2023-12-08 06:32:00

" 脚下照顧 "

「きゃっかしょうこ」

 

 

足元をよく見てご覧なさい。

 

転じて、

 

「履物を揃えましょう」

 

ということに

 

よく使われる言葉です。

 

 

 

足元に注意するとは、

 

他人の足元はよく見えるが、

 

自分の足元は

 

なかなか

 

見えないということである。

 

 

 

脚下とは

 

自分の足元のこと。

 

 

 

つまり

 

「脚下照顧」とは、

 

自分の足元を

 

顧みること。

 

 

 

自分の姿や

 

心のありようを

 

振り返り、

 

自分の立場を

 

よく見極めて

 

事に当たれということである。

 

 

 

日々、

 

忙しく

 

慌ただしく

 

生きていく中で、

 

時間も

 

あっという間に過ぎ去る。

 

 

 

静かに

 

自分を見つめ直すことも

 

あまりない。

 

 

 

従って、

 

自分のことは

 

分かりにくいものです。

 

 

 

他人のことを

 

論じたり、

 

批判をする前に、

 

まず

 

己を見つめなくてはいけない。

 

 

 

あなたが

 

凡人ではないなら、

 

より

 

己を磨こうとするなら、

 

より

 

自分の足元を

 

おろそかにしてはならない。

 

 

 

道場だけが

 

修行の場ではありません。

 

あなたの

 

日常生活こそが

 

修行の場です。

 

 

 

どんなに

 

忙しくとも

 

履物を揃えるぐらいの

 

心にゆとりを持ちましょう。

 

 

 

日常、

 

事あるごとに

 

呼吸法をして、

 

心が静まり、

 

心にゆとりが出来れば、

 

自分の姿を

 

見つめ直す時間も

 

持てるのではないでしょうか。

 

 

 

まず、

 

自分の

 

履物を正すことが

 

出来るようになってから、

 

 

 

他人の

 

履物の乱れも

 

正してあげましょう。

 

 

 

道場長 拝

 

 

 

 

 

道場長 拝

2023-12-07 06:53:00

" やってくるものが氣にいらなければ、自分のありようを変えろ "

プラスの氣を

 

出してばかりいる人は

 

プラスの氣を

 

引き寄せる。

 

 

 

マイナスの氣を

 

出してばかりいる人は

 

マイナスの氣を

 

引き寄せる。

 

 

 

努力を続ける人は

 

努力を引き寄せる。

 

 

 

悩んでばかりいる人は

 

悩みを引き寄せる。

 

 

 

自分の行いと

 

同じものを引き寄せる。

 

 

 

人は誰もが

 

強力な磁石。

 

 

 

やってくるものが

 

氣に入らなければ、

 

自分のありようを

 

変えれば良い。

 

 

 

 

 

道場長 拝

2023-12-06 07:53:00

" 心が川上で身体が川下だ "

一本の川は

 

上流から下流に流れ、

 

川上から川下まで繋がっている。

 

 

 

川下だけを

 

いくら綺麗にしても

 

川上から

 

ゴミが流れてきては、

 

いつまで経っても

 

綺麗にはならない。

 

 

 

私達人間も

 

同様に

 

心と身体は繋がっている。

 

 

 

いくら川下である

 

身体のみ

 

鍛えケアしても

 

川上である

 

心を

 

綺麗に掃除して

 

強くなるために

 

鍛えなければ、

 

決して身体は

 

強くはならない。

 

 

 

大切なことは、

 

 

 

心と身体を

 

同時に鍛えなければいけない。

 

 

 

心の性質と

 

身体の性質。

 

 

 

この異なる性質が

 

唯一、

 

一致する場所が、

 

臍下の一点である。

 

 

 

いつ如何なる時も

 

臍下の一点に心を静めて、

 

身体を動かすことにより、

 

心と身体を

 

同時に

 

鍛えることが出来る。

 

 

 

 

 

道場長 拝

2023-12-05 11:03:00

" 道には共通の哲学がある "

 

合氣道と書道。

 

 

道が

 

付くものには

 

共通した

 

哲学、

 

観念がある。

 

 

「書道は楷書が一番難しいんですよ」

 

 

流れで書くのは

 

そう難しくないが、

 

一画一画になれば、

 

これが難しい。

 

 

書道家である

 

恩師から

 

いただいた

 

お言葉です。

 

 

合氣道の技も

 

楷書が

 

一番

 

難しいことは

 

修行者であれば、

 

共通した

 

認識であると

 

察する。

 

 

一字一字、

 

技と技にも

 

終わりはなく、

 

全ての

 

字と

 

技は

 

繋がっている。

 

 

そして、

 

 

強弱を

 

入れながら

 

天地に舞う。

 

 

まさしく、

 

「道」が

 

付くものは

 

「氣」

 

そのものである。

 

 

 

道場長 拝

2023-12-04 10:38:00

"氣配りが出来ない人のことをわがままという"

周りに

 

氣を

 

配れない人に

 

相手のことなど

 

分からない。

 

人に

 

氣を

 

配れないから、

 

相手の

 

立場に立って

 

物事を考える

 

思考さえない。

 

 

ただただ、

 

思い上がりの強い

 

わがまま

 

極まりない

 

自分勝手な

 

人だ。

 

 

故に

 

自分も

 

氣を

 

強く出すことが

 

出来ない。

 

 

その行いの

 

集大成が

 

現在の

 

自分の

 

姿であり、

 

全ては

 

己に

 

返ってくる。

 

 

思い当たる

 

ふしがあれば

 

猛省し、

 

改善するべきである。

 

 

自分と

 

家族の

 

将来のためにも。

 

 

道場長 拝