意味と価値があるのです。

 

 

​

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

 

単に道場の中だけで

通用する技を練ることではありません。

 

 

 

日常という本番において、

いかなる時も隙のない

 

自然体でいるための

「心と身体の調和」をはかることです。

 

 

一切の力みを手放し、

あらゆる出来事に柔軟に向き合える

健やかな心身の在り方を探究することが、

 

やがては周囲との和合を生み、

人々の喜びに繋がっていくと信じております。

 

 

 

自然の理(ことわり)や

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

より健やかな生き方、

良好な対人関係の築き方など

 

現代の暮らしに活かす

ヒントがここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-04-20 03:24:00

" 【二十四節氣・穀雨】 天地大自然の一部として生きる 〜葭の力強さと氣のめぐり〜 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

今週もよろしくお願いします。

 

 

 

本日は、二十四節氣

穀雨【こくう】初候

 

七十二候

第十六候 葭始生【あしはじめてしょうず】

4月20日~24日ごろ。

暖かくなり水辺の葭が芽吹き始めるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 【にじゅうしせっき・こくう】 てんちだいしぜん の いちぶ として いきる 〜あし の ちから づよさ と き の めぐり〜 』

 

 

 

 

​春の最後の節氣、

「穀雨(こくう)」を迎えました。

 

 

​

地上に生きるたくさんの命へ、

天からの贈り物である雨が

しっとりと降り注ぐ季節になりました。

 

 

 

​

春の雨には、

美しい名が数多くあります。

 

 

​

草木を優しく潤す

「甘雨(かんう)」、

 

穀物を豊かに育む

「瑞雨(ずいう)」、

 

長く降り続く

「春霖(しゅんりん)」、

 

花々の開花を促す

催花雨(さいかう)、

 

そして、

一面に菜の花が咲くころに

しとしとと降る春の長雨を

菜種梅雨(なたねづゆ)と呼ぶのですね。

 

 

​

 

 

どの名にも

自然の恵みを敬い、

 

共に生きてきた

人々の息遣いが感じられます。

 

 

 

 

 

​「立春」から「清明」へと

至る日々では、

春の風が吹き大地が目覚めました。

 

 

​また、

虫や鳥が動き出し

すべてが生き生きと輝く季節を経て、

 

 

​その総仕上げのように、

命の源が

降り注ぐのが今の時期なのですね。

 

 

 

​

水辺では

葭(あし)が力強く芽吹き始めます。

 

水面から真っ直ぐに飛び出す若芽、

その鋭い先端はまるで角のようです。

 

 

 

 

天に向かって、

伸び伸びと

 

命の「氣」を

発しているようにも見えます。

 

 

​

 

 

合氣道におきましても、

木剣を扱う稽古がございます。

 

 

 

​私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場では、

 

木刀を「氣刀(きがたな)」、

あるいは「氣形」と捉えます。

 

 

 

​

葭の若芽が天へ向かうように

木刀の切っ先からも

真っ直ぐで力強い「氣」が、

放たれるのをイメージするのです。

 

 

 

 

​

 

春の雨に打たれ、

すくすくと伸びる葭のたくましさは

 

天地大自然の

圧倒的な生命力を感じます。

 

 

 

 

​あるがままの自然体で

静かに春の雨音に耳を澄ませて、

 

​天からの恵みの雨に

心からの感謝を捧げる。

 

 

​

 

そうすることで

私たち自身もまた、

 

天地大自然の一部なのだと

氣づかされます。

 

 

 

 

​天地大自然と一体となり、

満ち足りたひとときを

日々の暮らしの中で大切にしたいものです。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技の形をなぞることではありません。

 

 

天地大自然の恵みに感謝し、

春の雨が草木を豊かに育むように

 

内なる自然と静かに向き合い

心身を養うこと。

 

 

天へ真っ直ぐに伸びる葭のごとく、

自らがプラスの氣を発して歩む。

 

その歩みが

やがて周囲の人々の心をも優しく潤す、

 

恵みの雨のような

生き方へと繋がっていくと信じております。

 

 

 

自然の理(ことわり)や

日々の稽古を通じた氣づきを、

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健やかな生き方のヒントが

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兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2026-04-17 03:10:00

" 人の氣づかないものを見つける力:日常と合氣道の稽古に活きる視点 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

清明【せいめい】末候

 

七十二候

第十五候 虹始見【にじはじめてあらわる】

4月14日~19日ごろ。

春が深くなるにつれ空氣が潤い、美しい虹がかかるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ひと の きづかない もの を みつける ちから。にちじょう と あいきどう の けいこ に いきる してん 』

 

 

 

​

ハンガリーの生化学者である

セント・ジェルジ・アルベルトは、

このような言葉を残しています。

 

 

 

​「発見とは

人と同じものを見ながら、

人の氣づかないものを

見つけることである。」

 

 

 

​木から落ちるリンゴを見て

万有引力の法則を見出した

 

ニュートンの逸話も、

まさに、これと同じでしょう。

 

 

​

 

 

誰もが当たり前のように

見ている現象の中にも、

 

常識や先入観にとらわれず

視点を変えることで、

 

世界を変えるような

大きな発見が潜んでいるのですね。

 

 

​

 

 

この観点は、

合氣道の稽古にも深く通じています。

 

 

 

 

​道場では、まず師範の私が

お弟子さんの前で

技の見本(型)を見せます。

 

 

​

この時、

ただ全体の型だけを

漫然と眺める弟子と、

 

 

一方で

細かな足捌きや手の動き、

 

そして

師範の呼吸や

臍下の一点の使い方まで

 

見逃すまいと観察する者とでは、

得られる学びの

深さが全く違ってくるのです。

 

 

​

 

 

さらに、

技をかける際に

一人のお弟子さんを前に呼びます。

 

 

そのお弟子さんは

実際に師範の手を取り、

肩を掴んだりして技を体感します。

 

 

​

 

 

実はこの時、

師範の動きや

氣の方向や強さ等を

 

一番よく実感できるのは、

手を取ったその弟子自身なのです。

 

 

​

 

 

しかし、

ここでも違いが生まれます。

 

 

 

 

 

​ただ呼ばれたから

前に出て、

手を取り投げられるだけの者と、

 

 

 

触れた瞬間の氣の伝わり方や

呼吸の合わせ方など、

 

一挙手一投足から

何かを掴み取ろうとする者。

 

 

 

 

 

 

​前に呼ばれたら、ただでは帰らない。

 

 

 

 

一つでも

新たなことを学ぼうと、

 

学びに

貪欲になる姿勢を持っている者。

 

 

 

​

 

そのような

お弟子さんは必ず伸びていきます。

 

 

 

​

 

 

同じ体験をしながらも、

見えている世界はまるで異なるのです。

 

 

 

 

 

​私はありがたいことに、

自身の師匠である

合氣道琴心館館長・琴地茂先生の受けを

数多く務めさせていただきました。

 

 

 

 

​自ら受けを取らなければ

絶対に見えてこない、

技の深い淵があります。

 

 

 

 

​

琴地先生の手を取り、肩に触れ

投げられる中で、

 

私はその深淵を

全身で学ばせていただきました。

 

 

 

​その尊い学びと

氣づきがあったからこそ、

 

今こうして

合氣道琴心館寺崎道場に集う

お弟子さんを

正しく導くことができるのです。

 

 

​

 

 

 

 

私たちは日常の中でも、

同じ景色を見ながら、

 

数多くの大切なものを

見落としているのかもしれません。

 

 

 

 

​ただ周囲と同じように

眺めているだけでは、

真の氣づきは得られないものです。

 

 

 

 

 

​いつもの見方や先入観を一度手放し、

ほんの少し視点を変えてみる。

 

 

 

 

 

​その柔軟な見方を持つことこそが、

今まで氣づかなかった

新しい道を開く、

大きな鍵となるはずです。

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

​

 

 

合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技の形をなぞることではありません。

 

 

人と同じ景色の中からも、

自ら進んで新たな氣づきを見つけ出そうとする。

 

 

その主体的な学びの姿勢を養うことです。

 

 

道場で培った「自ら氣づく力」は、

日常のあらゆる場面で道を切り拓く、

確かな指針となってくれるはずです。

 

 

 

​自然の理や、

日々の稽古を通じた氣づきを、

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝