2024-02-09 07:17:00
" 情懸流水 受恩刻石 "
「じょうけんりゅうすい じゅおんこくせき」
情をかけしは水にながし、
恩を受けしは石に刻め。
人に与えた情は
水に流して
心に留めておかず、
人から受けた恩は
石に刻む如く
決して忘れてはいけない。
自分がしてあげたことは
よく覚えているが、
人にしてもらったことは
忘れてしまう。
「あの人にこれだけしてあげたのに、何の見返りもない」
でも
その人からの見返りが
自分になくても、
その人が
他の人の役に立っている
かもしれない。
たとえ
お世話になった人に
恩返しができなくとも、
誰かのために
自分ができることをしてあげて、
人の役に立ったのであれば、
誰かを助けたことになる。
また
遠くから
あなたの行いを見ていて、
困ったときには
思いもよらない人が
手を差し伸べてくれる
こともあるかもしれない。
今日も
誰かの役に立つことをしよう。
いつか
巡り巡って
自分に返ってくる。
必ず天地は見ている。
道場長 拝