2024-08-05 08:10:00

" 袖触り合うも他生の縁 "

今朝も目覚めることができた。

 

ありがとう。

 

 

 

『そで ふりあう も たしょう の えん』

 

 

 

「袖触り合う」は「袖触れ合う」、

 

「他生」は「多生」と

 

言いあらわし方は

 

色々あるようだ。

 

 

 

「他生」とは、

 

今世から見た

 

過去と未来の

 

生のことを意味する。

 

 

 

一方

 

「多生」は、

 

何度もこの世に

 

生まれ変わることを

 

意味しているらしい。

 

 

 

「袖触り合うも他生の縁」

 

というのは

 

 

 

道を行く時、

 

見知らぬ人と

 

袖が触れ合う

 

程度のことも

 

前世からの

 

因縁によるとの意。

 

 

 

 

 

どんな小さな事、

 

ちょっとした

 

人との交渉も

 

偶然に起こるのではなく、

 

すべて深い宿縁によって

 

起こるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

そう考えると、

 

 

 

今回の東京出張の

 

初日におても、

 

朝に家を出て

 

JRで新大阪、

 

新幹線で品川、

 

京急、都営浅草線、

 

大混雑のゆりかもめ等、

 

 

 

ゆったりと席に座れても

 

吊り革を持てないほどの

 

混雑した車内でも、

 

 

 

人の目の前で

 

大声で話す外国人家族も、

 

 

 

炎天下の横断歩道で

 

すれ違う人も、

 

 

 

夜は心地良い風が吹く

 

隅田川テラスを

 

散歩している人達も、

 

 

 

宿泊先のホテルの

 

エレベーターで

 

一緒に乗る人も、

 

 

 

全て

 

自分と何らかの

 

ご縁がある人々

 

ということになる。

 

 

 

 

 

それを思うと、

 

好む好まざるは

 

別として、

 

 

 

少しでも笑顔で

 

ご縁のある人達と

 

接したいと思った。

 

 

 

 

 

家族や友人や

 

毎日顔を合わす

 

職場の上司、先輩、

 

後輩、同僚の人達とは

 

もっと縁の深い人

 

ということになる。

 

 

 

私の場合においては

 

合氣道寺崎道場の

 

門人の方々とは

 

相当ご縁が深い

 

ということに

 

なるのですね。

 

 

 

 

 

この世に生きる

 

私達は皆、

 

 

 

出会った人とも

 

出会った物とも、

 

 

 

その全てと、

 

いつかは

 

お別れしなくては

 

ならないときが

 

必ず来ます。

 

 

 

いつ

 

その時が来ても

 

後悔しないように

 

 

 

真心を持って

 

人と接しなくては

 

なりませんね。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

 

道場長 拝

2024-08-02 04:21:00

" 生き方を学ぶもの "

今朝も目覚めることができた。

 

ありがとう。

 

 

 

『いきかた を まなぶ もの』

 

 

 

私は

 

合氣道とは

 

「生き方を学ぶもの」と

 

考えています。

 

 

 

技の向上が

 

人として成長するもの

 

だと確信しています。

 

 

 

合氣道は

 

必ず相手がいます。

 

 

 

もし、

 

その相手が

 

盤石な姿勢をした

 

強者なら

 

そう簡単に

 

投げることはできません。

 

 

 

その強者を

 

投げることができたなら、

 

あなたも

 

その強者と

 

同様の盤石な姿勢を

 

維持した

 

強者という

 

ことになります。

 

 

 

 

 

従って、

 

私はこう思うのです。

 

 

 

合氣道は

 

「人のために稽古する」のです。

 

 

 

その日の稽古で

 

自分と組んだ相手を

 

伸ばしてあげる。

 

 

 

自分の上達ばかり

 

考えて稽古していたら

 

上達しないのです。

 

 

 

自分のことは

 

脇に置いておいて、

 

相手を

 

上達させてあげたら、

 

 

 

勝手に

 

自分も

 

上達するのです。

 

 

 

相手のレベルが

 

上がれば、

 

自分のレベルも

 

上がるのです。

 

 

 

 

 

門人の一人に

 

神奈川県藤沢市出身の

 

元プロサーファーがいます。

 

 

 

彼女が現役時代に

 

いつも言っていた

 

言葉を思い出します。

 

 

 

「藤沢を制する者は日本を制する」

 

 

 

それ位、

 

皆のサーフィンレベルが

 

高いので、

 

その中で生まれ育って、

 

日々練習を積んでいると

 

自然と自分のレベルが

 

上がるのですね。

 

 

 

「それくらい出来て当たり前」の

 

世界なのですね。

 

 

 

また近年、

 

大阪の高校野球の

 

レベルが高いと

 

言われています。

 

 

 

それは

 

大阪桐蔭や履正社など、

 

その二校が

 

甲子園の

 

選抜大会の決勝で

 

顔を合わせるほど

 

全国レベルなんですね。

 

 

 

春も夏も

 

その激戦区大阪大会を

 

勝ち上がることは、

 

想像を絶する

 

レベルなのでは

 

ないでしょうか。

 

 

 

その上、

 

春の甲子園選抜大会に

 

出場するには、

 

近畿二府四県で

 

それぞれ

 

出場枠を勝ち取り、

 

近畿大会で

 

勝ち上がらねばなりません。

 

 

 

そのため

 

自然と

 

近畿の高校野球の

 

レベルが上がるのですね。

 

 

 

それも

 

天地大自然の法則の

 

一つなのでは

 

ないでしょうか。

 

 

 

 

 

もちろん、

 

合氣道においては

 

入門して間もない

 

初心者が、

 

 

 

いきなり

 

人のために

 

などと

 

稽古することは

 

できません。

 

 

 

まずは

 

稽古を重ねて、

 

一つひとつ技を

 

覚えていくことです。

 

 

 

誰でも回数こなせば、

 

一つや二つの技は

 

覚えることができます。

 

 

 

頭で考えることなく

 

身体が動くように

 

なってきたら、

 

 

 

相手を上達させることを

 

念頭に置いて

 

稽古しましょう。

 

 

 

 

 

今まで

 

自分のことしか

 

頭になかった人、

 

 

 

自分の身体にしか

 

意識がなかった人を

 

 

 

心の奥深くの

 

領域にまで

 

掘り下げ、

 

 

 

心の重要さを説き、

 

 

 

日常

 

いついかなる時にも

 

 

 

心と身体を

 

同時に使う

 

習慣を養い、

 

 

 

盤石な

 

心身の土台を

 

作り上げる。

 

 

 

 

 

そして、

 

それを

 

世のため、

 

人のために

 

正しく使えるように

 

なるよう導く。

 

 

 

 

 

世の中は

 

病んでいる人、

 

悩んでいる人、

 

悲しんでいる人

 

だらけです。

 

 

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場の

 

門人一人ひとりが

 

 

 

自分の周囲の

 

人の

 

心に

 

ともしびを

 

灯して

 

あげられるよう、

 

 

 

人として

 

成長しましょう。

 

 

 

 

 

それが

 

合氣道琴心館寺崎道場の

 

稽古の目的の一つで

 

ありますから、

 

 

 

やりがいは

 

大きいですよ。

 

 

 

一回の稽古では、

 

到底

 

達することの

 

できないことですよ。

 

 

 

一生涯これをやる。

 

 

 

行き着くところなんて、

 

多分ないと思う。

 

 

 

だけど

 

やることは、

 

誰でも

 

できるような

 

簡単なことから

 

始めるのですよ。

 

 

 

その積み重ねです。

 

 

 

それしかないのです。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

 

ありがとうございました。

 

 

 

道場長 拝

2024-08-01 04:15:00

" 一流初級の登竜門 "

今朝も目覚めることができた。

 

ありがとう

 

 

 

『いちりゅう しょきゅう の とうりゅうもん』

 

 

 

連日の猛暑日だが、

 

つい先日は

 

風が少し強く

 

吹いていた。

 

 

 

目の前の木は

 

大きく枝葉が

 

揺れていた。

 

 

 

台風や強風で

 

枝が折れることも

 

よくあることだ。

 

 

 

なるほど

 

と思った。

 

 

 

風にあおられて

 

枝葉は騒いでいるが、

 

幹はびくとも

 

していない。

 

 

 

たとえ

 

枝葉は折れても

 

幹さえ

 

しっかりしていれば、

 

また生えてくる。

 

 

 

幹が

 

倒れてしまっては、

 

その木は

 

生き返ることもないのだ。

 

 

 

 

 

人間も全く同じだ。

 

 

 

手足を動かしても、

 

身体の本体である

 

土台さえ

 

盤石なら、

 

身体はブレない。

 

 

 

2024年

 

パリオリンピックが

 

開催されているが、

 

種目に限らず、

 

そこに出場する選手は

 

激しい動きの中でも

 

本体はブレない。

 

 

 

合氣道で

 

相手を投げるときは、

 

まず

 

自分の姿勢を確かめる。

 

 

 

自分の姿勢が

 

盤石でなければ、

 

相手を投げることは

 

出来ない。

 

 

 

 

 

何を見ても、

 

聞いても、

 

読んでも、

 

触っても、

 

飲んでも、

 

食べても、

 

呼吸をしても

 

 

 

自分の

 

生き方や仕事に

 

結び付く。

 

 

 

 

 

これが

 

一流初級の登竜門だ。

 

 

 

 

 

とんかつ食べても、

 

寄席に行っても、

 

映画を観ても、

 

染め物しても、

 

散歩していても、

 

 

 

ありとあらゆる

 

ところに

 

生き方や

 

仕事に活かす

 

ヒントがある。

 

 

 

今以上に

 

良くなりたい、

 

人として成長したい、

 

 

 

常に向上する

 

心持ちがあれば、

 

自然に見えてくるもの。

 

 

 

 

 

真剣になれば、

 

身近にいくらでも

 

先生はいるのです。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

 

ありがとうございました。

 

 

 

道場長 拝

2024-07-31 04:03:00

" 快眠 "

今朝も目覚めることができた。

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

『かいみん』

 

 

 

 

 

一日の始まりは

 

朝目覚めたとき

 

からではない。

 

 

 

就寝時から始まるのだ。

 

 

 

一日、

 

一生懸命働けば

 

身体にアカもたまるから、

 

お風呂に入って

 

身体を洗う。

 

 

 

一日、

 

一生懸命働けば

 

身体だけでなく

 

心も汚れるから、

 

寝る前に

 

呼吸法をして

 

心もきれいに洗う。

 

 

 

翌日の

 

快い目覚めに

 

備えるのだ。

 

 

 

 

 

心配事や悲しい事、

 

腹が立つ事があれば

 

眠れない。

 

 

 

それを

 

考えている間は

 

眠れないのだ。

 

 

 

それに

 

囚われている間は

 

眠れない。

 

 

 

自分で自分を

 

眠れなくしていることに

 

氣付かねばいけない。

 

 

 

 

 

私も

 

若い頃は

 

夜眠れない日が

 

多くあった。

 

 

 

色んなことを

 

布団に入って

 

考えるから

 

眠れない。

 

 

 

ただ

 

若い頃は

 

体力もあるので、

 

少々眠れなくても

 

どうってことなかったが、

 

四十、五十を超えると

 

身体にこたえてくる。

 

 

 

 

 

私の場合は

 

五十歳で

 

合氣道を習い始め、

 

 

 

瞬時に

 

心を切り替えることを

 

学び、

 

 

 

日々いかなる時にも

 

これを実践した。

 

 

 

それが

 

身に付いてからは

 

布団に入ったら

 

呼吸法をしながら

 

寝てしまっている。

 

 

 

五分もあれば

 

眠ることができる。

 

 

 

布団には

 

寝るために入るのだ。

 

 

 

考え事をするために

 

布団に入るのではない。

 

 

 

 

 

「寝るなら寝なさいよ」

 

ということだ。

 

 

 

 

 

それと

 

眠る時に

 

大事なことは、

 

 

 

何もかも

 

手放すことだ。

 

 

 

何もかも

 

空にする。

 

 

 

自分の

 

知恵も

 

はからいも

 

 

 

完全に

 

空けてしまったら、

 

 

 

天地大自然が

 

抱きかかえてくれるのだ。

 

 

 

 

 

天地大自然に

 

完全に身を委ねたら、

 

 

 

心地よい快眠が

 

できる資格を

 

天地大自然から

 

与えられたことになる。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

 

ありがとうございました。

 

 

 

道場長 拝

2024-07-30 04:21:00

" 感恩戴徳 かんおんたいとく "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

 

『かんおんたいとく』

 

 

 

「人として一流をめざすための道場長の今日の一言」

 

この執筆を

 

月曜日から金曜日まで

毎朝続けている。

 

 

 

先日の7月24日に

 

「今日で1年ですね。ありがとうございます。」

 

お弟子さんからの

LINEだった。

 

 

おっ!

もう1年にもなるのか。

 

 

2023年7月24日

八月指導者錬成月間 

今日の一言 

指導者たるもの "誰よりも稽古せよ" 

 

から始まりました。

 

 

 

昨年、

令和5年の夏に

 

指導者を目指す

3名のお弟子さんと

 

既に立派な指導者として、

後進を指導する

2名を対象とした

 

指導者錬成集中稽古を

約3週間行った。

 

 

「道場長の今日の一言」

 

この執筆の

きっかけになったのが、

 

昨年の8月に

1ヶ月間だけ

 

この指導者達に向けて、

 

叱咤激励の意味も込めて

始めたことであります。

 

 

その指導者錬成

集中稽古も

終わりに近づいた

お盆明けに

 

 

新人指導者の一人から

「先生、これからも続けていただけませんか」と懇願された。

 

 

私自身、

1ヶ月間限定として

始めたことであり、

 

それが毎日となると… 

果たしてやれるかな。と

 

正直思いましたが、

 

東北出身で

東日本大震災にも被災し、

 

被災した自分達のために、

無償で救助活動をしてくれた

ボランティアの姿に

心を打たれた。

 

 

他人事に

ここまでしてくれる

人もいる。

 

 

そう思うと

自分が恥ずかしく

なったそうだ。

 

 

縁あって

合氣道を始めることになり、

 

 

「人のために役立ちたい」

 

その志を持った、

その日本女子の

頼みであるなら

 

引き受ける以外に

選択肢はない。

 

 

今度は

私が勇氣をもらったのだ。

 

 

よし、やってみよう!

 

 

ただ、

どうせやるなら

 

もっと広い範囲、

 

合氣道をしていない人、

見ず知らずの人たちにも

向けて発信しよう。

 

 

それなら

合氣道の指導者向けでは

いけない。

 

 

そこから始まった

執筆が、

 

現在の

「人として一流をめざすための道場長の今日の一言」なのです。

 

 

 

最初の頃は

執筆のネタもあるので、

 

それほど苦労は

しなかったが、

 

毎日となると、

 

なかなか

これが手強い相手と

なるのだ。

 

 

「書こう、書かなければいけない」

 

そう思うと行き詰まって

しまったことも

多々あった。

 

 

それでも、

 

やると決めたからには

やらねばいけない。

 

 

これを続けるには

 

「思ったこと」

 

 

最近は

朝4時前に起床して

 

その時に

「頭に浮かんだこと」

それを書く。

 

 

それなら

全然苦にならないし、

 

スラスラと

自然に言葉が出てくるから

不思議だ。

 

 

 

とても

僭越過ぎて

 

申し訳ない

心持ちであるが、

 

 

もしかしたら

 

天地大自然が

お力を貸して

くださっているのか?

 

とさえ思えることも

正直あるのだ。

 

 

また、

毎日の執筆は

私自身の

戒めにもなる。

 

 

書いている本人が

誰も見ていないところで

真逆のことは出来ない。

 

 

必ず

天地大自然は

観ているのだ。

 

 

 

まだまだ

未熟者で

修行中の身であり、

 

 

このような

誤字脱字の多い、

 

拙い文章しか

書けない

私に、大勢の方々から

激励をいただけることは

本当にありがたい

ことであります。

 

 

 

「道場長ブログ ぼくらの合氣道は私が誰よりも読んでいる」と

 

言ってくださる

お弟子さんや、

 

 

「あの文章良かった」、

 

「毎朝、楽しみにしています」と

 

言ってくださる方や、

 

 

インスタグラムの

ストーリーや

アメブロに

 

"いいね" をくださる方々。

 

 

まだ

お会いしたこともない

方々からの

 

激励やお礼のメッセージなども

たくさんいただいています。

 

 

本当にありがたいことです。

 

 

 

たくさんの方々の

お氣持ちが支えになり、

 

 

続けていくことが

できています。

 

 

感恩戴徳の

思いでございます。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

道場長 拝