2025-09-11 03:46:00

" 知識を「経験」で磨く思考法 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

白露【はくろ】初候

 

七十二候

第四十三候 草露白(くさのつゆしろし)

「草露白」は9月7日~11日頃。

 

二十四節氣は「白露」へと移りました。

日中の暑さは変わらず厳しいですが、朝夕は少し涼しくなってきました。

「草露白」は草に降りた露が白く輝いて見える頃。

 

 

 

 

 

 今日の " 道場長の一日一心 " 

『  ちしき を「けいけん」で みが く しこう ほう 』

 

 

 

 

人間は、あらゆる所で

知り得た知識を

 

そのまま

他人にアウトプットするだけでは、

 

本当の意味での「知識を得た」

ことにはならないと、

私は思うのです。

 

 

 

​したがって、

その知識を経験や見聞を通して

深く検証することで、

 

単なる知識や情報が

自分だけの

「本当の知恵」へと昇華されます。

 

 

 

" 読書は「知恵の木」を育てる時間 "

 

 

 

 

​私は合氣道師範を拝命してから、

ありがたいことに

 

日々の稽古や指導に加えて、

さまざまな素晴らしい書籍と出会い、

それを読む機会、ご縁に恵まれています。

 

 

 

ジャンルは

哲学書、歴史書、ビジネス書、

政治経済、安全保障、小説など

多岐にわたります。

 

 

 

 

​書籍から得られる知識は、

先人の知恵や思想が凝縮された宝物です。

 

 

 

 

 

​しかし、

ただ読むだけで「はい、わかった」と

 

頭に入れるだけでは、

本当の意味で

自分の知恵や力にはなりません。

 

 

 

私たち人間は、

外部から取り入れた情報を、

 

そのまま出力するだけでは、

単なる「情報の伝達者」でしかないと、

私は思うのです。

 

 

 

 

​では、

どうすればその知識を

自分自身のものにできるのでしょうか。

 

 

 

 

 

​私は、

それが「経験」「見聞」による

検証 だと考えています。

 

 

 

 

たとえば、

ビジネス書で学んだ

コミュニケーション術を、

 

道場でお弟子さんや

保護者の方々との対話で試してみる。

 

 

 

あるいは、

小説で描かれる人間の心の機微を、

 

指導中に感じた感情と

照らし合わせて深く考察する。

 

 

 

こうした実践と考察を通じて、

知識は単なる活字ではなく、

 

心身を通じて得た「知恵」

いわゆる自分の「血」となり「骨」へと

変わっていくのです。

 

 

 

 

このプロセスを、

自分の中に「思想の大樹」

育てることに例えたら、

 

 

読書で得た新しい知識は、

その大樹につける

新しい葉っぱのようなものです。

 

 

 

​ただ闇雲に適当に

葉をつけるのではなく、

 

「この葉は、この枝につけてみよう。

すでに生えているあの葉と並べて、

どう見えるか試してみよう」と、

 

意識的に配置する。

 

 

 

 

そうすることで、

大樹はより強固になり、

 

どこに何があるのかを

自分がしっかり把握できるようになります。

 

 

 

 

​必要なときに、必要な知恵を

すっと引き出すことができるのは、

 

日頃から

こうした整理を意識しているからです。

 

 

 

単に知識を詰め込むだけでなく、

それを自分の血肉とすることで、

 

初めて人間は

真の賢者 になれるのではないでしょうか。

 

 

決して、

私が「真の賢者」だ

などと言っているのではありません。

 

 

 

私はまだまだ未熟者であり、

発展途上にある身です。

 

 

さはさりながら、

「真の賢者」を目指す一人の合氣道家です。

 

 

 

皆さんは、

日々取り入れている知識を

どのように育てていきますか?

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-09-10 03:07:00

" その覚悟がない者は来るべからず "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

白露【はくろ】初候

 

七十二候

第四十三候 草露白(くさのつゆしろし)

「草露白」は9月7日~11日頃。

 

二十四節氣は「白露」へと移りました。

日中の暑さは変わらず厳しいですが、朝夕は少し涼しくなってきました。

「草露白」は草に降りた露が白く輝いて見える頃。

 

 

 

 

 

 今日の " 道場長の一日一心 " 

『  その かくご が ない もの は くるべからず 』

 

 

 

 

" その覚悟、ありますか?"

 

 

 

心身ともに強くなるために、

また、世のため、人のために

 

少しでも役立つ人間になれるように、

道場に熱心に通う人がいる。

 

 

 

一方で、

入門前からさまざまな条件を

提示する人がいる。

 

 

 

 

​「昇級審査は受けなくてもいいですか?」

「演武大会は出なくても大丈夫ですか?」

 

 

中には、

 

「道着は着なくてもいいですか?」

「本氣になるのが嫌なので道着は着たくありません」

 

ごく稀に少数だが、

 

こういった

呆れるような質問を

入門前からする人もいる。

 

 

 

そして、

口にこそ出さないが、

 

「お月謝を納めてまでやりたくない」

 

そのように思っている人も実際にいる。

 

 

 

 

正直なところ、驚きを隠せません。

 

 

 

そのような人たちは

何のために、

何を学びに来たいと思っているのでしょうか。

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場は、

単に身体を動かす場ではありません。

 

 

 

日本人としての生き方を学び、

礼儀を学び、

心身を鍛え、

氣を出し、

自分自身と向き合い、

 

その立ち居振る舞いを

日常生活において存分に発揮し、

 

世の中のためになるよう

練成する場所です。

 

 

 

 

昇級や昇段、

演武大会への参加は、

その自身の成長を確かめる大切な機会。

 

 

 

自分の都合だけで

昇級できたり

演武大会に出場したりはできません。

 

 

 

その人の稽古中の

態度や稽古量、

 

技の理解度や

習得の大小などを考慮して、

道場長が決めるもの。

 

 

 

 

そして、

道着は稽古への心構えを整え、

 

道場全体の一体感を生むための

大切な道具です。

 

 

 

 

​入門前から

「これはやらない」

「あれはしたくない」という姿勢では、

 

到底、その真髄に

触れることは難しいでしょう。

 

 

 

 

これまで、

そうした者が長く稽古を

続けられた例は一例もありません。

 

 

 

そういった者は

何をしても、

どのような場、環境に身をおいても

 

何一つ、手にできるものはなく、

人にも信頼されない。

 

 

 

 

 

学びの場というものは、

まず「やってみよう」

という、

前向きな「氣持ち」と

「覚悟」から始まります。

 

 

 

 

 

道場長が

入門者へ求める

『たった一つのこと』

 

それは

" 全てを受け入れなさい "

ということ。

 

 

 

 

もし、

あなたが本氣で

 

私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場の合氣道を

学びたいと願うなら、

 

ぜひ一度、

道場に足を運んでみてください。

 

 

私たちは、

その熱意を心から歓迎します。

 

 

 

 

 

しかし、

もし少しでも

 

「あれはいらない」

「それはしたくない」という

氣持ちがあるなら、

 

当道場は

あなたの学びたいことを習得できる

場ではありません。

 

 

 

学ぶ前から

「したくない」というものを

決めるのではなく、

 

全てを受け入れて

挑戦する覚悟を持ってください。

 

 

それが、

あなたの成長への

助長の第一歩となるはずです。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-09-09 03:15:00

" 「なぜ私だけ…」そんな風に感じた時、前向きに生きるための、一つの氣づき "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

白露【はくろ】初候

 

七十二候

第四十三候 草露白(くさのつゆしろし)

「草露白」は9月7日~11日頃。

 

二十四節氣は「白露」へと移りました。

日中の暑さは変わらず厳しいですが、朝夕は少し涼しくなってきました。

「草露白」は草に降りた露が白く輝いて見える頃。

 

 

 

 

 

 今日の " 道場長の一日一心 " 

『  " なぜ わたし だけ… " そんな ふう に かんじ た とき、まえむき に いき る ため の、ひとつ の きづき 』

 

 

 

 

" 歩けるだけで感謝 "

 

 

足に装具をつけて

懸命に歩いている人を時々見かけます。

 

 

その一歩一歩は、

どれほど重く、

どれほど大変なものだろうか。

 

 

 

その姿を見るたびに、

私は深く心に再確認することがあります。

 

 

 

「自分は、自分の足で自由に歩ける。」

 

 

 

この当たり前のように

思っていたことが、

どれほど恵まれていることか。

 

 

日々、私は歩けることへの感謝を

忘れないようにしています。

 

 

 

 

人生は

思い通りにならないことの連続です。

 

 

 

努力が報われず、

心が折れそうになることもあります。

 

 

 

 

しかし、

そんなときこそ、

注意深く周りを見渡してみる。

 

 

 

自分には

何か不自由なものがあるだろうか。

 

 

 

 

たとえ、

自分に不自由なものがあるとしても、

 

 

あの装具をつけて懸命に一歩一歩、

五、六歩、歩いては

何かにつかまって立ち止まり、

 

また意を決したかのように

前を向いて歩き出す人に比べれば、

 

自分の不自由さなど、大したことはない。

 

 

 

 

生きていること。

健康であること。

大切な人がいること。

そして、自分の足で歩けること。

 

 

 

私たちは、

つい失ったものや、

 

手に入らなかったものにばかり

目を向けたり、

 

 

誰かのせいにしたり、

環境のせいにしたりして、

 

「なぜ自分だけ、こんな目に…」などと、

思ったりする。

 

 

 

 

しかし、

この瞬間にも、

 

当たり前のことが、

当たり前ではない人たちが

懸命に人生を生きている。

 

 

 

そのように思うと、

ここにある自分の姿に自然と感謝できる。

 

 

 

 

" 合氣道の稽古もまた、同じではないだろうか "

 

 

 

 

道場で私たちは

「うまくいかないこと」と向き合い続ける。

 

 

 

 

技がなかなか覚えられなかったり、

身につかず、

 

焦りや苛立ちを

感じることもあるだろう。

 

 

 

しかし、

その過程そのものが、

私たちを成長させてくれる。

 

 

 

 

​転んでも、

転んだままで終わらない。

 

何度でも立ち上がり、

また歩き出す。

 

 

 

私が主宰する合氣道琴心館寺崎道場。

 

この道場が、

ただ技を学ぶだけの場所ではなく、

 

困難に立ち向かう心と、

当たり前の中にある

 

幸せに氣づく場所であってほしい。

 

 

 

歩けるだけで感謝。

この言葉を胸に、今日も一歩を踏み出そう。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

2025-09-08 03:43:00

" 麻布十番・七面坂と、時を超えて繋がるそばの味。そして友情。

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

白露【はくろ】初候

 

七十二候

第四十三候 草露白(くさのつゆしろし)

「草露白」は9月7日~11日頃。

 

二十四節氣は「白露」へと移りました。

日中の暑さは変わらず厳しいですが、朝夕は少し涼しくなってきました。

「草露白」は草に降りた露が白く輝いて見える頃。

 

 

 

 

 

 今日の " 道場長の一日一心 " 

『 あざぶじゅうばん・しちめんざか と、とき を  こえ て つなが る そば の あじ。そして ゆうじょう。 』

 

 

 

 

​合氣道師範として13年目。

 

稽古を通じて、

自分自身の内面と向き合うことの

大切さを日々、学ばせていただいています。

 

 

 

それと同じように、

道場を一歩出れば、

 

東京の街にも、

ひとつひとつの道や坂に

 

歴史と趣 (おもむき) があることに

氣づかされます。

 

 

 

今年の夏、40年以上の時を経て

再び訪れた港区麻布十番 七面坂。

 

 

 

忘れていた記憶の断片と、

新しい氣づきを得ることができました。

 

 

 

先月の東京出張では、

たくさんのお弟子さんたちと

 

親睦を深めることができ、

実りある時間を過ごさせていただきました。

 

 

 

 

麻布台教室で稽古を終えた

ある日、

 

私の東京出張を陰で支えてくれる

中島小雪師範部長と

食事をすることになりました。

 

 

 

彼女とは私が合氣道に出会うずっと前の、

40年来の友人(正確には44年くらい)であり、

 

私が19歳の頃からの付き合いです。

 

 

 

 

​「先生、どこかおいしいお蕎麦でもどうですか?」

 

 

 

 

​麻布十番には

老舗の名店が多いからと、

おすすめのお店へ案内してくれることに。

 

 

 

​商店街から一本入った通りを進むと、

「七面坂」という坂に差し掛かりました。

 

 

 

坂名の由来は、

坂の東にあった本善寺に

 

七面大明神の木像が

安置されていたからだとか。

 

 

この「七面坂」

「大黒坂」に交差する短い坂道です。

 

 

 

 

この辺りは

江戸から続く由緒ある坂道の宝庫です。

 

 

 

 

​「先生、覚えてますか?

ここ、昔一緒に行ったことあるんですよ」

 

 

 

 

​中島小雪師範部長は

懐かしそうに言いました。

 

 

 

しかし、

私にはその記憶が全くありません。

 

 

 

 

20代の頃、

彼女と少し敷居の高い

お蕎麦屋さんに行ったような、

 

ぼんやりとした記憶はありますが、

この「七面坂」を歩いた記憶は皆無でした。

 

 

 

 

​当時の私は

江戸の坂道に何の興味もなく、

 

ただ、

通り過ぎていただけだったのでしょう。

 

 

 

 

しかし、今は違います。

 

 

 

 

合氣道という道を歩む中で、

何氣ない道ひとつひとつに歴史があり、

物語があることを知るようになりました。

 

 

 

そして、

それは特に東京の街に通じることだと

氣づかされます。

 

 

 

 

​今年の夏、

「七面坂」を歩いてみて、

 

坂上の「大黒坂」へと続く道のりの先に、

歴史を感じる

たたずまいの蕎麦屋が見えました。

 

 

 

 

40年以上前に訪れた

そのお店に、

再び足を踏み入れることができたのです。

 

 

 

 

​「あの時と同じ味だね」

 

 

 

 

​懐かしさに浸りながら、

 

合氣道のことや、

お弟子さんのこと、

道場運営のこと、

そして昔話。

 

 

中島小雪師範部長と語り合いました。

 

 

 

昔は

ただ美味しい蕎麦を食べるだけで

精一杯だったかもしれません。

 

 

 

しかし、今は違います。

 

 

 

 

この場所で、

この旧友であり、弟子であり、

国士であるこの日本女子と、

 

忘れていた記憶の断片が繋がり、

この貴重な時間を共有できることの

尊さを噛みしめることができました。

 

 

 

 

合氣道の稽古で培った、

今この瞬間に集中する心が、

 

私たちにその氣づきを

与えてくれたのだと思います。

 

 

 

長年の友人と歩いた七面坂。

 

 

 

 

40年の時を経て、

新たな視点と感謝の氣持ちを胸に、

 

改めてその由緒ある江戸の坂道を

歩き直すことができました。

 

 

 

 

​日々の稽古も、

人生の道も、

そして街の坂道も、

 

 

見方を変えれば新しい発見がある。

 

 

そんなことを教えてくれた、

かけがえのない一日でした。

 

 

 

 

 

 過去の坂巡りのエントリーはコチラから

↓↓↓

雁木坂

中坂

檜坂

狸坂

冬青木坂

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝

 

2025-09-05 03:02:00

" 稽古は心磨き。顔を見れば心は読める "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

処暑【しょしょ】末候

 

七十二候

第四十二候 禾乃登(こくものすなわちみのる)

「禾乃登」は9月2日~6日頃。

 

「処暑」は末候へと移りました。

田んぼの稲が実り、穂を垂らすころですね。

 

 

 

 

 

 今日の " 道場長の一日一心 " 

『 けいこ は こころ みが き。かお を みれ ば こころ は よ め る 』

 

 

 

 

 

" 師範が見抜く、

人の心と顔の相関関係 "

 

 

 

合氣道師範として

道場を主宰し、13年が過ぎました。

 

 

 

様々なお弟子さんと

向き合う中で

技の深みを追求することはもちろん、

 

それ以上に「人の心を読む」という、

洞察力といいますか、

 

予期せぬ能力を

身につけることができました。

 

 

 

 

もちろん、

超能力や霊感といった話ではありません。

 

 

 

 

毎日、

多くのお弟子さんと向き合う中で、

 

その人の「心」が、

必ず「顔」に表れる。

 

というシンプルな

真理にたどり着いたのです。

 

 

 

 

心が顔の表情や態度に表れることは、

日常で人と接した時に

誰でも感じ取れることです。

 

 

 

 

しかし、ここで言う、

【人の心が、必ず顔に表れる】

 

というのは

日常のそれとは少し異なります。

 

 

 

 

 

​話を聞くときの表情、

うなずき方、

目の奥の輝き。

 

 

 

それらを注意深く観察すれば、

相手が何を考え、

 

何を感じているのかが

手に取るようにわかります。

 

 

 

それは時に、

とても氣持ちよく感じたり

 

反対に、

非常に氣持ち悪く感じたり

するのです。

 

 

 

 

 

百人を超えるお弟子さんの中には、

実に様々な人がいます。

 

 

心と顔が正直につながっている人、

そうでない人。

 

 

その違いは、

稽古の成果にも、

 

道場全体の雰囲氣にも、

はっきりと表れます。

 

 

 

 

" 心の正直さが顔に出る "

 

 

 

 

 

たとえば、

私の話に熱心に

耳を傾けているように見えても、

 

どこか顔に

不自然な影がある人がいます。

 

 

何とも言えない

「氣持ち悪さを感じる影」

 

その時々に

額から真っ直ぐ目元にかけて、

 

またある時は、

額の右側から斜め下方向とか、

その逆とか。

 

 

 

「氣持ち悪さを感じる影」が

その人の顔に浮かんでくるのです。

 

 

 

その顔は笑顔でも「その影」は

はっきりくっきり表れます。

 

 

 

 

あまり良い表現ではありませんが、

ありのままに申して、

 

とにかく

不氣味で異様な

氣持ち悪さを感じるのです。

 

 

 

 

いわゆる

「張り子の虎」のように、

 

形式的にうなずいてはいるものの、

その目は虚ろで、

 

話の十分の一も

理解していないのがわかります。

 

 

それは

その人が私の話に対して、

 

心の中でシャッターを下ろし、

「絶対に受け入れない」という

強い遮断をしている状態です。

 

 

 

 

​こういう人は、

往々にして

 

自分に自信がなく、

心の器も非常に小さい。

 

 

話を聞き入れること自体が、

自分の「弱さ」や「未熟さ」を

 

突きつけられるように

感じてしまうのでしょう。

 

 

 

その結果として、

技も、心も、立ち居振る舞いも、

なかなか向上しません。

 

 

 

一方で、

私の話を頭を空っぽにして、

 

まっすぐに

受け入れる人もいます。

 

 

彼らはロボットのように

「はい、そうです」と従う

イエスマンなどではありません。

 

 

 

ただ、素直に心を開き

 

新たな学びを

素直に吸収しようとする姿勢 が、

顔を含めた全身からにじみ出ています。

 

 

 

 

その顔は

本当に氣持ちがいいほどに明るく、

目がキラキラしています。

 

 

 

 

 

" 明るい道場は、

素直で明るい心から "

 

 

 

このような素直で明るい

心の持ち主が多く集まる道場は、

不思議と全体が明るくなります。

 

 

 

人も、場そのものも活氣に満ち、

 

 

ポジティブなエネルギーが

循環していくのを感じます。

 

 

 

 

 

​毎年開催している

指導者育成練成稽古に参加する

門弟たちは、

 

まさに

そういった人たちばかりです。

 

 

 

彼らは技の習得だけでなく、

 

自分の信念を堂々と

他の人に語る力をも身につけ、

 

内面から成長していきます。

 

 

 

今年の春、

神戸での指導者育成集中稽古では、

 

はじめての試みとして

 

指導者だけでなく、

私が感じる「氣持ちがいい人」

特別に招き、

 

【ノーストレス勇往邁進クラス(仮)】

開催しました。

 

 

 

いつもの

兵庫キャナルタウン合氣道教室が、

 

かつてないほど、

「氣」に満ちた場所になったことは

言うまでもありません。

 

 

 

 

技を磨くことは、

同時に心を磨くこと。

 

 

 

そして、

心が正直で澄んでいれば、

 

その人の顔は必ず輝きを放ち、

周囲の人々、

 

そして

その場全体を明るく照らすのです。

 

 

 

同じ修行するなら、

そういう人になりたいものです。

 

 

 

​合氣道は、

自己を磨き、「心のあり方」を学ぶ

 

宇宙史上、

最高の道であると私は改めて感じています。

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝