" 環境は言い訳にならない! 「形」が心を作るんだ "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
大暑【たいしょ】次候
七十二候
第三十五候 土潤溽暑【つちうるおうてむしあつし】
「大暑」は次候へと移りました。
「土潤溽暑」は7月28日~8月1日ころにあたり、土が湿気を帯びて蒸し暑くなる頃を指します。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 かんきょう は いいわけ に なら ない! 「かたち」が こころ を つくる ん だ 』
" 形が精神を磨く "
私たちは
ある意味様々な「形」の中で
日々、生きているように思います。
合氣道もまた、「形」から学ぶ武道です。
しかし、
その「形」は単なる外見でしょうか?
私は、「形」にこそ、
私たちの精神を強くする「力」が
宿るのであると思うのです。
" 環境の変化と「継続する心」"
生活環境が変わると、
これまで習慣にしていたことを
続けるのが難しくなることがありますよね。
引っ越し、仕事の変化、
急な職場の人事異動など、
予期せぬ出来事が
私たちの日常を大きく変えることもあります。
たとえば、
これまで毎朝欠かさず
ジョギングをしていた人が、
交通量の多い都会に引っ越したとします。
「ここだと危ないし、空氣も汚れているからジョギングはもうできない」と
言うとしたら、
それは本心ではジョギングを嫌だと思う
氣持ちがあったところに口実ができたため、
喜んでその口実に従っているだけに
過ぎないのではないか。
もし、本当にジョギングを続けたいという
「精神」があれば、
きっと別の方法を模索するはずです。
空氣が澄んでいる早朝や
交通量の少ない夜間に行ったり、
近くのジムに通ったり、
自宅でできるエクササイズに切り替えたり…
「形」は変われど、
その「精神」は保ち続けることができるはずです。
これは、
単にジョギングに限った話ではありませんね。
自分が大切にしている
「主義」や「信念」もまた、
環境の変化に左右されがちです。
しかし、
「継続する心」さえあれば、
どんな状況でもその「精神」を実践できる。
"「形」が精神を強固にする "
なぜ、
「形」に表すことが
それほど重要なのでしょうか?
それは、
「形」にすることで、
その「精神」がより具体化され、
自分の中に深く浸透し、根付くからです。
頭の中で「善いことだ」と思っていても、
それを実際に「行動」に移さなければ、
その思いは漠然としたままなのです。
例を挙げると、
ボランティア活動に深い意義を感じ、
困っている人を助けたいと心から願っているとします。
寝ころびながら「誰かの役に立ちたい」と
願っていても何も始まりません。
実際に地域のごみ拾いをしたり、
清掃活動などに参加したりする方が、
よりその思いは深まり、
自分の心に強く刻まれるはずです。
どんな小さなことでも
できることを探して実践することができる。
思ってはいるけど、「行動」できない。
できないんじゃなくて、「やらない」。
「やろうとしない」。
残念なことに、
私の身近に、こういう人が多いように感じます。
"「善」を行動に移す勇氣 "
私は、
「善いことだ」と思うことがあれば、
それを積極的に
外に表し、行動に移しています。
環境の変化を言い訳にせず、
知恵を絞り、工夫を凝らせば、
どんな状況でも
自分の信じる道を貫き通すことは可能です。
大切なのは、「継続する心」。
この心が、
些細な障害を乗り越え、
私たちの精神をより強く、
豊かなものへと導いてくれるのでありまする。
ぜひ、
日々の生活の中で、
ご自身の「精神」を
「形」に表すことの「力」を
実感してみてはいかがですか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝