" 大舞台で問われる臍下の一点。兵庫県合氣道連盟 演武大会が教えてくれること "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
穀雨【こくう】次候
七十二候
第十七候 霜止出苗【しもやんでなえいずる】
4月25日~29日ごろ。
春の暖かな陽氣によって、ようやく霜が降りなくなり、稲の苗が健やかに育ち始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 おおぶたい で とわれる せいかのいってん。ひょうごけん あいきどう れんめい えんぶ たいかい が おしえて くれる こと 』
いよいよ明日(※28日執筆)、
4月29日の昭和の日は
13時30分より
明石市立中崎公会堂にて、
第27回 兵庫県合氣道連盟
合氣道演武大会が開催されます。
私が主宰を務める、
合氣道琴心館寺崎道場が所属する
兵庫県合氣道連盟の
合氣道には、
試合という概念がありません。
年に一度の
この合氣道演武大会は
勝敗や優劣を競う場ではなく、
自身の 心身統一の深浅 を知ることを
大きな目的としております。
この晴れの舞台に向けて
当道場におきましても
三月頃から約二ヶ月間にわたり、
二人組で披露する
技の研鑽(けんさん)を重ねてまいりました。
その間、
熱心に稽古に向き合ったお弟子さんは
当然のことながら、
技の熟練度も深まってまいります。
普段、通い慣れた
いつもの道場での稽古であれば、
泰然として、
投げも受けも
こなすことができるでしょう。
しかし、
この兵庫県合氣道連盟
合氣道演武大会は、
兵庫県全域の
数多の道場や教室から
幼児を含む
高齢者まで大勢の方が参加されます。
来賓の方々や大会役員、
出場者やそのご家族なども合わせますと
数百人が
一堂に会する大舞台となります。
当然、
普段の慣れ親しんだ道場とは
集う人も、景色も、空氣も
全く異なります。
そのような
独特の緊張感の中に身を置いても、
普段通りの
静かな心の状態で
演武を完遂することができるかどうか。
そこが問われるのです。
兵庫県合氣道連盟の
合氣道の目的は
いついかなる状況下においても
臍下の一点に心を静め、
心身を統一して
落ち着きを深めること。
もし、
大会本番の空氣に呑まれ
普段通りの心の静寂を
保つことができなかった人は、
その時の己の心の揺らぎを
しっかりと記憶に留めておくことです。
そして、
来年の演武大会において
どれほど落ち着いて
演武に臨めたかを振り返るのです。
もし、
今年よりも
静謐(せいひつ)な心で舞台に立てたのなら、
「ああ、一年の稽古で少しは進歩したな」と、
自らの成長を
素直に受け止めればよいのです。
一方で、
普段の平常心を保てなかったのであれば、
「まだまだ臍下の一点が足りないな」と、
また真摯に稽古に向き合えばよいのです。
もちろん
大勢の人が出場されますから、
熟練者や高段者の
洗練された技や立ち居振る舞いは、
大いに参考になりますので
そこから学べばよいでしょう。
しかし、
兵庫県合氣道連盟
合氣道演武大会とは本来、
他人ではなく
自分の進歩を教えてくれる場であると、
私はそう思っております。
人と比べるのではなく、
過去の自分と比べる
これを私は、
「縦の比較」と呼んでおります。
この「縦の比較」という
最も尊い学びは、
自ら演武大会に出場しなければ
決して得られるものではありませぬ。
本当に自分自身を向上させたいと
願うのであれば、
年に一度の演武大会に
毎年、積極的に出場することです。
「来年にならなければ出場できるかどうか分かりません」
などと言っているような者などは、
この最も大事な学びを
残念ながら学ぶことはできません。
それほど多くの氣づきを
無言で私たちに与えてくれる。
兵庫県合氣道連盟 合氣道演武大会とは、
そういう場なのです。
最後にお知らせとなりますが、
明日4月29日から5月6日までの連休期間は
この道場長ブログ『ぼくらの合氣道』を
お休みさせていただきます。
もしかしたら、
ふらりと更新するかも😆
それでは皆様、
充実したGWをお過ごしください。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
ただ技の形を追求することではありません。
他者と争うことなく、
自分自身と静かに向き合い
いかなる時も己の軸と平常心を保つこと。
そして、その日々のたゆまぬ自己研鑽が
結果として、社会や人々の喜びに繋がるような
生き方をともに探究していくことです。
自然の理(ことわり)や
日々の稽古を通じた氣づきを、
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
健やかな日々を送るためのヒントが、
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝