" その覚悟がない者は来るべからず "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
白露【はくろ】初候
七十二候
第四十三候 草露白(くさのつゆしろし)
「草露白」は9月7日~11日頃。
二十四節氣は「白露」へと移りました。
日中の暑さは変わらず厳しいですが、朝夕は少し涼しくなってきました。
「草露白」は草に降りた露が白く輝いて見える頃。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 その かくご が ない もの は くるべからず 』
" その覚悟、ありますか?"
心身ともに強くなるために、
また、世のため、人のために
少しでも役立つ人間になれるように、
道場に熱心に通う人がいる。
一方で、
入門前からさまざまな条件を
提示する人がいる。
「昇級審査は受けなくてもいいですか?」
「演武大会は出なくても大丈夫ですか?」
中には、
「道着は着なくてもいいですか?」
「本氣になるのが嫌なので道着は着たくありません」
ごく稀に少数だが、
こういった
呆れるような質問を
入門前からする人もいる。
そして、
口にこそ出さないが、
「お月謝を納めてまでやりたくない」
そのように思っている人も実際にいる。
正直なところ、驚きを隠せません。
そのような人たちは
何のために、
何を学びに来たいと思っているのでしょうか。
合氣道琴心館寺崎道場は、
単に身体を動かす場ではありません。
日本人としての生き方を学び、
礼儀を学び、
心身を鍛え、
氣を出し、
自分自身と向き合い、
その立ち居振る舞いを
日常生活において存分に発揮し、
世の中のためになるよう
練成する場所です。
昇級や昇段、
演武大会への参加は、
その自身の成長を確かめる大切な機会。
自分の都合だけで
昇級できたり
演武大会に出場したりはできません。
その人の稽古中の
態度や稽古量、
技の理解度や
習得の大小などを考慮して、
道場長が決めるもの。
そして、
道着は稽古への心構えを整え、
道場全体の一体感を生むための
大切な道具です。
入門前から
「これはやらない」
「あれはしたくない」という姿勢では、
到底、その真髄に
触れることは難しいでしょう。
これまで、
そうした者が長く稽古を
続けられた例は一例もありません。
そういった者は
何をしても、
どのような場、環境に身をおいても
何一つ、手にできるものはなく、
人にも信頼されない。
学びの場というものは、
まず「やってみよう」
という、
前向きな「氣持ち」と
「覚悟」から始まります。
道場長が
入門者へ求める
『たった一つのこと』
それは
" 全てを受け入れなさい "
ということ。
もし、
あなたが本氣で
私が主宰する
合氣道琴心館寺崎道場の合氣道を
学びたいと願うなら、
ぜひ一度、
道場に足を運んでみてください。
私たちは、
その熱意を心から歓迎します。
しかし、
もし少しでも
「あれはいらない」
「それはしたくない」という
氣持ちがあるなら、
当道場は
あなたの学びたいことを習得できる
場ではありません。
学ぶ前から
「したくない」というものを
決めるのではなく、
全てを受け入れて
挑戦する覚悟を持ってください。
それが、
あなたの成長への
助長の第一歩となるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝