今日の一言 2026-02-19 (木)

道場長の一日一心 " ​慶應の杜を抜けて、古の防衛ラインを歩く【安全寺坂】編 "

今朝目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

雨水(うすい)初候

 

七十二候

第四候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

2月19日~23日ごろ。

 

雨が降り、

乾いていた大地がしっとりと潤い始めるころ。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

​『 ​​​​けいおう の もり を ぬけ て、いにしえ の ぼうえい らいん を ある く【あんぜんじざか】へん 』

 

 

 

 

 

二十四節氣は

「立春」から「雨水」へと移りました。

 

雪や氷が解けて水になり、

雪が雨に変わるころ。

 

 

「三寒四温」の言葉が

ぴったりの季節ですね。

 

暖かい日差しに

春の訪れを予感したかと思えば、

 

翌日には真冬のような

寒さに震えることもあり、

 

体感温度のギャップに

驚かされます。

 

 

​日を追うごとに

春めいてまいりますが、

 

この時期特有の

激しい寒暖差は

身体にこたえるものです。

 

どうぞ健やかに

お過ごしいただけるよう、

体調管理には十分ご留意ください。

 

 

 

さて、

昨日のブログでは

 

慶應義塾大学 三田キャンバスの

歴史ある学食「山食」へ

向かったお話でした。

 

 

その続きです。

 

一つ前のエントリーは こちら 。

 

 

 

慶應義塾大学「山食」の

​ハヤシライスの

​余韻に浸りながら、

 

​私たちは

​学食を後にしました。

 

 

​そのまま

​慶應義塾大学の正門を出て、

​すぐ西側へ。

 

 

​立ち寄ったのは、

​「慶應義塾大学 三田インフォメーションプラザ」。

 

 

ここは、

​慶應義塾の公式グッズなどが

​販売されている場所です。

 

 

 

山食のハヤシライスも

とても美味しかったのですが、

 

お目当ての

「山食カレー」にはありつけなかった。

 

 

せっかくの機会、

​ここでお土産として

 

​「レトルトの山食カレー」を

購入しました。

 

 

 

​余談ですが、

​この「山食カレー」は

 

慶應義塾

公式グッズオンラインストア でも

​購入できます。

 

​氣になる方は、ぜひ。

 

 

 

お土産を手に持ち、

 

​私たちは目の前の大通り

​桜田通りを渡ります。

 

 

​その向こう側。

 

 

 

​そこに、

​今回のお正月の

​東京出張における

 

​港区エリア、

​最後の目的地となる

​坂道がありました。

 

 

 

 

​その名は、

「安全寺坂(あんぜんじざか)」。

 

 

​安珍坂、安楽寺坂、安泉寺坂とも

​書かれたことが

あるそうですが、

 

 

​その名の由来は、

​江戸時代初期、

 

​この坂の西側に

​「安全寺」というお寺が

​あったことにちなみます。

 

 

 

 

​一歩、

​その坂道に

​足を踏み入れると、

 

​先ほどまでの

​大学の活氣や

 

​大通りの喧騒が

​嘘のように静まり返り、

 

 

​そこには

​独特の静寂な「氣」が

​流れていました。

 

 

 

​ふと、

​このエリアの地図を

頭に思い描いてみます。

 

 

この周辺には

たくさんの

寺院が点在しています。

 

 

​なぜ、

​この地にこれほど多くの

​寺院が集まっているのか?

 

 

江戸の坂道歩きの

水先案内人、

 

慶應義塾大学 塾員である

頼りになる日本女子の話によると、

 

それは単なる偶然ではなく、

​江戸幕府による

「意図」があったと言われています。

 

 

 

東海道から

​江戸に入る玄関口である

​この「三田・高輪」エリア。

 

 

 

​万が一の事変の際、

 

​頑丈な石垣や

​広い境内を持つ寺院を配置することで、

 

​江戸城を守る

「防衛ライン」としての役割を

​持たせていたのだとか。

 

 

 

つまり、

​この坂道に流れる

​あの深い静寂は、

 

 

​かつて

​江戸を守ろうとした

 

「祈り」と「武」の氣

​作り出しているもの

なのかもしれませんね。

 

 

 

かつて

「安全寺」という寺院が

あったとされる

​この細い坂道。

 

 

 

それはまるで、

​結界の中を

​歩いているかのよう。

 

 

 

 

​合氣道において、

​「場」の氣を感じることは

​とても大切です。

 

 

 

​ただ静かなだけではない。

 

 

 

​そこには、

​数百年もの間、

 

​この地を護ってきた

​重厚な「意志」が満ちています。

 

 

 

 

​その

​古(いにしえ)の「残心」に

​触れることで、

 

​私たちの

​背筋も自然と伸び、

 

​呼吸が深く整っていくのを

​感じました。

 

 

 

 

 

このすぐ近くには、

 

おそらく

東京の坂道では

一番有名であろう

 

​三田の「幽霊坂」があり、

 

​古刹(こさつ)の並ぶ

「聖坂」、「蛇坂」。

 

さらに

足を延ばせば、

 

​白金、高輪地区には

 

​有名な「伊皿子坂」や

「魚籃坂」など。

 

 

由緒ある坂道が

多く点在しています。

 

 

 

一氣に歩きたい

ところではありましたが、

 

 

この

​「安全寺坂」をもって、

 

​今回の東京出張での

港区の坂道巡りは

​一区切りとなります。

 

 

 

江戸の南の守り、

​三田の寺町を抜けて。

 

 

 

​私たちの坂道巡りは、

​いよいよ

​江戸の中枢へ。

 

 

 

​後日訪れた

​「千代田区」の坂道へと

​続いていきます。

 

 

 

 

​場所が変われば、

​そこに流れる「氣」もまた

​変わるもの。

 

 

​次なる古(いにしえ)との対話を

​楽しみに。

 

 

 

さて、

次はどの坂が、

私たちを待っているのでしょうか。

 

 

 

 

​古の江戸を歩く旅、

まだまだ続きます。

 

 

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝