今日の一言 2026-01-28 (水)
道場長の一日一心 " 麻布台ヒルズの足元、時が止まった場所。【鼠坂】 編 "
今朝目覚めることができた。
ありがとう。
今週もよろしくお願いします。
本日は、二十四節氣
大寒(だいかん)次候
七十二候
第七十一候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
1月25~29日ごろ。
沢の水さえも厚く張りつめ凍る、もっとも寒いころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 あざぶだいひるず の あしもと、とき が とまっ た ばしょ。【ねずみざか へん】 』
" 高層ビルの足元に残る、江戸のタイムトンネル "
東京への出張、
それは単なる
仕事や遊びの移動ではありません。
私にとっては、
江戸時代から続く
「古(いにしえ)」の道との対話の時間
でもあります。
今回足を運んだのは、
昨今話題の「麻布台ヒルズ」のすぐ近く。
最新鋭の都市開発がなされた
その場所から、
ふと路地へ入り込むと、
そこには別世界が広がっていました。
このブログで
1月22日に綴った「永坂」、
(永坂のエントリーはコチラ)
そして前回の
「於多福坂」に続き、
(於多福坂のエントリーはコチラ)
また一つ、
江戸の記憶を辿りました。
この日は麻布台教室での稽古日。
道場での指導を終え、
心地よい疲れと共に外へ出て
振り返れば、
目の前には
麻布台ヒルズがそびえています。
その巨大なビルの足元から、
ふと路地へと入り込む。
今回は、
そんな道行(みちゆき)で出会った
「鼠坂 (ねずみざか) 」のお話です。
「鼠坂(ねずみざか)」
なんとも愛嬌のある名前ですが、
その由来は
江戸時代に遡り、諸説あるようです。
「ネズミしか通れないほど細く、急な坂」
であったことから、
そう呼ばれるようになったとか。
細長く狭い道を、江戸では
ねずみ坂と呼ぶ
慣習があったともいわれているようです。
さらに、
鼬坂 (いたちざか) と呼ばれていた
という説もあるようです。
実際に歩いてみると、
確かに細い。
ここが本当に、
日本の最先端を走る麻布台なのか──。
そう我が目を疑うほど、
あの煌びやかさとは切り離された
静寂がありました。
目の前にそびえる
東京タワーへも徒歩10分ほどの立地。
背後には
近代的で超巨大な高層ビル群が
空を突き刺すように建っているというのに…。
この坂道に
一歩足を踏み入れると、
急に時間の流れが
緩やかになるのを感じます。
六本木、麻布、
麻布十番、赤坂、三田など
港区周辺にある、
これらの坂道巡りの醍醐味は
この高層ビル群と路地の静寂、
そのギャップが楽しいのです。
その土地が記憶している
数百年分の歴史や、
かつてここを往来した
人々の息遣いを感じながら、
ただ
静かに一歩一歩を踏みしめる。
インフラや都市開発で
残念ながら消滅してしまった坂道も
あることでしょう。
しかし、
現代でも多くの坂道が
アスファルトで舗装されてはいても、
道の勾配や曲がりくねった形状は、
江戸の古地図と変わっていません。
日本一高額といわれる
タワーマンション
麻布台ヒルズレジデンスなど
日本最新の街・麻布台から、
ほんの数分歩くだけで
体験できるタイムトラベル。
有名な観光地巡りも
良いですが、
こうした名もなき
(いや、名はありますが)
江戸時代から続く由緒ある坂道を
歩くことで
養われる感性もまた、
合氣道の「道」に
通じている氣がしてなりません。
皆さんも
東京へ行った際は、
ビルの谷間にひっそりと残る
「江戸」を探してみてはいかがでしょうか。
さて、次はどの坂へ向かいましょうか。
私たちの
江戸時代から続く由緒ある坂道巡りは
まだまだ続きます。
過去の坂巡りのエントリーはコチラから
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長