今日の一言 2026-04-09 (木)
道場長の一日一心 " 【東京十社巡りと江戸坂道巡り】不思議な符合と静かに向き合う【根津裏門坂】編 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
清明【せいめい】次候
七十二候
第十四候 鴻雁北【こうがんかえる】
4月9日~13日ごろ。
日本で冬を過ごした雁が北へ帰っていくころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 【とうきょう じっしゃ めぐり と えどさかみち めぐり】ふしぎ な ふごう と しずかに むきあう【ねづうらもんざか】へん 』
東京出張の折、
稽古の合間を縫って続けている
「江戸時代から続く由緒ある東京の坂道巡り」
ですが、
実はもう一つ、
何年もかけて
地道に続けてきたことがあります。
それが「東京十社巡り」です。
明治天皇が
東京の安寧と繁栄を祈願して定められた、
格式高い十の神社を
心静かに一つひとつ訪ねる歩みです。
根津神社
神田神社
亀戸天神社
白山神社
王子神社
日枝神社
赤坂氷川神社
芝大神宮
品川神社
そして、富岡八幡宮。
都会の喧騒の中にあっても、
一歩境内に入れば、
清らかな空氣に包まれます。
長い年月をかけて
少しずつ巡り、
残すところ
根津神社、白山神社、亀戸天神社と
王子神社の四社のみとなりました。
1月の東京出張では
その一環として、
文京区に鎮座する
「根津神社」へ参拝いたしました。
五代将軍
綱吉公によって造営された、
国の重要文化財でもある
壮麗な社殿が広がります。
静かに手を合わせ、
ありがたく御朱印を頂戴いたしました。
そして、
この根津神社への参拝を機に、
「江戸の坂道巡り同好会」の歩みを
この文京区にも進めることとなりました。
今回の案内役は、
この文京区で生まれ育ったお弟子さんです。
「先生、坂道巡りも結構楽しいですね」と、
今回の巡りを経て
同好会に入会してくれました。
これでメンバーは私を含めて3人。
新しい仲間との歩みは
嬉しいものでありまする。
根津神社の裏門前から、
日本医科大学付属病院の間を上る、
「根津裏門坂」をともに歩きました。
小路を真っ直ぐ進めば、
森鷗外の居宅
「観潮楼(かんちょうろう)」の跡地、
現在の区立鷗外記念図書館へと至ります。
さすがに、
幼少期から学生時代を
ここで過ごしたお弟子さんです。
ネットのうわべだけの情報とは
全く違った、
この街のよりディープな、
そして少し震える?
ような話も知っています。
実は、
オカルト体験も数多く持っているという、
不思議な一面がある日本女子なのです。
根津神社の裏門坂、
その鳥居の前に立ったときです。
「先生、ここから10分ほど歩いた場所に、
この界隈ではひときわ名高い、
ある坂があるのです。
……正直に申し上げまして、
私自身はあまり進んで近寄りたい
場所ではないのですが。
先生はまだ
歩かれたことがないでしょうから、
「江戸の坂道巡り同好会」の
活動の一環として
臍下の一点に心を静めて、
覚悟を決めてご案内いたします」
そう私に話しかけてきた、
まさにそのタイミングでした。
私たちのすぐ脇を、
連れ立って裏門から出てきた
若いカップルが、
通り過ぎようとしていました。
手元のスマートフォンを
覗き込んでいた彼女が、
ふと立ち止まり、
弾んだ無邪氣な声で、
彼氏にこう言ったのです。
「ねえ、このすぐ近くにさ、
【お〇〇〇〇〇ん】ってのがあるんだって。
ちょっと寄ってみない?」
休日のデートを楽しむ、
ごくありふれた、
穏やかな会話のはずでした。
しかし、
その明るい声の響きとは裏腹に、
ひやりとした冷たい風が、
足元から首筋へと
静かに這い上がってくるような
氣がしました。
私とお弟子さんは
顔を見合わせました。
示し合わせたわけでもない、
偶然の符合。
いいえ、
この世の中に
「偶然」ってものは存在しない。
全ては必然なのです。
見えない何かに、
ふいに呼ばれたような感覚。
お弟子さんの
「行きたくない」という言葉が、
より一層の重みを持って響きました。
しかし、
このような
予期せぬ出来事に出会ったときも、
決して心を乱し、
身構える必要などありませぬ。
ただ、
ゆったりとした呼吸を
全身に巡らせます。
目には見えない
不思議な氣配や、ご縁。
それらもまた、
天地大自然の理(ことわり)の
一部として受け入れ、
その場の氣と
静かに一つになっていくのです。
正しいリラックスを
保つことで、
どのような
未知の道程であっても、
心穏やかに
一歩を踏み出すことができます。
カップルの言葉が暗示する、
その場所。
私たちは、
見えざる糸に引かれるように
この界隈では「有名という坂」へと
向かうことになりました。
幼少期からずっと、
この辺りを遊び場にして
走り回っていたはずのお弟子さん。
それなのに、
どうしてその坂にだけは
「あまり行きたくない」と
口にしたのでしょうか。
そのあと、
実際にその現場へと足を踏み入れたとき。
私はこの日本女子の口から、
ある驚愕の事実を
聞かされることとなるのです。
路地の行き止まり
昼間でもどこか寂しく、
奇妙な伝承が
今も息づくその場所で、
果たして、
何が私たちを待っているのでしょうか。
次回の江戸の坂道巡りに、続きます。
そして、
私たちの江戸時代から続く
由緒ある東京の坂道巡りは
まだまだ続きます。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
余分な力を手放し、
自然体で生きる姿勢を養うことです。
日々の生活においても、
自らの心身を静かに整え、
ご縁のある方々に、
温かな安らぎを広げていきたいと
願っております。
自然の理(ことわり)や、
日々の稽古を通じた氣づきを
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
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健やかに過ごすヒントが、
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兵庫県合氣道連盟
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道場長 拝