今日の一言 2026-10-29 (木)
道場長 今朝の言の葉 " 弱さもまた、人の味わい "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は二十四節氣
霜降【そうこう】次候
七十二候
第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)
十月二十八日~十一月一日ごろ。
時々、小雨が降るころ。
今日の言の葉
『 弱さもまた、人の味わい 』
今朝も午前三時に起床し、
静寂のなかで
このブログを綴っておりますが、
ぐっと底冷えがいたしまして、
この冬一番の厳しい冷え込みとなりました。
さすがの寒さに思わず、
この冬初めて暖房を入れた次第でございます。
皆様におかれましても、
どうぞお身体を冷やされませんように。
さて、東京出張の折、
稽古の合間を縫って歩みを重ねる、
合氣道琴心館寺崎道場のもう一つの会
「江戸時代から続く由緒ある東京の坂道巡り同好会」。
前回の
魔界のごとき「洞坂」を抜けまして、
(エントリーはコチラ)
次なる目的地である
「桂坂(かつらざか)」へと至りました。
東禅寺の北側から
第一京浜へと向かって下るこの坂道。
両脇を見事な高い生け垣に
守られるようにして伸びる、
傾斜の厳しい
たいへん長い坂道でございます。
この桂坂。
その名前の由来には
二つの不思議な言い伝えが残されております。
一つは、江戸の昔、
この辺りに蔦葛(つたかずら)が
鬱蒼とはびこっていたため、
「桂」という字が当てられたという説。
そしてもう一つは、
なんとも人間くさい
哀愁漂う言い伝えでございます。
身分を隠すために「かつら」を被り、
夜の花街へと急ぎ足で向かっていた
お坊様がおりました。
しかし、
この坂の途中で急に倒れられ、
無念にも帰らぬ人となってしまったそうです。
その際、
頭から落ちた
かつらがコロコロと転がったことから、
「桂(かつら)坂」と
呼ばれるようになったのだとか。
高輪から高輪台にかけての
この界隈には
前回の「洞坂」をはじめ、
「イチョウ坂」(エントリーはコチラ)や
「柘榴坂」(エントリーはコチラ)、
そしてこの後に向かう「天神坂」など、
現代では美しく整えられた
名坂が数多く残っております。
どの坂道も氣品に満ちた
なんとも瀟洒(しょうしゃ)な
佇まいでございます。
そんな上質な景色の中に
ふと、蔓のようにしなやかな自然の姿や、
江戸の僧侶の人間らしい脆(もろ)さが
隠されている。
それもまた、
坂道巡りの奥深い味わいであります。
私たちは古の出来事に
思いを馳せながら、
生け垣に囲まれた
この長い急坂を一歩一歩下ってまいりました。
傾斜が厳しいからこそ
臍下の一点にすっと心を静め、
正しいリラックスを保ったまま
はるか江戸から続く大地を足裏で確かめる。
人の弱さや
不完全さを否定するのではなく、
それもまた一つの姿として
大らかに受け入れる。
私たちの江戸時代から続く
由緒ある東京の坂道巡りはまだまだ続きます。
過去の坂巡りのエントリーはこちらから
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合氣道琴心館寺崎道場は
単に技だけを習得する場ではございませぬ。
私たちが大切にしているのは、
人の脆さをも静かに受け入れ、
日々の生活に活きる
自らの心を養うことでございます。
蔦葛のようにしなやかに、
どのような環境にあっても己を見失わず、
周囲の人々と和合する生き方を
皆様とともに探究していくことでございます。
日々の生活に活きる氣づきを
この道場長ブログ
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝