2024-02-01 08:17:00

" 終点は始発点だ "

今日2月1日木曜日は

 

第1木曜定例

 

オンライン呼吸法教室の

 

お稽古日だ。

 

 

 

 

 

呼吸法初心者は

 

往々にして、

 

吸氣が苦しくて

 

吸うことが難しいという。

 

 

 

 

 

これは吸うための

 

準備が出来ていないことに、

 

その原因がある。

 

 

 

 

 

「呼吸」とは

 

読んで字の如し、

 

 

 

 

 

呼気すなわち

 

息を吐き出すのが先である。

 

 

 

 

 

充分に息を吐くから、

 

充分に吸えるのである。

 

 

 

 

 

吐ける息を

 

吐けるだけ吐いたら、

 

 

 

 

 

吸おうと

 

意識などしなくても

 

勝手に息は入ってくる。

 

 

 

 

 

充分に吐き出した呼気が

 

無限に静まった時、

 

 

 

 

 

はじめて

 

吸気の準備が

 

出来るのである。

 

 

 

 

 

 

 

呼吸に限らず

 

世の中のことは、

 

これに当てはまることが多い。

 

 

 

 

 

 

 

電車やバスも

 

降りる人が先で

 

次に乗る人のための

 

準備が整うから乗車出来る。

 

 

 

 

 

東海道新幹線の

 

上り東京行きの終点は

 

東京駅である。

 

 

 

 

 

下り新大阪行きの

 

出発点も東京駅だ。

 

 

 

 

 

一年の終点は大晦日、

 

一年の出発点は元旦。

 

 

 

 

 

終点と出発点は

 

いつでも一つだ。

 

 

 

 

 

終点は

 

常に

 

始発点でもあるのだ。

 

 

 

 

 

道場長 拝

2024-01-31 06:56:00

" 万事流転す "

この世に存在する

 

あらゆるものは、

 

常に移り変わっていく

 

ということ。

 

 

 

 

 

頑なに変化を嫌い、

 

変わることのできない人は

 

思考が止まっている。

 

 

 

 

 

世の移り変わりに

 

一人で立ち止まって

 

いるものだから、

 

心身が堅く自由さがない。

 

 

 

 

 

この種の人間は

 

心が非常に弱く脆いことを

 

これまでの

 

合氣道の稽古で学んだ。

 

 

 

 

 

変化を受け入れる

 

しなやかな心を

 

失わずにいることが大切だ。

 

 

 

 

 

しなやかな

 

柔らかい心こそ

 

強い心であると

 

私は思います。

 

 

 

 

道場長 拝

2024-01-30 08:23:00

" 中心を失えば身体は自由に使えない "

身体の軸

 

いわゆる正中線がある。

 

 

 

その中心が

 

定まるからこそ

 

身体はぐらつかなくなる。

 

 

 

 

 

その時はじめて

 

手足を自由に

 

使えるようになる。

 

 

 

 

 

例えば、

 

手に水の入った

 

ペットボトルを持っている。

 

 

 

身体が

 

ぐらついている間は

 

ペットボトルの

 

水は飲めない。

 

 

 

ぐらつきが止まって

 

立ち直ったら

 

自由に

 

水は飲めるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

人間なら誰でも分かる

 

当たり前のことだ。

 

 

 

 

 

中心を失えば倒れる。

 

中心を失いかけたら

 

ぐらつく。

 

 

 

身体の中心が

 

定まった後で

 

手足は自由に

 

使えることが許される。

 

 

 

 

 

これは古往今来、

 

洋の東西を問わず

 

曲げることのできない

 

厳然たる事実である。

 

 

 

 

 

にも関わらず、

 

 

 

 

 

中心を失っている人の

 

なんと多いことだろう。

 

 

 

 

 

そして、

 

正中線の中心を

 

最も集約した

 

無限小の中心が

 

臍下の一点です。

 

 

 

 

 

そこに心が

 

静まったとき、

 

手足は自由自在に

 

持てる力を

 

最大限に発揮

 

することが出来る。

 

 

 

 

 

道場長 拝

2024-01-29 10:16:00

" 人は生かされている "

人は生きている間は、

 

寝ている間も呼吸をし、

 

朝になれば目が覚め、

 

手と足が動き、

 

耳も聞こえる。

 

 

 

いくら寝不足でも

 

身体は自然と動く。

 

 

 

 

 

これは

 

脳からの命令が神経に伝わり、

 

何十兆もの細胞が

 

ものの見事に協調して働き

 

全ての筋肉に届いて

 

人の身体は動いている。

 

 

 

 

 

誰に教わることなく、

 

私達は生まれたときから

 

この機能を有している。

 

 

 

 

 

人は今日、

 

生きていることは

 

当たり前ではなく、

 

 

 

 

 

今日も

 

生かされていることに

 

感恩戴徳(かんおんたいとく)を

 

抱かねばいけない。

 

 

 

 

 

道場長 拝

2024-01-26 08:24:00

" 誕生日だから粗食で良い "

誕生日は

一年で最も

粗食にするべし。

 

 

鬼籍に入った

母の人生において、

私を産んでくれた日であり、

最も苦しんだ日だ。

 

 

その苦しみと感謝を

生涯忘れないために、

誕生日こそ粗食で良い。

 

 

誕生日は

祝福されるだけの日ではなく、

 

 

両親をはじめ家族、

周囲の人びとへの

感謝の日でも

あることを

忘れてはならないのです。

 

 

 

道場長 拝