今日の一言 2026-01-27 (火)
道場長の一日一心 " 古の起伏、お多福の顔 【於多福坂】 編 "
今朝目覚めることができた。
ありがとう。
今週もよろしくお願いします。
本日は、二十四節氣
大寒(だいかん)次候
七十二候
第七十一候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
1月25~29日ごろ。
沢の水さえも厚く張りつめ凍る、もっとも寒いころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 いにしえ の きふく、おたふく の かお 【おたふく ざか】 へん 』
今年、正月の東京出張。
大都会の隙間には、
江戸時代から続く
由緒ある坂道が今も息づいています。
今回の滞在では、
稽古の合間に
そんな「古(いにしえ)」を感じる
坂道をいくつも歩きました。
今日は
その中から、
六本木の喧騒を
忘れるような
不思議な空間、
「於多福坂(おたふくざか)」
について綴ります。
六本木の交差点や麻布十番の賑わい。
その熱氣から
少し離れるように、
滞在していた六本木にある
アパホテルを出て、
私はまず
「永坂」へと足を向けました。
1月22日に書いた
「永坂」についてのエントリーはこちら。
六本木の喧騒。
そこから一本路地を入ると、
空氣の質が全く変わります。
目指したのは、
六本木五丁目十三番地と
十四番地の間を南へ下る道。
「於多福坂(おたふくざか)」です。
このユーモラスな名前、
由来はその「地形」にあります。
坂を下っていくと、
途中で傾斜が
いったん緩やかになり、
そしてまた下っていく。
この
「下がって、平らで、また下がる」
という起伏が、
顔の真ん中(鼻)が低い
「お多福」の顔の
ラインに似ていることから、
そう呼ばれるようになったと
言われています。
昔の人は、
土地の起伏を
人の顔に見立てるような、
豊かな
感性を持っていたのでしょうか。
実際に歩いてみると、
ホントに静かで
そこは驚くほどの
静寂に包まれていました。
麻布十番の「鳥居坂」と平行し、
少し先には
六本木ヒルズが見えている
にも関わらず、
ここだけは時が止まったかのよう。
すぐ近くには麻布通り、
その頭上には
首都高速道路があるにも関わらず、
車の音も遠のき、
自分の足音だけが響くような感覚です。
まるで大都会の喧騒から
隔離された聖域のような場所です。
" 古 (いにしえ) を歩くということ "
このブログでは
江戸時代から続く
由緒ある坂道巡りのエントリーで
いつも言っていることですが、
私にとっての
合氣道の稽古は
道場の中だけで
終わるものではありません。
こうして
古くからある道を、
当時の人々の息遣いを感じ、
それをかみしめながら歩く。
足裏から伝わる
土地の記憶を感じることもまた、
私にとって大切な学びの時間です。
「永坂」の風情を感じ、
「於多福坂」の静けさに身を置く。
そんな
「東京の古」を歩いた
お正月の東京出張でした。
さて、次はどの坂へ向かいましょうか。
私たちの
江戸時代から続く由緒ある坂道巡りは
まだまだ続きます。
過去の坂巡りのエントリーはコチラから
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝