2025-10-06 03:22:00

" 合氣道は生き方そのもの。道場の外でこそ輝く「争わない心」 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

今週もよろしくお願いします。

 

 

本日は、二十四節氣

秋分【しゅうぶん】末候

 

七十二候

第四十八候 水始涸(みずはじめてかるる)

10月3日~10月7日頃。

田んぼの水を抜き、稲刈りをはじめるころ。

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​あいきどう は いきかた そのもの 。どうじょう  の そと で こそ かがや く あらそ わ ない こころ  』

 

 

 

合氣道の稽古は、

道場の畳やマットの上で

終わるものではありません。

 

 

不肖私は師範として、

日々の稽古で技を教えるだけでなく、

 

その技に込められた精神、

 

つまり「争わない心」

「相手と一体になる」という

考え方を大切に伝えています。

 

 

 

​これは、

道場を出た後の私たちの生活、

 

つまり仕事や家庭での人間関係にこそ、

大きな意味を持つからです。

 

 

 

 

" 相手と争わないという選択 "

 

 

 

たとえば、

仕事で意見が対立した時、どうしますか?

 

 

合氣道の稽古では、

力で相手を押さえつけようとするのではなく、

 

相手の力や心の方向を受け流し、

その動きに乗ることで技をかけます。

 

 

 

これは、

現実世界での対立にも応用できます。

 

 

 

​相手の意見を

頭ごなしに否定するのではなく、

まずは一旦、全部受け入れてみる。

 

 

 

そして、

相手の立場に立って、

 

その考えの「中心」を見つけ、

そこに自分の軸を合わせる。

 

そして、

自分が目指す方向に相手を導いていく。

 

 

 

すると、

不思議なほどに

スムーズに話が進むことがあります。

 

 

 

 

​これは、

相手を打ち負かすのではなく、

 

共に問題解決を目指すという

合氣道の精神そのものではないでしょうか。

 

 

 

" 感謝の氣持ちが、技を深める "

 

 

 

ある時、

道場でお弟子さんの一人が

 

「稽古で、どうすれば相手の氣や動きを読めますか?」と聞いてきました。

 

 

 

​私は

「まず、相手に感謝することです」と答えました。

 

 

 

なぜなら、

技をかけるためには、

相手がいてくれることが前提だからです。

 

 

相手が力や氣を与えてくれるからこそ、

私たちはその力や氣を導く技を

学ぶことができます。

 

 

 

これは、日常生活でも同じです。

 

 

 

​私たちは、

一人では生きていけません。

 

 

仕事で助けてくれる同僚、

家で支えてくれる家族、

そして道場で共に汗を流す仲間。

 

 

彼らの存在があってこそ、

私たちは成長できるのですから。

 

 

 

 

​"「一日一心」、合氣道で人生を磨く "

 

 

 

​合氣道は、

自分の心と向き合い、

 

他人との関係を築き、

人生をより豊かにするための「道」です。

 

 

 

​稽古で汗を流す時間も、

また道場を出てからの

人間関係を大切にする時間も、

 

すべては

「生き方」に繋がっているのです。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝