2026-03-17 03:20:00

" 番町皿屋敷の帯坂から東郷平八郎元帥へ。武人の氣と現代が交差する【東郷坂】編 "

​今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

今週もよろしくお願いします。

 

 

 

本日は、二十四節氣

啓蟄(けいちつ)末候

 

七十二候

第九候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

3月15日~19日ごろ。

厳しい冬を越したさなぎが羽化して

蝶になり飛び始めるころ。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

​『 ​ばんちょうさらやしき の おびざか から とうごうへいはちろう げんすい へ。ぶじん の き と げんだい が こうさ する【とうごうざか】へん 』

 

 

 

 

 

3月12日の投稿の続きです。

エントリーは コチラ から。

 

 

 

1月の東京出張の折、

合氣道の稽古と

 

もう一つの

私のライフワークでもある

 

「江戸の坂道巡り」へ赴き、

由緒ある古の道を

己の足で幾つも

歩いてまいりました。

 

 

 

 

合氣道の師範として

道を歩む中で、

 

私は

「古 (いにしえ) を歩くこと」

とても大切にしています。

 

 

 

なぜなら、

合氣道において

 

最も重要な

「感性」を磨く教えが、

 

そこには

無数に転がっていると、

私は思うからです。

 

 

 

港区から新宿区、

さらに千代田区へと続く

江戸の坂道巡り。

 

 

前回の記事では

「帯坂(おびざか)」を歩きました。

 

 

 

 

帯坂といえば、

怪談「番町皿屋敷」の

ヒロインのお菊が

 

髪を振り乱し、

帯を引きずりながら

 

駆け抜けたという

伝説が残る坂。

 

 

 

冷たい風が

吹き抜けるその傾斜に立つと、

 

当時の人々の情念や、

そこにあった日常の息遣いが、

 

肌を通して

生々しく

伝わってくるようでした。

 

 

 

そして帯坂の生み出す

妖氣を後にし、

 

次なる目的地

「東郷坂(とうごうざか)」へと

歩みを進めました。

 

 

 

千代田区四番町にある

この坂は、

 

明治時代、

日露戦争で

 

連合艦隊司令長官を務めた

東郷平八郎元帥の邸宅が

あったことに由来します。

 

 

 

かつては

法印坂や

法眼坂(ほうげんざか)とも

呼ばれた一帯であり、

 

江戸から明治へと

時代の変遷を見守ってきた

古道でもあります。

 

 

 

その坂を上ると、

現在は

「東郷元帥記念公園」として

整備されており、

 

そこには

清々しい

現代の日常がありました。

 

 

公園では

多くの子どもたちが

歓声を上げ、

 

無邪氣に

駆け回って遊んでいます。

 

 

 

「東郷坂」に立ち、

静かに目を閉じてみます。

 

 

 

 

 

そこには、

帯坂とは全く異なる、

 

重厚で

凛とした「氣」

根底に流れていました。

 

 

 

東郷元帥は

幕末の薩摩に生まれ、

 

幼少より

「示現流 (じげんりゅう) 」の

 

厳しい剣術で

心身を練磨された

生粋の武人でした。

 

 

 

 

国家の存亡を懸けた

戦いの中でも

 

決して動じなかった、

その「不動心」

 

 

 

一人の武人が

確固たる「氣」をもって

踏みしめた土の上に、

 

今はいまを生きる

子どもたちの

 

明るく溌剌とした

「氣」

重なり合っているのです。

 

 

 

古の武人たちが

命を懸けて

繋いだ歴史の延長線上に、

 

この平和で

穏やかな

子どもたちの笑顔がある。

 

 

 

 

「過去」と「現在」、

「静」と「動」が入り交じる

その空間で、

 

私は

時の流れの

雄大さを肌で感じました。

 

 

 

 

合氣道は、

感性の武道です。

 

 

 

相手を投げる、

投げられる以前に、

 

場の空氣を読み、

見えない氣を感じ取る

必要があります。

 

 

 

 

アスファルトで

舗装された

現代の東京であっても、

 

古の坂道には

蓄積された人々の「氣」が

確実に残り、

 

そこに現代の息吹が

見事に調和しています。

 

 

 

 

 

​いにしえの

武人の重厚な呼吸と、

現代の命の輝き。

 

 

 

 

その両方を

足の裏から感じ取り、

 

自分の呼吸と

重ね合わせるように

古の坂を歩くことは、

 

 

私にとって

単なる名所巡りではなく、

 

心身を研ぎ澄ます

日々の稽古そのものです。

 

 

 

 

歴史を学び、

古の土を踏む。

 

 

 

 

「見えないものを感じる力」

養うため、

 

今日もまた

一日一心、

歩みを進めてまいりまする。

 

 

 

 

 

私たちの

古の江戸を歩く旅、

まだまだ続きます。

 

 

 

 

 

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合氣道琴心館寺崎道場では、

単なる技の習得に留まらず、

 

日常生活を豊かにする

「心と身体の調和」、

「社会や人のために役立つ生き方」を

探求しています。

 

 

子育てや人間関係、

生き方のヒントが

ここにあるかもしれません。

 

 

ぜひ、

この道場長ブログ「ぼくらの合氣道」

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝