2026-03-18 03:19:00

" 【精霊の日】柿本人麻呂・和泉式部・小野小町が繋ぐ「氣」の灯火 "

​今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

 

本日は、二十四節氣

啓蟄(けいちつ)末候

 

七十二候

第九候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

3月15日~19日ごろ。

厳しい冬を越したさなぎが羽化して

蝶になり飛び始めるころ。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

​『 ​【しょうりょうのひ】かきのもとのひとまろ・いずみしきぶ・おののこまち が つなぐ「き」の ともしび 』

 

 

 

 

 

本日、3月18日は

「精霊の日」(しょうりょうのひ)です。

 

 

精霊とは、

肉体を離れた

清らかな御霊(みたま)や、

亡き人の魂を指す言葉。

 

 

目に見えない

存在を慈しみ、

 

先人たちの歩みに

静かに思いを馳せる、

 

日本人の細やかな

精神性が宿る日でもありますね。

 

 

​

 

そこに

ある数奇な伝説が

語り継がれていることを

ご存知でしょうか。

 

 

 

 

 

万葉の歌聖

柿本人麻呂 (かきのもと の ひとまろ) 。

 

 

平安の情愛を詠み上げた

和泉式部 (いずみ しきぶ) 。

 

 

そして絶世の才媛 (さいえん) 、

小野小町 (おののこまち) 。

 

 

 

 

 

時代を彩った

稀代の歌人三名が、

 

奇しくも

同じこの日に

没したという伝承です。

 

 

 

 

​彼らが命を削り、

魂を込めて

 

紡ぎ出した言葉は

「言霊(ことだま)」となり、

 

 

千年の時を超えて

今なお

 

私たちの心を

照らし続けています。

 

 

 

 

たとえば、

情熱的でありながらも、

 

この世の

「うつろいゆくもの」を

 

繊細に捉えた

小野小町は、

このような名歌を残しています。

 

 

​

 

「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」

 

 

 

(桜の花の色はすっかり色褪せてしまった。

春の長雨が降っている間に。

私の容姿も衰えてしまったことよ、

物思いに耽 (ふけ) っている間に。)

 

 

 

​

 

万物は常に変化し、

一所に留まることはない。

 

 

 

 

この「無常観」は、

執着を手放し、

 

自然の理(ことわり)が

流れるままに

身を任せるという、

 

私たちが探求する

合氣道の精神にも通ずる

深く静かな響きを持っています。

 

 

 

 

​

一つ前の記事にも

記しましたが、

(エントリーは コチラ )。

 

 

 

今年の1月、

東京都千代田区の

東郷元帥記念公園を訪れた際、

 

その歴史の重層性を

肌で感じる瞬間がありました。

 

 

 

偉大なる先人を祀る

由緒ある空間で、

 

現代を生きる子どもたちが

無邪氣に遊び、

 

弾けるような

笑顔を見せていたのです。

 

 

 

古(いにしえ)の静寂と、

現代の躍動。

 

 

その二つが

反発することなく溶け合い、

 

一つの調和を

生み出している光景に、

 

私は

生命の力強い

連続性を見ました。

 

 

 

 

​ここにある

「時を超えた結び」は、

 

決して途切れることなく

連綿と続いてきた、

 

人と人との

尊い繋がりそのものです。

 

 

 

 

 

時代を越えて

受け継がれる言霊の響きも、

 

公園で見かけた

瑞々 (みずみず) しい命の輝きも、

 

 

すべては

「大いなる氣の流れ」の中にあると、

私は思うのです。

 

 

​

 

 

時代を越えて

遺された歌に触れると、

 

美しいものに

心を奪われる人間の「感性」は、

 

 

いつの世も

決して変わらぬ、

 

普遍的なものだと

深く氣づかされます。

 

 

 

​

 

ふと外を歩き、

移ろいゆく

季節の草花を愛 (め) で、

 

大自然の豊かな

息吹を肌で感じてみる。

 

 

 

そして、

遠い昔の歌人たちが

 

見つめていたであろう

同じ景色に、

 

そっと

己の心を重ね合わせてみる――。

 

 

 

​

 

 

この「精霊の日」は、

 

偉大な先人たちの残した

足跡や精神に

 

静かに寄り添いながら、

 

 

 

日々の暮らしの中で

 

心を豊かに

保つことの尊さを

改めて噛み締める、

 

 

 

そんな

大切な一日

なのかもしれませんね。

 

 

 

 

​先代から託された

「氣」の灯火を

 次代へ手渡すべく、

 

 

 

本日も、

心を澄ませて

自身の人生の歩みを

進めて参りましょう。

 

 

 

 

 

 

合氣道琴心館寺崎道場では、

単なる技の習得に留まらず、

 

日常生活を豊かにする

「心と身体の調和」、

「社会や人のために役立つ生き方」を

探求しています。

 

 

自然の理(ことわり)や、

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも

発信しております。

 

 

先人たちの知恵を

現代の暮らしに活かすヒントが、

ここにあるかもしれません。

 

ぜひ

バックナンバーもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝