2026-03-31 03:05:00

" 【江戸の坂道巡り】言葉の響きに惑わされない、真実の姿【五味坂】編 "

​今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

春分【しゅんぶん】次候

 

七十二候

第十二候 雷乃発声 【かみなりすなわちこえをはっす】

3月30日~4月3日ごろ。

恵みの雨を呼ぶ春雷が、遠くで鳴り始める季節です。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 【えど の さかみち めぐり】ことば の ひびき に まどわされ ない、しんじつ の すがた【ごみざか】へん 』

 

 

 

 

3月26日の

「永井坂」からの、続きとなります。

(※エントリーはコチラ

 

 

 

​1月の東京出張の折、

稽古の合間を縫って

 

寺崎道場

「江戸の坂道巡り同好会」の

活動として

 

港区から新宿区、

さらに千代田区 番町周辺の

由緒ある坂道を歩きました。

 

 

 

 

本日は

千代田区一番町二番地と、

三番町五番地との間に位置する

「五味坂」のお話です。

 

 

 

 

「麹町区史」を紐解きますと

この「五味坂」は、

 

芥坂(あくたざか)や

埃坂(ほこりざか)、

 

さらには

ハキダメ坂などと、

 

いろいろな名前で

呼ばれていたとあります。

 

 

 

 

しかし、

その名の由来を深く探れば、

 

江戸の町割りの歴史が、

ふわりと浮かび上がってまいります。

 

 

 

この坂は、もともと、

南五番町と、上二番町を結ぶ場所でした。

 

 

 

その五番町の「五」と、

二番町の「二」、

 

この「五、二」が転化して

 

いつしか「ごみ坂」と

呼ばれるようになったのだとか…

 

 

また、

確かなことは不詳ながら、

 

かつてこの坂の付近には、

光感寺というお寺があり

 

「光感寺坂」というのが、

本来の坂名であったとも

言われているようです。

 

 

 

 

​さて、

この「五味坂」

名の由来から学ぶべきことは

何でしょうか。

 

 

 

 

私たちは、つい、

言葉の響きや

表面的な見かけだけで、

 

物事を

判断してしまいがちです。

 

 

 

​「五味(ごみ)」や「埃(ほこり)」

という名から、

 

不衛生で

荒れ地を想像しても、

 

実際に足を運んでみれば、

そこには別名「光感寺」という

名が示すような、

 

静謐な空間が

広がっていたりするものです。

 

 

 

 

 

​それは

日々の対人関係におきましても、

 

見た目や言葉だけに

囚われないということです。

 

 

 

 

​相手の一時的な感情や

態度に振り回されたり

惑わされることなく、

 

その奥底にある

表には表れない本質を

 

正しく捉えることが

大切だと私は思うのです。

 

 

 

 

他人から

「あいつはとっつきにくい人だ」と

聞いていても、

 

実際に

言葉を交わしてみれば、

 

全くそんなことはなかった

ということも

よくあることです。

 

 

 

 

 

​人間、誰しも

良いところばかりではありません。

 

 

 

 

相手の短所と

付き合うのではなく、

 

その人の長所だけを

見るようにする。

 

 

 

そういたしますと

不思議なことに、

 

相手は自分の短所を

見せなくなるものです。

 

 

 

 

​これは合氣道の理合いにも

通じることです。

 

 

 

相手の表面的な力や

見かけの態度に惑わされると、

 

無意識のうちに力みが生じ、

自らの調和を

崩してしまいます。

 

 

 

 

​そのような時こそ、

「臍下の一点」に

すっと意識を鎮めるのです。

 

 

 

 

「正しいリラックス」を保ち、

ゆったりとした呼吸で、

目の前の相手と和合する。

 

 

 

相手と争わず

長所を活かし合う関係を、

 

柔らかに

築いていくのでありまする。

 

 

 

 

 

さて、次はどのような坂道に

私たちは導かれるのでしょうか。

 

 

 

私たちの江戸時代から続く

由緒ある東京の坂道巡りは

まだまだ続きます。

 

 

 

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合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技を極めることではありません。

 

 

日々の生活において

常に臍下の一点に心を静めて、

 

「争わない心」を育み

相手の良さを見つめることで

「相手の長所を伸ばす」

 

自らがそれを

「率先躬行(そっせんきゅうこう)」して

探求していくことです。

 

 

 

自然の理(ことわり)や

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

 

より健やかな生き方、

良好な対人関係の築き方など、

 

現代の暮らしに活かすヒントが

ここにあるかもしれません。

 

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝