今日の一言 2025-07-09 (水)

道場長の一日一心 " 朝の氣づき。私たちは繋がっている "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。

「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

今年はもう既に猛暑ですが、

暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、

夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 あさ の きづ き。わたし たち は つながって いる 』

 

 

 

 

 

" 私たちは一人では生きられない " 

 

 

 

 

 

朝ぼらけに

ふと、こんな思いが胸をよぎりました。

 

 

 

「自分は一体どうやって生きているのだろう?」

 

 

 

日々、

自分のことは自分でこなし、

 

仕事も「世のため人のため」に役立つよう

一生懸命働いています。

 

 

 

そんな毎日の中で、

まるで自分ひとりで生きているかのように

錯覚してしまう時があります。

 

 

 

 

 

しかし、

今日の合氣道の稽古で

これから身につける

 

この道衣も、袴も、帯も、

これらはすべて私が作ったものでしょうか?

 

 

いいえ、決してそうではありません。

 

 

 

 

私たちが

普段何氣なく身につけている服も、

履いている靴も、

 

口にする食事も、

そして住んでいる家も、

 

すべては数え切れないほど

多くの人々の力が結集して成り立っています。

 

 

 

 

農家の方々が育てた作物があり、

それを加工する人がいて、

運ぶ人がいる。

 

 

服を作る人がいて、

それを販売する人がいる。

 

 

インフラを整備し、

社会を機能させている多くの人々が存在します。

 

 

 

 

私たちは、

まさに「繋がっている」のですね。

 

 

 

 

 

合氣道の稽古を通じて、

私たちは

常に相手との「繋がり」を意識します。

 

 

一人では技は成り立たないし、完結しません。

 

 

 

相手との呼吸、間合い、

そして心の通い合いがあって初めて技は活きます。

 

 

 

 

これは、

私たちの日常生活にも

通じるのではないでしょうか。

 

 

 

 

私たちは、

大勢の人々との関わり合いなくしては

生きていけません。

 

 

 

 

見知らぬ誰かの

労働の上に成り立っている生活があり、

支え合ってこそ社会は機能します。

 

 

 

 

この事実に

改めて氣づかされる時、

 

「感謝の念」とともに、

自分もまた誰かの「役に立ちたい」

という氣持ちが湧き上がってきます。

 

 

 

 

合氣道道場は、

人と人が触れ合い、

互いに学び、支え合う場です。

 

 

 

合氣道を通して、

私たちは「他者への敬意」

「感謝の氣持ち」を育みます。

 

 

 

 

そして、

その繋がりの中でこそ、

 

真に豊かでより良い人生を

送ることができるのでありまする。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝