" 天地大自然に任せる健康術 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
夏至【げし】初候
72星座
第二十八候 乃東枯【なつかれくさかるる】
二十四節氣は「芒種」から「夏至」へと移りました。
「乃東枯」は6月21日~25日ころにあたります。
乃東は「夏枯草」とも呼ばれる「ウツボグサ」の別名。
他の植物が夏の日差しを浴びて青々と生い茂る中で、
ウツボグサは冬至の頃に芽を出し夏至に花穂を枯らす姿が、
昔の人々の目に留まり、七十二候の一つとして選ばれたのかもしれませんね。
今日の道場長の一日一心
『 てんちだいしぜん に まかせ る けんこう じゅつ 』
" 自然治癒力の源は、「天地大自然に生かされている」ということ "
「生かされている」という感覚こそが、
私たちの持つ自然治癒力の基本にあると、
私は常々感じています。
私たちは
日々の生活の中で、
とかく自分の力で
全てをコントロールしようとしがちですが、
時にはその手放す感覚と言いましょうか、
そういう感覚が心身を健やかに保つ上で
非常に重要になると思うのです。
それは、
まるで大海の大きな潮の流れに
身を任せるように、
自分の命を
「天地大自然に預けている」と感じること。
そうすることで、
驚くほど体調が安定し、
良い精神状態を保つことができるです。
これは、
私たち人間は天地大自然の一部であり、
その中に
「生かされている存在」だからです。
自然治癒力とは、
まさに大自然からの恵みそのものです。
私たち人間が
「天に生かされている自分」を
感じたときにこそ、
この素晴らしい力が
働き出すのかもしれませんね。
合氣道の稽古においても、
力んで技をかけようとするのではなく、
相手の氣の動き、
重力に逆らわず、
宇宙の摂理に身を委ねることで、
真の力が発揮されるのです。
これは、
日常生活における
自然治癒力の発動と非常に似ています。
無理に何かをしようとするのではなく、
あるがままを受け入れ、流れに身を任せる。
その時、
私たちの内なる力が最大限に引き出される、
そのように私は思うのです。
この感覚は、
日々の喧騒の中で忘れがちですが、
意識的に持ち続けることで、
心身ともにリラックスでき、
充実した日々を送れるようになるのです。
合氣道の稽古を通して、
この
「天地大自然に生かされている」
という感覚を、
皆様と共に深めてまいりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝