今日の一言 2026-03-04 (水)
道場長の一日一心 " 「都市伝説」転ぶと〇〇。その真相は?【三年坂】編 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
雨水(うすい)末候
七十二候
第六候 草木萠動(そうもくめばえいずる)
3月1日~4日ごろ。
やさしく照らす太陽のもと、
春の雨が草木を芽吹かせ、薄緑に色づくころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 「としでんせつ」ころぶ と 〇〇。その しんそう は?【さんねんざか】へん 』
2月26日のブログで
お届けした
「左内坂」、(エントリーはコチラ)
そして、
その次に訪れた
「市谷亀岡八幡宮 男坂・女坂」(エントリーはコチラ) の
清冽 (せいれつ) な氣に
触れた後、
私は次なる
歴史の痕跡へと向かいました。
お正月の
東京出張の合間を
縫って歩く、
江戸から続く
由緒ある坂道巡りの
続きです。
合氣道の
稽古において、
技の深さと
同じくらい、
あるいは
それ以上に大切なのが
「感性」です。
相手の氣を感じ、
場と調和し、
見えない
氣の流れを読む。
古(いにしえ)の人が
歩いた道を
自らの足で
辿ることは、
その土地に染み込んだ
見えない氣配や
歴史の重みを感じ取る、
素晴らしい
「感性」の修行になります。
亀岡八幡宮の
凛とした空氣から一転、
次に足を運んだのは、
千代田区五番町にある
「三年坂(さんねんざか)」です。
市ヶ谷駅から
ほど近いこの場所は、
現在ではマンションや
オフィスビルが立ち並び、
道幅が狭い、
緩やかな
直線状の坂道となっています。
一見すると
歴史の面影は薄い
現代の道ですが、
かつて
この場所には
「三念寺(さんねんじ)」という
お寺があったそうです。
「三念寺坂」と
呼ばれていたものが、
時代が
下るにつれて変化し、
「三年坂」として
定着したと伝えられています。
さて、
「三年坂」という
名前を聞いて、
京都の
清水寺近くにある
坂などを
思い浮かべる方も多いでしょう。
そして、
全国各地にある
「三年坂」には、
奇妙なほど
共通する、
ある「都市伝説」が存在します。
それは、
墓地や寺近くに位置し
「この坂で転ぶと、三年以内に死んでしまう」
「この坂で転ぶと、三度土を舐めないと三年以内に死んでしまう」
あるいは「三年寿命が縮む」など。
なんとも恐ろしく、
背筋がヒヤリとする
言い伝えですね。
実は同じ
千代田区内の
「霞が関」にも
別の「三年坂」があり、
そちらは
その怖い俗説が
名前の由来の一つと
されているそうです。
こちらも
是非歩いてみたい
坂道の一つです。
話を戻すと、
この五番町の
「三年坂」のルーツは
「お寺の名前(三念寺)」ですので、
万が一、
ここで転んでしまっても
呪いの心配はないでしょうね!
少し安心しますね😅
しかし、
なぜこのような
不吉な伝承が
各地に残っているのでしょうか。
一説には、
急な坂道や石段で
足元に
注意を促すための、
昔の人々の
「戒め」であったと言われています。
「氣を付けて歩かないと大怪我をするぞ」
という
先人たちの
切実な思いが、
時代を経て
呪いのような形に変化し、
都市伝説として
語り継がれているのかも
しれませんね。
私たち、
合氣道を
学ぶ者であれば、
万が一、転んでも
咄嗟 (とっさ) の
「受け身」で
難を逃れることが
できると思います。
しかし、
油断は大敵です。
足の裏から伝わる
大地の感覚を研ぎ澄まし、
常に
臍下の一点 (せいかのいってん) に
心を鎮めて、
一歩一歩踏みしめる。
アスファルトの
下に眠る
「三念寺」の氣配を
探りながら
歩を進めることもまた、
日常の中にある
稽古なのです。
綺麗に整備された
五番町の「三年坂」。
私はもちろん
転ぶことなく、
坂を下り切りました。
しかし——。
ここを無事に下り切り、
「三年坂」の
余韻に浸るも束の間、
まるで目に見えない
糸で引かれるかのように、
私は
" ある場所 " へと
引き寄せられていったのです。
その " ある場所 " に
一歩足を踏み入れた瞬間、
空氣が泥のように重く、
そして凍てつくように
冷たく感じました。
この日は1月7日。
お正月も終わり、
多くの人々が行き交う
真昼の東京都心です。
であるはずなのに、
そこだけが薄暗く
灰色で覆われたような通りで、
背筋を氷の刃で
ゆっくりと
撫で上げられるような
強烈な悪寒が走りました。
まるで
時間が止まり、
幾重もの情念が
ねっとりと渦巻き、
こちらを
じっと見つめているような
異様な、ただならぬ氣配。
臍下の一点に静めた氣が
上ずるほどの、
強い「陰」の波動。
私が導かれてしまった
この場所こそが、
知る人ぞ知る
" 東京最恐の坂道 " だったのです。
その恐ろしい坂の名は……
次回の
「江戸時代から続く由緒ある東京の坂道巡り」の
ブログで、
その底知れぬ
恐怖と対峙した
お話をいたしたいと思います。
私たちの
古の江戸を歩く旅、
まだまだ続きます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝